宮津エコツアー · 1月 2014

1月 2014

どうでぇえ 俺のハサミ!

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ワクワクするぜ、親指の爪の大きさ!これでイノシシとたたかうんだ!

どうして左右がそろってないの?いいこと聞くねぇ、どうしてだと思う?想像してみてくれ!

ひょっとして博士号取れるかもしれねぇぜ。

何歳?、いいこと聞くねぇ 俺のじいさん、10歳で大往生したぜ、人間でいうたら115才だって。

ついでに俺の住むところ水質階級Iの水のでるところ、つまり水源のカニっていってるぜ(^.^)

雪見酒、しにいらっしゃいませんか。

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東京の地酒をのませるカウンターの日本酒バー、変わったルールの店があるそうです。お客さん同士の語らい、禁止!しかし、丹後の地酒を飲んでいらっしゃるので、そのルールを破ってつい語りかけたそうです、お国はどちらです?そしたら、、小さな声でこたえられた、◇◇と。それが、隣の里の名だったと。

それから?それっきり、、、!

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人恋しさをこらえてのむのも酒の飲み方。

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話相手は降り積もる雪、、、伊根満開を温めさせてもらいます、肴?びおらびっとさんの燻製!いかがです、、、、(^.^)。

♪♪♪    雪は降る あなたは来ない 雪は降る 重い心に  むなしい夢 白い涙  鳥はあそぶ 夜は更ける  あなたは来ない いくら呼んでも 白い雪が ただ降るばかり  ララララ ラララ  ララララ ラララ

この悲しみ このさびしさ 涙の夜 ひとりの夜 あなたは来ない いくら呼んでも 白い雪が ただ降るばかり 白い雪が ただ降るばかり  ララララ ラララ  ララララ ラララ  ララララ ラララ

「雪は降る」アダモ 日本語詞:安井かずみ

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おかえりは、世屋の里天空鉄道でお送りしますよ、、、(^.^)

ご連絡を待っています。

雪が降ります。

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積もるのは道路ばかりではありません。

棚田にも

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カツラの木にも

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新観音さまにも

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川を渡る藤のツルにも

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木を巻く藤の蔓にも

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シデの幹にも

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雪は、様々な物に積もります。

金さんの本の上にも。

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里の上にも。

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様々な形で積もります。

でも みんな何に積もったかはわかります。

では、これは!「O・まる描いて餅喰え」というような白いドーナツ!

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何に積もったのでしょうか?

※ 正しく説明いただけた方は、来る2/11のスノーシューウオークにご招待いたします。コメント欄にて想像されるところを投稿ください(^.^)

人々の祈りの場、神社を巡るのが毎日新聞の正月記事。正月だから神社、は普通。けれど記者は阿部さん。切り口が違います!「異常気象が当たり前に起きる時代!が迫っているとして、そんな時代をどう受け止めればいいのだろう、、」と。

自然の前に人間は無力であるというのはウソ、人は力を合わせた、そして祈った、人事を尽くして天命を待つ、天命を待つというのは別の言葉では祈るということ!寒暑豪雨豪雪旱天など気象の異常はその地域特有の形であらわれるわけで、その地の闘いと祈りの歴史に着目されたわけです。  たいへん興味深いシリーズです。

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さて、大地の美というのが天と地と人との葛藤のバランスだとしたら、学術的にも注目される典型的な地滑り地形・世屋の棚田はまさに極致の美。

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その真ん中に鎮座されているのが世屋姫神社。  かって湖沼に堆積した土壌が隆起して形成された世屋高原、崩れるのは宿命です。

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しかし、ずれて崩れたら、新たな棚にしての田畑の経営、狂気にも似た絶望的なけれど楽天的な生活愛によって今に至っているのです。尾根のブナをなぎ倒し、稲のかかった稲木を引っこ抜いた台風二十三号の記憶はまだ生なましいとろ、そんな大規模な地滑りを誘引する豪雨豪雪に、過去幾度も見舞われたのでしょう、なぜここに世屋姫様?と問えば、ここしかないでしょ、と返事が返ってきそうです。大きく崩れることなく、田畑を守ってくだされと。

