宮津エコツアー · 10月 2015

10月 2015

龍、にみえます、

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すくなくとも蛇には見えます

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いずれも水の神様の眷属、さすがに良農は水への感謝をわすれない!

まあ、かってな深読みなんですけれど、さて、同じ撒くならと思うのが、エコツーリズムの発想なんです、そこで提案!
籾殻アート!棚田の刈り跡をキャンパスに、材料は赤や白や青に染めた籾殻、描き方は砂絵の要領。これってたのしそうじゃありませんか、 「トトロ」てもガンダムでもどうですか。田植え、稲刈り、そして籾殻アート! 三度たのしめますよ。ちなみにもみがらって、一抱えもある大きな袋に200円。

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これなんか、さしずめしっぽの切れたサンショウウオ。
ところで、籾殻や藁を刈り取り後の田に撒くのは稲の成長に必要な成分を再び土に返してやるなんですが、その成分とはケイ酸なんですって。。
というのは、麦、竹、トウモロコシ、サトウキビ、ススキ、そして稲、これらは手が切れるほど固いガラスのような葉をもっていますね、それはケイ酸をふくんでいるためで、こういう植物をケイ酸植物というのですが、それを、もっともおおく含んでいるのが籾殻、あくまでも農作業、必要な作業は黙々とこなさなければなりませんが、ちょっと楽しくなればいいじゃないですか(^.^)

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また、ケイ酸の化学式はSiO2。そこからO2を除去すれば、半導体、太陽電池などに用いられる金属Siになるということです。そういう意味では、籾殻って、鉱物に近いのかも知れません。

(宮津世屋エコツアーガイドの会 ブログ投稿数 3000回 達成 え~ぃ(^.^))

ツワブキ

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(↑ 丹後町高嶋海岸)

波音にまじって笛太鼓の音。

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(↑養老 10/9 白山神社 かまどきよめの神楽)

丹後では、秋祭の音色とツワブキの黄色は一つ。
ところで、そのツワブキを
「ちまちまと した海もちぬ 石蕗(つわ )の花」とよんだ一茶さん。
これは頭をひねる作品です。

海を持っているのはツワブキ、その海は「ちまちま」としたもの、その海をツワブキはどこにもっているのか、それがちまちまとはどういうことなのか、どんな心情を詠んだのか、と。

「顎部に付いた露」それをもって「ちまちま」とした海と見立てたとの解説も見ました。

参考にはなります、海とツワブキを重ねられたことは、海岸部の里と林の境あたりから広い海をながめながら咲く花て゛あることをしっていての作て゛あろうことは想像出来ます。

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本当に萼の部分に露はつくものなのでしょうか、

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直感ですが、露がつくとしたら、ツヤのある葉なのではないかとおもいますが、そうならその場面を確認しなければ!

それにしても、ちまちまとした海、、、この表現、気になります。そこのところを一茶さんにきいてみたいところですが、携帯の番号、どなたか教えてくださいませんか。

 

 

どちらから?

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「滋賀から」
自動車道効果です。与謝野出口のコンビニ駐車場で。
すごいですねぇ
「おもちゃですわぁ」
オモチャ、、なんとこれがぁ

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さて、オモチャ、カタカナ書きで使われることも多いので、ポルトガル語かなともおもったりしますが、れっきとした日本語。「手に持って遊ぶ」という動作そのものを語源としておることばです。経過を辿ると「もてあそび」→「もちあそび」→「もちゃそび」→「もちゃ」→「おもちゃ」。最近ではチャリンコ→チャリ、バイバイ→バイ→バというような例もあります。

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わたしのオモチャはこれですねん、、と草刈り機を示すと、「それがよろしい、このオモチャたっかくつくんですわあ!」

それにしても、丹後半島秋のツーリングの快適さ、たしょう高いオモチャでもお釣りが来るでしょうねぇ。

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(↑ 波見付近10/8)
、、、、中高年の老後の楽しみ方はさまざまです。

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日置から、左手に辿ってもらうといいところがありますよ、もっともとがとれますよどうですかといっておきたかったのですが(^.^)。

 

