宮津エコツアー · 世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会の活動ブログ

台風が去ったあと、青空が季節を一歩進めました。

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その青空の下で取り入れ作業再会です。

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それにしても、これまでに経験したことがない大雨となっていると京都や滋賀、福井に出された「大雨特別警報」、地滑り由来の土地に暮らしを委ねるだけに、世屋の里に緊張をはしらせました。

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ちなみに、原因は台風第18号の渦が南からの湿った風と北からの冷たい風を若狭湾あたりで衝突させ雲を大量に発生させたことといいます。

ともあれ持ちこたえられたのは、俺ががんばったからだと言うようなチカラシバ!

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いいえ、わたしもがんばってたのよ、とキクイモ。

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ついでに、、、台風のことを古語では「野分」といいました(^.^)

「野分のまたの日こそ、いみじうあはれにをかしけれ。、、、、、

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格子の壺などに、木の葉をことさらにしたらむやうにこまごまと吹き入れたるこそ、 荒かりつる風のしわざとはおぼえね。」(枕草子)

アキアカネ、ほら卵をうんでいる!

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つながりあってたんぼの上でシッポをふっているでしょ、あれ卵、ばらまいている!

これを「れんけつだくうさんらん」、

「さんらん」は産卵、卵を産むこと。「れんけつ」は連結、雄雌がつながりあって飛ぶこと、「だくう」は打空、水田の上でシッポを上下に振ること。連結打空産卵」。

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『水がないじゃないですか?』

なに、すぐ降りますよ!

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(↑ 9/16 台風後)

トンボは秋の長雨、台風などでたんぼに水が溜まることを織り込んでいるのです。

ノシメトンボも同様です。

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カエルからの補食を警戒して、上空から卵をばらまくようになったとと考えられています。

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羽化は来年7月、林の中の虫を食べながら夏を過ごして、稲が色づき雨が降り出す頃にたんぼに降りてきて産卵!そんなサイクルなんですって。

 

 

 

伊根版・ウオーク&イート※①に参加させてもらえました。

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伊根のイートといやあ魚!と思うでしょ。 エコツアーは、安心・安全・健康・持続可能な生活スタイル、生態系などがキーワード。

伊根で魚を抜いてエコが語れるか!かたれるんです、、、(^.^)

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曹洞宗のお寺での精進料理。 素材は、「おっさん」(ご住職)自らが栽培されたり、走り回って集めたり、そして料理されたもの。汁器、これは洗剤で洗うこと厳禁の漆塗り。

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隅から隅まで、これでもかと「いまだけ、ここだけ、あなただけ」のてんこ盛り、曹洞宗の修行の一端もお話しいただいて、魚抜きのエコ料理、体も心も喜んでいるのを実感しました。

伊根で魚、それゃあまた別の機会にさせていただきましょう。

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また、このツアーはモニターツアー、解散後にはクラブツーリズムの宮本先生を囲んで反省会、

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観光の組み立ての基本から、先進地事例、今日のガイドの実際まで講評をいただいて、さらに研修させてもらいました。

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またいってみたい!という思いがじわーっと湧いてきました。そう思えたのは地域の宝物の自然を生かそう、そのために汗をかいていらっしゃる人との出会いふれあいがあったから、そんなあなたに「またきてくださいね」といわれたことがお土産なんだと思います。

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生き物も植物も絶景も条件、エコツアーの本質は人、「美しい風景に勝るとも劣らない、すてきな地元の人たちと交流して、ぜひ、丹後の暮らしを丸ごと味わってください。 旅行を終えていつもの町に帰ったとき、丹後は楽しい思い出だけでなく、きっと新たな生きる力になっているはずです。」というのは「うちゅうでいちばん」※②の川北亮司さんのコメント。

