ぁぁ!

竹野川源流の里、「新宮」の夫婦イチョウ。
二本なのに一本に見えるところがこの木の妙!
新宮は、古代、丹後から若狭へ越える要道にありました。
峠を越えれば、畑の里、畑川を下れば日置に出ます。
旧成相寺は、この峠付近にありました。
秋の青空にはクマタカのペアリングショウが見られましたよ、
水は、日本海、間人の里の「立岩」を目指します。
世屋・高山ガイド部会の活動ブログ
丹後小町公園池の紅葉がピークです。
この池は、旧大宮町時代、平安京造営の時から唯一残る平安京の遺跡神泉苑の池を模したプランが採用されました。王朝絵巻の華やかさが楽しめるすてきな歴史公園として「熟成」してきました。
ちなみに、神泉、神苑とは、神がいるという霊妙な泉、天皇 のための庭園という意味です。

↑ イメージ画像
この神泉苑に、かずかず伝わる伝承の中で真っ先にあげられるのが、小野小町の雨乞い伝承。
こういう話です。
ある大干魃の年、高僧が祈祷をおこなっても効果がなく、帝の勅命で小野小町が「ことわりや日の本なれば照りもせめ さりとてはまた天が下かは」との雨乞いの歌を詠んだところ、大雨が降ったという。意味は「我が国は日の本といいますから、陽が照るのも理屈でしょう。 でも、天(雨)が下ともいいますから、降ってもいいでしょうに」です。
、、、、、、、、
だから、小町公園池は、丹後の雨乞い池、
モミジの美しさに、雅楽の音と共に「ことわりや日の本なれば照りもせめ さりとてはまた天が下かは」と謡い舞う小町さんが見えるようですよ。
美しいわあー、、、、世屋ブルーの空に白餅を無数に播いたような雲
白餅を 播いたごときの 世屋の空
現れているのは、上空5,000~13,000m。

↑ イメージ画像
高い所なので「氷の粒で形成され、雲に厚みがなく太陽光線を透過させるため、雲の底に陰ができず、白く見える」と言うことです。
この雲は、うろこ雲とも、いわし雲とも呼ばれます、

