宮津エコツアー · 世屋・高山ガイド部会

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世屋・高山ガイド部会の活動ブログ

冬の明けた「宮の下」棚田群。

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世屋姫ツバキが雪の代わりに積もります。

畦にタチツボスミレ。

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ノアザミのつぼみも春の証明書。

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この棚田群は標高600mの丹後半島の稜線部から350mまで、山肌を等高線のように刻んだ上世屋棚田の末端棚田です。

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この棚田の貯水槽はブナの森

山の頂きに湧いた水がいちばん棚二番棚三番棚と段々をめぐって稲を育てます。

藤織りお婆ちゃんに孫が頼みました。「お婆ちゃん、うちらにも藤織り教えて!」

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(↑ 川北亮司さん 撮影)

昭和47年のことです。
地域に伝わる宝物作りの実際にふれ、困難を乗り越えながらの貴重な伝承につまっている知恵と技術を学び、地域に誇りを持とう!

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そんな思いをもって春の藤切りから糸作り、冬の織り上げまでを卒業制作にしたのです。織り上げた布には、藤の葉と学びの象徴ペンを組み合わせた「世」の字を刺繍しました。岩ヶ鼻の岩井寺の前住職岩瀬慈尊先生を中心にして、世屋上分校、世屋上小学校生徒先生みんなの取り組みでした。

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(↑ 岩瀬先生撮影)

この校旗、世屋上分校最後の生徒とともに日置中学校に下りていきました、昭和51年のことでした。

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その日置中学校も橋立中学校へ統合!藤織り校旗は制作関係者や地元住民の見ることのできる、藤織りのふるさと、「かみせや」に戻してもらえないかという要望にこたえ,里帰りすることになりました。

今後、世屋高原休憩所に掲示される予定です。

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京都新聞3/30付け丹後版に紹介されています。

 

三月末の晴れ。
ホトケノザ

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菜の花

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キケマン

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エンゴサク

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おとぎ(シロウマアサツキ)

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ヤブカンゾウ

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池にも春。画面中央上にメダカ!

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里山の春の仲間たちが続々と姿を見せてくれます。
それらすべては、主役の登場を待つため。

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日の出日没の瞬間を胸躍らせて待つように、里山命のカメラマンはこの瞬間を待つのです、、、(^.^)

宮津の金さん!

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世屋の金さん

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腰の曲げ方、背負う薪の形状や表情の細工に違いがあります、それは請け負った石工さんの技術解釈石質の違い、もんぺ履きで左足前、本は左手など大きなスタイルは共通しています。
ところで、これがスタンダードかと言うとそうではないのです。

初代の金さん。

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(↑河野 哲弥さん撮影 ニノキン像のディープワールド)

1910年。※初号機のレプリカ(銅像)掛川市駅前銅像

へーえ!ちょっとしたサプライズです。

これをスタートとして作者産地素材など金さんの生き方考え方の顕彰をテーマとする像作りはさまざまに変化します。

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(↑河野 哲弥さん撮影 ニノキン像のディープワールド 小田原市報徳二宮神社像、1928(昭和3)年設立 )

それを調査しまとめていらっしゃるのが、「ニノキン像のディープワールド! 横浜の市立小学校に二宮金次郎像は …amarepo.com/story.php?story_id=2682 – 」一見の価値あり!世屋の金さんのルーツをたどることができます。

菜の花、

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青空と菜の花の黄色のマッチングは、意外と難しいものです、早春の天気はめまぐるしく変化するから。

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ミツバチも「晴れているうちにできるだけ集めておきましょう、あすは雨だから」といっているのでしょう。

菜の花栽培は菜種油の需要とともに栽培が広がりました。

江戸を象徴する色合いだったのでしょう。

芭蕉さん

「菜畑に花見顔なる雀かな」

蕪村さん

「菜の花や遠山どりの尾上まで」

さて、一茶さんも菜の花を詠いました、

「なく蛙 溝の菜の花 咲きにけり」。

では、この句をエコガイドの視点で解釈してみましょう(^.^)

このカエルくん、繁殖の時期にオスが鳴きます。菜の花の咲く早春の里山で繁殖するのはアカガエルです。また、このアカガエルは里人のタンパク源でもありました。この句の主役は、カエルです。取って食おうと畦をさぐったのですが、みつけられなかったのです、この時期なく主は畦の洞の中にいるのですから見つけるのは容易ではありません、菜の花が残念でしたね、わたしでも食べなさいよと言って慰めてくれたのですが、一茶さんの体が求めていたのは「肉」。生ものの少ない冬を耐えて春をみる動物的な野生、芭蕉さんにも蕪村さんにもないものです、、、。

「菜の花やなくのは一茶の胃袋も」 世屋野蕪村

※江戸三代俳人の句は菜の花 – Biglobewww5c.biglobe.ne.jp/~n32e131/haru/nanohana.htmlからいただきました。

雪の消えた丹後の山にまた春の雪の花!

