モリアオガエルが道のまんなかに。
横切ろうとして休憩中なのか、昼寝なのか!さすがに世屋。
けれど、危ないよ、秋の取り入れシーズン、車が増えているから、森へお帰り
世屋・高山ガイド部会の活動ブログ
阿木燿子さん、山口百恵さんにいいます、「まんじゅしゃか」と歌ってください!
♪マンジューシャカ 恋する女は
マンジューシャカ 罪作り
白い花さえ 真紅(まっか)に染める
、、、、、
まじめな顔して「マンジューシャカ」と歌うんですよ(^.^)、
上の「まんじゅしゃか」は上世屋 木子別れのあたりの三郎さんの畑二咲いているもの。後ろの花は、萩、白花の萩。そして、その萩をよく見ると、、、、、
赤がまじっているのです!このまんじゅしゃかが染めたのです。
それにしても、百恵さん、疑問に思ったことでしょうねえ。
中華=か、散華=げ、たしかに音が2つあるとはいえ、まさか、「わしの藩では「マンジューシャカ」と呼べ、まんじゅしゃげと呼ぶやつは不審人物じゃ」と考えたお殿様があったとすれば素晴らしい危機管理能力。一律の遺伝子を持って広がり続けた花です、しゃげ、、、のままひろがったのではないでしょうか。それなのにどうして、「まんじゅしゃか」なんですか?
作詞者は、答えなければなりません。
「 そこそこ、百恵ちゃん、わたしも悩んだのよ、 この歌はね、罪を承知で命すべてを もやし尽すエゴイスティックな女の恋の業を歌いたい、それには、曼珠沙華でなければならないの。でも、、「まんじゅしゃげ」、どうも演歌くさい、百恵ちゃんには演歌は似合わない、、、ね、華は「げ」と読むけれど、「か」とも読むじゃない!「まんじゅしゃか」にしたら、赤い血のイメージは残るし、泥臭さは抜けると思ったの、、、、、、(^.^)」
「新しい花、存在しているのだけれどかって存在していなかった新しい花、ということですね」
そう、あなたのようにね、日本の女なのに日本の女でない、、、そんなところが出してほしいの!、
(↑日置浜のお寺の前)
日置の里は、「マンジューシャカ」だらけです。
フジバカマを名のっていても、知っている人が見ればすぐわかります、背丈の低さ、赤い茎、 フジバカマとサワヒヨドリとを交雑させた園芸種だということ。
サワフジバカマというそうです。なのに「フジバカマ」と称して店に並べるのは詐欺だよ(`ヘ´) プンプン。
でも恥ずかしいことにその種を蒔いて発芽を待っていたのです(^.^)
それはともかく、、自然状態ではサワヒヨドリがいます。
葉は、2枚の対生、1カ所から3枚づつ出てあわせて6枚の対生が特徴といいます。
またヒヨドリバナというのもいます。
(↑ いずれも世屋高原休憩所にて)
この2つも交流しあって、新しい種を作っているそうです。それをミツバヒヨドリといいます。
けれども、山地の草原の減少に伴い、 京都府カテゴリでは、「 要注目種」に指定される状態。
(↑ 大宮町)
これ、、ひょっとしてそれじゃないでしょうか。
6月のウオーク&イート
初夏の世屋は梅雨模様、みずみずしい命に触れた感動を、お客さんが歌にしたためてくださっていました。
《ウツボグサ》
十薬に ウツボグサ混ぜての 食前酒 不思議な味の 百薬の長
《トキソウ》
夏草の 茂る湿原に 誘(いざな)はる 曇り硝子の 向こうのトキソウ
《ヌマトラノオ》
梅雨曇り 夏の訪れ 待つ花の ヌマトラノオ咲く ここの湿原
《ヤマアジサイ》
谷間より 霧立ち上る 岩肌の 山あじさいの 青の静けさ
《テイカカズラ》
晴れやらぬ 我の心も 委ねたし 幹にまきつく テイカカズラへ
《ヒルムシロ》
やまあひの 池面の浮草 ヒルムシロ わずかに残ると 守り人の言ふ
《イモリ》
水底の 濁りて生き物 動くたび 形見え来て イモリの手足
食ひて食はれて 生きる定めを 池に見る お玉杓子を 待ちいるイモリ
詠み人 峰山町 森様。
世屋の自然1つ1つに賛歌、五感で楽しみ言葉で決める、、並々ならぬ感性と三十一音に納める言葉の力に感服するとともに、こんなお客さんに恵まれて、企画した甲斐を実感させていただきました(^.^)これらの歌々、世屋高原休憩所二階、展望フロアに掲出させていただいております。
『これは、カミエビである、実がエビヅルに似て、利尿、鎮痛、解熱において比較にならない効能がある薬草であるので、 「神のエビヅル」、それで「かみえび」としたのだ、 「アオツヅラ」という呼称は容認しがたい』と牧野富太郎先生はおっしゃってるとか。
ほほうと思います。実際にこのツルで籠を編み、使っておられるおじいさんが五十河にいらっしゃいます。ツルで葛篭(ツヅラ)を作り、つける実が青いことからアオツヅラフジ、そう思い込んでおりました!しかし、籠を編むのはこのツルでなくてはならない、虫がつかない、傷まないとおっしゃっていたのは、ツルの薬効なのでしょうか。 それはそうとして、実がエビヅルに似て、と言うところですが、色が似ているというならちょっと引っかかります。えび色というのは葡萄色、赤紫系ではないですか。が、房状ということなら似ているわけですので、この語源論争、まあまあ、牧野先生のお説拝聴すべきかなとも傾いています。 この内容www.geocities.jp/mc7045/sub180.htm -に詳しいです。。
好天のもと、取り入れが順調に進みます。
何に見えます?
平治のお地蔵さん!
冗談もでるほど、出来がいいのでしょう。
「もう一息、おきばりやすえ」
それにしても、なぜこの実をイネといい、殻を取り除いたイネの実をコメというのでしょうか(^.^)
イネは食糧として「いいね」 飯根 生命の起源 いのちのね 命の根 その他、寝具 原産地の発音等の説があるとのこと。ふむふむ、、。
ではコメ。
神聖で神秘的な力が「こめられた」存在だから「こめ」、、、、どうも理屈っぽい!却下。
朝鮮語に「コメン(コム)」という言葉があり、それは酒造り、つまり醸造を意味するといいます。
それ、賛成。
巫女さん、口で噛んでそれで酒をつくったというではありませんか。