2012/10/24
「ふなやといえば伊根、伊根へ伊根へとバスは走りますけれど、
船屋は伊根の専売特許じゃありまへん。
潮汐の差が少ない宮津湾、若狭湾の漁村に特徴的なものであって、
阿蘇の海にも船屋はあるのでっせ!
ちいさいけれど味のある船屋があるんでっせ。」
2012/10/24
「こっち見とるモンがいるぞ、なにしてるんやろ ちょっと見てきてくれんかえ」

「なに、わし描いてるってか、あっちにあるやろ、ええのが。なんであっち描かんの?」

このうちを見てると、ごくろうさま ありがとうとおもえるんです、、、人がつくれないものというか風雪に耐えてるじゃないですか、あっちはなんかつくったものっぽいから!そんな話をしとんなったで。
「そうか、そうなら、わしまだ建っとらなあかんな」
「なんなら、わしをアートしてくれるモンおったら、まかせるけど、おらんかいな」
・・・・・・・・・
『解説』
世屋の民家を描くこの人たちの視線の先は、崩壊寸前の廃屋。左には、新しい笹葺き民家。
なぜ新しい民家をかかれないんですか?不思議に思って尋ねました。
そうしたら、「風雪に耐える姿は人には作れないものだから」と。

廃屋といっても、その撤去は所有者責任で、周りからどうこうすることのできないのが現実。
しかし、絵は、心と心のふれあいで描くもの。里にとってマイナスイメージ、と肩身の狭い思いをしながら風雨にさらされている民家が、「にこっ」とした気がしました。
絵を描く人たちのソバの家の縁側で、豆選りをしていたKさん。
自分の畑の里芋が描かれているのを見ながら、
この畑で作ったものは何でも美味しい、気候や土、肥料、三拍子そろっている、と解説。今選っている小豆をもってきて、「まあ帰ってぜんざいにしてみなれ」

、、、、ついでに、そっと付け加えました。そのぜんざいにはここで作った粟餅を入れるといいこと、橋立ワイナリーで買えること。
もひとつついでに、 「わし、アートしてくれるもんおらんかえ!」と廃屋がいっとりますけど、、、と。
2012/10/23
大宮バイパスのN呉服店のショーウィンドー。
緑はちまきザサ 黄はクロモジ、紅はハウチワ、灰はブナの幹、褐色はブナの葉!ブナ家族の秋が配色巧みに描かれています。

さて、今日は「霜降」。天気予報では、西高東低、放射冷却などと冬の気象用語まじりに、「次の節気、「立冬」に向け、北風も吹き紅葉がすすみます」と語っています。
その紅葉、世屋の里からのフォトレポート。
先ずは、里の秋。高原休憩所のいたやめいげつもみじ。22日
2 世屋姫上のカツラ。20日
3 銚子の滝渓流のケヤキ。22日
そして、高山のブナ。21日
5 分水嶺のブナ。21日
明日の最低気温は平地でも(11℃)と予想。6~700mの世屋の山ではさらに冷え込み、
木々の葉の色づきが一気に進むことでしょう。
2012/10/23
サクラアートサロン!
ほほう!
「㈱サクラクレパスが運営している絵画教室です。 油絵・日本画・水彩画・クレパス!、デッサン・パステル・テンペラ・クロッキーなど絵の事なら何でも勉強できます。 事務局からお知らせ、教室の事や新宿なう、勿論ARTについても・・・ 実験的ではありますが枠組みの無い広い内容でつぶやいていきます。東京都 新宿三丁目 http://www.craypas.com/artsalon.html ※大阪にもあります。」

この教室の絵画教室、東京からのスケッチ旅行のご一行。コースは、美山、世屋、伊根と廻って、伊根は油屋泊。船屋を描いて、京都へ行く、ガイド眼からも、いいコースです。
ちなみに引率されていたのは、T先生。「黄昏特等席」で描いていらっしゃいました。
東京藝術大学美術学部絵画科 日本画専攻ご卒業 同大学院修了、かくかくたる画歴の先生ということ。しかし、そんな方とはつゆ知らず、
なんでも京都市のご出身で 丹後にも縁があるとか。など、気さくで気楽にお話していただき,手元も撮らせていただきました。

「スケッチツアーにて訪問。風情あふれる景色に参加者一同感動しておりました。このままの形で今後も残していただきたいです。」と添乗員さんの交流ノートに書いていただいた一文。
思うに、、、スケッチ旅行作品展を現地で開催していただくとありがたいんですが!
描いていただいた里の民家は、歩いて作品を見せてもらいに行けません。会場もありますし、なにより地域振興になります!
2012/10/23
薬草、どんなもんでも、薬草でしたなあ、むかしは、医者へいけるもんでもないし、薬売りの薬もあるもんでもないし、金もかかるし、、、だから母親はいっつも薬になる草、滋養になる草いうのをゆうとりました、と、てるみさん。