稲下ろしをみていると 声が聞こえました、、、。

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「折から台風シーズン  その中で、三週間も野にたっているんだよ、そりゃなかなかのことよ」
稲木がいっているのです。
“そらそうだわなぁ   稲をかけて縦4~5m幅30mほどの衝立のようなものなんだで”
受ける風圧を計算で出すことも可能なんでしょうけれど、大変なことは想像できます。

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「この間「急速に発達した温帯低気圧(爆弾低気圧)」がきたぁろぉ、北東からの強い風でな、あんときはつっかい棒みんなが照の富士みたいな形相でがんばれぇまけるなあとまあしのいだんだ!」
そういうもんで、柱の根元を見ると隙間が空いていました。

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そんな奮闘努力もあって、稲は無事に水分含有度を約15%までに減らせて、稲下ろし。
“やれやれですなあ、おつかれさま”

「なんのなんのつとめですけん」

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仕事をおえた稲木にバスも声をかけてとおります。

ごくろうさまあ!

さて、たんぼには、、、K君の文字、、

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翻訳します。「ありがとう」

はなやのみせさきにならんだあきのはなたちに
かみせやっていうところがあるんだ
いっしょにいかないかとさそったら、

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いってみたぁーい、いくいくといってくれたので
とくべつしようのさとやまおーぷんかーをしたてて、
せやのさとをみせてあげているところ(^.^)

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、、、という題を付けようとおもいます。
きもちいいわぁ、

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おともだちいっぱいよんこようといったので、

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それじゃああわもちをやいてぜんざいをごちそうしてあげるからぜひいらっしゃいといいました。

、、、、、、、、
と言うことになればいいなぁとおもいました、、

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秋の野の見果てぬ夢、

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けれども念ずれば花開く、、といいますよ。

町では、和火というのがあるそうですね、さとでは、「和花・やわらばな」なんてのどうです!おもいおもいのはなをもちよってさとやまをばっくにおいておもいおもいのあんぐるをつくりパチリ!というような、まあ風景活けの一種のアイデアなんですけれど。

サラシナショウマ!

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花のおもしろさを楽しむには、ルーペが役にたつ花です。

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試験管ブラシのような長い花の房、「総状花序」と呼ばれていますが、近寄ってみると一本の軸にに小さな花がびっしり。その一つ一つからでている雌しべやおしべ、それがブラシの毛の正体なんです。ここからがルーペの出番。その蘂の付き方を見ると、雄しべだけの花と、尾しべと雌しべの両方を持つ花とがあるのが見られるでしょう、そしてね、雌しべの数を数えてください、三本一つの花からでているでしょ(^.^)

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キンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草です。それにしても、図鑑のサンプル画像とくらべると、本個体は花穂か゛株立ちしてそれぞれが短くぜんたいてきにずんぐりしているので、同一にあつかっていいのかとおもいます、ひょっとして、「せやさらしなしょうま」かも(^.^)

 

 

色づいた柿

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おいしそうにはみえます。

けれども、「むしえび」だでおいしないですだで、とTお婆さん。

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「えび」というのは「えむ」の変化した言葉。
「えむ」という言葉には、にこにこ!という意味の他に「花が咲きはじめる」、「果実が熟して裂け開く」という意味があります。花が咲き始めたら嬉しいので「にこにこ」、実が熟するとさらに楽しみがふくらんで「にこにこ」!後者が原因で、前者が結果の関係という面白い言葉です。ムシエビというのは虫に食われてあかくなってしまったものをさします。虫の食害を免れて育った物を「ほんえび」。同じように見えても、甘さが全く違うのです。

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さて、人の好きな物はムシも好き、柿が大好きなのは、ヘタムシ(しんくいむし)。親は、柿の木蔕虫蛾(かきのきへたむしが)ということ。 それにしても大発生しているのではないですか(`ヘ´)

これもむしえび。

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あ~ぁ、年取り柿なのに(´・ω・`)。

冬前に幹に菰を巻いておき春に焼却するという方法も有効だそうです。美味しい物には手間がかかります

立派な積雲のうかぶ秋晴れの空を映した海とススキ。

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このコラボでコンテストをするなら上位に必ず入るのではないかと思うのは、世間をしらないからなのでしょうか(^.^)

まさに、世屋こうげん松尾たんぼは残したいススキの聖地。
さて、そのススキを巡る話。その昔、一番こわいのは疫病や災い、それを除くために想像力を駆使して真剣におこなわられたことを「迷信」とか「マジナイ」とかたづけますけれど、それは時代の状況。その一つに、宮中では『尾花の粥』というしきたりがあったと言うこと。おかゆにススキの花穂の黒焼きを混ぜて食したのだそうです。

この動機はわかります。

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(↑ 刈っても数日でこのように!)

