海上航行規制前 「天橋立・宮津間」のお客様輸送 沖にはニッケル鉱石貨物船
沖の「二隻の艀」は打ち上げ花火の台船
夕方のひとこま 天気晴朗・波まだ高し
花火
宮津踊り
2012/08/17
なでしこジャパンが90分たたかい、シュートの花を咲かすように、盛夏の一月、次々とシュートを放ちつづけた世屋ナデシコ。
(↑ 8/16)
開花、受粉、そのあとは種作り。種筒には芥子粒くらいの大きさのがおよそ20個ばかり。
このさや、始めはとがっていますが、種が生長すると丸くなり、熟すとそこが割れて、風に揺れるひょうしにまき散らします。この種が、漢方でいうところの、くばくし。煎じて服用すれば顕著な利尿作用があり、むくみなどにいいとか。一粒の種は小さくても、小さくても花の数が多いので、量を確保することは可能です。ちなみに、利尿作用というのは、服用した人間の側からいえば、体の中に異物毒物が侵入したと認識した体のアラーム、強制排除行動なんですって。
世屋の盛夏を楽しむかのように咲き輝いた世屋ナデシコ、種に次代を託すように、
なでしこジャパンも新しい世代を育てます。
2012/08/16
花火ー1980年・盆ー 川北亮司 詩・曲
恋人たちが 肩をくんで 見上げる花火
「きれいだな」なんて 横目で言って
ドキドキ花火
年寄り夫婦が 村を出て 見上げる花火
何も言わずに ホテルの仕事 涙の花火
若者たちが 連れだって 見上げる花火
村の明日を 思い歌って 広がる花火
楽譜はこちらで見られます。
kamiseya.main.jp/songs/hanabi.htm
川北亮司さんは、児童文学者協会新人賞受賞作家。1980夏、彼は上世屋に滞在。村の青年たち(現在の0君たち)と8月16日の「宮津灯篭流し花火大会」へ。そのときの詩。2番の詩は、上世屋を降りた老夫婦がモデル。
2012年・盆、橋立の空に打ち上がった花火、ひとは、何を願って見上げていたのでしょうか。
ちなみに撮影場所は、回旋橋。松林が花火以外の灯りを遮ってくれるので、きにいりました。
2012/08/16
天気は偏西風に乗って西から東へ流れる高気圧や低気圧によって変化します。 日本付近では1日に1000km西から東に進むということです。晴れたり曇ったり降ったりを繰り返す空は、様々な雲を作ります。その中で、見るのにいいのは積雲ではないでしょうか。
(↑ 8/15 五十河から内山・高山上空)
底は平らで上はムクムクと沸き上がった綿飴のようなコッペパンのような形。この 積雲は、高気圧に覆われて天気で暖められた空気が上昇するようなときにできます。
(↑ 天橋立上空)
発達して夕立などの心配もありません。
(↑ 丹後半島中央高台上空)
ゆったりした気持ちで青空の低い所にポッカリと浮かんで■■みたいと様々な形を楽しむことができます。高度は、2000mまでです。アングルを変えると見え方も変わります。天空の里・世屋へ上がって積雲を見ました。
おーい雲よと呼びかけたくなる雲、
エコツーリズムの大切な仲間です。
2012/08/15
5月の連休に世屋ガイドウオークを利用してくださった大津のTファミリー、この夏、再び世屋を訪れていただきました。
前回もこんな大雨でお迎え!龍渓!
ブナの樹幹流!
ハハハ!こ゜めんなさーいね。そのとき世屋の田んぼに植えた苗、日置仕様の苗を世屋に持ってきたので苗も戸惑っていましたが、地元のお百姓さんが、「我が子」と一緒に育ててくださっています。その稲と、ご対面!
ちなみに今回のせや来訪のきっかけになったツアーは、川と暮らしのつながりを考えることをベースにした世屋の里川巡り。汐霧荘から紹介されたとか。
世屋の川の改修の歴史や課題など、大人の話もありました。
が、すっかり地域の少年になって質問を出していたのに感心しました。、棚田保全と農薬を使わない農業の話も聞きました。
エコツアーの立場からそういう人と自然に優しい暮らし方を試みてきた結果姿を現した生きる化石「サンショウモ」を紹介させてもらいました。
サンショウモというんだよ、このままの姿で長い間いきてきたんだって、どれくらいだと思う T君!」
(うーん、100年!)
「そのあとに0が六つつく、恐竜の時代から生きているんだよ」
(100000000,一億年?!」
2012/08/15
漢字はおもしろい!あらためて思うのが。萩。ノ木偏に火、これは焼き畑のことでしょう、そのあとに蕎麦や小豆を蒔きます。
そういう仕事をするのが、秋。その頃に咲く花、草、というので、くさかんむりを載せて萩!萩は秋そのもの、
その意味で、山上憶良さんも、「萩の花 尾花葛花 なでしこの花 女郎花 また藤袴 朝がほの花」と萩を七草の中でも、筆頭に置き、万葉集の中でも、140種をしめるという破格の存在です。その人気の秘密は、はえぎ、というのがはぎの語源ということ。その生命力にあるのかもしれません。春、5月の始め。
そして8月。
さて、萩は草か木かどちらかといえば、さてどちらなんでしょう、毎年再び株元から新芽を出し成長し、枯れます。大きくなり続けることはありません。しかし、枝を折ればポキン、「木」です。はえぎは生える木ですから、木の認識はあるのでしょう、しかし、漢字はくさかんむり。萩のややこしさを表しています。
2012/08/15
盆も中日、
野山はめっきり秋めきました。
そんな中で目立つのは、「萩の花 尾花葛花 なでしこの花 女郎花 また藤袴 朝がほの花」山上憶良が57577・31音にまとめ上げた花たちです。しかし、、藤袴 朝がほ(キキョウ)はさすがに、世屋高原でも自生では見られません。我が世とばかりに繁茂しているのが「萩・尾花・葛花」。
そんな中で微妙なのが、ナデシコとオミナエシ。ナデシコよりもさらに生育が微妙なのが、オミナエシかもしれません。
世屋の農家の畑の一角で元気に咲いています。
それらは山から持ち帰って植えたものということですので自生状態でもあるかとおもって心がけて山野を見てきましたが、確認できたのは、二株です。そんななかの一株!
生育していたのは水田と畑と林の間の草原です。
あたりにはナデシコも咲いています。やはり、人と自然の接点に生きる花です。