宮津エコツアー · 11月 2013

11月 2013

<タンポポ>外来種の侵略を受けた”カンサイ” 受けなかった”トウカイ”という見出しで、THE PAGE 11月9日(土)23時26分ヤフーニュース が配信していることです。
「セイヨウタンポポは旺盛な繁殖力で日本在来のタンポポを追いやり、全国に広まった。外来種と在来種の間で、何が起きていたのか。そのメカニズムを、名古屋大学博物館の西田佐知子准教授らの研究グループが明らかにした。」と。これは、呼んでおく必要がありそうです。この現象は、セイヨウタンポポが[持ち込まれて」今まさに世屋の里で進行中だからです。

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以下、抜粋。
「研究グループは、日本在来のタンポポのうち、近畿地方でセイヨウタンポポの侵略を受けているカンサイタンポポと、追いやられずに、共存しながら頑張っている東海地方のトウカイタンポポに、それぞれセイヨウタンポポの花粉をつけて、受精の様子を調べた。
受粉によって種子をつくる植物では、花のめしべ(柱頭)についた花粉が「花粉管」という長い管をめしべの柱(花柱)の中に伸ばし、先端にある精細胞(精子)が「胚珠」内の卵細胞と受精することで種子ができる。ところが実験の結果、セイヨウタンポポの花粉管は、カンサイタンポポでは胚珠まで到達するのに、トウカイタンポポでは途中で止まり、受精せずに終わってしまうことが分かった。」
つまり「トウカイタンポポは、セイヨウタンポポの花粉管を拒絶しつつ、後から来る同種のトウカイタンポポの受精は受け入れて種子を作った。それに対して、間違ってセイヨウタンポポを受け入れたカンサイタンポポは、いったんは種子を作り始めたが、途中で死んでしまった。」

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(↑ 撮影日時 2013/04/26 13:23)
タンポポはキク科の多年草です。一つの個体からたくさん綿毛を飛ばします。しかし、その綿毛の種が育たないとすれば、親の個体には寿命が来ます。その結果「カンサイタンポポは子孫の数を減らし、セイヨウタンポポに追いやられ」て滅んで、繁殖力の強いセイヨウタンポポと入れ替わるというわけです。

鳥の声、風の音、草刈り機の音しか聞こえない世屋の空に、腹に響くような重い大きな爆音!見上げると大型ヘリコプター。

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何ごと?と思っていたところ、10日の朝日新聞には丹後半島宇川のxバンドレーダー関連で、防衛大臣がヘリで視察に訪れたと言うこと。それがおそらくこのヘリ。これって、ひょっとして防衛機密情報? 。かも! えー(`ヘ´)

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軍港舞鶴湾を見下ろす世屋高原には、かって監視所が置かれて、40人からの兵隊が配置され業務に当たっていたと言うことです。

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(↑松尾から舞鶴方面 11/9)

日本海の波は穏やかでなければなりません。

五色に彩られた雲、

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(↑ 撮影日時 2013/11/06 15:25:05 世屋の里)

彩雲です。巻積雲や高積雲、積雲などが太陽に流れ近寄ったときによく見られます。
こちらは、幻日。

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(↑撮影日時 2013/11/09 16:36:21 日置)
太陽と同じ高度に見られます。時には両側に現れることもあります。雲の中の氷晶が地面に対して水平な状態で浮かぶ時と言うのが条件です。風が強いときは現れません。
どちらも、氷晶や水滴によって太陽光線が回折したり屈折したりすることによってこんな現象がおきるんだそうです。何かしら(*⌒▽⌒*)しい気分にさせてくれるそらのからの贈り物です。

紅葉の林、

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林の裾のリンドウ、

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ここまでは晩秋の風物。

しかし、フユイチゴ!これが出てくると季節は[初冬」。

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山と海を世屋川で結ぶウオーク&イート。「私たちの小さな 宮津・松尾史」 発刊記念の特別バージョン!2回目は秋から冬へ模様替えが進む世屋高原松尾から日置へと辿りました。

さて、そのコース。

旧世屋街道→龍渓→

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世屋高原→木子旧世屋湖地層→

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松尾圃場→

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旧松尾村→

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ほどほどに疲れて、お腹をほどよくすかせて、丸丹ソバさんへ。

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打って待っていただいたソバは、北の大地の恵みとのこと。

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少し緑がかっているところが新蕎麦の特徴です。

テンプラ、マツタケご飯、デザートボリューム満点のメニューにウオーク&イートへの期待の大きさを感じさせられました。

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土用日ののお昼を貸し切りにして対応してくださいました。

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グレートサンクスまる丹ソバ様(^.^)

「自然の中で人は自然と対話しながら暮らしてきた!深まる世屋の里の秋をウォークし、保全伝承活動にサントリー地域文化賞を授与された古代布藤織りのしおり作りを体験します。」と言う丹後「里山ウォーク&藤織り experience!」(主催・トラベル京都)

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赤とんぼ、久しぶりに見た!

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やばい、夢中になる!

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子どもが「せやのこ」で世話になっているのだけれど、その時は子どもが気になって親は楽しめない、今日は、「わたし」が楽しめた、

、、等とお客さん。

水鉢も、ホストしてくれました。

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さて、目的のない取り組みはしてはいけません。お客さんに喜んでいただくことが最大の目的と言えば()いいですけれど、この取り組みには実は、もう一つ大きな大きな大きな目的がありました。その目的はなにかというと、ここ。

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休憩所2階展望フロアの活用。

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ここでお弁当を食べていただいて、お茶を飲んでいただいて、くつろいでいただくこと!