伊根浦まちあるきツアー から、目が離せません。

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※①ゆっくり観光の会モニターツアー 暮らしの旅シリーズ第3回は9月15日(日)開催の「海蔵寺で精進料理に触れる」(定員30名 満員御礼)「暮らし旅」は旅行会社が作るプランでも、コンサルが来て作ってるプランでもありません。 地域を愛する人たちが、「昔はこうだった、ああだった」と、半ば井戸端会議のように楽しいおしゃべりの中からできた手作りの地元旅です。(伊根 ゆっくり観光 公式サイト > )

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(↑ 赤米と赤米酒 向井酒造さん)

※② 伊根のガイドさんに「うちゅうでいちばん」買っていただきました。読み聞かせもされているんだそうです、今度の会でとりあげてみようと(^.^)「ちゅういちくん」と伊根の「ちゅういちくん」との出会いが実現するかも、、、。

かしょくかへい、というと「なんですか?」です、「可食果柄」! ほら、丸い実がついているでしょ、それは食べられない、

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食べられるのはその実の根元の枝のふくらんでいるところ。とってみますので、、囓ってみてみてください、どうです?

「しぶーい」

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あれ、どうしたんでしょ、とるのがちょっと早い(^.^)、

落ちたのをひらうくらいになったら、、、あまーくなるんです。ので、「可食果柄」

これは、酒を水に変えるというほど二日酔いに聞くんだそうです!葉や皮を煎じてもいいんだそうです。

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「ケンポ」というのはシーボルトが日本の音を聞き取って「計無保乃梨」とされたことがもとといいますが、語源は様々にあるとしておいたほうがいいと思います。

また、ケンポナシ、クロウメモドキ科。斜面の湿潤な土壌を好む木です。

 

 

クズがイタドリに。イタドリがクズを

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じっと見ればミツバチ!

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じっと見ればチョウチョ!

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イギリスやアメリカでは有害侵入植物とされているパワープラントだけれど、 日本では君たちがいないと困るという蜂やチョウがいる

、、、、、

ちなみにイタドリは、ミツバチが越冬用に採蜜する重要な花で、蜜は色が濃い目で、黒糖のような味と言うことです。また、生育には、蜜源の花だけでなく、巣になる穴の空いた木も必要。なのにそういう環境がなくなっているということで、日本ミツバチも少なくなっているのだそうです。そういう意味でも、世屋高原は大切なところです。

クズの蜜を吸っているのは、だれなのでしょうか。

 

 

ツアーのお客さんが歩いて行かれます、飯尾さんの無農薬栽培たんぼ巡りです。

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郵便屋さんが走ります!

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昼からのたんぼ仕事も再開!刈ったのをまとめて、稲木場へ。

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休憩所展望フロアから。

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[なにしているんですか?]

お昼! ニシガキ巻き寿司に常吉うどんに,,,かるーく一本!

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{悠長なこと!}

なにいってんですか、このあと、紅葉周りの草刈り。もうこんなに色づいているンですよ

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人数がそろえは゛里山秋弁当も準備できます、お一人二人でも、カップコーヒーぐらいサービスしますよ、

世屋高原休憩所へいらっしゃいませんか(^.^)

世屋の川が結ぶブナの森の源流・世屋の里エコツアーと河口のオーガニックレストランが、歩と食のコラボ企画!お申し込みはお早く!

