「梅雨さなか じぞうの苔や よみがえる」と大阪府の余熱さん。※森村誠一監修写真俳句サークル
「 古い地蔵さんに付いている苔が緑色に水分を得て活き活きとしてきました。」と短評。
では、余熱さん!

(↑ 23日 世屋観音堂)
このお地蔵さんをどうお詠みになるでしょうか(^.^)
世屋・高山ガイド部会の活動ブログ
「梅雨さなか じぞうの苔や よみがえる」と大阪府の余熱さん。※森村誠一監修写真俳句サークル
「 古い地蔵さんに付いている苔が緑色に水分を得て活き活きとしてきました。」と短評。
では、余熱さん!

(↑ 23日 世屋観音堂)
このお地蔵さんをどうお詠みになるでしょうか(^.^)
尖った三角形がカツラの樹形の特徴です。

他の木に先駆けて黄色くもみじするので目立ちます
水気の好きな木です。世屋の谷ではバッサカから六地蔵付近にかけて自生しています。

(↑画面右下 ガードレール付近の下り坂がバッサカ)
ブナ域に近い渓流の湿潤な斜面というカツラの好む天然の環境が少なくなっているので、貴重なカツラです。

葵祭で神人がフタバアオイとともにこのカツラの葉を頭にかざすと言います。生育環境と関係があるのでしょう。
また、春のウオークで確かめたいことですが、この花が興味ぶかいのです。雄花も雌花も花弁無し、萼無し、苞があるだけ、蘂は紅色。葉が出る前に咲くので、木全体が紅色に見えます。
溝を切った竹筒、

これをひたすらたたきました、二~三十分!大人六人が。
あなたはぽんぽんぽん あなたはぽぽぽんぽんと指定された敲き方を受け持ちます、、、リーダーは芸大のK.S先生。

あわせるのに一生懸命でした。先生の指示がないと止められません。いつまでやるのか不安になってきましたけれど続けるしかありません。自分のになれてくると、人の敲くのが聞こえてきました。手が柔らかくなってきました。さらになれてくると、自分の敲きかたを変えてみたくなりました、ぽぽぽんぽぽ。
人もちょっと変化させているのがきこえました♪ ぽぽぽぽぽん、ぽんぽんぽん、♪、ぽぽぽぽぽん。ぽぽぽんぽぽ。ぽんぽんぽんぽんぽんぽん

先生は竹筒を吹き鳴らし始めました ぽんぽんぽん、、ぽぽぽぽぽん。ぶゅーぶ゛ゅーー♪ぽぽぽんぽぽ。ぶゅーぶ゛ゅーー ぽんぽんぽんぽんぽんぽん♪
題して、音祭りというワークショップでした。

どんな意味があったかって?
① 音楽を楽しく聴くことができるようになりましたよ(^.^)
② エコって 音を立てています、風が木が川がカエルが鳥が、、音からもエコツーリズム迫れそうだと思いました。(^.^)
③ 竹林資源の再開発に生かせそうと思いました(^.^)
④ 子どもの工作に楽しそう(^.^)
⑤ K.S先生の音とわたしの写真とコラボしてみたい!
等々
お誘いいただいた丹後文化会館アートコーディネータ丸山さんにグレートサンクス!
「金さん、さむなったなあ、まんだきばるだぁ、ぼちぼちしまおおいなぁ」

さて、明治になって産業の発展は新しい労働者層を作り出していきます。しかし、自由の風を嵐にしてはならない、為政者たちが自主的に国家に献身・奉公する国民像を作る必要に迫られて子どもたちに歌わせた歌があります。
1.柴刈り縄ない 草鞋をつくり 親の手を助け 弟を世話し 兄弟仲よく 孝行つくす 手本は《A》
2.骨身を惜まず 仕事をはげみ 夜なべ済まして 手習読書 せわしい中にも 撓まず学ぶ 手本は《A》
3.家業大事に 費をはぶき 少しの物をも 粗末にせずに 遂には身を立て 人をもすくう 手本は《A》
オリジナリティーもヒューマニティーもない歌詞(^.^)ですから当然、作者は不明です。 《A》には、だれか具体的な人物が欲しいどなたがよろしいか、、、、豊臣秀吉さんにしましょうか、すずきしんべえさんはどうでしょう、、、ここで、「二宮金次郎」がよかろう、とおっしゃったのが軍人勅諭の制定にかかわった山県有朋さんたちだったそうです。
金さんという人は江戸時代に実在した人です。実は金さんも決壊した川の濁流に田地田畑をながされてしまいました。復興再建に私心なく誠実に尽力した農村復興のリーダであったことは間違いないところです。
「一人の人間は、宇宙にあっては限りなく小さいが、その誠意は天地をも動かすことができる」
「聖人は無欲ではない。実は大欲であって正大。賢人がこれに次ぎ、君子はその次。凡夫のごときは、小欲のもっとも小なるもの。学問は、この小欲を正大な欲に導く術。大欲とは、万民の衣食住を充足させ、人々の身に大きな幸福を集めようと欲すること」 語録
わたしは、金さんが♪手本は《Aにのみやきんじろう 》と歌われること、喜んでいたかなあ、とおもっています、、、金さん、そこのところ、どう?