で!

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成功(^.^)

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次は、お薄を立ててふるまいましょうか(^.^)

 

「身命長養は衣食住の三に在り。」
金さんは語ります。

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ウン、、、、、、
「衣食住の三は田畠山林に在り。」
「田畠山林は人民の勤耕に在り。」

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ウンウン 、、、、、

「働けど働けど、、、!」をどうしてくれる(`ヘ´) 上から目線の押しつけならよけいなお世話、でも金さんはそんな人じゃないよ(^.^)    、、、、、

「今年の衣食は昨年の産業に在り。」

「来年の衣食は今年の艱難に在り。」

ウーン、、、、

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復興させた村の数600と伝えられる金さん、荒廃農地は滋賀県一県分におよぶ現状へ向けて、三日月の宵に金さんから届くメッセージ。

 

 

 

ガイドネタは前日に仕込んでおくのが原則。8日は秋の里ウオークと藤織り体験の「ちーたび」バージョン。さて、、、行きつ戻りつしているときに、わたし、使ってみたら!と呼び止める声。

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水鉢に浮かんだ一枚のモミジです。
「嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は 龍田の川の 錦なりけり」 (能因法師 百人一首)

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ありがとう、いただき(^.^)

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散った葉を集めて水面に浮かべておきました。

こんな演出も、時には、しておきます。

「お、もみじ」と立ち止まって、「この水鉢には、里山の絶滅危惧種が二つ※メダカとサンショウモ 生きているんですよ」 と話すために(^.^)

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折からの木枯らし一号の風が、鉢の紅葉を動かしました。

見たらわかるわ!ですが、あらためてK姐さん、タマネギ植えです。

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お客さんといっしょにガイドウオークをしているときなら、タマネギ噺どういうことから切り出してどう組み立てたらいいか、それが問題です (^.^)そこで、練習。

タマネギは体の葉を食べる野菜です。膨らんでいる部分、あそこは根とか茎ではありません!「フム」。

葱頭って呼んでた時期があったんですって!「そう」

ソバ蒔きとか大根を蒔くと言いますけど、タマネギ蒔きとは言いませんよね、種や芽が小さくて難しいのでたいがい苗を買いますね、「苗屋さんはなんか工夫してらっしゃるのですかねえ」(ムム)粘土コーティング法ってのがあるんだそうです。

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タマネギと言えば、カレーライス、ジャガイモ・ニンジンといっしょに。軍隊ではカレーライスとは言わなかったんですって、「へえ」辛味入り汁掛け飯。「ホウ」日本で初めて紹介されたレシピ では、食材として「ネギ・ショウガ・ニンニク・バター・・小麦粉・カレー粉」に「エビ・タイ・カキ・鶏」の肉を使うとしている、じつはもう一つある物、里山の生き物の肉が含まれていました。それは[イノシシ・アカガエル・シカ・熊」のうちどれでしょう?「シカ!」ブッブー カエル、アカガエル。その頃はカエル食は普通だったんですね、、、、、雪解け一番に水の溜まったたんぼに産卵するんです(^.^)。

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(↑ 3枚 11/7)

山の木の葉が裏返るほど強い風が吹いていました。木枯らし一号です。

ちなみに、タマネギ植えの完成形。

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(↑ 撮影 11/9)

スクモの布団をかぶせて、大豆のぼり殻を溝に埋める、この形で冬と雪を迎え、春を待ちます。

 

花壇を整備しています。できると、例えば世屋の里がこんな風に見てもらえるようになります。

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この花壇には、山上憶良さんが詠んだ「秋の七草」を始め、万葉系の里山植物を配する予定です。

藤織り伝承館横の堤防工事に伴って残土が出ます。

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これも活用させてもらえると言うことです。スケールを広げて企画が可能です。一石二鳥です。

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庭園設計に関して、我と思わん方、腕をふるってご覧になりませんか!

また、市民の皆さんにも開放利用してもらえるような[貸し花壇」などもどうか、など相談していますが、アイデアがあればお寄せください。

えび色というと2系統あるそうです。一つは、海老色。伊勢海老の甲羅の色に由来する色、蝦色とも表記します。

もう一つは、「葡萄色」。ヤマブドウの果実が熟した時の実や汁の濃い赤紫色。日本では古来、エビヅル(エビカズラ)といえばブドウ類をさしていました。

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海老が好んで食べたから、とか、根が海老のようなかたちをしているから、という訳ではないのです! もともと別物であったけれど、海老も葡萄も、色が近いことと海老(えび)と葡萄(えび)と音が共通しているため、今では曖昧になっていると言うことです。

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さて、このエビヅルは大宮町久住産。ビオラビットの対馬シェフの手によって、ソルベ、つまりシャーベットに出世する運びになっています。 「エビヅルをジンやウォッカに浸けると惚れ惚れするような美しい紫色になる。カクテルのプロも感嘆するくらいだ」とはエコ・ブログさんameblo.jp/muu8/entry-10121927300.html -。近々お披露目される予定です。請う、ご期待(^.^)

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