宮津エコツアー · 12月 2015

12月 2015

前回の続きです・・・

杉山マップ

杉山マップ

舞鶴市との境界宇野ガ岳から杉山頂上まで戻り、尾根を嫁入り道に向けて歩きます。頂上から約5分で尾根の巨大スギが・・・

DSCN6619尾根の巨大スギ何回見ても貫禄のある杉、根元に立つと杉のパワーを感じます。

 

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頂上から約30分で広場に出ます。頂上を振り返ります。

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広場岩の上から天橋立展望・・・・写真をクリックすると拡大します。

 

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関電の反射板の近くの尾根道は幅広く歩きやすい。

 

DSCN6634オオウラジロ巨木

杉山頂上から約50分で巨大オオウラジロノキに到着。

 

DSCN6635オオウラジロ横杉

オオウラジロ横には杉の大木・・・1本の杉かな?

 

DSCN6640尾根から天橋立展望最後の場所、木の間から辛うじて展望できますが冬限定です。

 

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杉山頂上から1時間辛皮方面展望です。中央奥の少し尖った山は砥石山です。見る方角によりこんな風に見えます。

DSCN6645辛皮展望から30分岩の上からスキー場方面が展望出来ます。

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嫁入り道に降りて来ました。宇野ガ岳から2時間半、杉山頂上から2時間の行程でした

杉山林道終点から宇野ヶ岳~嫁入り道の周回コースは10時に歩きかけ14時48分嫁入り道降り立ち約5時間のロングコースですが、杉の巨木、山桜巨木、オオウラジロノキ巨木、天橋立展望等々充分満足のいくコースです。特に冬の今の時期が展望も良く楽しい山歩きが出来ます。少し離れている杉にも目が届きほんとにワクワクしながら歩くことが出来ます。お天気の良い時をみて歩いてみてください。

 

成相寺電波塔付近から西、鳥取の方角を見ている。

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国名では、丹後、但馬、伯耆、いわゆる山陰道に連なる国。さて、丹後の国、中央のたんぼは五十河田んぼ、一筋の山脈の向こうに大宮町と峰山町、雲の上になだらかな山体を見せている左にいさなごさん(磯砂山661m)、右にひさつぎだけ(久次岳541m)、ここが、「ウイナラ」、わがふる里、京丹後市なのだけれども、いかにも山国!山林面積95%なのかと思うくらいの、こんないいかた聞いたことが無いですが、『里山市」だなぁとしみじみおもったことです。
ところで、左のいさなごや山右のひさつぎ岳どちらにも古代伝承、、
ひさつぐ岳は、咋石嶽の別名。『豊受大神現身の移り住まわれた地で、神代に月読命を饗膳したことにより斬り殺された土地である。今も大饗石があるがこれは饗膳を供した霊跡である。その下に御手洗滝があるが、これは豊受大神を切った月読命が手を洗った神跡と伝わる。その上には大神社 というところがある。その右の方に来迎山がある。これは月読命を豊受大神がお迎えした古跡である。切果渓(この谷の下に桐畑村あり)は豊受大神を月読命が切り果たした地であると伝わる。』
また、いさなご山には、羽衣伝説。『 8人の天女が舞い降りて水浴びをしていたそうな。これを見つけた和奈佐という翁が一人の羽衣を隠し、養女として連れ帰ったそうな。羽衣を失った天女はこれに従うしかなく、十年余り一緒に暮らしたそうな。働き者の天女が万病に効く酒をつくったおかげで翁の家は富み栄えたが、やがて心変わりした翁は天女はもともと自分の子ではないと家から追い出してしまったそうな。』
どちらも、伝わる伝承の血なまぐささ、といい、身勝手さは半端ではない。、
こんなに尋常では無いことをつたえているのは、なぜ?

