宮津エコツアー · 12月 2015

12月 2015

日置から上ってこられたんですって。

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ここまで、自転車こいで、とまらずに!!

ばっさかってところは車でもえらがりますよ!!!!

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「ええ、丹後半島一周するより、きついですよ。」

ちなみに標高差500mを8kmちょっとで。これを早い人は30分でだけども自分は46分ほどかかっている。それを縮めたいということです。

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自転車での坂道上りをヒルクライム。そのコースにはこの世屋街道は車も少なく安全でいいんですって。

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風になって下って行かれました。

上世屋イルミネーション!

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命のメッセージと読んだのですが、「命へのメッセージ」でした。

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上世屋には、この年二つの命。賑やかになった喜びのメッセージ、寒い初冬の夜を寂しがらせないように、そんなことが動機なんだそうです。

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それならと、、、協賛して!

初冬のかみせやイルミネーションライトアッププロジェクト、

そんなことをおもっていたら、そらからなにやらちいさな声

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耳を澄ますと学校跡のメタセコイヤが。

「わたしをおつかいなさい!」

え!めたせこいやのいるみねーしょん?

にこっとしたような気がしました。

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「おもしろいね、撮りにきます、ぜひやってください!」

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、、、、、ということで、やらんなんことになりました。

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この木が日が落ちたあと、こんなふうにかがやくんです、

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こどもさんがおおきくなられたので、というような不要のイルミネーションがあれば、もちよっていただけませんか。たくさんいります。

けれども、冬ソナのメタセコイヤの世屋イルミネーション、外貨かせげますよ、なので2年かけても3年かけてもやりますよ(^.^)

12月の大雨。

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僻地は災害には弱いのです。世屋高原のように元沼地が隆起した山地などでは特に弱いのです。

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(↑ のうだ棚田群 撮影日時 2015/12/11 12:07)
緩やかな斜面に拓かれた世屋や松尾の棚田は、豪雨や地震によっておこったであろう山体崩壊のような大規模な地滑りによってできたものです。
さて、世屋川河口に発達したこの「日置扇状地」(京都府登録地形)

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(↑京都府HPから)

この発達も、背後の山の地滑りが元はと言えば元。

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(↑ 日置扇状地 撮影日時 2015/12/07 15:38)

日置扇状地の発達はさらに天橋立もついでに、、。
温暖化で今後は異常な気象現象がさらに想定されるとのこと。

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不安にはなります。

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(↑ リフレ加悦 撮影日時 2015/12/11 16:55)

が、、、水の流れ、コントロールされている範囲内では多少暴れてもうつくしいものです。

「せやとれーど」 と聞こえたのです。海星公園での公開研修会、社会学の講座なのだけど来ないかと誘われたとき!
■なんですか、
「価格の付け方の問題、、」、
■はい、よろしくおねがいします。
説明するほうも説明するほうですが、聞くほうも聞くほう。
恥ずかしながらずっとひきずったまま参加してしまいました、『世屋トレード』を。なので、地元生産の商品の値の付け方と販路の拡大のおはなしなんだろうかと、、、。

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そしたら、「せやとれーど」は正しくは「ふぇあとれーど」、「フェアトレード」。意味は「公平な貿易」。『開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」』
日本は消費大国です。しかも輸入した物を消費しきらないまま大量に廃棄さえしている、繁栄を謳歌している消費大国であるとともに『廃棄大国」である、、
その陰にココアやエビやコーヒーなど、安く買いたたいて環境をあらしている、子どもたちまで学校にやることもできず働かせている、、そんな実態があるのですよ。

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一見 地球の裏側の話かとおもいました。しかし考えて見るとおなじこと。力と資本の論理によって地域は崩れる暮らしは壊れる農地と環境は荒れる、先進国でも負の連鎖、農地はどんどん荒れています。「せやとれーど」は人と物と情報のつむぎなおしで僻地再生をはかっています。ですから、「フェアトレード」は地球の裏側の話で無く、隣村隣の家の話でした、僻地中山間地も発展途上国もおなじ状況、そう考えたら地球の裏側の話、、ではありませんでした。
面白いこうざでした。