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異常気象と祈りと暮らし、世屋の里でも大切なテーマです。

<森は冬がおもしろい!可愛い冬芽で春を想う

雪の森の中を歩く 雪の世屋高原を歩く 囲炉裏を囲んで昼軽食
ガイドの言葉 関西のスキー発展先駆けの地、深い雪に埋まる丹後半島世屋高原の森で、雪とたわむれ、動物の足跡や木々の冬芽などを楽しみます。お昼は、囲炉裏を囲んで地元家庭料理で暖まります。
実施日 2月11日(火) 午前9時30分~午後1時30分(予定)
所要時間 約3時間+昼軽食1時間
集合場所 天橋立ワイナリー駐車場(宮津市国分) 午前9時30分
受入人数 定員10名 最少催行5名 小雨催行
参加料金 3,000円 (昼軽食、ガイド料、保険料込み)、スノーシューレンタル料500円
備考 【コース】集合場所から乗り合わせて宮津市上世屋・世屋高原へ。森の雪とたわむれた後は、上世屋の古民家・合力(こうりょく)の家で囲炉裏を囲んで地元家庭料理をみんなでいただきます。 ※コースは、天候により変更することがありますので、ご了承ください。
お申込先 2月9日までに下記の申し込みフォームでお申し込みいただくか、天橋立ユース・ホステル(0772-27-0121)、世屋・高山ガイド部会携帯080-2517-6999(安田)または宮津市エコツーリズム推進協議会事務局(Tel:0772-45-1625)までお申し込みください。

世屋高原スノーシューウオークのご案会い

参加募集の要領

■集合場所

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少年!

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少女!

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思慮深い男性!

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三人は別々バラバラではないのです。

一体!

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健やかであれ!と愛情に包まれた人間の宇宙(^.^)少年は息子さん、少女は妹さんがモデルなのだそうです。

その隣には観音様。

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竹箒をお持ちです。名付けて「寶喜・ほうき観音」。掃いて捨てるのは災いの種、お願いしますよ、永田町のあの有様(`ヘ´) しっかり掃除をしてくださいよ。

喜びの時も哀しみの時もなにはともあれお地蔵様と観音様、しかし、どちらも規格品が多い中、こんな自由な作品には、そうそう出会えるというものではありません。豪快でせんさいで磊落でユーモラスな森本の石像、丹後エコツアーガイドお奨めの一品。

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大宮町森本の公民館の前です。村にはブナ水を引いた用水が流れます。

それにしてもどんな事情で一念発起されたのでしょうか。由来を是非おたずねしたい物です。、

 

 

 

スキーにいってくるわ(^.^)

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「世屋の雪は北海道の雪とおんなじだ!」と丸山先生(元京都二中校長)が推奨されて、世屋の里は関西スキー場のメッカに。

世屋の青少年たちは、最先端の用具でスキー大会上位を独占したものです。

久しぶりに物置から出してみました(^.^)

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(↑ 軒からさがっているのは黄カラスウリ)

さて、文部省唱歌にはスキーの歌が二つあります。

一つは 時雨音羽さん

♪山は白銀(しろがね) 朝日を浴びて、 すべるスキーの風切る速さ。

飛ぶは粉雪(こゆき)か 舞い立つ霧か。

お お お この身もかけるよ かける。

これは、昭和17年。スキーはスピードを競う近代スポーツスタイルになっています。

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(↑ 縦貫林道から松尾)

もう一つ、林柳波さんの「スキーの歌」。

♪輝く日の影、はゆる野山。  輝く日の影、はゆる野山。  麓を目がけてスタートきれば、  粉雪は舞い立ち、風は叫ぶ、風は叫ぶ。

飛ぶ飛ぶ大空、走る大地。  飛ぶ飛ぶ大空、走る大地。  一白影なき天地の中を、 ストックかざして我は翔る、我は翔ける。

山越え、丘越え、下る斜面。  山越え、丘越え、下る斜面。  忽ちさえぎる谷をば目がけ、  躍ればさながら飛鳥の心地、飛鳥の心地。

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(↑ 木子から丹後の山)

昭和7年(1932年)作品です。「山越え、丘越え、、」などカントリースキーのスタイルが感じられる林柳波さんの方に味があります。

コラボというか、異業種交流というか逆手の発想というか、、、それはこういうこと?

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焼き物は、愛媛県砥部焼き、森元青芳さんのフクロウさん。

ふくろうさんは、 「わたしたちは、氷砂糖をほしいくらいもたないでも、  きれいにすきとおった風をたべ、   桃いろのうつくしい朝の日光をのむことができます。  またわたくしは、はたけや森の中で、   ひどいぼろぼろのきものが、  いちばんすばらしいびろうどや羅紗(らしゃ)や、   宝石いりのきものに、かわっているのをたびたび見ました。  わたくしは、そういうきれいなたべものやきものをすきです。」 (『注文の多い料理店』 序) という宮沢賢治さんの言葉を紹介してくれました。

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そして、「世屋の里には、あっちにも、こっちにも賢治さんがほほえんでいらっしゃいますよ。この詩を朗読しに世屋の里へおいでになりませんか!とアピールしたらどうですか」と(^.^)

さて、今回で部会ブログ投稿1900回!歩く人が多くなればそこに道ができる!

