2012/07/05
オヤ!
きれい!
ヤブデマリ。
ヘビイチゴ。

・・・・オヤッと思った瞬間から、植物の戦略にはまってしまっているんですね。
受粉はムシの力を借りる、実が熟すと種を蒔くために、また生き物の力を借りる
そこで、ここにあるよと呼びかけるそのために考えたことは、「二色効果」の応用。補色関係にあるアカと濃緑の組み合わせ。・・・
美味しそう 食べてみよう、、、、植物恐るべし。
世屋・高山ガイド部会の活動ブログ
2012/07/05
U中の総合学習「川調べ」に同行させてもらいました。調査ポイントは、宇川が中流から下流へとさしかかるあたり、鞍内付近です。調査内容は、1 水質 2水棲昆虫 3 川幅 4 流速 指導は地元の方に加え、保健所の検査技師さん(Sさんの後輩)たちが当たってくださいました。

世屋高原から発した水は、野間でいくつかの谷川と合流し、野間川となります。さらに谷を削って丹後町に入ると宇川となり、平の海岸から日本海にでます。全長約25Km。流域環境がよく、丹後の四万十川と呼ばれる清流です。調査結果は、それを十分に証明するものでした。
橋の上からはアユの群泳がみられました。しかし、このアユ、「昔のことを思うと比べものにならんぐらい小型化している」とのこと、
(!日本人の体格は大きくなっているのに?)
「岩が砂に埋もれてしまっとりましょうが、藻がつく面積が小さくなっているんです。」
・・・・その砂の一部には木子の国営農地からの流失土砂もたまっているのでしょう。遠く離れていても、自然はつながっているのです。胸が痛みました。・・・・私の方は、独自調査!薄茶色の羽に白い点が特徴の川トンボ、
カジカガエルのボク。
ギボシとクガイソウのツーショット、
それにこの溜糞はだれ?
2012/07/04
河岸段丘に位置する下世屋は、橋の里です。
谷を掘り下げる世屋川を中心に新旧四つの橋が架かっています。そのうち二つは、石造りアーチ橋、最も新しい中野橋は、そのアーチ橋を模しています。また、もう一つは、旧道の谷をまたぐ谷底まで30mの龍渓橋。合歓はこれらの橋を渡って、世屋街道を上っていきます。

ちなみに、世屋の里、各村の標高。
450-490m 木子
340-370m 上世屋
160-280m 松尾
190-230m 畑
110-150m 下世屋
合歓前線は、4日現在、標高110mあたりの一番始めの橋、瀬戸川橋に到達しています。瀬戸川には、旧道に、かわいらしい石造りのアーチ橋が残ります。
ここの合歓の特徴は、谷から橋に届く所まで立ち上がっていることです。そのため、梢に咲く合歓を上からみるアングルからバックにアーチや谷を入れることができます。
合歓はどこに咲いてもおんなじだ、それは、合歓をしらん人。合歓もロケーションにこだわるのです。
この合歓前線は、、一両日のうちに標高150mの下世屋の里を越えて龍渓橋に到達すると思います。
龍渓の合歓は、谷を覆う枝の一端が欄干に触れるほどに広がっています。そのため、無数のつぼみをつける巨木の合歓なのに、それらと目の高さで対面できるのです、
山に沈む夕日の角度も絶妙に、合歓を照らします。一筋一筋の蘂まで観察するもよし、かわいい娘と対話するのもよし。合歓は、漢方の世界でも、樹皮は 合歓皮(ごうかんぴ)、花は 合歓花(ごうかんか)として薬効があるということです。なににきくかというと、、「不眠 、不安」なのだそうです。花の色や形、かすかな芳香が、現代人の悲しみと疲れを癒やさないはずはありません。

谷沿いに曲がりくねった道を上り、世屋姫神社宮の前の棚田には、府道右側に一本合歓が、
さらに、里にはいれば小松尾川の土手にまた、一本合歓が、
今や遅しと花前線の到着を待ち受けています。
2012/07/03
春秋の七草はあります。なぜ夏の七草が無いのか、不思議に思ったことがあります。3,4,5月が春。9,10,11月が秋その間の6,7,8月を夏とすればその期間に咲く花は七つぐらいはあるだろう!作ってみせよう夏の草七選!と考えたのが、浅はか。結局投げました。無いわけでは無いですよ、
笹ユリ、ドクダミ、うつぼぐさ、アザミ、しろつめぐさ、ユキノシタ、トキソウ、カキラン、ヤブカンゾウ。しかし、何か、統一感、大衆性に欠ける気がするのです。
満場一致になるのは、アザミとウツボ草くらい、でしょうか!

