宮津エコツアー · 世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会の活動ブログ

① 花さそふ比良の山風吹きにけり漕ぎゆく舟のあと見ゆるまで  宮内郷
② 花さそふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは わが身なりけり 入道前太政大臣

この花は、①は桜 ②は梅、と思っていました。しかし、そうとは限らないぞと思い始めています(^.^)

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この敷き詰めた花びら、ヤマナシ。

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五穀の栽培が奨励されたようにヤマナシもかっては推奨された花木ということです。ヤマナシもバラ科、花びらは桜と似て、くるくるひらひらと舞いますが、大きいために飛距離が短かいようでよく溜まります。

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スノータイヤがいるよう!

花さそふ世屋の山風吹きにけり  世屋野蕪村

ここにバス停があるのです、「世屋のヤマナシ前」

明るい竹林!

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波見。その竹林再生の現場を案内していただきました。

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スクモをしいたタケノコ畑。

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カワイイ(^.^)

「タケノコ噴水って見たことないでしょう」

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なんですか
「この先から水をふきあげよるんですよ、四十センチも霧のように」

えっエー

「朝の四時頃みにくるか」

いきますいきます!

さて、  タケは、「環境省指定要注意外来生物、日本の侵略的外来種ワースト100」に入っているのかと尋ねる方がいらっしゃいます。

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薄暗く怪しく見苦しく恐ろしく広がって人の暮らしを圧迫しているからです。どこからやってきたのだ、誰が持ち込んだのだ?と。
いえいえ、「野山に交じりてタケを取りつつ万のことにつかひけり」まさに食・薬・住・遊・多方面にわたる有用樹なのです。人が里山から出て、管理されることなく放置したことによることが原因なのです。
その管理の適切な回復、そうすれば、竹林が蘇り、食・薬・住・遊・多方面の活用が可能になることを、ここでは実証されようとしているのです
成果が着実に上がっていることをホオノキが語っています。

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「おれはこの間までタケの海に溺れていたんだ!」

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ところで竹林だけの管理、それはそれてすばらしいとはいえますが、驚きはそれにとどまらない!放置されたのは川も畑も林もみんなです。竹林だけを再生させても効果は限定的なものです。

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川も畑も林も竹林も一体のもの、まずはタケから、そして川や畑や林の再生につなげようと住民の皆さん、また区あげての協力の中ですすめられていることがサプライズです。命の一つながりは人つながり、その念力と構想は半端ではないのです。
宮津の良さは海山川里の一つながりの里山の良さ。波見の試みから目を離せません(^.^)

見学ご希望の方、紹介します。ご連絡ください。

若葉のみずみずしいこと。その中でもどうでしょうか
山では朴若葉 !

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「重なりて影を濃くせり朴若葉」 小松誠一俳誌 「沖」 掲載

丹後のばら寿司を朴若葉でくるめば、朴葉寿司!

里では柿若葉

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種田さんのが究極でしょう、、、
「柿の若葉のかがやく空を 死なずにいる」   種田山頭火(1940年没)

蕪村さんも。
「茂山や さては家ある 柿若葉」

柿の若葉は、テンプラでどうぞ(^.^)

この色は夏です、

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耐えられるか?挑発するかのようにパワフルな色です。
今日は雨、久しぶりに。

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水の張られたたんぼからはカエルの歌。

車の中にもカエル!デートに行くんだ、頼むぜ、にいちゃん!

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熱い恋の季節が彼らにも訪れています。シュレーゲル君はもうできちゃったらしい(^.^)

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恋の歌聴きながら夜の休憩所の2階フロアで一杯やりませんか、若返りますよ,(^.^)

なにやら怪しい光りの波、、、

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日置祭りでは前夜、、禊ぎが続けられていると教えていただき、見学してきました。

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大人だけでなく、子どもまでみんなふんどし姿。

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禊ぎの場所は海岸。裸で走って行って海水で身を清めるのです。

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当日の太刀振り、禊ぎで汚れを落としたものだけが神ごとに携われるのです。

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日置は宮津きっての農業地帯。

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若田神社の「若」は命の再生のこと、冬の眠りから覚めることを意味しているといいます。

厳格な祭りの決めごとも近年緩んでは来ていますけれど、人知を越えた自然の力への畏敬の気持ちの強さを感じました。

上世屋の「ふじのの藤」。

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近日中に満開でしょう、

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藤の花前線は下世屋のゴルフ場へ到達していますから。

 

行かんわけにはいかんじゃないですか、伊根へ行きなさい!夢の中で籠神社の神様がおっしゃるのですから。
どうしてですか、とおたずねすると
伊根と世屋とを繋げば最強のラインができるからと、、

わからんわけでもないですがどういうこと?とさらにおたずねすると
にっこりされて、「伊」「世」い・せライン!(^.^)
まあ、そういうわけで、連休の伊根。
のどかな街でした。

ネコも語り部。へしこ、わしにはちょっと辛いが、伊根の酒には合うんじゃ!

