宮津エコツアー · 9月 2012

9月 2012

2012/09/01

「見わたせば、向ひの野辺の、なでしこの、散らまく惜しも、雨な降りそね  (作者不詳)」

あめさん、降らないでよ なでしこが散ってしまうじゃないですか、と、万葉集。

今年は、そんな心配する必要のない夏でした。今日から9月。秋の幕開けは、雨でした。しかも力強い雨。

そんな雨に打たれても、世屋高原休憩所野菊の坂の石垣なでしこは散りません!

2012/09/01
今日は世屋の里の生き物調べ、

川や溝、田んぼに息づく命に触れることが目的、お客さんも小さな「命」。


まず、お姉さんが紙芝居で里の命の話をしてくれました。


もんどりを引き上げに川へ。昨日から仕掛けておいてもらったもの。

魚がはいっている、カニがおる!

なんという魚だろう、アブラハヤ、ここでは「やま」ってよんでるよ。


次は、田んぼの溝へ。

たいこうち、こおいむし、ヒル、、、やご、おおしおから!

見つけたもののスケッチ。すごい、うまいねえ。


大きな世屋の夏を抱える井之本さん。

みんなに振る舞ってくださいました。

協力は京都府丹後振興局農林課、里の仕掛け人田淵さん。

子どもに里山体験をさせてやりたいというファミリーのお客さんへの対応に参考になりました。

早朝の天橋立運河(文珠水道)、ミズクラゲの大群が引潮に乗って宮津湾へ移動中。

四つ目に見える生殖腺からヨツメクラゲともいわれる。大量発生で漁網被害があったり、発電所の取水口を詰まらせたりする厄介者でもある。一方釣り人にとっては、魚群探知機の役目をする。いまであれば、アジの大群を教えてくれるありがたい存在。

移動中のここでは、カワハギの格好の攻撃目標である。

 

夜明けの小天橋

引潮に乗って天橋立運河から外海の宮津湾へ

ついばむカワハギ

のどかに見える遊泳?も命がけ

陽が昇り やがてその果て 波の果て

 

 

2012/08/31
景観のすばらしい畑に植わっているものは、「こんにゃく」。


秋の食卓のおでんが目に浮かびます。


でも、この畑、なんだかへんてこ!背丈が違う!大きいもと小さいものがある。小学校の朝礼のよう!
その訳、わかる人にはすべてわかります。しかし、わからない人には、全くわからない。それもしょうがないこと。そこで、 (財)日本こんにゃく協会のHPと対話させてもらいました。
おおむね、以下の通り。
「こんにゃくつくりには、最大直径30cmほどに成長したイモを使います。じゃが芋と同様にタネイモから増やしますが、じゃが芋は三ヶ月ほどでイモになります。大きさもせいぜい最大10cmに満たないでしょう。こんにゃくいもは2~3年かけて成長させます。
植えっぱなしかって!ではないのです。そうだったら楽ですが。植え付けとほりあげを繰り返します。
まず、一年目、春にタネイモを植えると新イモができ、そこから地下茎が伸び、秋にはこんにゃく芋の“赤ちゃん”ができます。この赤ちゃんを一度収穫します。ちなみに、こんにゃく芋は低温に弱く、腐りやすいんです。新聞紙に一つ一つ新聞紙に包むなど大事に保存します。次の春に再植付けをます。そして秋に収穫、さらに次の春に植えて秋に収穫する頃には2~30センチになっているというわけです。・・・・・」

おでんのこんにゃく、これだけの手間がかかっているのですぞ!
また、世屋のこんにゃくは、ワサビ醤油で食べる刺身がおすすめ。
こんにゃく作りについてはは、宮津エコツー物作り部会にお問い合わせください。

 

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