世屋焼き 棚田の秋 ビオ・ラビットのランチ
ガイドの言葉  全長20Kmにも満たない世屋川は、山・里・海を巡る水の旅をブナ林から始め、里の棚田と人の体を巡り、日置で海に注ぎます。この川の源流の「にほんの里100選」に選ばれた世屋の里ガイドウオークと、河口にある丹後産安心素材を生かすオーガニック創作メニューのレストラン「ビオ・ラビット」。この二つのコラボが「体が喜ぶ・心が喜ぶ」をキーワードに実現しました!世屋の里は、山菜・野菜の宝庫、歩いて見てきた素材を料理に取り入れて戴きます(^.^)第5回特別企画は、「陶芸・世屋焼き」体験です。そして、潮風のテラスでオーガニック・ランチを戴きます!
実施日 9月21日(土) 午前9時30分~午後1時
所要時間 約3時間 (陶芸・世屋焼き体験+世屋の里ウオーク 120分、ミニコースランチ60分)
集合場所 午前9時30分 マリンテラス ビオ・ラビット(宮津市日置海岸 マリントピア5号館1F)集合。乗り合わせて世屋高原休憩所へ移動。
受入人数 定員10名 最少催行5名 小雨催行
参加料金 3,500円 <含む:食事代、ガイド料、陶芸体験料、合力の家利用料、傷害保険料>作品は焼き上げてお届けします。
備考 【コース】ビオ・ラビット~合力の家~特別企画「陶芸・世屋焼き」体験~世屋の里ガイドウオーク(里の植物と暮らし)~オーガニックレストラン「ビオ・ラビット」へ戻り、潮風のテラスで特製・ミニコースランチ
お申込先 3日前までに下記チラシの申し込み先か、宮津市役所産業振興室 宮津市エコツーリズム推進協議会事務局(0772-45-1625)、または世屋・高山ガイド部会(080-2517-6999)までお申し込みください。

第5回ウオーク&イート案内ちらし

■集合場所

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アキボタン!

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キクイモ!

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どこにでもあるものなんですけれど、どこか違うんです、

きれいな空気と光りに満ちたまろやかでゆったりした空間感なんですかねえ、

この中に花を置くと、今だけですよ、ここだけですよ、というアングルを作ってくれるんです(^.^)、

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秋の里のおもてなし花 、撮りにいらっしゃいませんか。

「今だけ、ここだけ、あなただけのアングル」を見つけてください。

斜面を走る水が見える景観は素敵です!

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河川周囲の草木が除伐されました。

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(↑ 小松尾川)

縦貫林道の崖、銚子の滝などで頁岩 砂岩 泥岩 粘土 泥炭等が地層を作っているのが見て取れる世屋高原は、地滑りボートに乗っているようなものだと専門家は喩えます。

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(↑ 世屋観音堂前 石炭採掘跡)

その柔らかく水を含みやすい層へ水が浸透し地下水圧が高くならないようにするには、降雨による表面水を適切に流して地中への浸透を防いでやる必要があります。その工事が行われたのは、昭和28年のこと。

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60年の間に底面が痛み漏水もひどく再整備が懸案になっていました。

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が、いよいよ工事が始まるというわけです(^.^)

ちなみに、戦後山間部各地で行われた工事を受注されたのは地域の小さな建設業者さんたち、難工事を成功させられてこのあとの高度経済成長で会社を発展させられたということです。

「天高し 日傘(かさ)さしもって 夢の秋」 世屋野蕪村。

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内山ブナ林を水源にした五十河米の稲刈りが進みます。

機械化省力化を図り、古い束縛から解放し、新しい可能性を拓くのが文明。

ただし、広げて、乾かした上での大型機の導入。

一方、同じ山塊の高山ブナ林を水源とする世屋米の稲刈りも進みます。

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じるいことも狭いこともそのまんま、

稲刈り前に畦を刈って、

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稲木を立てて、

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そうして稲を刈って、束ねて、運んで、

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(↑ 2012.9.20)

架けて、外して、脱穀して、、、

こちらは「文明」を取り入れつつ、しかし溺れない「人の意地・命への愛」!

ミズオオバコくん!、

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君はどっちがいい?(^.^)

ちなみにミズオオバコ、環境省レッド・データブック絶滅危惧Ⅱ類、京都府絶滅危惧種。
その育成方法をまとめてみると、、、、①ゼラチン状のドロドロとした物質にまみれている種をフィルムケースのような容器に水を入れその中にタネを沈めて冷蔵庫で保存。
②春になったら、用土に深さ1cm程度でタネを植え付け、水深1cm程度になるまで水を浸し発芽を待つ、、、、このような手順だそうです。世屋産「ミズオオバコ」の保全繁殖、試みていただける方、ご連絡ください。

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