宮津エコツアー · 4月 2014

4月 2014

行かんわけにはいかんじゃないですか、伊根へ行きなさい!夢の中で籠神社の神様がおっしゃるのですから。
どうしてですか、とおたずねすると
伊根と世屋とを繋げば最強のラインができるからと、、

わからんわけでもないですがどういうこと?とさらにおたずねすると
にっこりされて、「伊」「世」い・せライン!(^.^)
まあ、そういうわけで、連休の伊根。
のどかな街でした。

ネコも語り部。へしこ、わしにはちょっと辛いが、伊根の酒には合うんじゃ!

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タコ、タコはタコでも煙いタ■コ!

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施設は賑わっていました。この湾に鯨やイルカが訪れたのは先日のことです。

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♪うみーはすてきだなぁーこーいーしてるーからさぁー 潮風のデトックス!

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さて、世屋はあの山の奥の稜線。

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世屋では、和子さんが、今日はスイカをうえんならんとおっしゃっていました。

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「伊」「世」い・せライン、素敵なレインボーラインが架かっているのが見えませんかと神様の声。

む!

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どこにどこに?

ほほほほほほ!人は海に向かい、山に向かいしながらいきてきたのではありませんか、、、

「初夏や優しく寄せて返す波、、、」世屋野蕪村

この子、

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環境省指定要注意外来生物。日本の侵略的外来種ワースト100。

こちら、上世屋で咲き出したカンサイタンポポ。

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在来種タンポポは頭花の花の数が少なくて苞がそりくりかえっていないのが特徴ということです。

ミツバチとも仲良し!他株の花粉による授粉が必要なのです。

地方変種も多くシナノタンポポ、カントウタンポポ、オキタンポポ、エゾタンポポ、シロバナタンポポの種類があるといいます。

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一概には外来生物だからどうのこうのということは全くないのです。数十年後には人口ゼロとされる宮津市などは、咽から手が出るほど求めているわけですから。
さて、「カンサイタンポポの開花は本格的な春の到来を感じさせる」とおっしゃるのを見ました、

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うーん、、今日の伊根の船屋の里公園!

春の終わり、初夏の到来を感じさせるというのが合っているのではないでしょうか。フクジュソウが春の訪れを告げる野の花なら,初夏の近づきを告げる野の花はカンサイタンポポ。

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今が見時ですよ。

ここから、世屋の里行きのバスに乗れます。

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定時運行の再開、

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これを誰より喜ばれたのは、旧世屋村村長、吉岡初兵衛さんでしょう

、「利益が出る見込みがない、道路の拡幅の必要な箇所が何カ所もある、、、村長、気持ちはわかるがこりゃあきけん話だで!」

それがバス会社、行政の姿勢だったといいます。

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バス路線延伸は下世屋上世屋松尾木子駒倉には住民1500人※当時、がいる、高原の斜陽の村の希望である、聞けん話でも聞いてもらわなどもならんという一心の粘り強い交渉の末に開設されたバス路線なのですから。初おっさんは、喜ぶだけではない、、活用せにゃいかんぞとおっしゃると思います。そこです。福祉と教育目的のバス運行です。空運行していたら、またぞろ無駄バスと切られます、

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乗りましょう、みんなで乗りましょう、いやほんとにすてきなんですよ、汽船とケーブルと世屋バス、、、これが宮津を救いますよ(^.^)

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井上陽水さんも一押し、歌まで歌って応援してくださっているじゃないですか、、♪夢の里へ夢の里へ行ってみたいとおもいませんかぁ ウフッフー アーアー♪

藤飾りのモデルはヤマフジに違いない!と見当をつけました、ので一枝を籠神社様へ奉納してきました。

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丹後には藤が2種類ある、と申し上げたら驚かれていらっしゃいました、その際、禰宜様から、紹介された歌。
「千歳経ん 君が頭挿カザせる 藤の花 松に懸かれる 心地こそすれ」後拾遺和歌集 りょうぜん法師
君が頭挿カザせる藤の花、、、