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その謎は、環濠集落遺跡扇谷遺跡出土の鉄製品が解くかもしれないと、ふと思った。

(↑①)
扇谷遺跡は、画面右端、いさなご山を水源とする竹野川とひさつぎ岳を水源とするますどめ川との合流点付近、かって形成していたであろう沼地の面した丘にある。
この弥生時代前期のこの遺跡から、砂鉄系原料による鋳造品で、鉄製品導入期の希少なものと評価される全長5.6㎝ 幅3.4cm、厚2.0㎝、重さ68gの板状鉄斧がみつかっている。

(↑ ②)
その原料とされる砂鉄の入手先について、山本昭さんが、「…但馬・丹後両国の国境から丹後半島にかけての山地は、出雲国に劣らぬ砂鉄の豊富な地方である。、、、但馬・丹後国の山地に包蔵される良質で豊富な砂鉄を考えるとき、扇谷遺跡出土の鉄斧、鉄滓の関連遺構、遺物、すなわち製鉄遺跡の出土に期待するのは多くの関係者の願いであろう。」と書かれているよと斉藤さん※がしょうかいしてくださっているのをおもいだした。
良質で豊富な砂鉄が丹後国の山地には包蔵されている、、、と山本さんはおっしゃっているのです。どちらも、花崗岩とその風化した真砂土でできていて、砂鉄を多く含んでいる地質の山だ。大饗石、聖体とされる石は、鉄分を含んだ岩!万病に効く酒とは、実は鉄。炭と火を操り砂鉄を溶かして鉄にした、酒に喩えられたのは遺跡にでたような鉄製品!飛躍?なに、悪支配者を猿に、民衆を蟹にしたようなもので、許容範囲!追い出された!、そりゃそうでしょう砂鉄がなくなったということ、、、

斬り殺した、使うだけつかって追い出した等と伝えているのは、鉄 資源と技術の争奪戦ではなかったのか、、、

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ふーむ、、、但馬・丹後国の山地に包蔵される良質で豊富な砂鉄
そうかぁ、、、、中国や朝鮮から買うよりも自前で見つけて作ることが出来れば、と考えたはず、日置の浜にも砂鉄、この鉄はどこからと考えたときに、この山と谷、鉄の谷と、てつを古代の言葉ではさとかせとかはつおんしていたらしい、野間の世屋姫は世屋側からもっていかれたものと推論できなくはないのですね。

こう考えるといまでこそ、京阪神の後塵を拝する環境先進市ではあっても、古代にあっては、現代鉄文明の発祥の地なんだともいえるわけです。

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(↑京丹後市 最終処分場)

歴史の目は見えないものを見る目。

(↑ ③)

見えないものが見えると、弱い者でも強くなれる気がするのが不思議です。

※ 「謎の古代氏族鳥取氏 : 鳥取氏は捕鳥の氏族か 山本昭著大和書房, 1987.12
本書は、鳥取氏は捕鳥の氏族ではなく、金属関係氏族である、という主張を考古学の立場から精査し、論証した。出雲国荒神谷の有名な銅剣出土の地が鳥取氏に由縁があることを指摘したのは、本書がはじめてである」。 Amazon.co.jp「BOOK」データベースより.

※(①②③)は、扇谷遺跡 – 邪馬台国大研究inoues.net/tango/ohgidani.htmlから引用

「あんたはよっぽどしぶいんだぁ」

IMG_0766かき
小鳥やカラスも寄り付かない柿を冷やかすと、柿がいいました。

「まもなく雪が来る、その時に赤ければいいのだ、その時に甘くなっていればいいのだ!」

種子散布のチャンスを野山に食べるものがなくなるときと決めている恐るべき知恵。古い柿の木には霊が宿るといいますが、世屋の風土気候に適応し進化した柿なのでしょう。

天皇誕生日。新聞やテレビで紹介されるお言葉、全文をネットで拝読すると。多岐にわたって気張りがされていて興味ぶかいものです。
26年、昨年は、雪弱者への配慮!「新聞に大きく取り上げられるような災害ではありませんが,常々心に掛かっていることとして多雪地帯での雪害による事故死があります。日本全体で昨冬の間に雪で亡くなった人の数が95人に達しています。この数値は広島市の大雨による災害や御嶽山の噴火による災害の死者数を上回っています。私自身高齢になって転びやすくなっていることを感じているものですから,高齢者の屋根の雪下ろしはいつも心配しています。高齢者の屋根の上での作業などに配慮が行き届き,高齢者が雪の多い地域でも安全に住めるような道が開けることを願ってやみません。」