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ふと、富良野塾を立ち上げた倉本聰さんが隣にたっているように感じました。
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あなたは文明に麻痺していませんか
車と足はどちらが大事ですか
石油と水はどちらが大事ですか
知識と智恵はどちらが大事ですか
理屈と行動はどちらが大事ですか
批評と創造はどちらが大事ですか
あなたは感動を忘れていませんか
あなたは結局なんのかの云いながら
わが世の春を謳歌していませんか
倉本聰 記

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同じものを買うならちょっとフェアトレード商品買ってみようかなと思いました。

温かいので梅かと思いました。

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寄ってみたら寒桜、花の無い時期、年末年始の花木としては重宝な花です。
それにしても初冬に桜を咲かせたい!と思ったのか、咲かせてみよ!と命じられたのか、ともかく人間というのはすごいものです、

『行宮に冬の桜を奉る』 内藤鳴雪

ちなみにもともとは野生種が11、それらの交雑を試みて、マメザクラとヤマザクラとの交配でこの時期に咲くものができたということです。

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(↑日置にて 撮影日時 2015/12/10  )

また、エドヒガン系の桜とオオシマザクラとの交配種がソメイヨシノ、それも含めて色形時期などの違う桜は現在400以上の種類がつくられているとのこと。
冬を飛び越して、思いははや春です。

※行宮 天皇の旅行の際、その地に一時的に設けられる御所

田水張り天地一つに溶け合えり、、、

季語水張り田の縁で 昨年11月14日付けで取り上げた近藤克さん。

今年も水張り田の水鏡。

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(↑ 五十河 撮影日時 2015/12/07 14:09:20)
この一年!近藤さんの他の句にも共感が持てるようになったことが、私自身の成長かも。
『厨にて菜の花咲かす男世帶』

菜の花は畑で咲くもの。

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(↑日置 撮影日時 2015/12/10 12:49:15)

台所にもって帰った白菜を鍋などに調理するものもなく、春になろうとしている、、、
「せきをしてもひとり」に匹敵する歌です。もう一つ、
『枯野には戰の過去が立っている』
枯れ野とは、中山間地の荒廃田のこと、たっているものはススキ、戦の過去とは、供出とか木を切り炭を焼いて暮らした山の農業もエネルギー革命で山も放棄せざるをえず小規模農家が切り捨てられていくこととの戦い、、そうした人たちも世を去ってしまった

、、、

これもまた、「夏草やつわものどもの夢の跡」に匹敵する句、、

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( ↑ 上世屋撮影日時 2015/12/08 15:39:27 )

凄い人です。

もう一度たたかえ !そんな声もきこえてくるよう、、、。

伊根へ伊根へと車は走る、

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伊根はいいところです。

例えば小中学校の給食費、修学旅行費、ドリルやテスト、理科の実験セットといった補助教材費などの教育費無料化。

新たに漁業を始めた人には漁船や漁具購入に最大300万円を補助する開業支援制度て゛定住促進。

などなど過疎高齢化か゛進むなか、定住者を増やし、産業を活発にする、そのための施策の充実ぶり。

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さてその伊根へ行く道は、天橋立側からいうと、岩ヶ鼻までは一つ一本道ですが、そこからは二つあります。
一つは新しく開通したバイパス、トンネル道。もう一つは旧道。
多くはバイパスをとおっていかれます。狭い旧道をとおるかたはほとんどいらっしゃいません。それでいいんです、時間も早い、便利になった、安全問題も解決した大型バスなんぞに旧道を走ってもらったらまあ迷惑でもあります。
でもね、ご用とお急ぎでない方には養老地区大島おすすめします、旧道というのは、地域の生活道路なのです。磨かれた伝統が息づいているのです。華道のお師匠さんの玄関には華。時には祭りにも。

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こんなときはしばらくとめおかれますが、それもいいものです。

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渚の町から断崖の道へ。そこからみる山や岬に囲まれた若狭湾の眺めは゛じつにいい。

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柔らかみがあって絶景ポイントです。この間なんぞは、海面が魚で光っていました!