↑イメージ画像
鱗ならボラ 魚なら鰯やニシンの群来。漁師さんたちの浜言葉のようです
さて、「群来」(くき)という言葉は、主にニシンの大群が一斉に海岸に押し寄せる現象を指しています。大群が浅瀬に押し寄せ、一斉に産卵をし、海がニシン(鰊・鯡)の放卵放精により乳白色になる現象を、「群来(くき)」。しかし、鰯(イワシ)の場合にも使うことができます。鰯も時折大規模な群れを形成し、同様に海岸近くに集まることがあるため、その際に「群来」と表現することが適しているということです。。
「鰯なら 一匹いくら 鱗雲」
ちなみに、なぜ、
ニシンやイワシが海岸に押し寄せるのか、というと、
、、、AI先生。
主に繁殖や餌のためです。具体的には以下のような理由があります:
産卵: 魚たちは浅い沿岸域を産卵場所として選びます。これにより、卵が波や潮流によってより広範囲に分散されることが期待できます。
保護: 浅瀬は比較的安全な場所であり、捕食者からの攻撃を避けるために選ばれることがあります。
餌: 海岸近くには小さなプランクトンや微細な生物が豊富で、これが大群を引き寄せる要因となります。
水温や塩分濃度: 一定の水温や塩分濃度が繁殖に適しているため、その条件を求めて移動してきます。
このように、海岸に押し寄せる理由には、繁殖環境の確保や餌の確保、安全性の確保など、複数の生物学的な要因が絡み合っています。自然の生態系は本当に興味深いですね。
流域、、どういう意味?
↑ 若者のデザイン↓
「流域」の概念について、静岡の大学からの発信として、朝日新聞が次のように報道していますよ、
、、、、現状と課題
静岡には富士山や南アルプスがあるほか、大井川や天竜川などの1級河川が遠州灘や駿河湾に流れるなど、豊かな自然資源がある。一方で、ダムにたまった土砂が海まで流れず、海岸侵食が起きているほか、中山間地の過疎化、木材資源が下流域で活用されないなどの課題があるという。
、、、、目標
そのため、
『静岡大学は25日、山岳地域や河川、駿河湾などの海洋を横断的に学ぶ大学院修士課程「山岳流域研究院」を設置し、来年4月から大学院生を受け入れると発表した。高い山と川、海がある静岡の特徴を生かし、流域全体が抱える課題解決に必要な能力を磨くことをめざす。研究院の入学定員は7人。自然科学を中心に、経済や社会も視野に入れて教育、研究し、流域での自然生態系喪失や産業衰退などの課題を解決できる人材育成をめざす。研究院修了後は、林業職や行政職、土木職の公務員のほか、建設コンサルタント、木材コーディネーターとしての就職を想定している。(小山裕一)』
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「自然科学を中心に、経済や社会も視野に入れて教育、研究し、流域での自然生態系喪失や産業衰退などの課題を解決できる人材育成をめざす。」ここのところの理念をもって活動するのが、宮津天橋高校フィールド探究部。
12月8日、日置から上世屋へ、世屋川の谷を登って見えませんか!
↑ 年寄りのデザイン↓
maborosino suityuuka、、、幻の水中花!
ミズオオバコ(トチカガミ科)です。
「夏から秋にかけて、水面に花茎を伸ばし、3枚の丸い花弁をもつ紅色がかった白い花をつける。花は一日花。基本的に花茎1本から一つの花しかつけないが、1本の花茎から複数の花を開花させることもある。雄蕊は3から6本の、雌蕊は6本でともに黄色で一固まりにある。花が咲き終わると花茎は短縮し、水中に没するが、種子が熟すると再び水面にでて、ここで果実は三裂し、水面に種子を散布する。」 
「生育環境 富栄養の浅い水域に多い。かつては水田における主要な水田雑草の一つであった。沖縄島北部や八重山地方では、タークブ(田の昆布)と呼ばれ食されていた。しかし、水田の環境変化、およびため池の埋め立てや水質汚濁などにより、生息数は激減している。」
そのため、「京都府カテゴリー 絶滅危惧種 環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類(VU)」に指定されています。
これらの説明には付帯事項がついています、、「なお、田んぼビオトープなどで水田環境の回復を図っている場合、往々にして復活する。」つまり、アスペン・泣いた赤鬼の森再生仕事の過程で水田環境再生されて、埋もれていた種子が発芽したと考えられます。幻の水中花の開花、マルや農林園の大殊勲です。
このビオトープ、マルバヤナギの巨樹広場にあります。
12月8日にみていただけます。ぜひいらしてください。
当たって嬉しい宝くじ!当たって哀しい天気予報!
↑ 大宮町口大野付近
予報通りに、よく降りました。
ところで、
① 5.54兆個のプール
1つの学校のプール(オリンピックサイズ、約2500立方メートル)にあるものを入れるとしたら、5.54兆個のプールが必要になります。
② 直径は約1,385キロメートルの大きなボール
あるものをを1つの大きなボールにまとめると、その直径は約1,385キロメートルになります。
さて、このプールやボールに例えられる「あるもの」とは、「地球上のすべての水」なんです。
地球上のすべての水を、体積にしたら1.386億立方キロメートル、これが水の惑星と言われる所以だとは言うもののピンとこないので、AI先生に喩えての説明を依頼したら、こう喩えてくれました。
さらにAI先生、この水は、蒸発したから減るとか、降ったから増えるとかそんなことなく、増えもせず減りもしないで常に一定、循環しているのだと説明してくれました。
蒸発: 水が蒸発する過程は、水温や気象条件によって異なります。海洋や湖からの蒸発は、数時間から数日で起こることがあります。湿度や風速も影響を与えます。
↑ 海星公園 魚付きデッキから
凝結: 蒸発した水蒸気が上空で冷やされて凝結し、雲が形成されるまでの時間は数時間から数日です。特に山岳地帯では、上昇気流が急速な凝結を引き起こします。
↑ 同上
降水: 雲が飽和すると、雨や雪、雹として地上に降り注ぎます。この過程も数時間から数日間で起こります。天候や地域によって頻度や量が変わります。
浸透: 降水が地面に吸収され、地下水となる過程は非常に変動します。浅い地下水は数日から数週間で移動しますが、深い地下水は数十年、時には数百年かかることがあります。
表面流出: 一部の降水は地表を流れ、直接川や湖、海に戻ります。この表面流出は数日から数週間で起こり、雨量や地形によって変動します。