同じような疑問を持って試みをされた方なのでしょうか、そんな疑問を持った人の質問に栃木県立図書館が答えておられるのを見つけました。
以下そのQ&A。
・・・・・・・・・
Q 「夏の七草」があると聞いたのだが、どのようなものか。
A 春の七草,秋の七草ほど有名ではありませんが、確かに「夏の七草」が存在します。
いくつかのパターンがあり、当館で確実に由来まで確認できたものは次のものです。
1.アカザ 2.イノコズチ 3.ヒユ 4.スベリヒユ
5.シロツメクサ 6.ヒメジョオン 7.ツユクサ
これは第二次世界大戦中、日本学術振興会学術部・野生植物活用研究小委員会が選定した夏の七草です。
選定の由来について、『私の植物散歩』(木村陽二郎/著 筑摩書房 1987)には次の記載があります。
「(前略)第二次世界大戦も終わりに近づいた昭和二十年六月二十日発行の『週報』(四四七・八号)に「新選・夏の七草」というタイトルで、はじめて夏の七草が発表されている。(中略)
「夏の七草」というのも風流なものではなく、アカザ、イノコズチ、ヒユ、スベリヒユ、シロツメクサ、ヒメジョオン、ツユクサといった、焼跡にもたくましく生える食べられる植物があげられていて、とても現在はやりの山菜などという楽しいものではない。 食糧が極度に不足し、空襲の合間を縫っては食物の買い出しに苦労していた頃である。(後略)」
www.lib.pref.tochigi.jp/reference_ex/allr/r072.htm
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戦時の七草、 焼け跡の七草、あの夏の思い出なら、この「夏の七草」、春と秋の間に割り込ませなければならないと思いました。
2012/07/03
「自然の流れにそって生きる」暮らし。それをテーマにすれば、「食」だけでなく、「住」も 「衣」も。となると染めも視野に入って来るのは当然。しかも、そんな染織家は、「地元の色を出したいから、地元で育った植物で染めたい」とこだわる。その中で、ネムノキが試みられるのもごく自然。
桜色を染め出した志村ふくみさんでなくても、あの合歓の花色を出してみたいと思うのは理解できます。
合歓の枝葉から煮出した液で麻糸のネムノキ染めを試みた人によると、アルミニウム媒染で出た色は、明るいクリーム色、薄い金色だったということです。また、別の方は、鉄媒染で染めたところオリーブグリーンに、ミョウバン媒染の場合は、レモンイエローに染まったと。それはそれで、魅力ではあるのですが、残念ながらそれは、ネムノ木色であっても、ネムノ花色ではなかった!

素人考えですよ、花を咲かせる前の枝葉には、花を染める樹液がたまっているはず。それを引き出せば合歓の花色の発色ができるのではないんですか。
Mさん、挑戦されませんか。素材は無尽蔵。実験に切り倒せば切り倒すほど喜ばれます、
丹後縮緬に染め上げられれば、丹後の救世主になること請け合います!

また、「枝葉から煮出した染液は、2、3日置いてたら、あま~い香りを漂わせていた」。とのこと。花もほのかな芳香を放っています。夜の訪問者には、こたえられないでしょうね。
2012/07/03
淡紫色の小花を付け始めたこの花、
これがなぜ「紫式部」なのか、わからないことの一つでした。もともと実がたくさんなるという意味の「シキミ」という言葉があり、実の色がムラサキなので、「ムラサキシキミ」だった、で納得。
誰かが最後まで聞かずに、むらさきしき、、、なんていったっけ、しきい しきめ しき、、、 しきぶ、そうそうむらさきしき「ぶ」、「ぶー」だった。おおかたそんなことではなかったでしょうか(^.^)
※葉に毛、星状毛が無いようです。やぶむらさきでなく、ムラサキシキブと考えて話ししました。ムラサキシキブはお守りになります。その心は、「怪我」無い、で覚えましょうか。
八日の観察会のコースで出会えます。