IMG_0759雪無し
おかげさまで、今年27年、

IMG_0762てるみさん

世屋の里では暖冬裡に年が暮れていきます。
また、今年27年、
「今年は先の大戦が終結して70年という節目の年に当たります。この戦争においては,軍人以外の人々も含め,誠に多くの人命が失われました。平和であったならば,社会の様々な分野で有意義な人生を送ったであろう人々が命を失ったわけであり,このことを考えると,非常に心が痛みます。」と。そして、「この1年を振り返ると,様々な面で先の戦争のことを考えて過ごした1年だったように思います。年々,戦争を知らない世代が増加していきますが,先の戦争のことを十分に知り,考えを深めていくことが日本の将来にとって極めて大切なことと思います。」

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薬~高血圧!~をもらいにいった協立診療所の待合には、『峰山海軍航空隊主要施設配置図』。

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へえ、赤トンボってほんとに赤かったのだ、一時は関係者3000人を擁した、そうだったのぉ

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見入っていると、診療を待っている方が寄ってきて、「訓練生が叱られている声がよう聞こえたと。空襲も見た、あの山の方角から打ち込まれたんだ、、」

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「7月30日、この日は宮津や伊根もおそわれていましてな、その飛行機は、和歌山の沖の航空母艦から、近畿を横切って飛んできたんだそうですで、」と応じることができたのは世屋高原の海軍省特設見張り所学習会て゛おしえられたから。

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(↑ 11/12 学習会)

私たち自身が戦争を知らない第一世代、第二、第三世代に伝えることとはこういうことなんだとおもいました。
身近なところにあるものをしっかり調査しまとめられておくことが、あらためて大事だとおもった天皇誕生日でした。

お健やかにおすごしください。

むむ、二本?

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命が二つ、たすけあって 大きく育てよ、ということ!

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「小さな花の歌」のさと世屋の小さなルミナリエ!

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ちなみにルミナリエは光の装飾、イルミネーション。イタリア語で言えば「luminaria」の複数形「luminarie」。有名な神戸ルミナリエ、1995年1月の阪神・淡路大震災の鎮魂と復興を願って「神戸に明かりを」と始まったのだそうです。

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五年後には、、、、!

世屋ルミナリエを見てから、ビオラビットて゛クリスマスのお食事、にしますよ。

 

コウノトリ、、、

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五十河の水張り田の側の電柱に。

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ようきたなあと言うところですが、なんのなんの、但馬はあの雲と山の間の空の下。

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直線にしたら、20kmく゛らいでしょう、上昇気流に乗って4~500mあがってあとは、翼のコントロール一つ、
居着いてもらえりゃとはおもうものの、ちょっとお散歩といったところなのでしょう。

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幸福をはこぶコウノトリ。では、居着いてもらうためには、餌がどれだけあることが必要なのか、
「餌量については、平成13年~16年にかけて、水田・河川・水路の現存量*28)調査を行ったが、コウノトリが捕えることのできる餌量と現存量の関係がわかっておらず、野外の餌量の過不足に結論をだすことはできない。」※  コウノトリ野生復帰グランドデザイン  と言うことではありますので、おそらくは人工飼育下で調べられた数字なのでしょうが、「コウノトリの餌と環境」について、コウノトリの郷公園 – nifty 3.nifty.com/hatachan-ej/kounotori.html  さんは、次のようにアップされています。

『コウノトリは完全な肉食でフナやドジョウ、カエルやザリガニ、昆虫等何でも食べますしかも大食漢で、毎日生きた獲物を沢山探さなければなりません。 1家族が一年暮らすためには、途方もない餌の量が必要で、その量はドジョウ約80匹×家族4羽×365日=ドジョウ116800匹だそうです。』