↑ 小町公園
各プロセスはそれぞれ異なる速度で進行し、全体の循環にかかる時間は多様です。
↑ 内山ブナ林の湧水付近
今年の夏、猛暑だったからといっても、減ったりもしていないのです、
わたしの体の血や肉もその安定に支えられているのです、
「自然の調和とバランスがいかに絶妙かがわかりますね。」との結びに、妙に納得しました。
11月、あれ、もう、、、、
夏から、秋をとばして冬、体は戸惑っています!
さて、秋の夜長に、ネットを回していると、あれ、とコロコロを止めた記事三つ。
その① 予断を許さない と 毎日新聞。
プラ汚染防止条約、生産から使用後まで流出防止へ 議長が素案提示
その② 時間を無駄にする余裕はないと 読売新聞。
国際目標「30%」に遠く…陸地17・6%・海洋8・4%
丹後はインバウンドで湧いて世界は一見、のんびりしているよう。
でも、ウクライナやイスラエルの戦争だけで無く、世界は、環境もびりびりと緊張しているのですね。
、、、、、
そんな中、
その③ 農家人生を懸けてつかんだ「さつまいも・オブ・ザ・イヤー」京都府京丹後産と 京都新聞。2024年10月31日 15:00
『晩秋の訪れとともに、香ばしく甘い風味を漂わせる焼き芋。京丹後産サツマイモのブランド化を目指す京都府京丹後市峰山町の竹田克寛さん(39)は、人気品種の「紅はるか」で今年2月、サツマイモの日本一を競う「さつまいも・オブ・ザ・イヤー」の1人に選ばれた。鹿児島県など特産地の生産者を抑えて勝ち取った栄冠に「京丹後で一生懸命にイモと向き合ったことが評価され、うれしい」と控えめに喜びを語る。
。。。。。。京丹後市峰山町五箇の国営開発農地にある約3ヘクタールの畑。そこは最初から作物の栽培に恵まれた土地ではなかった。入植した2019年春、ニンジンやキャベツを育てようとしたが、耕作地で十分な水量を確保できず、思うような収穫を上げられなかった。2年目から作物の主力を比較的少ない水量で育つサツマイモに切り替えた。「農家人生を懸ける」という思いで臨んだ「窮余の策」だったという。農薬や肥料は極力使わず、畝(うね)を高くして水はけを良くし、夏季はこまめな水やりで地温を下げ、本来の生命力を引き出せるよう工夫を重ねた。「サツマイモのことを考えて基本に忠実にやっているだけです」。謙虚さと地道な努力が実を結んだ。受賞で注文が殺到し、今秋の収穫分のほとんどが売約済みという。大阪府柏原市の住宅街で育ち、子どものころは農業と無縁だった。高校時代に見たテレビ番組が農家に憧れるきっかけとなった。微生物を研究した大学・大学院時代、関東や北陸の農家で住み込み体験を重ねた。卒業後、茨城県で農業関係の会社で働くなど農業人生を歩み始めた。独立を考えた時「近畿の中でも自然豊かな京丹後」を生産地に選んだ。「京丹後が日本一おいしいサツマイモの産地として知られることが夢」と目を輝かせる。』
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これは、さすがローカル新聞の雄、京都新聞!
「京丹後が日本一おいしいサツマイモの産地として知られることが夢」と目を輝かせる。というその夢、共有したいですね。
ところで、
「ほとんどが売約済み」と言いますが、この焼き芋、どこで食べられるのでしょうか。