下りの一方通行だった世屋街道、細く詰まった世屋への道も必ず拓けるというのが、過疎を逆手にとる10ヶ条。

曰く

「一.「過疎」は「魅力ある可能性」と信じること。

二.ないといことはなんでもやれるという可能性があること。

三.目標は「東京ではできないこと」をやること。

四.武器は「アイデア」と「実践」。

五.キーワードは「過密」とのジョイント。

六.壁へのチャレンジは「実績」のつみかさね。

七.逆手にとるのは「過疎のマイナスイメージ」廃校、廃屋、多い高齢者。失いきった活力etc。

八.ほしい「つれ」は「厳しい古里だから、あえて古里に生きる」という人たち。

九.とにかく、他人はどうであれ、己は過疎を相手に楽しく生きること。

十.「群れ」はそんな「楽しい生き方」を「見せびらかして」つくること。」

1982年、逆手塾に集う皆さんによってまとめられた、ふるさと復興、地域振興、活性化の大原則です。

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その頃、世屋でも若者たちが歌っていました。

♪ ※ヨッホー ホホッホホー ヨッホー ホホッホー 上世屋へ行こう

ヨッホー ホホッホホー ヨッホー ホホッホー みんなが待っている

1 京都から 山陰線に乗って 綾部で乗り換えて   舞鶴線で 西舞鶴で乗り換えて 宮津線に乗って  ※

2 由良川の 鉄橋を渡って 右に海を見て   海の向こうに 丹後の山が おお見えてきた  ※

3 天の橋立に 昼ごろついて バスに乗ろうと思い   駅員さんに 尋ねてみたら 4時間待てという  ※

4 しかたなく 天の橋立を 歩いてわたる   松の木陰では アベックがよりそい あーなんて俺はわびしい  ※

5 重い荷物を 肩に背負って 山道を歩く   鳥が鳴き 谷川のせせらぎが やさしく語りかける   ※

6 福寿草と つくしの子どもが 肩をよせあう村    28軒の家々が 肩を寄せ合う村   ※

(「上世屋へ行こう」詩・曲 黒坂正文)

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上世屋へ行け、日本がわかる、、、上世屋へ行ったら何かがある!

人は歌わなくなっても、山が覚えています、山といっしょにうたいながら、2000をめざします(^.^)

♪ゆめひとついらんかね♪ゆめひとついらんかね、、、、 やしきたかじんさんは1949年10月5日うまれ,享年64。

 

 

写真サークルの方たちがみえていました、大型ワンボックスカーで。
どちらから?
「亀岡!」
さらに、どちらへ?と尋ねると
「朝、ゴロウガ岳から舞鶴湾の雲海を撮って、それから世屋にきた、そして経ヶ岬と間人を撮る」
ということ。
雲海→里山の冬棚田→絶壁の岬と冬の怒濤→カニの町!
冬の丹後!さすがに変化に富んだいいコースを組み立てられますね、、

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(↑ 左上富士山型の山が舞鶴・青葉山 船はニッケル運搬船)

じゃわたしが板並展望台からその雲海を見ていたときに,その雲海を舞鶴で撮っておられたんですね!
いいのが撮れたでしょ、
「それが霧がすごすぎて、、、!ここはいい天気になってばっちり。でも、雪の世屋!をと思っていたんで」、

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雪化粧の里山をと思ってこられたら、化粧が落ちていた、と少々当てが外れた様子でした。

ということなら、海は凪ぎ。お気の毒にこれも当て外れ(^.^)

あさってごろに、寒波がやってくるということです、またきてください。
この方たちの様子?ええ、バッテリーが切れて、早朝から動いていたもんで、、、(^.^)

お母さんはお出かけ、恐ろしいアベゴンがいるからお母さんが帰ってくるまで決して戸を開けるんじゃないよ、と言い置いて、、、。

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「トントントン 開けてください」

どなたです お母さん決して戸を開けちゃいけないって!

「そのお母さんだよ、この声お忘れかい」

ウソだろ

「ほんとだよ あなたのお母さんだよ」

ウソだよ

「たくさんお金もって帰ってきたのだからあけておくれ」

ウソコケコッコー、お母さんじゃない、アベゴンだろ!

「どうして そう思うんだい」

だって、爆音が 聞こえるもの 、、、、、!

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胸苦しい爆音を響かせてヘリコプターが4機の編隊で宮津湾から現れ、丹後半島に消えていきました。

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舞鶴、そして宮津、伊根への空襲が世屋高原からも見えたということです。いくら井戸の中とはいえ、石を投げ込んだら、井戸の中のカエルにあたるかもしれないじゃないですか。現代の民話にならないことをひたすら願います。

 

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