4月6日の続きです。杉山林道から見下ろす天橋立と宮津湾。この日は曇りではっきりしませんがでも景観伐採していただいてから展望が抜群になりました。
大Ⅰ展望所 茶屋ガ成る手前最初の展望地です。
はばたく森の手前から・・・
林道終点から約50分ぐらい歩いて栗田湾望めるところまで歩くと再び天の橋立の見える場所に
ナメラ下まで来ました。こちらのタムシバもすごいです。麓から見ると山肌に白く点々と見えます。
いま、世屋街道はツバキ街道。
春はツバキです!と思うのはすでに補色効果を最大限にいかした椿の生存戦略に乗せられているんですね。
落花もいいです。
火ブクロのツバキ
年の暮れから咲きますが、本番は今。やはり「椿」
椿は、味噌・醤油・酒・酢文化にはなくてはならない木。椿の木灰はアルカリ性が強く、雑菌をおさえ糀菌のみを繁殖させるのに最適。このことは花咲かじいさんの噺のヒントにもなったといいます。
常緑広葉樹の椿の生育の目安は、最寒月平均気温が5℃ なんだそうです。
温暖化で、せり上がって来ているのかもしれませんが、上世屋の里部付近が境のようです。
ちなみに、同じ常緑広葉樹でも熱帯に比べると、気温はかくだんに低いわけですから、葉が小さく、厚くなる傾向があるんだそうです。
1月28日 毎日放送ちちんぷいぷい
「昔の人は偉かった」の放送がありました。第14章 百人一首の旅編です。ロケは1月19日に、スキー場を出発し、茶屋ガ成るから元普甲道を下り、今福の蛇綱を見て市内三上邸から最後滝上山へというコース。案内人はエコツアーガイドの永久徹氏
19日朝、頑張ってスキー場まで取材に行って来ました。(写真を撮ってきただけですが・・・)昔の旅人になる河田直也アナウンサー(右)とくっすんこと楠雄二郎さん(以下は放映から画像はいただきました)
杉山林道茶屋ガ成るでガイドの永久さんがお二人とご挨拶
元普甲道の昔の道を歩く二人・・・この日は寒波が押し寄せて宮津以外は雪のところが多くとても寒い日で昔の道も凍り付いていたそうです。
元普甲道を降りて上宮津で久古さん登場です。今年は雪が少ないのをやり取り・・・でした。
上宮津今福で蛇綱の厄除けに河田アナウンサーがぶりと噛んでもらいました。
今回の旅のお題 小式部内侍が詠んだ 「おほえやま いくののみちの とほければ まだふみもみず あまのはしだて」・・・を滝上山から天橋立を眺めながら解説していただきました。
今回は宮津の元普甲道を歩いて頂いて有難うございました。古代~中世の主要街道であった元普甲道、昭和の中頃まで辛皮~上宮津の往来に使われていてところどころに石畳が残り大変歩きにくい道ですが、早春にはヒュウガミズキ、ダンコウバイ、マルバマンサクなどが咲き楽しい古道です。
穏やかな年の暮れ
けれど向かうべき新年に厚い壁、「ドイツでは今年、ヨーロッパで最も多い80万人の難民や移民が流入すると予測され、、、、」紛争問題です。
その対策には1兆3,000億円余りがかかるとか。NHK2015年10月16日(金)
(ヨーロッパ難民 ドイツの現状は)。異常気象を頻発させて進行する温暖化、世界の気温上昇を2度未満に抑えなければならない、(コップ21パリ協定)
あるいは、身近なとことでは里山を脅かす獣害。325万頭のニホンジカ、88万頭のイノシシ(推定11年現在)駆除、とはいうものの彼らは2023年度には半数にするという目標の対象になっていることを受け入れているのでしょうか。
戦争も異常気象も里山のピンチも、いずれも、原因は人間が作っていることなのですから、解決する糸口もあるはずなのです、
1兆3,000億円を難民対策につかうより、砲弾をチョコレートに変えるためにつかえと叫ぶことも 温暖化をくいとめるためのたとえば3R運動※を推進することも、そして放棄地の草を刈ることも、、その糸口なのでしょう。
来る年、そのためにものを言い、行動する「挑戦挑戦、挑戦」そんな年にしたいものです。
よいお年をお迎えください。
宮津世屋エコツーリズムガイドの会
※3R運動
「リデュース」 : ごみを出来るだけ出さない生活
ひとつめのRは「リデュース」。まずは、出来るだけごみを出さない生活を心がけることです。生活クラブでは、お届けする品物の容器や包材にまでオリジナルの基準を設けて、ごみとならないよう心がけています。
ふたつめRは「リユース」。同じものをくり返し大切に使う生活です。生活クラブでは、くり返してつかえる「リターナブルびん」が多く使用されています。また、ペットボトルは一切使用していません。
3つめのRが「リサイクル」。これは「リデュース」や「リユース」がゴミを出来るだけ出さないための活動だとしたら、「リサイクル」は、出てしまうゴミは出来るだけリサイクルなどで有効活用しようという考え方です。
縦貫林道成相線2015.12.28
鹿が右から左に横切ったんです、
白いシッポがヒヨドリが飛ぶようでした。一瞬止まって振り返った様は、紛れもなく雄、斜面のササ原を駆け上って消えて行きましたが、もののけのししがみのようでおおお、聖獣!成相観音の伝説の鹿かと思いました。
感動の余韻が消えてから、まてよ、え、いまごろこの付近に鹿がなんでうろついているのよ?秋には 尾根スジの歩いた跡で、山を越えて行き来している様子はうかがえますが、しかし、積雪とともに、低地へとおりるはず。夏から秋たくさん食べておいて秋妊娠春出産、そして再び低地から高地へと季節移動する
『春は花咲き秋は菓なる。夏はあたたかに、冬はつめたし。時のしからしむるにあらずや」
日蓮聖人さまは、おっしゃっているとか。鹿も春夏秋冬四季にあわせ、地に足を付けて※(要法28.1.1要法寺雀)くらす生き物なのです。
その鹿が!
