今は、ピンポン玉よりすこし大きいだけのカボチャの実、
栽培しているのは、宮津高校フィールド探求部の皆さん。
アトランティックジャイアントと呼ばれているもので、今後の成長肥大に関して持っている可能性は最大180cm、824.9kgを超えるのだそうです。
(↑ネット借用)
「大西洋の巨人」と訳しますが、それはそれ、高校生たちが棚田の跡を生かすという夢を持って栽培してくれたものですから、上世屋では「ジャンボ夢カボチャ」と呼ぶのが適当だろうと考えています。
どうもわからん、、、、!

「里地里山30選 サトチサトヤマサンジュッセン」
これ、面として、里地里山の質のコンテストがあり、30地域が選ばれたものとおもいませんか、私はそう思います!。

チェックしてみると、
『読売新聞社主催、環境省共催で、里地里山の様々な保全活動に光を当て全国に広く紹介することを目的として開催された「日本の里地里山30─保全活動コンテスト─」(2004年6月)において選定された30の里地里山保全活動団体。』とありました。環境用語としても流通しているということです。これでもって、この看板にも記入してあるということでしょう。
さて、たしかに30というのは存在する。しかしそれはそこでの活動に与えられた物もので、地域空間という面ではないということなのです。なのにこれを称して「 里地里山30選 サトチサトヤマサンジュッセン 」と環境用語としても流通させる、これはいかがなものでしょう、あえて再度、「申し上げておきたい、一般にわかるでしょうか。」
里地里山保全活動に取り組む団体がたくさんあり、その活動に対してコンテストが行われ、最終的に30団体が選ばれたこと、それ自体すばらしいことなのです。が、─保全活動コンテスト─が省かれることによって、本来の大事な意味、それを消してしまって、うちうちの業界用語に堕していると思います。そうでなく、少し言葉を費やすかもしれませんが、「日本の里地里山30─保全活動コンテスト─」選定地、あるいは、「日本の里地里山保全活動地30選」とする方が、よほど一般的に見る方の評価は高くなると思いますよ。環境省も考え直すべきですし、使う方もそういっているからつかっているでなく、利用者目線をかんがえたほうがいいと思います。
一つの畑には、宮津高校フィールド探求部、
もう一つの畑には「いわたきっず」たち。
小さな棚田跡の段にこぼれるほどの子どもたちと芋。
土に住んでいらっしゃる神様が、25年ぶりに姿を現してくださいました。
ワイヤメッシュを畝に「かぶせたこと」がトラップと思わせたのかもしれません、
風車とあいまってイノシシも遠慮してなのか手を出しませんでした。
ほりあげた跡には、福島支援ヒマワリの苗と種。
そのほりたてのジャガイモ使用のスイーツつくりは、京都府選任食育の先生、大槻さん。
ポテト羊羹に、ポテトチップスにポテトシュークリームにと、腕をふるってくれました。
「ポテト揚げまんじゅう」にいたっては絶品、想像できます?
さて、ジャガイモは、さんど芋とも。夏の終わりには、畑をさらに増やしてチャレンジする予定!
「日本の里地里山30─保全活動コンテスト─」の評価ポイントは、(1)生物多様性保全、(2)多様な主体の参画、(3)社会的仕組み作り、地域活性化、(4)環境学習、体験学習、(5)先進性、独自性、等の観点から
ということ。
それぞれの項目に該当する内容が充実してきています。新たに 2018年版が企画開催されれば応募しますよ!そして、入選した暁には、もちろん立てる看板には「2018年度日本の里地里山保全活動地30選・活動地」、と書きます。
Tくんへ