どんなものですか?
センブリちゅうですか、ちいさいもんですで、おおきなっても、親指と中指の先っぽくらいのもの、百姓は元気に働けなあかんですで、それにはまずしっかり食べること、でもむかしのことええもん、やわらかいもの消化のええもんたべとりませんでな、
かならず煎じて飲ましてくれました。
いまは、草場が無くなって、絶えてしまいましたわな、
「おのは」とか、「せきりぐさ」「だめ」いうのもちょうほうしましたで。
※「おのは」クロ花ヒキオコシ 、「せきりぐさ」ゲンノショウコ 「だめ」ドクダミ
(てるみさんの里芋畑)
さて、世屋の秋を楽しむ・薬草観察会が近づいてきました。
丹後の薬草は『丹後の薬草88選』に200種以上がリストアップ、そのうち88種が写真付きで使用法などが紹介されています。富川惇志先生の手になる労作です。それらを、秋の世屋の野で、小笠原巌先生の解説でご覧いただけると思います。募集人数20人で、現在、17名。健闘しています。
(↑ 現在ふるさとミュージアムで開催中の背板展のポスター写真になっている所)
お昼の世屋弁当も、今回は『薬膳』というお題で、研究してもらっています、合歓のマメやつるあずき、これご飯にまぜようか、とかそうそう、「ししうど」!これ、どうかしら、世屋では、「べんじょぐさ」ってたべられるものじゃないというけれど、わざわざそういうからには何かあるかもしれない。西洋では、ケーキにもつかうし、「あんじぇりか」、天使の花というほどのものよ、」など。お楽しみに、というところです。
2012/10/22
車を置いて、野を歩きませんか!そのお手伝いをさせていただくのがガイドウオーク。
そのガイドさん、上に強い人がいれば、下に強い人もいる、色に強い人、匂いに強い人、様々な個性があります。
分水嶺トレッキングの下見をご一緒させていただいたHさんは、下に強い人です。足下のちょっとした異状を見逃しません。
そのフォトレポート。
先ずは、熊のウンチ、ギンナンを食べていますよ、
実(堅果)がそのままありますけど、人がくさくて取り除くところが熊にはおいしいみたいです。
この実を洗って売りましょうか、
熊ギンナン、希少価値、ちょっとついている方がいいかも。
山のネズミ!うーむ、病気?今朝のことだろうか!
アカネズミかな、
ちょっとちいさいから、ヒメネズミかも。
舗装道路は生き物にとって大変危険な所です。
これは、アオダイショウ?寒かったのかなあ!
この手は、モグラ。このあたりでは、ヤマネと呼んでいる。
サツマイモがほってみたら、ヤマネにようけかじられとってえ、などとつかいます。
マムシよりつよい毒をもっているそうですよ。
これは、サワガニ。
猿に柿を投げつけられた、まさか、これも車が轢いたんだ
悲しんだり、笑ったり、これもガイドウオークです。
2012/10/22
収穫祭、
花のバイキングの看板。
場所は、五十河古民家苑。
「ちょっと寄ってみましょうよ」、
Hさんと分水嶺黄葉トレッキングの下見に車を小町の里公園に置きに行った朝のことです。

丹後リゾート構想でのTハウジングの計画は、こうでした、古民家苑をつくる、ダムに沈む民家がある!府内外各地に痛む一方の古民家がある。それを保全と観光に活用する!場所は大宮町五十河、確保する山林は6ha、古民家数は10棟。一棟ごとに完全移築復元。地域振興の中核施設になる!

その構想に住民の皆さんも、沈む家が喜ぶ、と期待し夢を描いて山野を提供したのです。しかし、三棟移築した段階で、バブルの海に沈んでしまいました。以後フェンスは閉ざされたまま、草に埋もれるに任されたバブル夢の跡は大きな悩みの種。何とかしてくれ、やるならやる、やらんなら取ってくれ、中途半端においとかれるのは困る。

この間、再活用の方法アイデアががさまざまに模索検討されたのでしょう、、地元住民と地元フラワー農産企業が共同して運営管理するのがベストだろう、自動車道の大宮町延伸も間近だ、見通しは明るくなってきた、そのためのNPOを立ち上げよう、ということになったと言うのが、聴いたお話。
参画する地元フラワー農産企業は三豊さんそのフラワーバイキングと地域の収穫祭、300人の人出だったそうです。
2012/10/21
10月21日、高気圧はまだ丹後の空を覆っています。(↓ 16時34分)
夕陽は阿蘇の海で漁る舟を照らしていました。
それを見ていると、ふと「きんたろいわし」の言い伝えを思い出しました。

