宮津エコツアー · 世屋・高山ガイド部会

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世屋・高山ガイド部会の活動ブログ

東の村の男がいいました、「わしの村には小さな紫の花をつける草がある、その苦さといったら他に勝る物はあるまい」と。

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西の村の男がまたいいました、「わしの村にも小さい黄色い花をつける草がある。その苦いことといったら世に二つとあるまい」と。

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それではその苦さを比べて見ようではないかと旅のお坊さんに審判を頼んで比べたと言うんじゃ。

けれどもその苦いこと限りなくどちらも優劣つけがたい。引き分け!

それではただ苦いではつまらん、良薬口に苦し、効き目でどうかを比べようではないか、

たまたま西から来て病んで苦しんでおられる旅の方がいる、

一方東から来た病んで苦しんでおられる旅の方がいる、

それぞれ煎じた汁を飲んでもらって効き目を比べよう、そういうことになってなぁ、

そうしたところどちらの旅人も、みるみる元気になって旅を続けられたんじゃ。

と言うことでこれも引き分け、そこで、お坊様、苦さも薬効も優劣のつけがたい、この勝負は引き分けじゃ、

わしが名をつけて進ぜよう。紫の花には、病に倒れていた人を起こすほどであったので「クロバナヒキオコシ」、

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医療を司る薬師様の乗り移られたような効き目を見せたによって黄色い花には「ヤクシソウ」。

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いらい、それぞれ今でもそう呼ばれている。このお坊さん、なんでも弘法様とおっしゃるお坊さんじゃたそうな、、いちがぶらり、、(^.^)!

大江山は、宮津湾の奥、日置からは南東の方角なので、朝は光る海の向こうにシルエットになります。

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山体は実になだらか。 標高は、東から西へ赤岩山(669m)杉山(697m)とほとんど同じです。

毛布着て寝たる姿や大江山 世屋野蕪村   地学的に言えば「レンズ状」になっていると表現します。

その岩体は、地球のマントル起源のかんらん岩。

さらにかんらん岩の中心部は変質して蛇紋岩になっている。

この石は、石綿をとるほど水を浸透しやすい。

そのため、地表を流れる水が少なく谷が形成されにくい、と言う理屈です。

アンダスタンド?

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(↑ 11/1 夕景 世屋川河口から)

大江山は丹後の名山です、

♪希望の窓にたたずめば遙かに煙る大江山強く伸びよと今日も呼ぶ♪

京丹後市の大宮中学校でも校歌に詠まれています。

鳥や獣などに食われることで種子の散布をおこなうという繁殖戦略のもとで進化したのが果実です。 秋、林では、様々な実を見ることができます。 これはなんの実!とガイドすればいいわけですが、もう一歩踏み込みましょう(^.^)

、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

果実には、三つのタイプがあります。

まず、皮(果皮)が乾燥した状態になるもの、これを乾果(かんか)といいます。

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ドングリはこの仲間。皮が特に堅いので「堅果 」といいます。

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コマユミも乾果。成熟した果実が縦に割れるので、朔果と呼びます。、

一方、果皮が柔らかく汁気の多いもの、これを液果(えきか)と言います。

アズキナシ

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アオハダ

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里のカキも液果です。

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ちなみにカキは、一属一種、東南アジア特産の果実です。

イチゴやナシ、イチジクなどは、二つのタイプに属さない特異な物で、偽果に分類されています。

 

 

10月も末なのにアオスジアゲハ!

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府中のフジバカマ花園で白花の方の蜜を吸っていました。

南方起源のチョウ。幼虫の食草もクスノキ、タブノキ、シロダモといったクスノキ科の常緑広葉樹。

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アサギマダラがいっしょに行くかとさそっているよう。

けれどもここで蛹になって冬を越します。

 

葉が落ちる季節なのでfall、収穫の季節なのでautumn ※ラテン語 どちらも「秋」と訳します。

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ちなみに、日本語のあき、秋は?

