桜の向こうの山は、大江山。
「大江山」は今の呼称、古代には、「与謝の大山」呼ばれていました。
その大江山をご神体とする大江山稲荷の境内に、この桜は咲いています。
大江山双峰への上がり口です。
二株立ちですが形がいいのでひょっとしてと回してみると、いずれも220cm、あわせて440cmの巨樹です。
その桜をライトアップしてみました、
今はバイパスで分断されていますが。大江山稲荷の鳥居と丹後の国最大の山塊の間に咲く、一本で勝負できるいい桜です。
「環境整備のための草刈り作業が行われている場所で、ヒメオドリコソウ(姫踊子草)が元気良く咲いていました。その中に見慣れない白色の花を見つけました。」
、、、ですって。
「シロバナヒメオドリコソウ(白花姫踊子草)です。」
、、、、、ですって。
「私は、初めて見ました。」
ほい、わたしもおなじです!
「花が白いだけですが、別種のような雰囲気がありました。」
そうですね、紫色がすべてなくって、葉も緑ですね。
「高貴な感じさえ漂わせています。」
そうかも、、、!
「他には見あたりませんでした。草刈りされてしまう前に移動させる事にしました。3本の茎が立ち上がって、その内の1本を採ろうとしました。掘り下げてみると、それは1株にまとまっていました。」
、、、、なんですって!
令和の発表の日の出会いが、貴種・シロ花姫踊り子草だったのは、なにか期待出来るものがあるかもとおもいました。
さて、この日、上世屋に白い雪が舞ったのは、祝福するためだったのでしょうか。
日置・妙圓寺は、サクラ寺です。
サクラといっても、ヤマザクラなのです。
おっさんもこのヤマザクラが自慢なのです、なにしろ四本の木がいずれも樹齢100年は経つ巨木なのですから。
さらに、
しきしまの やまとごころを ひととわば; あさひににお(お) やまざくらばな
実にすらすらと暗唱してくださいました。
国学の本居宣長の歌だということですが、「この歌が好きだったのは誰だと思う?」
(え!)
「よしだしょういんだぞ!」
吉田松陰、、なんだかヤマザクラがとんでもなく好きになりました。
ところで、本居宣長がこのヤマザクラをどんなに愛していたのかを評論家・小林秀雄さんが学生を相手に語ってらっしゃいます。
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・花は直径3センチほどで、色は白が基本だが、ほんのりとピンク色を帯びるものもあり、実生によって自然に変異したバリエーションがある。現代人にとっては地味に見える花だが、ソメイヨシノが普及する明治時代以前には広く国民に好まれていた。
■・6月から7月にかけて直径1センチ前後のサクランボがなるものの、苦味があって食べられない。
■他のサクラ類同様、剪定に弱い上に移植も難しいため、雄大な樹形を楽しめる場所に植える必要がある。
■【品種】・数多くの変種、園芸品種があるが、「薄毛山桜」、「大山桜」、「紅南殿」、「兼六園熊谷」が特に知られる。
ところで、今日は一日新元号「令和」で持ちきり。 出典は現存する日本最古の古典「万葉集」から。32首の序文にある梅の花の歌、「初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にして、気淑(きよ)く風和(かぜやわら)ぎ、梅は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き、蘭(らん)は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす」という文言から引用したといいます。
同じ花でも、ウメに遅れをとったかんもないわけではありませんが、
「令月の用語解説 – 1 何事をするにもよい月。めでたい月。「嘉辰(かしん)令月」2 陰暦2月の異称。 かしんれいげつ. 意味, めでたい月日のこと。 「嘉辰」はめでたい日。 「令月」はめでたい月」。
この意味で「令」を使われたら、3月4月に咲くサクラはかないませんけれど、「匂う」という感じではヤマザクラもまけちゃいないと思います。
(↑ 伊根湾のヤマザクラ)
梅の花、咲きて散りなば、桜花、継ぎて咲くべく、なりにてあらずや
藥師張氏福子
さて、万葉植物は今の里山植物、そんなことで、ここには、ヤマザクラを植えようとおもいました。
あしひきの、山桜戸を、開けおきて、我が待つ君を、誰れかとどむる
作者 不明
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あらためて、日置・妙圓寺、みのがせませんよ!