『天の橋立の外側の海を与謝(よさ)の海、内側の海を阿蘇の海と呼んで区別しておりますが、昔から阿蘇の海で獲れるイワシに限って、金樽鰮(きんたるいわし)というております。
これには面白いいわれがありまして、その話しをしましょうかのう。
むかし、丹後の国に藤原保昌という殿さまがおりましたそうですわい。
この殿さまは京都に長い間住んでおられたお方で、風流好みの殿さまだったという。ある夜のこと、殿さまは阿蘇の海に舟を浮べて月見酒をしていたと。
「きれいな月じゃあ、京で見る月もなかなかじゃが、この海から眺(なが)める月はまた格別じゃ」
いうて、上機嫌だと。呑むほどに、酔うほどに調子があがって、お供の者たちと謡いながら、「いよ― ポン。ポン ポポポン ポン」と、酒の入った金造りの樽を、鼓の代わりにして叩いておった。
すると、金樽(きんたる)を叩く殿さまの舟の周囲にイワシの大群が押し寄せて来たそうな。
殿さまが金樽を叩くとイワシまでが飛び跳ねて踊る。大喜びした殿さまは、一層ポンポコポンポコ金樽を叩いたと。舟辺りから身を乗り出すようにしてイワシをけしかけていたら、飛び跳ねたイワシが殿さまの顔に当った。そのはずみで、金樽を海に落としてしもうた。すると、今までいたイワシの大群は急に姿を消したと。

次の日、漁師たちは殿さまの大切な金の樽を拾い上げようと網を引いた。
金樽は見つからんかったが、かわりに何千何万匹ものイワシがかかった。
漁師たちは大漁に大喜び。浜じゅう水揚げで賑わったと。
イワシは殿さまにも届けられた。殿さまは
「おお、なんとうまいイワシじゃ。浜が賑わうのなら金樽はそのまま海に抱かせておくがよい」
こういわれたと。
それからじゃぁいいますなぁ、阿蘇の海で獲れるイワシを他と区別して金樽鰮と呼ぶようになったのは。
今でも、阿蘇の海のどこかに、殿さまの金造りの樽が沈んであるはずじゃ、いうております。』
、 フジパン 民話の部屋 より

阿蘇の海の光るのは、海に沈んだ金の樽が光るため!(↑ 17時0分34秒)
ちなみに、このきんたる鰯の旬は、冬。特に二月頃ということです。
また、今日の夕陽の漁、もんどり、という漁です。筒の中に餌を入れ、おびきよせた魚を閉じ込める方法です。興味深いことにねらっていらっしゃるのは「うなぎ」。天の橋立の内海ではジュネーブ条約で、取引ができなくなるかもと危惧される天然ウナギが棲息しているのです。もんどりの中には牡蠣が入っているそうです。さらに、もんどりを仕掛ける場所。内海は、外湾と砂嘴で隔てられ、絶えず河川水が流入します。一部切り通しがあり、潮汐で水の行き来があるものの、全体の水が入れ替わるわけではありません。内海の塩分濃度は、外海の水が入るところは濃く、河川水がたまるあたりは薄いのです。ウナギの好むのは、塩分濃度の薄い水。それが、切り通しから離れたこのあたりなのだということです。
2012/10/21
なっちゃん、それなーに?
「お姉ちゃんたちが作っている和紙と縮緬のコラボレター!」
へえ どうしてならべてるの?
「知らない!」
・・・・・代わって紹介します。
環境と健康の世紀、田舎へ向く視線はかってなく熱くなっています。かたやその田舎、過疎化高齢化は進む一方。両方をつなぎ、地域を活性化するのは差し迫った大きな課題です。宮津市でも、「自立循環型珪砂性社会推進室」が立ち上げられその課題に取り組んでいます。そして、その一策として取り上げられたのが空き家活用、スタートは、ともかく見てもらう感じてもらう所から!と企画されたのが、「空き家ツアー」。そのご一行が伊根や世屋を訪ねて見えるのです。
ついては、世屋でも参考になることを紹介してあげてもらいたいという依頼があったわけです。
そうだよね、なっちゃん!
「そうそう。」
そこでお姉ちゃんやおばちゃんたちが作っている世屋産品などのお店をだし、地の人もよそから入ってきた人も知恵だし協力し合って暮らしている様子に触れてもらおうと準備したということです。

世屋高山ガイド部会も日頃案内の時に触れていることを話せと、出番をいただきました。
。、おおよそ以下のことをお話させていただきました
① 季節に従って模様を変える自然の豊かさ、美しさ
自然好きの人にはこたえられない!
指定 国定公園 日本の里等、、、 ガイドパンフを使って
② 美しい花には刺がある
交通・ 医療・ 教育・ 収入等の地域的ハンディ
雪害 獣害 草害 等、写真を使って
③ 民家の状況 村の人と移住した人の関係
総家屋
・管理されている家
村の人
移住 借りたり買ったり復元したり
NPO 合力 エコツーリズムも。※里山再生モデル地区になっているところ、
・管理されていない物置状態の家
④ 村入りについて
過疎の村、高齢化した村、どこも、「村入り」はしてほしい。しかし、消防組織を自ら作り 水を守り、お宮を祀り、 肩を寄せ合い作ってきた歴史を共有し濃密な人間関係のなかに入ること、それが村入りの前提!
、、、、まとめ、、あとは覚悟!覚悟を決めた人をほっときゃしません、それが田舎。いい縁が生まれることを期待します。