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わたし丹後北部観光コーディネータ研修講座修了生なんですが、そういう感覚でいうんですけれど、あくまでもご用とお急ぎでない方へ奨めるんです、そうすると伊根歩きがもっと楽しくなりますよ。

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まあ、このことは世屋でもいえます。利便性でいえばバイパスですけれど、味は旧道です。下世屋から旧道をとって上世屋にあがってきてください。

 

『福井県から京都府京丹後市の海岸に流れ着いた1個のサッカーボールをきっかけに、同市久美浜町のかぶと山小と同県越前町の城崎小の5年生同士が交流の縁を結ぶことになった。かぶと山小の児童は縁の不思議さに驚きつつ、学校や地域を紹介するビデオレターを城崎小に贈り、今後の交流に期待を寄せている』と京都新聞が載せたと漂着物学会 Japan Driftological Society。

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(↑ 大島沖)

実はこの話、久美浜の海岸で拾って、持ち主をさがしあてて届けて、この交流が生まれるきっかけを作られた方が知人なもので、聞いていたのです。福井県ではすでに記事にされ、話題になっていたということです。

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(↑ 左沓島右冠島 水平線に越前海岸、白いのが白山)

この話で興味深いのは、「福井県から京都府京丹後市の海岸に流れ着いた」と言うこと。対馬海流は南から北へ、丹後半島からは左から右へながれていきます。ですから、このボールは、能登半島をまわって富山、新潟へと流れていくはずなのです。丹後半島の西側、久美浜に漂着するはずはないのです、ありえないことがしかし、現実に起きた、それはなぜかということです。

おりから南下するブリによってはこばれた !まさか(^.^)

そこで、海流調査を検索してみましたら、八管区海洋速報に紹介されている若狭湾海流観測図を見つけました。

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若狭湾には北へのおおきなながれだけでなくふくざつなながれか゛あることがわかります。

しかし、どの流れにのせても、ボールが経ヶ岬をまわるとはかんがえにい。

そこでさらに九州大学の調査資料。

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日本海には大きく渦を巻くようなながれがあることをしめしています。

また、海水温度分布図もそれをうらづけています。

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この三つの図にボールをのせてみたら、越前から久美浜へのボールの旅路か゛よみとれるのではないでしょうか。

わたし的には、ボールはいったん沖へ、そして北へながれ、さらに日本海の真ん中で渦を巻くながれのって兵庫県沖へ南下し、久美浜へ漂着、

そんなコースか゛推定て゛きるのではないかとおもいました。

はたして、「縁の不思議」の正体とは?

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(↑海星公園記憶の丘から)

ちなみにこのボール、お婆ちゃんからのもらいたてのプレゼント、兄弟て゛あそんでいるうちに海に落としてしまったのだということです。それが今年の4月、そしてひろわれたのが10月。ボールは六ヶ月間漂流していたわけです。また、久美浜の海岸に漂着するもののなかには、ウオッカの瓶が流れ着いているとのこと、ウオッカは北のロシアの酒。中国、台湾、朝鮮半島からとはかんがえにくい。これらの事情を総合してかんがえれば、やはり、ボールは日本海大回遊の旅をしたのではないでしょうか!

さて、このエピソード、世屋の山からのぞむ海話のネタにさせていただきますね。

 

町にさまざまな幸せイルミネーション。

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(↑ 日置 撮影日時 2015/12/10 )
さて、世屋にも  民家の門にイルミネーション。快晴のまま日が暮れて世屋の夜は満天の星空。

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そんな星々に命のメッセージを伝えるかのよう。

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過疎高齢超限界の代名詞のように言われる世屋の里。

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ご心配なく、元気です、そんなメッセージなのでしょうか。

クモの糸

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植栽された芝桜にカバーなんて見たことがない、雪対策て゛もあるまいし、なんなんだろうとおもってたんですよ、

そしたら、

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芝桜色のイルミネーション。

京丹後市大宮町石河自動車前交差点て゛す。

年の暮れの癒やしになりますね。春の花を待とうというき分にもなります、

冬芝桜、お見事!

 

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