ミツマタの群生!
大江山は雲原のある谷です。ミツマタは、高級和紙の原材料です。栽培してらっしゃるのかとおもいましたけれど、どうもそういう様子ではないのです。
周囲の笹は鹿に食べ尽くされています。しかし、この群生地には、鹿防止柵は巡らせてはありません。
ひょっとしてシカはミツマタを!と検索してみました。
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(Adobe PDF) – htmlで見る
25,000. 30,000. 20年度21年度22年度23年度24年度25年度26年度. <農作物被害額の推移>. 191. 199. シカ. 65. イノシシ. 55 …. シカが好まない「ミツマタ」を栽培し食害防止柵の代わりとすることで、食害対策とするとともに、
といようなことをあげていました。
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やはり、シカは、ミツマタを食べないのです。
なぜシカはミツマタを避けるのか、その訳をちぇっくしてみると、「1万円札の材料で作った男性用せっけん――。徳島県西部の地域資源であるミツマタを使った消臭効果の高いせっけん」
という文言もありましたので、シカにはそんな成分が苦手なようなんです。
さらに、徳島新聞でも取り上げていました。
那賀町木沢地区の林業家でつくる木沢林業研究会が、シカの食害対策などのために同町掛盤の山林に植えたミツマタが初めて収穫された。植樹から3年間、食害に遭わなかった上、自生のものより加工しやすい形に育ったことから、会員らは …
このニュースは2016年のものです、ミツマタをシカ忌避植物として逆手に取ることは、ずいぶん前から、かんがえられていたのですね。近くには綾部市にもそういう群生地にして、話題になっているところがあると言うことです。
「ミツマタとシャガ群生地パンフレット. 水源の里・老富では、3月下旬~4月中旬になると黄色い可憐なミツマタが杉林一面を埋め尽くし、幻想的な光景に包まれます。」
聞き流していましたが、あらためて興味をもちました。
「燃やすべき 今日の心や 椿燃ゆ」 と 上野泰さん。
ツバキは、燃やされて灰になっても、というより、灰になるから重宝にされるということですね。
「灰日本酒の醸造には木灰が必要で、ツバキの木灰が最高とされている。また、アルミニウムを多く含むことから、古くは染色用にも用いられた。しかし、ツバキが少ないため、灰の入手は難しい。」
赤椿咲きし真下へ落ちにけり と加藤暁台さん、
また、野見山朱鳥さんも「落椿天地ひつくり返りけり」
花が仰向けに落下するところをよんでらっしゃいます。 これには理由があって、 雄蕊ごと落ち、根元の部分が重いため、ということです。
その①「椿」は、実は漢字ではない。日本で作られたいわゆる「国字」という文字で、中国では通用せず、本当の漢字(ああ、ややこしい)での「椿」は「山茶」と書く。
伊根町寺領の里を埋める紅梅!
紅白の梅花のうち、万葉集の頃はハクバイ(白梅)が、平安時代になるとコウバイ(紅梅)がもてはやされたということです、関心が匂いから色に移ったと言うことでしょうか、眼を引く、そして心を浮き立たせることが紅梅に託された役目のようです。。
まずは色に眼を奪われる紅梅ですが、寺領の紅梅は、その株の大きさにの格別なものがあります!
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古木てふ 紅を極めて 錦紅梅
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稲畑廣太郎
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林翔さんは、「繚乱の 紅梅仰ぐ わが八十路」。
この巨樹、自分を仰ぐ、家の方や里の方に祝福を撒き続けてきたのでしょう。
計測してみると、三幹株立ちで、計556cm。
この幹周を環境省巨樹リストに当てはめてみると、四メートル台が一件登録されているのみ。
つまり、現状日本一の紅梅と言うことになるのです。
紅梅を見てみちのくの旅を恋ふ 稲畑汀子