今冬は暖冬、雪囲いはしない、そんな人間もいるのをみて、今年は暖冬 山を降りないときめているかも。 それはあかん!あかんあかん! どんとくるぞ 人まねはあかん!!
ちなみに、鹿の生活と積雪深との関係は、研究によると「栃木県日光での調査から,50cm以上積雪日数が30日を越えると積雪による死亡個体が出はじめ,50日を越えると多発する」という報告があります。
積雪50cmが境、全国的な分布調査でもにそういう傾向がみてとれるということです。
※第2回 自然環境保全基礎調査動物分布調査報告書1980
財団法人 日本野生生物研究センター
日置・妙円寺をたずねられるのは 秋極まるころがよろしい。
庭園「八景園」は京都府指定の名勝庭園
お池はさながらモネの池
見上げると赤青黄のこ゛うかいなそろい踏み
もみじ天井のいろあいもかくへ゛つ。
さて、この池 八景園、命名は近江八景を模したものといいますから、さなか゛らこの石は比良山!
住職のご出身とか、かつて日蓮宗丹後学問寺であった妙円寺ですからそのあたりになにかあるのかそうぞうします。
が、扇状地の日置は石のおおい地、石垣もうつくしい穴太積み、その仕事のついて゛に、おっさんと石工の頭領か゛相談、石があまる、そうなら庭池に
つかおう、でさ゛いんはのぶながさまか゛愛でられた琵琶湖て゛、とたんじゅんなことなのかも。
妙円寺の秋、
後ろ門から入られるのがよろしい。
稲下ろしをみていると 声が聞こえました、、、。
「折から台風シーズン その中で、三週間も野にたっているんだよ、そりゃなかなかのことよ」
稲木がいっているのです。
“そらそうだわなぁ 稲をかけて縦4~5m幅30mほどの衝立のようなものなんだで”
受ける風圧を計算で出すことも可能なんでしょうけれど、大変なことは想像できます。
「この間「急速に発達した温帯低気圧(爆弾低気圧)」がきたぁろぉ、北東からの強い風でな、あんときはつっかい棒みんなが照の富士みたいな形相でがんばれぇまけるなあとまあしのいだんだ!」
そういうもんで、柱の根元を見ると隙間が空いていました。
そんな奮闘努力もあって、稲は無事に水分含有度を約15%までに減らせて、稲下ろし。
“やれやれですなあ、おつかれさま”
「なんのなんのつとめですけん」
仕事をおえた稲木にバスも声をかけてとおります。
ごくろうさまあ!
さて、たんぼには、、、K君の文字、、
翻訳します。「ありがとう」
しばらくご辛抱下さいませ、というように低く垂れ込めた雨雲がここ数日居座っています。うっとうしいと思いながら、ことわりをいわれたんじゃあむげなこともいいにくく、まあゆっくりしていってください、わたしはいっこうにかまいませんから!などとつい気持ちにもないことをいってしまいます。さて、こういう気象状態は毎年の定番なので、「菜種梅雨」だとか、「さいかう・さいかあめ催花雨」と名付け、まろやかに暮らしに取り込んで、おまけに歌にまで詠むのですから、つくづく日本っていいなぁと思います(^.^)
◆飛石の一日黒し菜種梅雨 後藤志づ (句誌あを)
◆菜種梅雨去年をくりし農日誌 小川花久 (句誌いろり)
花催しの雨というとおり、
畑では桃、
林ではツツジやヒメヤシャブシ、
里も山も賑わしくなってきました。
◆孤桜の蕾膨らむ催花雨 福山年昭