宮津エコツアー · 10月 2017

10月 2017

小さなキウイ!

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味もキウイ!

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「こくわ」などといえる人はもう稀になっています。 一般的には「サルナシ」。花はよく見るものの実がついている株はあまり見ることがありません。雌雄異株で、雌株が少ないためかもしれません。

ジャパニーズキウイの名を拝していますが、原産地の中国名は中華獼猴桃。そのため「しなさるナシ」、マタタビ科マタタビ属なのでおにまたたびとも。

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(↑ ネット借用祖谷のかずら橋 : 【徳島観光な…https://matome.naver.jp/odai/2142821172381768101/2…様 )

ところで、へーぇと思ったのが、サルナシの蔓、有名な祖谷のかずら橋の材料なんだとウィクペディァ。 サルなしのツルは「直径約5cm、長さは50mにも伸び、非常に丈夫で腐りにくい」のだそうです。藤蔓かと思ってました。

鱗雲、

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(↑5日小町温泉から)

その日の夜7時nHkの天気予報。

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雨を予想していました。

「鱗雲は、低気圧の前面によく現れる雲であり、移動性低気圧が近づいている事を意味している、半日から1日ぐらいで温暖前線が近づき降雨域に入る。」ということです。

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その図解!※引用 ウェザーニューズweathernews.jp/s/topics/201709/210085

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西山から鱗雲がわくように出た翌日は雨風、 この予想の確率はほぼ100%!

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(↑6日 上世屋 午後三時ころ)

さて、その土地の天気や気候には固有の地形や海山土のバランスが反映します。それを観察した詩的な表現、それを天気俚諺や観天望気というのだそうです。

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(↑ 5日 上世屋)

「ソバの豊作は大雪」もその一つ。

これには、こんな解説がついています。「植物のソバは、夏に寒冷な地域で育ちます。 ですから、日本ではイネが育ちにくい寒冷な地域で育てられ、主食として栽培されてきました。 夏に育つ作物なので、この諺は予言のようですが、実際には当たっているようで当たっていないような諺だそうです。 どちらかと言うと、ソバが豊作になるとソバの白い花が雪が積もったようにたくさん咲くことから大雪を連想させるのではないかと思われます。」
(『暮らしの中の気象』econeco.sakura.ne.jp/kotowazaより)

今冬は、大雪なのでしょうか。

たずねてもらえませんか!

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ここはどこですかぁ?と。
「海の京都は花の丹後の花美世屋です」。

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さて、京都の観光行政は「海の京都」をすっかり確定させてしまいました、、、、

確かに「京都の海」は魅力的です。

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一方、その内陸部の山や森や里、味があるところなんですし海からわずか10数分のところなんですけれど、どうも魅力の発信がいまいちなのか、交流人口が増えているという実感はありません。

そういう意味では、花は強力なカード。

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澄んだ秋の空をバックに咲く花たちは、「私たちをもっと活用しなさいよ」と言うようです。

 

2017年秋、丹後半島がおもしろい!

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丹後縦貫林道太鼓山線 角突山線 成相線 大内線4線が再びむすばれるから。
丹後の海、若狭湾を美しく見ることのできる半島の山麓を、約50kmに渡って、しかも信号一つも無しで走っている基幹道路丹後縦貫林道。
しかし、通行止め、その期間がけっこう長かったです。拡幅やカーブの切り取り、路肩の補強、舗装のやり直しなどが、林京や観光の新しい状況に対応すべく徹底して取り組まれていたのです。その工事が終了し、豊かな自然と青い空と広い海の景観が楽しめる道路が復活するのがするのが11月なのです。

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さて、丹後半島一周道路頼みだった海の京都を格段にパワーアップさせる丹後縦貫林道の再開通、それを記念してお披露目ウオークが企画されています。11月4日予定、新成相から元成相へ林道成相線を約10kmのコースです。 海の京都展望スカイラインとして丹後の海と里と森をつなぐ林道に、豊かな美しい時間が新たに流れることは私達の願いです。ガイドの会も協力させてもらいます。

紅葉の林道、楽しんで下さい。

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「 ほんまに嘘はいわん だまされたと思って、いっぺん、歩いてみとくれぇなぁ、えぇえ道になっとるでぇ!」

ピーーーーィッ!

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声の主は鹿、四つ股の角をもった黒々してたくましい体の雄です。

翻訳すると

「やあやあ、遠からん者は音にも聞けぇ、近くば寄って目にも見よぉ」

他のオスに勝負を挑み、メスへのアピールです。

「我こそはぁ せやのやまの鹿たろうなりぃー」

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「さを鹿の、朝立つ野辺の、秋萩に、玉と見るまで、置ける白露」と大伴家持さんが感動したのも頷けます。

さて、今の時期、鹿が食べたいのは山の幸、例えばトチ。

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人は食べられるように灰汁抜きしますけれど、四つの胃を持つ鹿はポテトチップスなみにぼりぼり食べるんだそうです。

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里におりたり、林の下草を食べ尽くしてしまうといういわゆる食害の問題が深刻だと憤りをもってかたられています。

畑にはいってくれにゃあええがぁ、、」とため息をつつ鹿の鳴き声を「聞くのが今の里山人の気持ちですけれど、里に下りる背景にはこういう豊かなトチの森が切られてしまったこともあることを思うとなかなか事態は複雑です。

 

 

 

 

 

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