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それがどの「藤」だったのか、ノダフジでもヤマフジでもフジはフジ、特にこだわるものではないのか、そうでなくて特定できるのか、をたしかめたいとは思ったのですけれど、ちょっとかみ合わなかったかも。あらためましょう。

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それはおいておいて、境内に新しい建物。観光案内所と「茶房」を兼ねています。お抹茶と和菓子、白藤屋さん謹製、

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※ セット¥700 ヤマフジの花はお愛嬌

、しっくりゆったりとくつろぐことができます。世屋バス利用の里山観光のアッピールもしておきました。
さて、そのヤマフジ、

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看板を立てました。

世屋のヤマフジ

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こちら、この近辺に一般的に自生するなノダフジの栽培型。

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一見して花姿が違います。

ところで藤を祀る籠神社

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この藤はなに藤?どうもヤマフジに近いと思いますがどうでしょう。この藤飾りのモデルがヤマフジなら、籠神社の神様は西から来られたということの傍証の一つになるのかもしれません。

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世屋のヤマフジ、今が盛りですよ、、、、そこでYASUDAプラン!

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籠神社の祭りを見て、ここで、世屋バスにのって、

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ヤマフジを鑑賞して、休憩所で「藤弁当」をいただく、

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そして、そこには藤娘さんの野点がいただけることになっている!来年ですけど(^.^)

小松尾橋のたもと、小松尾川の土手のヤマナシ!

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すり鉢の縁にあって、すり鉢の底の里を見下ろして咲いている姿が美しいです。

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さてこのヤマナシ、暮らしのすぐ側でこのように大きくなる木で、存在の認められている木はカキの他に見当たりません。カキは柿渋を採りました。大切な現金収入です。ヤマナシの実は湯がいたら食べられたといいます、それだけで?そこおで思い当たるのは、ナシはまじないの木であること、お地蔵様のようなもの。里にとって最も怖いものはなにかとかんがえたら、それは水、なぜかというと土石流や地滑りを起こし田を流し里をもながしてしまうからです。

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小松尾川は岳山を水源にして、美味しい米を育てる美しい水をもたらしてくれる一方、豪雨の際には村を襲う悪龍と変身します。

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ただし、樹齢は60年くらいと見られます。堰堤工事の完成を記念して里を水による厄いから守ることを託されて植えられたと、わたしは想像します(^.^)

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上世屋には里を囲むように、五本のヤマナシが生育しています。

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今、見頃ですよ(^.^)

天橋立は生きもの・植生の宝庫。ときどき面白い光景に出合う。

 

大きなアカナマコ   干潮で身動きとれず

DSCN7755 アカナマコ

 

モデル撮影(上側)  緊張して丸くなっている

DSCN7758 左同

 

モデル撮影(腹側) 知人の話では食べれるのに・・・ 撮影後は海へ

DSCN7759 アカナマコ腹側

ホタルイカ ? 捨てられたものであろうか。  涙が磯の周辺一帯に散乱

DSCN7697 ホタルイカ?

 

干潮時はいつも日光浴のカキ  生長していっている

DSCN7700 定点 カキ

 

こちらは日光浴でなく打ち上げられ瀕死状態のイトマキヒトデ

DSCN7763 左同

 

亀 日干しでカラカラ

DSCN7753 カメ(死骸)

 

入り潮で阿蘇海へ

DSCN7793 魚

 

イソギンチャク(左側)とガンガラ類 (当地では ニシ 右側グリーンの石状のもの)  日向ぼっこ

DSCN7754 ガンガラ、イソギンチャク」

アカクラゲ

DSCN7764 アカクラゲ(打上)

DSCN7790 アカクラゲ

快晴のもと、籠神社の春祭り。

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さて、お食事を司る神様、豊宇気毘売神こと豊受明神を祀る籠神社は藤の花の冠をかざします。

