チョウジギク。

「山地の多湿な斜面や湿地」、と生育地を特定する多年草です。
個体数が少なく、京都府では 絶滅寸前種に指定しています。
そんな種の存在を可能にする環境が、分水嶺湿地の残る世屋高原にはわずかに存在しています。
アケボノソウ(↑)たちと一緒に暮らしています。
種と環境含めて、世屋の誇る宝物の一つです。
ちなみに、環境省カテゴリー なし ・近畿レッドデータブックカテゴリー 準絶滅危惧種
2012/10/09
稲刈りが終わった世屋の田んぼ。 人が米を採りあげた後も水田の役目は終わりません。
じっとしていると、
どこからともなく二重連で集まって、あっちで、こっちで卵を振り蒔きます。
タニシも小さな声でつぶやきます、

「私を見習いなさいよ」
のんびりゆっくり動きます。
ウキゴケがもっと小さな声でささやきます
「ここにしかいられなくなっちゃった!」
「わたしたちもよ」とサンショウモ(↑)やマルバノサワトウガラシ(↓)。

、、、、、
世屋の田んぼは稲刈り後がおもしろいのです。里のガイドウオーク、秋の見所です!
ちなみに
「ウキゴケ」
京都府カテゴリー 絶滅寸前種
「サンショウモ」
京都府カテゴリー 絶滅寸前種
環境省カテゴリー 絶滅危惧II類(VU)
近畿レッドデータブックカテゴリー 絶滅危惧種C
「マルバノサワトウガラシ」
京都府カテゴリー 絶滅寸前種
環境省カテゴリー 絶滅危惧II類(VU)
近畿レッドデータブックカテゴリー 絶滅危惧種C
いずれも、「水田の耕地整理、畑地化、農薬の散布」などにさらされない世屋の里の田で懸命に生きている草たちです。
2012/10/08
「宮」津市の向こうを張るわけではありませんが、隣接する私のふるさとも大「宮」町、その宮とは、丹後二の宮の大宮賣おみやめ神社を指します。
昭和26年の町村合併で、口大野村、奥大野村、三重村、周枳村、河辺村の5村をまとめる町名になりました。
一の宮は籠神社、その祭礼は春、巫女さんが冠に藤の花をさして神楽を舞います。それに対して、二ノ宮の祭礼は秋。里に神を招き降ろして取り入れを感謝します。二ノ宮の大宮賣神社にならって近隣のお宮さんも一斉に秋祭り。
以下、ふるさとの秋祭り・フォトレポート
(↑ すき 周枳 大宮賣神社 笹囃子 神楽 三番叟)
(↑ 口大野 大野神社 楽 太刀 御輿)
祭の明くる日、8日は二十四節季の一つ寒露、暦通りに丹後は「うらにし」模様。
(↑ 8/28 五十河の北の空に積乱雲)
(↑ 8/36 日置から宮津湾)
(↑ 9/00 上世屋から若狭湾)
これからは、晩秋の丹後をカニバスが走ります。
2012/10/07
飢饉の時には球根を掘りなさい、言い伝えられて、ヒガンバナとツルボは何度も命を救ってきた秋の花です。ヒガンバナは「ハミズハナミズ」(葉見ず花見ず)。球根で増える日本のヒガンバナは行儀のいい花です。
(↑ 9/28弥栄)
ここに咲いていなさいと言われたところで咲いています。
生育場所をより自由に選ぶ山野草と言えばこちら、ツルボ。
(↑ 10/6 上世屋)
花時に葉を出し、実もつけます。皮を向いた球根がツルッとしたボウズ頭のようだからと言うのもふっと笑えますが、ホは穂の説が気にいっています。つまり、稲穂、飯穂。ツルの首のように伸びた飯穂。つまりツルイイホ、さらに略した「つるほ」。救荒植物っぽいじゃないですか。
2012/10/06
稲刈りの終わった世屋の里で、キンモクセイの香りが、花の咲いていることを教えてくれました。

つぶつぶの小さなオレンジをびっしりと身にまとっています。
ふと思いました、カシも実つけます、紅葉したホツツジも種をつけています。桜もサクランボ、栗は栗の実、コナラはドングリ、花咲けば実がなるものです。
キンモクセイははどんな実をつけたっけ?
木の下が染まるほど散り積もる花冠は印象に強いけれど、実がコロコロしているのは記憶にないなあ!
ヒガンバナのように球根で?
まさか!
・・・・・・
ということで、調べてみると、中国から入ってきた外来種。雌雄異株。日本には雄株が移入された。実がつかない。たくさんあるのは挿し木で容易に増えるため。
・・・・・・・
雌株は門外不出というわけか、
いや、その事情はどうなんでしょ
見てみたいよね キンモクセイの雌花。
引き裂かれたみたいで、かわいそうね。
東シナ海が天の川ってこと?
せめてとどけ、この香り中国に!
、、、、お後がよろしいようで。
2012/10/05
アサギマダラは、春から夏にかけて本州の涼しい高原地帯へ渡って繁殖し、気温の低下と共に南方へ移動を開始し、遠く九州や沖縄方面に戻っていく蝶です。
(↑ (産経新聞05年10/30) )
アサギネットには「山形・蔵王スキー場で8月26日にマークしたメス1匹が、今度は11月20日に、与那国島・久部良岳の山頂で見つかりました(06年11月27日 読売新聞)。 直線距離にして2246キロ・メートル」との大移動が紹介されています。
丹後半島も渡りのコースです。6月5日には龍渓で、アザミの蜜を。
7日には高島海岸に咲くスナビキソウに。
そして、10月3日には世屋高原で会いました。
ヒヨドリ花やサワヒヨドリが盛りです。
北上は海岸コース、南下は山間コースを辿るのでしょうか。
アサギマダラの渡りの謎については、http://home.r07.itscom.net/miyazaki/main.htmlさんは、
■か弱そうに見えるあの小さな体の何処に海を渡って1000kmもの長距離を飛び続ける力が秘められているのだろうか。
■秋に南下する時は、強い偏西風に逆らうことになる。逆風をどうして克服でき、しかも洋上の小島を探し出すのだろうか。
■海を渡っている間の食餌はどうしているのか、夜は何処で休んでいるのだろうか。
■新しく生まれた蝶は4か月程度の寿命です。つまり渡りをする蝶はいつも新しい世代です。それなのに蝶が南へ、あるいは北へ、渡りの時期が来きたことをどうして知るのか。そして、どうやってはるかな土地の方角を知るのだろうか。
■食草はその土地に1年中あるのに、何故その土地の環境に順応せず、危険の伴う旅を続けるのだろうか。
と、あげておられます。
アサギマダラには、これからも目が離せません。
世屋高原休憩所周辺にはフジバカマが育っていますよ、、
山形の蔵王から台湾へ行く個体かもしれません。奥の細道どころの旅ではありません
「アサギマダラさん、休憩していってくださいね!」