宮津エコツアー · 世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会の活動ブログ

いきなり熱中症600人!

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原因はダブル台風、そのうち一つは日本列島の土手っ腹に直撃、

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とんでもない夏の始まりです。

ふと見ると、ポスター。

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燃えようぜぇ納涼祭!熱く燃えてるかいーエーイ

灼熱の納涼祭!太陽に負けないで燃えていこうこの夏!そんな意味なんでしょうね。

それはそうですが、涼しくなけりゃあ「ノー涼祭」た゛と突っ込みたくなるほど暑い(´・ω・`)(^.^)

さて、暑いときには風、

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天然の涼風吹く世屋の里

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なんと岩滝からたったの二十分!、
緑の滝風に冷やされて、

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そして、灼熱の納涼焼き肉バーベキュー

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昭和23年うまれの「後期高齢者」のみなさん、元気になってかえっていかれましたよ、

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相談ください、せつびと肉野菜魚準備出来ます!

栞になりました、「夢かならずかなうパワーフラワー宮間撫子」

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注文制作です(^.^)

ミヤマナデシコ ~宮間撫子~
里山の田舎娘カワラナデシコが世界にとびだし、金色、銀色の花を咲かせたその原種。
神棚に置けば夢かならずかなう、参考書に挟めば合格間違いなしのパワーフラワー。
四年前はサワ撫子、四年かけてミヤマ撫子に進化した。

ミヤマヨメナミ  ミヤマカタバミ みやましきみ ミヤマがまずみ みやまからすあげは、、、、、

おおくの植物昆虫鳥類などに修飾語としてつけられる「ミヤマ」、これは   里山に対する奥山、高山の礫地や草地そういう環境に適応した種という意味です。

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さて、これ、、、カワラナデシコ なんて無粋な呼び方はもうさせません
「ミヤマナデシコ」漢字表記は「宮間撫子」、少なくとも、世屋高原休憩所周辺に咲くのはみな「宮間撫子」。

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意味は、里山の田舎娘が世界にとびだし、金色、銀色の花を咲かせたその原種。

押し花にして神棚に置けば夢かならずかなうパワーフラワー。

、、、なにいってんだか、、、

ちなみにサワヒヨドリ、サワグルミというのもあります、実は、四年前は、「サワ撫子」四年かけて、ミヤマ撫子に進化したのです。

さて、下界では夏だぁ海だぁ゜スイカ割りだぁと賑やかですが、仙界世屋の里の気配ははや秋。

キキョウ

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オミナエシ

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ハギ

IMG_3911はぎ
「秋の野に 咲きたる花を 指オヨビ折りかき数ふれば 七種ナナクサの花 萩の花 尾花葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌(キキョウのこと)の花」 万葉集 山上 憶良

あとは、尾花・葛花・藤袴を待つばかりです。

フォト橋立八人展!

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被写体への感動や思いを表現したと語られる今井さんが出展されたのは、画面左春夏秋冬4枚と+1。

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春は松尾一本桜、夏は宮の下の合歓、秋は棚田と稲木、冬は雪原のウサギつまり被写体はみな世屋の里。

たびたび足を運ばれての厳選5枚です。さながら世屋の写真展の感あり(^.^)

ちなみに、今井さんをそこまで魅了する世屋の里、どこにあるかというと、ミップル付近からいうと正面の山の稜線の向こう。

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どんなとこかというと、、、

のうだ

写真で語られた感動や思い、、それを「翻訳」するのがガイドかも。今井さんにかわって自然と暮らしの生な姿をこ゛案内しますので、とりあえず連絡ください!

キツネ!

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内山節さんによると、キツネにだまされるのも能力の一つ、現代人のうしなった能力の一つなんだそうです。

夜行性のはずの彼が姿を見せてくれたのは、なにか意図があったのでしょうか。

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まだだませる力があるのか、あるいは、わたしにまだだまされる力があるのか、その検証の対象になったのかも。答えはわかりません、検査結果はのちほど郵送と言うことなのでしょう。

菊の季節!

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さて、尾上菊五郎。  なんと読むか
おのえきくごろう オーけぃ
では、
尾上智菊は?

おのえちぎく× おのえともきく×
ヒントは、秋を代表する花。
ひょっとして、「あき」!
イエース「ちあき   おのえちあき」。

常用漢字では菊は音読みのみ。広東語 では guk1ハングルでも guk。
しかし、意味読みをして、名前には使われることが漢字にはあります、「菊」も秋を代表する花という意味読みをして、「あき」もその例。
ほかには、陽も同じような事情を持っています。
「ひ あきら みなみ はる」。
さて、菊、ブロックを外して読むと、「米を包む草」。といっても、ほんとに包むのではなく喩え。

「形声文字です。「並び生えた草」の象形(「草」の意味)と「人が手を伸ばして抱え込んでる象形と横線が穀物の穂、六点がその実の部分を示す象形」(「米を包む・両手ですくう」の意味)から、米を両手ですくい取る時に、そろった指のように花びらが1点に集まって咲く「きく」を意味する「菊」という漢字が成り立ちました。」※漢字辞典-OK辞典
、、、、、以上、そう言うようにみてほしい、と菊。
ところで、チョウも吸蜜に。

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同じ場所に黄菊と白菊。見ていると、

黄菊にはキチョウ

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白菊にはシロチョウ。

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選り分けているようなのです。保護色への本能的な安心感とか、なにか意味があるのでしょうか。

何でもないポスト、

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ポストの中には郵便物、、、のはず、

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なのにモリアオガエル♂
郵便物なの?
まさか!

