宮津エコツアー · 2月 2014

2月 2014

ヒラタケ!

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クヌギの切り株に生えていました。
五十河の奥、「いしごら」付近です。
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「淡泊で、香りがよく、コリコリした口当りの良い味わい!季節が生み出す味や香りはあらゆる料理を引き立てます。ナチュラルで低カロリー、高タンパクの自然食品です。」とJA越前丹生。   カンタケと別名があるとおり 冬のキノコです。

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天然物の大株。あったかーい汁物にぴったり!と言うようにやりたいところですが
ちょっと老菌、、、残念!

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もう少し早く来ていれば!

天橋立の松と広葉樹の関係をどう考えるかを新聞各紙取り上げるなか「保全も破壊も活用も景観も多様性も世界遺産も、結局は 人間との関わりの中で、人間が重ねてきた知見をもとに 考えていくしかない」のだろう とI考えられる方も。。里山の保全も同じことだと思いました。さてそのかた、さらに『「どうせ切るのなら」と考えました。産業廃棄物として捨てるのでなく、薪ストーブの薪やペレットに加工して再利用できないでしょうか。「昔は薪炭に使っていた」のですから。周辺の施設に薪ストーブを置き、循環を体感する。薪やペレットを「橋立の薪」として販売して収益を橋立保全に生かす。ファンドレイジングの取り組みとしてもおもしろいと思うのですが』と。

報道も「伐ることになった!」読む側も「ああそうですか!」と言うレベルで推移していたので、 伐採後のモチノキやトベラの運命については思い及びませんでした!ちなみに「ファンドレイジング」「特定非営利活動法人、大学法人、社会福祉法人などを含む)が、 活動のための資金を個人、法人、政府などから集める行為の総称」ということだそうです。伐採樹でファンドレイジング!興味が湧いたので、、、こんな感想を述べました。

、、、、、

今度伐採される木々が、ただ伐られる伐られたああそうですか、、これじゃあ「かわいそう」。確かにそうです。松葉も今は橋立ワイナリーのブドウの畝のマルチにおかれ、肥料にもなって橋立ワインブドウの生産に活用されています。まして、広葉樹をや。活用の道がありますよね。テンプラ廃油を回収生成して新しいエネルギーにされている皆さんも身近にいらっしゃいます。薪販売に取り組んでいらっしゃる建設業者さんもいらっしゃいます。※大宮町三重ふきんでマルキさん。

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その積みかたおもしろいですよ、ドラエモンやアンパンマンやトトロがいる!

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伐って割って燃やす,そのビジネスに「遊び」がある。これってだいじなことじゃないですか。

天との架け橋・天の橋立に育った聖なる木々を「産業廃棄物」なんてとんでもないという方たちはたくさんいらっしゃるでしょう(^.^)

津波で残った石巻の一本松は1つの楽器になって惨禍を伝え、魂を癒やしているそうです。台風で倒れた松も文珠様になって見守ってくださっています。  例えば、こどもたちの木工教材にも活用していけば、橋立モチノキでつくった、橋立タブノキだよ、これは!ずうっと「天の橋立」とはなんなのか環境や暮らしを考え続ける種を植えることになるとおもいますね。伐られた木々で作った作品の展覧会もできるかも。遊具を作ってもいいじゃないですか。いま、サケが橋立を横切って阿蘇海から野田川を遡上しているということが驚きをあたえています。

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そのサケをわたしなら、この木で彫り上げますよ。チェンソーワークをやる方もいらっしゃいます。海星公園の夏のプロジェクトに最適ですよ。なんなら、世屋高原休憩所にいただいてもいいですよ(^.^)合力の家の囲炉裏で燃えればなおいい、藤織りの灰汁炊きにもずいぶん木が必要です。日置や世屋高原では、元気なお年寄りたちが炭窯を作っておいでますのでそこでも炭にできるじゃないですか。 ところで、世屋高原休憩所のフジ棚にもたれかかった木の除伐を業者さんに依頼しました。業者さんは、御神酒を供え、塩で清めてから取りかかられました。

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(↑ 除伐予定の木)

森羅万象いきとしいきるものは、神様からのなにかメッセージを携えて生まれてきたのです。そういうことに思いを及ぼす温かさが発信できれば天の橋立の「観光」が「感光」にかわり「感幸」に深まって、それが人を招くことにつながっていくように思います。今「海の京都」と言っています。まだまだ上っ滑りじゃないですか、、(`ヘ´) 伐採樹を巡って橋立保全に生かすファンドレイジングはその中身を作っていくプロジェクトに発展するかも(^.^)。

「天の橋立を世界遺産にする会」さんや「橋立ワイナリー」さんやその農産品販売所に出品する皆さんがそういうことを立ち上げられるなら、私たちも一口載せていただきます。ともかく、「ブナなどの広葉樹」から始まった除伐報道を巡って、地域住民を中心にして文化人、学識経験者、教育関係、業者、経済界、自治体行政、NPOなどとのコンビネーションそこを豊かに「メディア」が繋いでいく!そんな機会になれば、と期待してみています。

雪解けの水を集めて竹野川 世屋野蕪村

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さて、一 子規さん。 「雪解けて魚の腸あらはるる」  「雪解けや春立つ一日あたたかし」。

さて、二 「雪解けや春立つ一日あたたかし」 は小学四年で教えることになっています。 そこで、生徒からこんな質問が出たと言うのです。 アイスクリームは「溶ける」なのにどうして雪は「解ける」なのですか? 先生は、こう説明されたそうです、雪は暮らしを縛ります、縛られたところから自由になることを解放と言うでしょ、アイスクリームは単に熱を加えたらとける、アイスクリームが人を縛ることはないから「溶ける」(^.^) 質問した子どももすごければ説明する先生もすごい!