やっとるど、こうなるともう堅めなあかんでぇアスファルトで!という向きがあればそれも一案、そうしよう、と乗ってしまう雰囲気もあります。
で、ことほどさように人々が忌み嫌うイノシシ、しかしイノシシはそれが哀しくて、お手伝いしたくて仲良くなりたくて夜な夜なそうやって現れるとしたら、「もうサトイモ植えんなんのに、今年はいっかなしごとしならんが、なんどあったぁろうかぁ、そうかもしれんで、かえってきなっても土がかたなって手がつけられんことになる、そうならあかんで、草の根をおこしといてあげよう、、、、」
そうも考えられて、そんな志なら受け止め生かしたいじゃないですか。
今初夏の花が美しく里を彩っています。
イノシシの志をどう生かすか、
Tくんへ
逆手の発想すれば、花がイノシシ対策にヒントをくれているようにおもっていますが、どうでしょう!
九州ではとんでもない集中豪雨、
線状降水帯ができてためということです。
この線状降水帯の発生は丹後でも経験しました。ともかく身を守る、自然の力には勝てません。
さて、上世屋ではとんでもない「集中豪『猪』」、
畑の跡にクズの根が太くなったり、ミミズやさわがになどが食べごろになっているためなのでしょう。
過疎の村で、だれの所有地なのかも定かでないとなれば、思案投げ首の体ではあります。
が、そこが里の入り口、道沿い、ウエルカムの場ともなれば、やり放題やられ放題でほっとくのもおもしろくありません
♪丸い卵も切りようで四角♪ここ起こせぶーぶー、もったいないぞぶーぶー、きばらんかいぶーぶー、てつだったるでぶーぶーという自然からのメッセージと受け止めれば、花の種でも蒔いて見ようかという気になります。
「集中豪『猪』」を地の声にして、秋には、コスモスで迎えられるでしょうか!
見かけんお方やが、あんただれぇ?
ちょっと調べてくれんかとたのんだ知人からの返事。
「持ち帰った山野草ですが、クサボタンと思います。」
ほうほう、くさぼたんとな、
形態 茎の下部は木化。葉は3小葉で縁に不揃いの大きい鋸歯がある。花は淡紫色の筒形で下向きに咲き、花被が反り返る。
たしかにそういう特徴です。
そして、くさぼたんなら「京都府: 準絶滅危惧種です」とも。
『分布 本州。日本の本州だけに固有。
◎府内の分布区域
北部地域、中部地域。
生態的特性 やや乾いた草地や林縁にはえるが、府内ではそうした環境が少ない。石灰岩地には比較的多い。
府内では北部地域にわずかに見られるだけである。』よって、「京都府カテゴリー 準絶滅危惧種」だと。
縦貫林道沿線です。
さて、この縦貫林道、秋の全線開通に向けて繁茂した草刈りなど急ピッチに進むのです、その除抜される草木の中には、うつくしく咲いて縦貫林道沿線の6月のもてなし花になるはずの山アジサイも多数。
草刈りの際にはこれへの配慮もしてもらえたらと、マーキングを行っていたさいに遭遇したものです。
長いこと不通期間が長期に渡ったことが植物、生物にとってはいいことだったのかも。
この、「京都府カテゴリー 準絶滅危惧種くさぼたん様」にもマーキングしておかないと!
八重咲きナデシコで吸蜜するキアゲハ。
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バタフライ・ガーデンという英語、チョウチョのための喫茶店と訳したらいいのです。

あるいはチョウチョのためのレストランとか、あるいは居酒屋と。

キアゲハが幼虫の食草にするのはセリ科の植物、上世屋の草原ではシシウドを豊富に産します。シシウドは強い植物です、刈っても刈っても新しい芽をだします。キアゲハはこの柔らかい葉に卵を産み付けます。
かっては大切な肥料発行促進材として人はシシウドを刈り続けました。シシウドとキアゲハは生物多様性重要里地里山500のシンボル的な関係だということです。丹後半島ではキアゲハが減っているというのが蝶研究家の実感とか。そのキアゲハを見ることができる仕掛け、それが花美世屋の里山バタフライガーデンなんです。
涼しく風の吹き抜ける藤棚の木陰でコーヒーを飲みながら、蝶たちを待ってみませんか。