草木の葉や実が赤や黄色に色づきアカ(紅)クなる季節、

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空気が清明に澄む季節、

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冬への備えを飽き満ちるほどたくさん取り入れる季節

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それぞれの説明に説得力を感じます。
個人的には「秋」という漢字は『禾偏(のぎへん)』に『火』、IMG_2791

「あ」は母音中の母音、人の行動は、あっ!で始まって、ああ!あーあ!で結ぶ、そういう意味では感動詞中の感動詞、そこから穀物ガラを燃やす温かい赤い火に手を差し出して暖をとる様子が浮かんで来ます。

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フジバカマで吸蜜するアカタテハは、この個体で冬を越します。

あかき火、あたたかき火、一年の労働を癒やし、来る春を見通す緊張感、そのあたりに「あき」の語源を感じます。

まぼろしの山菜とも言われるムカゴ。

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アミラーゼやジアスターゼなどの消化酵素がふくまれて 血糖値を下げる作用働きがあるため、糖尿病や高脂血症予防にも良い食材だそうです。さて、ムカゴ料理の例。

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材料 豚 これにしがきさんガーリック&バジルソテー 30%引ので充分(^.^)タマネギ、ムカゴ 大江山ネギ。

肉を炒めます。出る油でタマネギを炒めます、その上に青ネギを載せる、、、これでも居酒屋の一品。けれども、里山居酒屋はもう一ひねり、タマネギと山芋のムカゴを炒めます。こしょうの味とムカゴのこりこり感のコラボで里山の絶品に変わりますよ。

もう一品、カボチャとのコラボ。三宅醤油と砂糖で甘辛く炊きます。カボチャのとろみとムカゴのくりこりが良くあいます。

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さて、このムカゴ、ネット通販もありますが、ムカゴ一合米一升!世屋・高山ガイド部会に連絡ください。

 

 

紅あり黄あり、黄緑あり、葉一枚一枚が異なって全体としてまとまる明るい色はさすがにリュウキュウハゼ、沖縄カラー。

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ちなみに原産地は東南アジア。

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唐から来たのでトウハゼ、沖縄から来たのでリュウキュウハゼ、まずサツマに入って広まったのでサツマハゼなどと呼ばれます。

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(↑ 大宮町森本隧道)

蝋を採取し藩政立て直しに一役買いました。

冷えますよ、今晩は!と言った風情の晩秋の夕焼け。

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(↑27日弥栄町)
「ひとり寝の 紅葉に冷えし 夜もあらん」     正岡子規

となると、楽しみは次の日の紅葉。

三郎さんのサクラ、

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バッサカのカツラ、

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里のケヤキ、

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滝の上の大ブナも色づき始めました。

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植栽2年目の秋を迎える高原休憩所のモミジも。

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モミジは木ばかりではありませんよ、と呼び止める声。

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10月28日10時頃、天候、快晴、場所は宮津市天橋立付近。

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Aさんのフジバカマ花園でたくさんのアサギマダラが吸蜜していましたぁ(^.^)

その中に、マーキングが認められる個体。

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「小池」と読めます。   確認できるのはお名前だけ、どこで、いつ等の情報は隠れているようなのでそれ以上はわかりません。

方角から考えて、福井方面から南下中なのでしょうか、

アサギマダラ 小池で検索してみましたら、下呂市の「小池]さん、がヒットしました。

アサギマダラは風を利用して渡りをします。台風で、南風が吹いたり北風が吹いたりしたので、日本海側に出たのでしょうか

アサギマダラ・マーカーの広場 – フォーラム で小池さんもヒットしました。

それはともかく「小池」くん、天橋立は通過されましたよ。

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それにしても、栽培面積が広いので、来春も立ち寄ってくれることが期待できます。

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天橋立・府中のフジバカマ園、渡りの経路を調べるマーキングポイントになりそうです。

教室の窓越しに立っておられた像に向かって、先生、皆さんおはようございます、きんじろうせんせいおはようございます、、!と挨拶してから1日が始まり、先生、皆さんさようなら、きんじろうせんせい さようなら!と挨拶して家路についた小学校一、二年頃にみていた金さんはこんな姿だったのかもしれません。

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「昔の木の実が今の大木になり、今の木の実が後世の大木になることを、良く理解して、大きいことを羨ましがらず、小さいことでも辱かしがらずに、速効性だけを求めず、日夜怠らずに少しずつでも、継続して行動することが肝心である」 (二宮尊徳のことば)と語っておられたかたである等とは知るよしもない頃のことです。

それにしても、石も良し、細部の工作も良し、よくできた石像です。

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ところでね身につけておられるタッツケは、藤織りなんでしょうね、背板の負い紐には、シナ縄が編み込んであるはずです(^.^)

 

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