『せきしょういだい積小為大」!しいて言えば、《A》のAは「おとうさん、あなたですよ」と置き換えてくれないか(^.^)』
紅葉と言えば鮮やかな赤や黄を期待する向きがおおいのが現実。サクラ紅葉はそれにこたえるものではないが、逆にくすんでいて「寂びた味わいがいい」とおっしゃるのはexaminer.co.jp/ta/tabi_sakura.html さん。 なるほどそういう見方があるかと思わせるのが、松尾一本サクラのサクラ紅葉。

古来、歌や俳句にも取り上げられています。
「いつのまにもみじしぬらむ山ざくら昨日か花の散るを惜しみし」(『新古今集』具平親王)

「よい物の果てもさくらの紅葉かな」(塵生)
ツリフネソウ。種もたくさんついています。

8月下旬から始まった今年の花期のラストランナーなんでしょう、秋の斜陽が和服を召した奥様といった風情にライティングしてくれました。
ところで、日本に自生するツリフネソウはツリフネソウ自身のピンク白などの色変わりの他、キツリフネ(丹後半島にも自生)、花が葉の下に咲くハガクレツリフネ(四国、九州)、エンシュウツリフネ(愛知、静岡)という種類、その他に帰化種として、オニツリフネソウ、ハナツリフネソウ、アカボシツリフネソウがということです。
世屋の里は、どこもツリフネソウの生育に適した湿り気のあるところです。開催地に立候補しますので、「ツリフネソウ祭り」やりませんか(^.^)
赤と緑のツートンカラー!

「へーえ、これがまむしぐさのミー!なんだかトウモロコシに似てるねえ、」
「じゃあ食べてみようか」
ノーノーノーノー絶対にダメ。 食べるか、こんなもん!とおもっていましたが、やっぱりあるんですって、治療報告が。 口がしびれて、腫れ上がるそうです。
「じゃあ、これを食べる鳥かイノシシかクマかしらんけど、やっぱり腫れるわけ?」
(^.^)(^.^)
ちなみに マムシ草テンナンショウの日本大百科全書による記述のすっきり感。 「本属の植物は栄養状態により花序の性が転換することが知られており、株の成長に伴い、一般にまず雄性の花序をつけ、そののちに、株が成熟すると通常は雌、または種類によって雌雄性の花序をつけるようになる。」(邑田仁)かっこいい、腫れ上がるほどしびれます!
青葉山の上にニョキッ!

土から顔を出した芽のようなので[発芽雲」と呼ぼう、いいね、
「雲ウン雲ウン」。
雲の先端の高さは2000mぐらいでしょうか、青葉山が693mですから。
一時間後の雲。

(↑ 22日17時45分)
さて、あんなに大きな塊なのによく浮いてられるねえ!
吊り下げているンじゃない!紐が見えないか?
下から支えてるんじゃない!
答えは、、、下から。上昇気流によって支えられているんですって、ウチワで風船を扇ぐようなもの(^.^)
「心あてに折らばやをらむ初霜のおき惑わせる白菊の花(凡河内躬恒 )」
初霜、霜降の初候「霜始めて降る」は10月23日からです。 きりっとした寒さにあたることを開花のゴーサインにしているのがイエギク。

世屋の里でも赤らんだ柿の木の下で咲きました。

さて、菊文化を花開かせたのは例によって江戸300年の泰平の世。多様な種類が生み出されています。また、イエギクが天皇家の家紋にされたのは意外に新しく、鎌倉時代の初め後鳥羽上皇によるものだということです。

ポケットにコインがあったら、一円・五円・十円・五十円・百円・五百円とみてください。いずれかに菊の紋様が採用されていますよ。
他の木々に先駆けて紅葉する松尾の一本サクラ。

十一月のウオーク&イートは、ここからスタート。

海と山と空と雲の作る景観は、天空の里世屋ならではの絶妙さ。

見え方は見る方向、高さによって少しずつ変化します。

光りは不思議な紋様を作ります。

林ではガマズミ。

負担の少ない下りコースです。

「松尾本村」「下側橋」を経由して、一日は丸丹そば屋さん、九日はビオ・ラビットさんへと向かう予定です。