宮津エコツアー · 2月 2015

2月 2015

いらっしゃいませー、ようこそ丹後路へ!

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(↑ 岩滝 湾岸道路付近 前方の雪山か゛内山ぶな林)
観光バスの向かう先!

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なにを旅のテーマにしたお客さんなのか、キャッチコピーをちょっと拝見

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ほう

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ほほう

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ほうほ

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うほう

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ほうほう

カニふるコース食べ放題!カニ三昧!たく゛つきブランド松葉カニ!三大味覚カニ゛フグ寒ブリ!か二カニ15大味覚食べ放題!カニ10品フルコース食べ放題!カニカニ大感謝祭!、、、何をたべさしてくれんねん、ということがさきだつわけでっか(^.^)

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なるほどぉ、あとはおまけ、パワースポットも隠れた名所も腹すかしのようなもの、なんですな!

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(↑ 11日 もんじゅ界隈のにぎわい)

そうですなぁ、、、お客さんの志向か゛そうなら、、世屋の里て゛なら、、天橋立バックカントリースノーシューウオークと

組み合わせるとしたら、

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(↑ 松尾たんぼ)

「山の幸ふるコース食べ放題!いのしし三昧!たく゛つきブランドサワカニ!四大味覚シカたぬきうさぎイノシシ!シカシカ15大味覚食べ放題!大根10品フルコース食べ放題!いもイモ大感謝祭!など」付き、こんなことになるのでしょうか(^.^)

コウノトリ!

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野田川・旧名倉椅川に。

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現在日本には計167羽。そのうち飼育しているコウノトリ95羽、野外にいるコウノトリの数72羽。ということですから、ここにいるのは野外72羽のうちの三羽ということになります。ちなみに一旦野生に戻したコウノトリは「野の鳥」として、原則、手を触れないというが兵庫県立コウノトリの郷公園の考え方ということです。このコウノトリたち、まもなく川を下って海へ出るサケの稚魚を待っているのかも!

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ところで、倉椅(くらはし)、倉は高床式の倉、椅とは梯子(はしご)、高床式の倉に梯子をたてかけた状態を表すといいます。この倉椅という地名は万葉集第七巻1283 1284に。

橋立 倉椅川 石走者裳 壮子時 我度為 石走者裳
(はしたての倉椅川の石の橋はも男盛りに我が渡りてし石の橋はも)
橋立 倉椅川 河静菅 余苅 笠裳不編 川静菅
(はしたての倉椅川の川の静菅我が刈りて笠にも編まぬ川の静菅)
作者はどちらも「近江の海夕波千鳥汝が鳴けば心もしのにいにしへ思ほゆ」の柿本人麻呂さん。

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その柿本さん、斉明天皇6年(660年)頃 から養老4年(720年)頃)に官人として活躍。各地を転々としたすえ、石見国で亡くなったというのが有力。石見国は今の島根県西部。そこへは 「丹波国→丹後国→但馬国→因幡国→伯耆国→出雲国→石見国→隠岐国」と連なる山陰道を辿ります。柿本人麻呂さんが石見国へ赴任するさい、丹後国をとおり、丹後国の国衙を表敬訪問して、その際の歌と想像することも可能ではないでしょうか。

そのときも、橋立の倉椅川には、こうのとりがむれとんて゛いたのでしょう。

はしたて・くらはしがわ・くらはしやま、この三点セット 飛鳥京と与謝の天橋立の二カ所にあるというのは興味深いことです。

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もう一つちなみに野田川の野田は、のた、沼といういみだそうです、かっての状況はしのべますが、そのまますぎる、このさいです川の名を、「野田川」というのを「倉椅川」にもどしたほうが、と思います。万葉時代とつながれて丹後建国1300年の趣旨にもそうのじゃないですか(^.^)

今朝の世屋川河口、

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さすがに今季最強をうたう寒波、暖流洗う日置海岸も雪化粧。

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さて、白い波が海と川の境です。この境を越えてアユ、イサザ、ウナギなどがやってきます。

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ところで、川魚って、ナマズ、ドジョウ、ギギ、アブラハヤ、ヒカラコ(あかざ)などがいますけれど、海からやってくる仲間も含めて共通しているのが、つかみ所の無いぬるぬる感を持つこと。実は、体表のこのぬるみ、真水に暮らす上での適応の知恵なんだと教えてもらいました。魚の細胞のなかの液と真水とは塩分濃度が違います。魚の肌が真水に直接触れると細胞がどんどん水を吸い込んで破れてしまうので、真水からガードするためのものなんだそうです。

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イサザ(シロウオ)が上がってくるのは、3月中旬から4月末頃にかけて。まもなくです。そして躍り食い、卵とじ、、(^.^)ところがこのイサザ、実は希少種、兵庫県などでは絶滅寸前種、京都府でも準絶滅危惧(NT)種ということです。取水堰や砂防ダムなどを行政用語では「河川横断構造物」というのですが、それらによって、河川環境が大きく変化していることの影響が大きいと言うこと。で、イサザの躍り食いなんてそんなやばんなこと と好き嫌いがあることですのでどうでもいいですが、かんがえてみれば、メダカがいなくなるそれと似たようなことがおころうとしている状況だというのが、希少種指定の意味なんでしょう。

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森里海をつなぐ魚たちがさらに暮らしにくくなること、それはなぜか、かれらが豊かにくらす状態とはどんなし状態なのか 現状はどうなのか、どこに問題か゛あるのか、どうしたらいいかそういうことをかんがえることも生物多様性条約は望んではいるところです!