刈ってもすぐに新芽を出す、ススキは、不死身の成長力の持ち主です、そのパワーを取り込むため、、。

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(↑ 電柱電線の保安管理点検 ごくろうさまです)
ところで、そのススキは、海を見晴るかす高原の秋の風に吹かれる松尾たんぼのススキで無いと効果が無い、なるほど元気が出た!とだれかいってくれませんか、
、、、いきなりふります、わたなべさん、

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橋立の黒竹輪、たべたくなりました、

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舟屋のタコ、たべたくなりました、

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(↑三枚 10/6 BS-TBS 路線バスの旅)

玄妙庵、泊まりたくなりました、、

、、、その気にさせるすごい説得力にかんしんしました。

その勢いで、どうですか!

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「松尾の「尾花の粥」いただきました、なんだか体の芯から元気がわいてくるかんじがしてきました!

ぜったい、死にませんよ、しんでもよみがえる気がしてきましたぁ、」とやっていただけませんか(^.^)。

無事で戦場の真実を伝え続けてほしいので、半分まじめです。どこの「尾花の粥」でもいいので、命をまもってもらってください。

 

10月の野で何が美しいといってもミゾソバ、

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この群生に優るものはないと私は思います。棚田跡のすすきを刈り払うとわぁーと咲きました。

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さて、みぞそばが、土方歳三と新撰組に、深く関わっていたことをしる人は少ないでしょうね。

土方歳三の生家って、家伝の薬、民間薬を製造、販売していたんです。
名前は石田散薬。散薬とは粉薬。石田は日野町石田にちなんで。その原料がミゾソバ。今でこそ標準語ですが、その当時その多摩地域では「牛革草」と呼ばれていたとのこと。
製法 原料採集→天日乾燥→黒焼き→酒を散布→再乾燥→薬研で粉末に。
効能は打ち身ねんざ、労咳にも効くというので名前をかえて「虚労散薬」という製品も。
土方歳三はそれを売り歩き、その先で剣術道場へたちよっては腕を磨き、新撰組に入ってからは、結核を病んでいた沖田総司にのませ、幕末の花と散った隊士たちの治療にも用いたということです。

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この薬、昭和二十三年頃に製造停止。薬事法によって調査実験した結果、飲んでも害は無いが、有効成分は認められない、無害だが無効という調査結果が出されたからといいます。

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河童明神のお告げだとか蝦蟇が夢枕にたったとかいうのが土方家で製造することになったきっかけ、ミゾソバは水気の多い栄養豊かな土壌を好む贅沢物。その桜色の花園に、神秘なパワーを感じたことが夢になったのでしょう。病やケガは神仏にすがるしかない状況の中で生まれ医学の発達とともに消えていった家伝の民間薬、効能成分は認められなくても、そうだと信じ治そうと念じて服用すれば実際に効くこともあるんだそうですよ、「ダミー薬」効果といって、実際に効いたのかもしれません。

ミゾソバや新撰組のときの声 世屋野蕪村

 

立ち枯れの幹に生えていました。

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サルノコシカケといっても、パンといっているようなもの、味も形も違うたくさんの種類があるとのこと。
癌に対する免疫効果のある成分を含むということですから、特定したいところ、どうやら「ブナサルノコシカケ」のようです。
根拠は「傘表面に近いほうが、断熱材のような綿状の様相をして、裏側に近い部分が積層状の茶色」なら、「ブナサルノコシカケ」と言う業界のかたの説明。

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容易に割ることが出来たのは意外でしたが、その断面は確かにそうなっています。

断面から発する香りはキノコそのもの。

角切にし、蜂蜜、ホワイトリカーにつけ込み約半年でさるのこしかけ酒になるということです。

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関心のある方、ご連絡ください。

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