IMG_0713こうのとり

こういうことを踏まえて、こうもおっしゃっています。『コウノトリが野生で暮らしていくためには、大量かつ多様性のある餌生物が存在しなくてはなりません。 また、野生ではサギなどの競合種も存在します。 それら全てに餌を供給し、なお余りある懐の深い自然の環境が必要不可欠です。』。
こんな環境が大宮町にできたら、どえらい発信力をもった町になるんでしょう。

ロマンには相当な覚悟がともなうものです。「1家族が一年暮らすためには、途方もない餌の量が必要で、その量はドジョウ約80匹×家族4羽×365日=ドジョウ116800匹」、そこへむけての大努力をされているところが、福井県越前市。
同市では、農業者、市民、学識経験者、各種団体、行政などでつくる「越前市コウノトリが舞う里づくり推進協議会(平成22 年6 月設立)」が中心となり「コウノトリが舞う里づくり戦略」を実施されているとのこと。そして、コウノトリの餌場環境整備としては、水田魚道、堰上げ水路、休耕田ビオトープ、そして中干などの渇水時に田んぼの生きものが逃げ込むための退避溝など取り組まれた、とくに、退避溝については、幅1.5m 長さ約200m にわたり造成され、さらに約200mの工事を行う予定、ということです。

IMG_0531せや
五十河の里と、世屋の里はお隣どおし、コウノトリを住まわせたいと計画されるなら一役かわしていただきますけれど!

ところで、あかんぼうをコウノトリが、といいますが、ヨーロッパには、赤ちゃんはキャベツ畑で生まれるといいつたえているところもあるそうですよ。

 

この雲の下に伊根があります

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この雲の上に世屋があります

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海にぶりが回遊し、カニが潜み

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山にぶなが育ちくまたかか゛舞う

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これが、たんごです

do you know TANGO!

鉄をもった渡来人が拓いた国に、いまも鮭がのぼります。

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丹後にきませんか、丹後を聞きませんか、丹後を食べませんか

丹後を見ませんか、丹後を歩きませんか、、、、どぅゆー丹後!(do you TANGO!)

 

第5回世屋の森プログラム~森の冬の命に触れよう・スノーシュートレックのご案内

28年1月30日開催の「森の冬の命に触れよう~岳山スノーシュートレッキング~ のご案内です。 定員15名で、予 […]...
詳しく見る
森の冬の命に触れよう~スノーシュートレッキング

フキノトウ じゃないですか

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あっらー

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フランスギクも!

おいおい、これ桜とちがうんか!

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「沖縄とちがう、丹後ですで、ここは。」

テレビではこのところ、温暖化防止キャンペーンと暖冬情報

温暖化ペースか゛加速しそうだと。

NHKも。

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森さんも。

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「冬が来る前に世屋の夜空に大文字」、とおもったのに、冬が来ないじゃないですか、、。

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これくらい言わないと寒くならないかもしれませんので敢えていいますが、

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「雪囲いのような野暮なものはもうやめようとおもっています!」

 

 

 

世屋の里にともったイルミネーション。

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『大』の字になってるじゃないですか!

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たんに光るだけなら小僧のあたまをそるだけでもええが、知恵がないなぁ

なんぞ字になっているとか、、ということから思いついて「大」。
「まもなく新年、あたらしい歳神さんが来なるのに道もわからんようなまっくらなことをしとったら、大きな希望のもてるええ歳にしとくれんわなぁ」

作業しながらのそんなつぶやきになごみます。そのとおり。

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♪冬が来る前に世屋の夜空に大文字♪

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あっちからみても

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こっちからみても

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なかなかいいもんです
9時半ころまでつけておいてくれるそうです。

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さて、五山の送り火は、「大」文字のほかにも「妙・法」、「船形」、「鳥居形」など。こんどはこれに「鳥居形」て゛挑戦してみますか。

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