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(↑ 3/28 大宮町)

薪炭林の伐採あとに生育する陽樹。コブシが北方系なのに対して温暖な気候を好みます。ブナ林観察道では道端に生えています。

見てもらい触れてもらい、匂いをかいでもらいながらのガイドですが、かじってもらうということも大事にしています。その中の定番。すこし辛みのある香りを持っています。つばが出てきます、なんだか疲れもとれるようです、、、そんな感想を交流しておいて、「噛む柴」といったのが始まりで、いまは「タムシバ」とよんでいると導いていきます(^.^)。

世屋姫さんのツバキ。

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ツバキは合弁花です、赤い花の塊が枝の真下に落ち赤いカーペットになります。春の嵐②見舞われるこれからが見物ですよ。

日置の海岸近くのお家ではサクラが開花(ヤマザクラ系の種類?)

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サクラは離弁花です。花びらが一枚一枚風にのって灰を撒くように散ります。これはカーペットではなく、水に浮かぶハナイカダ。

季節の彩りの主役ですがその花の散り方は対照的です。

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ミツバチが蜜を集めていました。しかし、数がいまいち少ない感じ。温かくなりきらないせいなのか、はたまた、別の理由があるのか、、、、。

明日は雨だから、ジャガイモ植えの準備をしゃっても今日中にやっとかんなん!とかおるさん。

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そして予想通り雨。

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フキノトウの葉先にも雨の滴。

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26日は雷注意報が広範囲にでているという特異な気象の一日でした。

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(↑ 峰山町)

気圧の谷の移動にともない温暖前線や寒冷前線が複雑にできたためです。

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(↑ 大宮町)

こんな日のテーマは空!主役は雲です。

ヤマザクラも丹後の山野に咲き始めました!

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古代から中世にかけての和歌に取り上げられているのは皆ヤマザクラの仲間です。

さて、その桜を取り上げた和歌を選んで紹介してくださっているサクラ和歌専科のブログ拝見しました。

※ 民族学伝承ひろいあげ辞典 blogs.yahoo.co.jp/kawakatu_1205/41739846.html –
奈良、平安、鎌倉にかけての歌集から五十首を選出されています。ご苦労様です!その中から私的に二首いただきました。

◇この花のひとよ・一節のうちに ももくさ・百種の 言ぞ隠れる おほろかにすな
作者: 藤原広嗣  万葉集八巻

◇少女子が かざしの桜咲きにけり 袖振る山にかかる白雲
作者 藤原為氏、続後撰集

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ところで、天の橋立YHの前にサクラの古木。しだれ桜です。その下で真名井神社の参詣客や地域の皆さんにお花見をしてもらえるようにという趣向を準備中とか。その1つにこれらのサクラ和歌の短冊を下げるのもいいかも!

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人は言葉で美しさを認識するのです、それに、「個性化」を図ることも必要です。またせこい話ですが、今年しておけば来年も使えますよ。ボランティアで楽しみながら書いてくださる方もいらっしゃるのではありませんか。(^.^)

フキノトウを話題にしていたら、ぼくも見てほしいなと顔を出してきたのが土筆。

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スギナは本来乾燥気味の土を好むはずです。

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しかし、、、、ここはセリの生育地です。開拓意欲満々というのか帝国の侵略と言うのか、、こんなとこまで根を広げて来ています。おそるべし、、ですが、それはそれとして、緑のセリの中で緑っぽい土筆、絵にはなります。

ところで、つくしは「つくしんぼ」とも。

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ちなみに顔出したての「ふきのとう」も、フキぼんぼん。フキのぼんぼん、坊やといういみかと思います。つくしのぼんぼんという意味なんでしょうね。

ついでに、ツクシは、トクサ科、語源は「どこ継いだ」とあそんだことから「継ぐ子」で「ツクシ」と言うのに説得力を感じます。

 

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