宮津エコツアー · 8月 2013

8月 2013

「合力の家」。

IMG_8449

へーえ、ごうりきさんて、世屋出身だったの、ビッグニュース!

わけないでしょ。こうりょくと読むんですよ、 手伝う、協力するという意味です(^.^)。

さて先日の朝ズバ。富山八尾町では「こうりゃく」といい、手伝うという意味で使っているということ。

IMG_8451

念のため、観光協会に問い合わせましたら、漢字はないが、意味には「力を合わせる」といういみだとの説明は見たことがあると言うことでした。

と言うことで、富山八尾と宮津世屋は姉妹都市!ともに、風の盆踊りとか藤織りとか古いものをともに伝える土地柄、難易度の高さを誇る自覚する同じ言葉もともにすることが明らかになりました。

では、「こうりょく」と「こうりゃく」は単なる訛りの違いなのか、時間差があるのか、いろいろ考えますが、ともかく親戚にあったような気分です(^.^)

IMG_8450

ごうりきめいちゃんってこんなお婆ちゃんになるのかな。

森の方からなにやらひときわ大きくはしゃぐ声!

IMG_8390

誘われて行くとはしゃいでいたのは水。

銚子の滝、8月7日。

まず正面から ①

IMG_8285

IMG_8283

IMG_8281

次に、やや左から。

IMG_8336

右に移って、。

IMG_8295

シャッタースピードを早くして。

IMG_8321

今は、ウバユリの盛り。

IMG_8288

標高6~700mの丹後半島高原部から半島縁辺部を若狭湾まで流れ下る世屋川。

その間、約八キロ。いたるところで、曲がったり落ちたり滑ったりぶつかったり分かれたり自ら作り出した地形を楽しむ水の姿を見ることが出来ます。

IMG_8361

そんな水たちの姿、撮りにいらっしゃいませんか!

 

立秋ですと 真クズ花咲く 世屋の里

IMG_8236

今日から残暑です!と言ってもまだ酷暑。暦と実感のずれは温もりにくく冷めにくい海水のせいです、

けれどもやはり今日は立秋、クズの花は、花穂の下から上に咲き上がっていきます。

ま葛(くず)延ふ 夏野の繁く かく恋ひば  まこと我が命 常ならめやも       万葉集  詠み人知らず

クズの繁茂力といえば、他のものに巻きついて10メートル以上にも伸び、地下では根が、長さは1.5メートル、径は20センチにも達し、世界は侵略的外来種ワースト100 に選定(`ヘ´)あなたへの思いは夏の野に這い繁る葛(くず)のようです、と言うのが歌の意味。

 

※ ちなみに同じ花穂の翌日 ↓

IMG_8454

 

 

米を作ることは草を刈ること!

IMG_8089

この美しさはお百姓の精進そのもの。

精進ではこの方もすごい!

IMG_8137

テルミさんは手鎌で畦の草に挑みます。

IMG_8121

楽天的で好奇心と責任感が強く、「里の暮らしに必要な資質、性格、考え方、方法をすべて身につけた日本の里の女性」と紹介させてもらいましょう(^.^)

IMG_8130

ほんとうですよ、、記憶力に優れていて花が好きで、、、!

紹介しますから、話してみなさいよ。

 

♪咲いた咲いた 秋の花が

♪咲いた咲いた

アカ赤

IMG_6546

(ゲンノショウコ)

シロ白

IMG_6506

(牡丹ヅル)

キイロ黄色

IMG_6544

(キンミズヒキ)

どの花見てもきれいだな(^.^)

さて、きれいではありますが、直接手折って、というのはおやめ二なってください、と言わなければならないのは白い花、ボタンヅル。キンポウゲ科で、汁液に触れると赤変し、水ぶくれが出来るそうです。

ゲンノショウコの薬効は言うに及ばず、キンミズヒキも漢方生薬名龍牙草(りゅうげそう)、仙鶴草(せんかくそう)と言うほどで、多様な薬効があるそうです。

 

 

草むらにパン?

IMG_8229

とおもったら、やっぱり食べた方がいらして、こんなレポートが紹介されています。
□調理法「輪切りにし,フライパンにバターをタップリ塗り,炒めながら塩コショウ,最後に焼き肉のたれを少々落と」すしてできあがり。
□食味 「 ハンペンに似て年寄り向きだが,無味無臭と味気ないもので,正直のところ美味くも不味くもなかった」

※www.geocities.jp/kamosuzu/noutake.html
積極的にたべたいものではないと言うのが評価のようです(^.^)

ちなみにこのパン、「ノウタケ」秋の訪れを感じて顔をだすきのこです。

IMG_8231

きのこの上には、クサギが咲いていました。

マルハナバチ

IMG_6564

温帯地方の虫媒花の送粉者としての非常に重要な役割を果たしているハチです。

丸みをおびており毛深く効率よく花粉を集めることが出来ます。

IMG_8203

ミツバチ科に含まれ、社会生活をします。

IMG_6473

しかし、彼らの巣を見ることはありません。

ネズミの穴などを利用して土の中で巣づくりするからです。

 

世屋谷に 生うるヌルデは はや黄葉

IMG_8226

それにしても、「ヌルデ」不思議な語感の言葉です。

この木は、聖徳太子と関係があるんですって、というと一万円を連想しますが、そうではなくて、蘇我馬子と物部守屋とが戦った時代に遡ります。疫病の蔓延という危機に、原因を異国の仏に求める物部氏と仏教立国を目指す蘇我氏が対立したわけ、馬子派の聖徳太子は当然馬子勝利を願う立場。太子は、馬子に勝利をもたらしたまえと祈念し、自ら仏様を彫られたと言います。その材が、この木。その効果があってのことかどうかは定かではありませんが、争いは馬子さんの勝利。そのエピソードから、「勝ちの木」と呼ばれるようになりました。

太子はなぜ勝利祈願の仏にヌルデを選ばれたのか、研究されていらっしゃる方がおられれば、教えてください。

崖崩れ。

IMG_8224

昨日の雨が原因です。

今年は、夏の高気圧の張り出し方がゆがんでいるために、列島を縦断する局地的な大雨をもたらすのだそうです。

IMG_8160

世屋高原はもともと湖沼だったところが隆起したもの、柔らかい地質は集中的な雨には強くありません。

なにしろ京都府登録の地滑り地形、粘土層に染みこめば、地滑りを起こします。

IMG_8225

幸い田畑に被害を及ぶことはありませんでしたが、場所は里の中、地盤の緩みは想像できます。

また、ブナ林観察道につながる駒倉林道の路面も溝が掘れているそうです。

これ以上降るな、ひたすら願うばかりです。

 

鼻歌がでます、、、、(^.^)

IMG_8015

♪アサガオが咲いた アサガオが咲いた真っ赤なアサガオが、、、、

♪茂る藤の棚にアサガオが伸び上がった

IMG_8173

♪アサガオよ アサガオよ 真っ赤なアサガオ

IMG_8054

♪ナデシコや桔梗やオミナエシと一緒に里に元気を届けておくれ♪

ちなみに、このアサガオ、サツマイモなどと同じ仲間。

IMG_6480

ともにヒルガオ科

 

 

« Older entries § Newer entries »