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タコ、タコはタコでも煙いタ■コ!

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施設は賑わっていました。この湾に鯨やイルカが訪れたのは先日のことです。

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♪うみーはすてきだなぁーこーいーしてるーからさぁー 潮風のデトックス!

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さて、世屋はあの山の奥の稜線。

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世屋では、和子さんが、今日はスイカをうえんならんとおっしゃっていました。

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「伊」「世」い・せライン、素敵なレインボーラインが架かっているのが見えませんかと神様の声。

む!

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どこにどこに?

ほほほほほほ!人は海に向かい、山に向かいしながらいきてきたのではありませんか、、、

「初夏や優しく寄せて返す波、、、」世屋野蕪村

この子、

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環境省指定要注意外来生物。日本の侵略的外来種ワースト100。

こちら、上世屋で咲き出したカンサイタンポポ。

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在来種タンポポは頭花の花の数が少なくて苞がそりくりかえっていないのが特徴ということです。

ミツバチとも仲良し!他株の花粉による授粉が必要なのです。

地方変種も多くシナノタンポポ、カントウタンポポ、オキタンポポ、エゾタンポポ、シロバナタンポポの種類があるといいます。

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一概には外来生物だからどうのこうのということは全くないのです。数十年後には人口ゼロとされる宮津市などは、咽から手が出るほど求めているわけですから。
さて、「カンサイタンポポの開花は本格的な春の到来を感じさせる」とおっしゃるのを見ました、

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うーん、、今日の伊根の船屋の里公園!

春の終わり、初夏の到来を感じさせるというのが合っているのではないでしょうか。フクジュソウが春の訪れを告げる野の花なら,初夏の近づきを告げる野の花はカンサイタンポポ。

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今が見時ですよ。

ここから、世屋の里行きのバスに乗れます。

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定時運行の再開、

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これを誰より喜ばれたのは、旧世屋村村長、吉岡初兵衛さんでしょう

、「利益が出る見込みがない、道路の拡幅の必要な箇所が何カ所もある、、、村長、気持ちはわかるがこりゃあきけん話だで!」

それがバス会社、行政の姿勢だったといいます。

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バス路線延伸は下世屋上世屋松尾木子駒倉には住民1500人※当時、がいる、高原の斜陽の村の希望である、聞けん話でも聞いてもらわなどもならんという一心の粘り強い交渉の末に開設されたバス路線なのですから。初おっさんは、喜ぶだけではない、、活用せにゃいかんぞとおっしゃると思います。そこです。福祉と教育目的のバス運行です。空運行していたら、またぞろ無駄バスと切られます、

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乗りましょう、みんなで乗りましょう、いやほんとにすてきなんですよ、汽船とケーブルと世屋バス、、、これが宮津を救いますよ(^.^)

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井上陽水さんも一押し、歌まで歌って応援してくださっているじゃないですか、、♪夢の里へ夢の里へ行ってみたいとおもいませんかぁ ウフッフー アーアー♪

藤飾りのモデルはヤマフジに違いない!と見当をつけました、ので一枝を籠神社様へ奉納してきました。

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丹後には藤が2種類ある、と申し上げたら驚かれていらっしゃいました、その際、禰宜様から、紹介された歌。
「千歳経ん 君が頭挿カザせる 藤の花 松に懸かれる 心地こそすれ」後拾遺和歌集 りょうぜん法師
君が頭挿カザせる藤の花、、、

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それがどの「藤」だったのか、ノダフジでもヤマフジでもフジはフジ、特にこだわるものではないのか、そうでなくて特定できるのか、をたしかめたいとは思ったのですけれど、ちょっとかみ合わなかったかも。あらためましょう。

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それはおいておいて、境内に新しい建物。観光案内所と「茶房」を兼ねています。お抹茶と和菓子、白藤屋さん謹製、

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※ セット¥700 ヤマフジの花はお愛嬌

、しっくりゆったりとくつろぐことができます。世屋バス利用の里山観光のアッピールもしておきました。
さて、そのヤマフジ、

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看板を立てました。

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