宮津エコツアー · 6月 2017

6月 2017

掘りくずされた道ばた。

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この仕事はイノシシ。掘りあげられて無惨に散乱しているのはシシウド。

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根っこ部分に何かがいるのかも知れませんが、どうもそうではなく根っこそのものを食すためにしたことのようです。

シシウドの根が一番美味しい時期なのでしょう。

そこで、シシウドについて、「多摩丘陵の植物と里山の研究室」のさんに多摩の緑爺さんに問い合わせしてみました。
「■文化的背景・利用
平安時代の「本草和名」や「倭名類聚抄」に現れる「和名 宇末世利(うまぜり)」はこのシシウドであるとされています。
江戸時代に貝原益軒によって編纂された「大和本草」には、「菜蔬類」として「ウド」の名があり、また「薬類」として「独活(ししうど」の名が現れています。
また、同じく江戸時代の「本草綱目啓蒙」の獨活(どくかつ)に「シシウド」の名が現れています。」
(ふむふむ!)
「ウド」の名の由来ははっきりとしていないようです。茎が中空なので「虚ろ」木から転訛したなどの説はありますが定説とはなっていません。

(うむうむ!)

「本州以西に分布し、日本固有種です。
多摩丘陵では、ごく限られた場所に少ない個体数しか確認できていません。」
(、、、そうなの!)

「名前の由来、、」

(それそれ!)
「壮大な様子を「猪(しし)」に擬(たと)えて、シシウドという命名です、、」

(え?)

、、、、、、

緑爺さん、それちょっと「ちがうど」。まあ口で言うてもわからんやろうで、百聞は一見にしかず、見にきてくださいな、

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「名の由来は、独活(ウド)に似るが食用にならないというところからきている。」とみんなの花図鑑さん。
「猪が食べる、あるいは猪しか食べないというのが名前の由来」と四季の山野草さん。

シシが食す故に「ししうど」と申すなり!こちらのほうが実感です。

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ちなみにせやの古老は「かど」と呼ぶんだ、便所にいれると、ええ肥料にしあがるんだとおっしゃいます。そんな使われ方をしなくなった現在、シシウドは伸び放題、それをイノシシが喜んで結果人の暮らしが脅かされるという循環になっているわけです。

2種類並んだ幹。

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どちらも、「うつぎ」と呼ばれるものです。
左が「たにうつぎ」、右が「うのはな・うつぎ」、
「うのはな・うつぎ」には髄がありません。
おなじように左が「たにうつぎ」、右が「うのはな・うつぎ」。

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「うのはな・うつぎ」の枝の出方は互生です。
この枝の出ているところに竹のように節があります。

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卯木・空木・打木と標記するうつぎですが、「空木」と標記するのは「うのはな・うつぎ」のほうです。

一方、開花の早いのは谷うつぎ。5月の始めには咲き始めます。

IMG_5175たにうつぎ

卯月に咲くので卯の花とするのは、「たにうつぎ」の方がいいようです。
ちなみに「樹木になるのはシダ植物と種子植物です。木、特に樹幹は中心から順番に、髄、木部、形成層、樹皮から構成されています。髄は木が若い頃の芽の部分で、成長に伴ってここを核として樹木は外側に大きくなります。」
さて、髄のある「たにうつぎ」、この軟らかいスポンジ状の髄は容易に抜けるのですが、戦前、その髄が海軍の兵隊さんの救命胴衣の材料になるからと、小学生の夏休みの宿題にされたというのです。教えて下さったのは、丹後の元先生たち。

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秘境せやの里巡りというテーマでウオークをプランニングし案内したおりのことです、

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夏休み、たにうつぎ・ひいなを切り、髄を抜く子どもたちの姿を想像しながら、
戦後の技術立国を可能にした日本人の資質、自然の特徴を観察し、集中力、根気、手先の器用さ、こういうところで育ったのだなあと思ったたことです。

梅雨入りです。

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せや高原の沼でも、モリ青カエルの産卵がピークです。

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さて、カエル話題は天声人語にも。

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完全にカエル素人をさらけだしますが、「ヘビやイノシシに立ち向かうカエル」を描いた河鍋暁斎かわなべきょうさいさんって?

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検索してみました!

歌は聞こえどすがたは見えないカエルたち。そらそうです、ヘビやカラスやサギの餌になるわけですから。

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特に森に住んでいて滅多に見られないモリ青カエルの姿を唯一見られるのが産卵の時の梅雨、森の側の沼。

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ウッディカスタネットをたたたくようなかれらの歌 森に聞きに来ませんか!

杉山林道が工事の為通行止めになっているので、管制塔まで写真撮りに行って来ました。

 

管制塔近くの展望所から宮津湾

管制塔近くの展望所から宮津湾

この日は曇りで遠望も効かずに、宮津湾が霞んでいます。

 

タニウツギ

タニウツギ

府道から管制塔までタニウツギがピンクの花で出迎えてくれます。

 

ヤブデマリ

ヤブデマリ

府道から管制塔まで2か所でヤブデマリを見つけました。

 

ヤマボウシ

ヤマボウシ

 

カマツカ

カマツカ

ヤマボウシやカマツカの白い花が咲いてきました。タンナサワフタギはまだ蕾でした。

5月30日管制塔近くでクマを目撃しました。車を停めているすぐ近くです。クマの事故が相次いでいますので山に行かれるときは十分注意してください。

 

 

えごいやっちゃぁー

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えごのき、それがこの花を付けた木につけられた名前です。ドレスアップしたご婦人といった風情にはにつかわしくないのですが、種を包む皮、これが「えごい」と言うことなのだそうです。

えごいというのは、あくが強くてのどを刺激するような味や 感じがする。という意味ですが、そんなのはざらにある、それらを押しのけて「えごのき」

と言う名を獲得したということは、他のおよぶところでないとんでもないえごさをもっているからなのでしょう。

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なので、本来ほんとかどうか確かめてからろんじるべきなのでしょうが、めっちゃくちゃ気を失うぐらいだと想像すると どうもその気にはなれません、 あえてだそうだ、、、ということにさせてもらいます。そんなことですから、もしかしたら 暗殺のために使える毒を探していた人間にとってこれは有力な候補としてリストアップされていたのかもしれません。水に溶かして呑ませる、実験に魚を使った、浮かび上がった、 けれども苦さは隠せない、気がつかれずに目的を果たすにはむりがある。 まあ魚を捕るのに使おうと魚毒に使われているそうですから、魚もええ迷惑、、、。

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ところで、 エゴノキの漢字表記、検索してみましたら、「1.『広辞苑』(新村出編 岩波書店 2008年)をひくと、「「斉墩果」の字を当てるが、これは本来オリーブの漢名」とある。また、『日本国語大辞典』第2巻(小学館編・発行 2001年)にも「漢名に、斉墩果を当てるのは、元来オリーブの漢名であるものの誤用」とある。 2.あて字の辞典にあたると、『難読語辞典』(府川充男編纂 太田出版 2005年)には、エゴノキは「斉墩果・売子木」と書かれている。」など。 けっきょくなんだかわかりません 。  えごいは  蘞い/醶いと書くようですから、「蘞の木」でいいのではないでしょうか。

 

杉山林道に写真撮ろうと思って向かいました。入口で通行止め。

杉山林道入口

杉山林道入口

 

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通行止め期間は5月30日から6月30日までのようです。強い雨が降ると路面が荒れて走りにくい杉山林道早く走りやすい林道になってほしいですが・・・どれだけ舗装が進むのでしようか?

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