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ちなみに、海森里・命のつながり、それは15日の岳山スノーシューウオークの裏テーマなのです、どういうことか!せ゛ひいらしてください、ごあんないしますので、(^.^)

 

 

寒気に包まれた丹後、

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けれども、こんな雪で定時に走らなどうするでゃあとKTR、

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丹後の雪国鉄道、さすがです(^.^)。

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15日の岳山、最高のコンディションで待っていてくれると判断できる状況になりました。

さて、この雪の勢いは今日の昼までという予報。

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(↑ 雨雪判断 青 雨  ピンク 湿雪 クリーム 乾雪)

それにしても、経済を左右する気象情報、それは活用次第では数千万円分の経費を左右するということにもなるということですから当然ですけれども、気温の変化降雪の見込みなどの気象判断はほんとに精密な情報をもとに出されているんですね。
と言うことですから、今日は外へ動くのは昼からにして、、、(^.^)

雪に埋もれる篭神社。

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15日のスノーシューウオークが出来る状態は何とかと念願しておりましたので、何かとご迷惑をおかけするので多少心苦しいのですが、ありがたいことだと手を合わせました。

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栗田半島も雪化粧して丹後は雪国だということを忘れるでないぞよ、というよう。

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ところでいまも語り継がれる昭和38年1月豪雪、あのときは寒いことに加えて何日もほとんど日が差さず溶けんと積もるばっかりだったというように、北極の寒気がアメリカ・ヨーロッパ・東アジアの3方面で大きく南下し連続して襲来する「三波型」の寒波に見舞われていたということです。その原因は、偏西風の蛇行異常。赤道付近のペルー沖から中部太平洋にかけての海水温、これが問題で上がっても下がっても偏西風は異常に蛇行し、水温が上がるときはエルニーニョ(男の子)下がるときはラニーニャ(女の子)この年は下がったので、ラニーニャ(女の子)現象の影響を受けていたといいます。

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さて、今日の雪、一年に一度あるかないかの寒波だとニュースキャスター、

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けれども長期には続かないとの予報ですので、15日がすむまで今しばらくご辛抱のほどを、、、(^.^)

そうそう、今朝、雪雲の切れ間を飛ぶ巨鳥!

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幸せ運びのコウノトリでした。

2月9日早朝の宮津市内積雪は約20cm。

元旦より少なく、公共交通機関には支障なく、ほぼ正常に動いている。

 

自宅から望む宮津市内方面

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宮津市内と高尾山・高山・鼓ヶ岳・傘松方面

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題目山・妙見山方面

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厚く雪が覆う世屋高原の湿地。けれども 節分が過ぎれば命のドラマが始まります。先駆けは毎年、いつもネコヤナギ。

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さて、寒風にさらされるのだから、もうちょっとしてからでもええんじゃないという声をきいても、敢然と小人の帽子のような芽鱗を脱ぎ捨て花穂を出すネコヤナギ、

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こんな木にはなにか神秘な力があるんだろうと、風邪のかんじゃさんに皮を煎じて飲ませてみたところ熱がひいたとか。たしかにそういう成分をヤナギの仲間は持っているのだそうです。

束ねられた薪、それを束ねているのはクズの蔓、

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柔軟な蔓を結束に用いるのは里の技です。PP縄などに取って代わられるなかで、こんな見事な里の技に出会えて、気分はぽかぽかです。

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さて、このクズ、マメ科ですから、鞘の中に種。

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こんなちいさな種か゛、どこまでも這い上っていく繁茂力を秘めているのはサプライズ。

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薬によし、家畜の餌によし、神さまからの「賜り草」の一つです。

ちなみに、クズマメの側の虫も小さい、

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これはセッケイカワゲラ!

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羽は退化しているので飛びません、産卵のために雪の上を歩いて上流に向かいます。

水分の抜けた割り木の状態を薪。

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燃やせる木にになるまでは、切ってから1~2年。

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切り旬は10月頃から、水を吸い上げなくなってから。玉切りにしてそれを割って乾燥モードにするのは5月頃までに。なかなかのことです、けれども切った木からは再び芽が出て、2~30年後には再び薪になる、再生可能というのはこのことをいうのを考えれば、そのなかなか感は克服されなければ(^.^)

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ところで、たきぎは焚く木。なのに「薪」。フム、「新しい」に草冠。なんででしょう!そう思いませんか。

しかし、このとき、新しいというのを先に立てるとややこしくなるそうです。と言うのが、もともと「新」がたきぎやまきを意味していた、つまり「立っている木を斧」で割ると何が出来るかと考えなさいと。それはたき木でしょ、ということです。新とたきぎは繋がっています。

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だから、奥深いのは、たきぎやまきを作ることのどんなところに「あたらしい」という意味があるのか、それの方だというわけです。

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勘ですけれど、そのポイントですが、「櫱・ひこばえ」なのかも。切ります、切り株からは芽が出ます。それをひこばえといいます。木としての終わりは木としての始まり、そして再び薪になります。

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「薪」には再生可能な持続可能な社会へのメッセージが秘められていると考えていいのかも知れません。

橋立、籠神社前で、、、

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台湾からだそうです!楽屋裏(^.^)

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雪が珍しい!、、だったら、いいとこありますよ、

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(↑三重田圃から丹後中央高台 2/06)

、、、見にいきませんか、

どうやって?

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このバスがいきますよ!

ほんとうに?

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ほんとでしょ!

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