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ところで世界遺産富士山は活火山です。この二つを結ぶものがあります。と謎かけをされるのが、謎解き詠花鳥和歌 藤と雲雀(ひばり)-12 籠神社と藤 – ブログ 古代から …blog.goo.ne.jp/…/e/76405fd2d4a858dec27e46ea9041ac13 -さん。
確かに、藤と富士,フジですね。もう少しいいましょう、穀物はそのままでは食べられないわけで、食物に変えなければなりません!古代の富士山は火の山でした。共通するものが見えるじゃないですか、火。火が問題だとおっしゃるのです。

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籠神社のご先祖は、朝鮮半島からやって見えました。そこに着目されたのです。古代朝鮮語に「フジ」とという発音する言葉はあったのか、合ったのです。朴炳植(パク ピョング シク)の『日本原記』(1987年・㈱情報センター出版局)に。
そして、そこを引用して紹介されています。
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まず、「藤」という漢字をなぜ「フジ」と訓むかを考えてみよう。「藤」の韓音は「TEUNG」、日本では「TОU」であるから、どうみても「フジ」という訓にはつながらない。「訓」とは、周知のとおりその漢字の意味を表わすものであるが、この「藤」という字は蔦のように繁殖する
木の一種の名であるにもかかわらず、「フジ」という訓を見ただけでは、その意味がまったく伝達されていない。それもそのはず、「藤」を「フジ」と訓したのは、われわれの先人のすばらしいウイットの所産だからである。
もうすこし詳しく説明すると、「藤」の韓音は「TEUNG」であるが、これは「灯」の音と同じである。「灯」は韓国語で「BUL=火」という。ところが「BUL」という音は日本語においては「BU→HU=フ」と変化する(例:負・歩・不・富など)。また韓国の終止音「L」は日本語の「ツ・チ」に変わる場合が多い(例:八=PAL=はち、蜂=BeL=はち、罰=BeL=ばつ)。清音である「チ」は濁音である「ジ」と同じ音である(例:木々=キギ・日々=ヒビ・様々=サマザマ)。言い換えると、われわれの先人は「藤」という漢字の音が「灯」の音と同じ であることから、「灯」の訓と同じ意味の「BUL→フジ」と読んだことを知り得るのである。富士山を「フジ」と称するのも、この山が万葉時代はまだ活火山であったから「BUL→フジ」山、すなわち「火の山」と呼ばれたからなのである。
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火→フジ=富士=藤!

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さらに、「あそ」も火にかかわりがある語だと教えてくださるかたも。火山や温泉に由来する言葉だと。実際,ここの阿蘇海でも海の底に温泉の湧き出す処も見えたと。

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そうかぁ、、、祭りを見るのが楽しくなりました。

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さて、その「藤」、

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世屋のヤマフジには、優れた聴力があるのでしょう、遙か山の向こうからの太鼓の音を楽しむかのように満開を迎えていますよ。

◇ 祭りの音 聞けるや世屋の ヤマフジは   世屋野蕪村

穀雨に入って山、大笑い!

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林道成相線新緑トレッキングが、今一押しのエコツーメニュー!

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(↑ イタヤカエデの花)

論より証拠、写真でとりあえず紹介します。

1 山桜

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2 ミズキと山桜

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3 ヤマザクラ

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4 トチ新芽

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5  トチ ※芽吹いていない巨樹

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6 手前からホウ、ブナ、奥にヤマザクラ

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7 イカリソウ 新葉

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8 ヨウラクツツジ

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9 オオバイタドリ

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備考   持ち物  自然を愛する優しい心とカメラ。

府中の春祭り、太鼓の音が夜遅くまで響いていました。

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丹後は一宮で春祭り、二宮で秋の祭りです。

さて、こちら春風のいたずら①

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こちら春風の仕事

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(^.^)

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春風よ 世屋にもはこべ 太鼓の音   世屋野蕪村。

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