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雪解けて去年コゾの切り株あらわれし 世屋野蕪村

 

日置を緩やかに登って世屋の谷に入るとまもなく右手に滝。

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下に流れるのは世屋川。左から右に流れます。

滝姿、なかなかいけます。

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ところで、隆起した土地を川が削り川底を掘り下げるのが河岸段丘。この滝はかっての支流の水が段丘崖に落ちてできています。 ずいぶんと高い段丘崖です。  二五〇〇〇分の一の地図には滝マークで示されています。

下世屋の場合、上流に向かって左は集落に、右はゴルフ場になっています。ゴルフ場はかってはいい大豆が収穫出来る畑で「だいら」と呼ばれていました。それが「世屋味噌」に受けつがれています。 広大な芝を守るための除草剤のためか赤く変色している壁面を隠すので雪解けの時が見時と言うのが残念です。

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名前? 不明!「だいら滝」と呼びますか。

 

内海のような天橋立の浜辺にも、冬の荒波は容赦なく生きたままの魚介類を打上げる。

ベラとオニアサリ

DSCN6810ベラとオニアサリウニの仲間のヒラタブンブク  鳥に内蔵を食われてもまだ生きている

DSCN6798生きヒラタブンブク

コシダカウニ(球形)、アズマニシキ(扇形)等

DSCN6799コシダカウニとアズマニシキ等

 

オオヘビガイ(筒状)、アズマニシキ(扇形)、ムラサキウニ(左上)の破片

DSCN6800オオヘビガイ、アズマニシキ、ムラサキウニ破片

 

エボシガイ 蔓脚類 貝ではなく広義のフジツボ類(既報のヒバリガイは誤り)

プラスチック製の漂着物に付着。通常、流木などに付着し、海面を漂っている。

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エボシガイが付着していた漂流物

エボシガイを見る2人・フジツボの仲間

 

鳥(カモメ?)が餌として貝を食べた形跡

DSCN6827鳥が貝を食べた跡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

荒れまくった南岸低気圧がようやく通り過ぎ阿蘇の海は久しぶりに波静か。

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日が、阿蘇の海を染めて沈んでいきました。

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若い二人への最高のお・も・て・な・し!

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一方与謝の海側。砂の投入工事。

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冬の荒波が、砂をずいぶん流したようです。

さて話題の「広葉樹」

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確かにずいぶんと元気でした。

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付近には葉が赤茶けて樹勢の弱った松も、、、。

松の維持もたいへん、砂浜の維持もまたたいへん、、なかなかのことです。

「蕗の薹 藪の隅より 現はれし」と子規さん。

はははは!

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「フキノトウ 大宮町に 現はれし」 世屋野蕪村。

柿の木の根元の葉をめくったらもうこんなになっていました。

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天ぷらと味噌汁とふき味噌でいただきます(^.^)

灰汁抜きをしてからというのはフキ料理の基本ですが、アルカロイド系の毒素を取り除くためという理由があるんだそうです。

 

温暖化とは言え丹後半島高原部は冬将軍の牙城!

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積雪は、140cm。積雪柱の数字は+100.

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上世屋などは出城のようなもの。

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雪の眷属たちの酒盛り。

「日置まで攻めおろしてやりますか!」

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「岩滝のもんに白いけつを見せて、屁でもぶっぱなしてやりやしょうか(^.^)」

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まあまあまあまあ!

さて、南岸低気圧と天気予報ではおっしゃってましたが、台湾坊主その2号が太平洋を移動中。厳重な警戒をと呼びかけています。この雪をともなう低気圧のコース、偏西風の蛇行だけでなく黒潮の蛇行とも関係しているんだそうです。寒気の南下が偏西風の蛇行と低気圧のコースが黒潮の蛇行に関係しているのだとか。それにしても、天気予報嬢が「雪が熊本,大分で降り始めており、、」と話されるのには何ともなじめません(^.^)

 

世屋川と大地の隆起が作った河岸段丘にある下世屋には新旧特徴のある橋が架かっています。

一つ目、アーチ型の美しい橋脚!

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中野橋と言います。世屋高原開発のためには大型化大量輸送対応が必要と村を避けて切り拓かれたバイパスの一部です。  ゴルフ場、海星公園に続く道側から見られます。

また、一つは新龍渓橋。

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見下ろせば足がすくむ深いV字谷にかかります。

もう一つは石造りアーチ橋。

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大小2つ残っています。

橋は下世屋の魅力です。

さすがに京都新聞。

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スノーシューウオークを、「エコ」ウオークとして紹介してくださいました。
春山淡冶にして笑うが如く、
夏山蒼翠として滴たるが如し、
秋山明浄にして粧うが如く、
冬山惨淡として睡るが如し」
つまり 山笑う春 山滴る夏 山装う秋、それぞれの楽しみは「山睡る冬」を知ってこそ深まるものですよ、というメッセージを届けていただいた訳です。グレートサンクス!

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さて、まだしばらくは寒さが続くとのこと。このスノーシュー「エコ」ウオーク、希望の方がありましたらご案内させていただきます。

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少人数でも対応可。用具レンタルも可。昼食についても応談。天の橋立ユースホステル(0772-27-0121)、もしくは安田(090-7346-4639)までご連絡ください。

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