宮津エコツアー · odani

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海岸の砂地に生える多年草で、私たちが口にするニンニクに比べると、葉が少し似ているだけです。匂いはなく、地下茎も球根ではありません。太く長く横にはいます。昔、アイヌの方は、これを屋根葺き材にしたという話を聞きました。

いま小天橋の宮津湾側では、オカヒジキ(あかざ科)がお待たせしました、と云わんばかりに芽を出してきました。葉は肉質円柱形で、海藻のヒジキに似ており柔らかくて、つい採って口にしたくなります。少し塩気が効いてそのまま食べるとこれぞ天然ものの味。

天橋立の朝の風物詩 アサリ獲りが、文珠水道(天橋立運河)や小天橋の水戸付近で見られます。漁師さんの話では、天橋立のアサリは特に2月~6月がおいしい季節。身が詰まりプリプリとした食感は、みそ汁もよいが酒蒸しは、般若湯(僧の隠語で酒)ファンにとってはこれに限ります。

天橋立の宮津湾(与謝の海)側に生えるせり科の多年草です。別名ヤオヤボウフウとも言います。この時季の若葉は刺身のつまとして用いられます。天橋立の旅館やホテルのこまめな板前さんが獲りに来ているかも知れません。

北の植物 近畿ではここだけ、君だけ。自然界の掟は厳しい。なぜ君がここにいるのか。リンゴのように人に育てられれば、虫達の餌食になることも少ないだろうに! 4月26日からここまで育ちました。

天橋立磯清水裏5メートルのタブノキ 4月23日の蕾から花が終り、果実へ向けて一生懸命に生長しています。

めずらしく横に伸びた黒松の新芽と赤紫色の見事さを収めました。この毬果は来年の秋 成熟し、晴れた日に鱗片を開いて片側の翼が付いた種子を飛ばします。

天橋立のハマナスの花が咲き始めました。花には芳香があり、香水の原料にも利用。果実は秋に赤く熟し、ビタミンCが多く含まれるため、エキスがのど飴にも使用されています。群生地としても有名な天橋立のハマナスは、これからが見頃です。

 歳を忘れるほど長生きした。名前の由来は千貫匁の価値があるということだ。1726年の「丹後国天橋立之図」に載って居ることから想い起こすと500年は生きたことになる。国宝「天橋立図」の雪舟さんにも見て貰ったことだろう。
 この間、1872年の豪雨で天橋立が約90m切断され、大天橋の水戸ができたこと、阿蘇海で金樽イワシがよく獲れたこと、1907年大正天皇が皇太子の時、ワシのすぐ近くに山陰巡行上陸され、傘松公園に行啓されたこと、多くの文人墨客がワシを眺めながら通ってくれたことなどを想い出す。
 いま、ワシの近くで可憐な花々が、見詰めてくれている。両側の阿蘇海と与謝の海から吹く風は優しく、時にはワシの杖を折らんばかりに荒々らしく吹いてくれるが、天橋立を世界遺産登録しようと頑張ってくれている人々がいることが、余生の楽しみじゃ。
 こんなワシを見に来て下されや! ハハハ・・・

2011年12月19日 ご紹介した ばら科オオズミです。いま、まさにこの状態です。

気品があり、世界遺産登録への取組を進めている天橋立の奥ゆかしさです。

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