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メスに水辺がここにあるよと教えるのがオスの歌。
さて、その水は、、、

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この小さなビオトープを水辺と認識したようなのです。

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この一角にポスト、さぞかしいい声にきこえたはず、

この歌声とどけ!とうたいつづけていますけれど (´・ω・`)努力は実っていません!

金魚花、と頭にはインプットされています。

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7月の花。教室の花飾り、テーブルの上の一輪挿しの思い出。

この花、別名ヒメヒオウギズイセン!

耐寒性、繁殖力が抜群で、若者の見本のような性質をもっています。荒れ地日陰、乾燥地帯湿地とこでもいきます!
がんばれ青年、「ヒメヒオウギズイセン・ジャパン」新しいスポーツの日本代表チームには、この名をつけたら、きっと世界のトップに輝くでしょう。

ところが、そのバイタリティゆえに他を押しのけて「だらけ」になると警戒されるに至ってしまったという代物、佐賀県に至っては、栽培規制。
ちなみに佐賀県の場合、ヌートリア、ハクビシン、アライグマ、ヤギ、ミシシッピアカミミガメ、カミツキガメ、ワニガメ、オオクチバス、コクチバス、ブルーギル、タイリクバラタナゴ、カダヤシ、ガー科全種、パイク科全種、アカボシゴマダラ、クワガタムシ科、イタチハギ、オオカナダモ、コカナダモ、オオカワヂシャ、オオキンケイギク、オオフサモ、オニノウシケグサ、コマツナギ科全種(在来種除く)、キショウブ、シナダレスズメガヤ、ハリエンジュ、ヒメヒオウギズイセン、ブラジルチドメグサ、ボタンウキクサ、ホテイアオイ、ミズヒマワリ、コンテリクラマゴケ、イチイヅタを 対象として具体的に移入規制を明記。
わが京都府にも「京都府絶滅のおそれのある野生生物の保全に関する条例」があり、第47条には、「外来生物が絶滅のおそれのある野生生物に与える影響の把握、当該外来生物に関する施策を実施する市町村への助言等必要な措置を講じるよう努めるものとする」としています。
ヒメヒオウギズイセンなど特定種の表記はなく、行政的には調査と被害影響の把握という段階にとどまっています。世屋の湿原にキショウブが進出しているようではありません、けれども、、身の周りではコマツナギや、オオキンケイギクなど増えている状況は感じます。市町村段階て゛は警戒レベルが高まっているものがあると思いす。

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いずれにしても、警戒する、広げないと言う意識をもっていることが必要なのだと思います。

従って、「ヒメヒオウギズイセン・ジャパン」構想は幻。
ヒオウギ、祇園祭にむけて日置付近では咲き始めていますよ。

ナデシコの首には銀メダル、

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実力がきっ抗するなら追う者 負けた悔しさを持つ者の方が有利に決まっているじゃないですか!そのチャレンジャーを六カ国も退けての決勝、、ミヤマナデシコは美しく咲いて、私たちの心の庭に新しい種をいっぱい播いてくれました、金メダルでなくても充分!

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◇わがやどに 蒔きし撫子 いつしかも
花に咲きなむ なぞへつつ見む      大伴家持
意味  庭にナデシコの種を蒔きましたよ花が咲いたら、あなただと思って毎日眺めていたいので。早く咲けナデシコ.

、、、、育てますよ、新しいナデシコの種を世屋の里でも(^.^)

青海原 かかる景色のあればこそ ありけるものか天橋立  加茂季鷹

逆さ天橋立
神の世に神の通いし跡なれや雲居につづく天橋立  村田春海

さて、神の世に神の通いし神々が、橋か゛落ちたときに見たであろう景色がこれ。

逆さ天橋立ぬ

あれれれれぇ
天の橋立か゛ひっくり返ってみえたのですが、それがすてきだったということが、今の「股のぞき」の始まりだったとか。さすがに神様はただでは落ちない!

それはともかく、「正立視と股のぞきで観察したとき、対象までの距離、対象間の奥行き、対象の大きさの印象に大きな違いが認められます。風景は全体的に遠く見え、奥行き感は喪失するか希薄になり、対象が小さく見えます」と東山篤規先生(立命館大学文学部)。山が上で海が下、なにそれ?脳はもともとそういう見え方を想定していない。その混乱が股のぞきの不思議な魅力の正体と言うことだそうです。
もっとも、それを魅力といえるのは平和なとき、今どこにいるのかが正確に把握できないと即事故につながるのが航空機、特に戦闘機の操縦の場合。視覚に頼らずに別の感覚に切り替える特別な教え方※がされたそうです。
※ 「天の橋立股のぞきはなぜ美しいのか―感覚統合の視点から考える―東山篤規(立命館大学文学部)」を検索ください。

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