今日も、大雨警報が、、、。
人は、よう降りますなあ!と空を見上げます。
一方、「今年は、よう降るで喜んでもらえる」と語るのは、この方。
銚子の滝です。
水涸れすることなく勢いよく落水しています。
滝崖面の緑は、10月下旬に花咲かせる大文字草です。
冬明け、岩肌をむき出しにしていた滝崖面が、今は緑に覆われています。
それがこの滝の神秘として、信仰の地になったのかもしれません。
さて、銚子の滝付近の今の主役はこの方。
「ウバユリ」。
滝と世屋観音堂は、は、この上にあります。
世屋・高山ガイド部会の活動ブログ
金さん、よう降ったなあ! 何ともなかったかえ。
ところで、こんなチラシがはったるが、どういうものなんだ、観音様の千日参りって?
「?!それはな、、、死んだら極楽浄土へ、それが人間の究極の願い事じゃわな。ほとけさまにそのお願いをきいてもらうのは容易なことじゃない、1000日は参り続けないかんと言われる。かといって修行の身なら出来てもふつうのもんに1000日も欠かさずお参りするようなことはできることではない。そこがありがたいことに一年に一度参ったら、1000日参ったと同じ功徳を積んだとしてくださったのだ、、」
ほうほう、それが千日参り!
「観音様ってのは、手に蓮のつぼみを持ってらっしゃるだろ。亡くなった時お迎えに来られて、これに乗せて、阿弥陀如来、勢至菩薩と共に極楽へつれて行ってくださる仏様じゃ。千日参りをおろそかにしたら、極楽に連れて行ってもらえん、場合によっては地獄にいかんなん、だから、里の人は、千日参りの日を八月九日と決めて、欠かすことはなかった。」
(↑ 三体、成相聖観音像 作 丸橋仏師 木子・駒倉分かれに設置)
生きている間は地獄でも、死んだら極楽へいきてゃあもんになあ、今年は参道の草刈り、みんなでして、道端に回向火も並べて賑やかにしようということだって。
「そりゃあええことだ、温暖化、放射能、TPPなど地球も日本もこの里も存亡の危機にある、生きながらの地獄に落ちることに思いを及ぼして、しっかり力を合わせることじゃ」
なるほどなるほど、、、!
「ついでに、わしの足下にも灯り、置いてくれるかな(^.^)」
大きなユリです。
イギリスではその印象のままに「giant lily」。
一方、日本では上部では花の美しい盛り、下部では枯れかけた葉、その対比を喜んで物語を作りました。
花は娘、葉っぱは母親。苦労して美しく育て上げ、やれやれと行った風情の葉にありがとう、ご苦労様と、「姆百合」。
そういうことですから、もう一言欲しいところ、「姆様百合」!
花を育てた、母なる葉!
単子葉植物のユリ科ですが、この葉は網状脈を持つことも珍しいところです。
林の下や沢の縁などの湿り気のある場所を好み、鱗茎はデンプンに富み、縄文時代から食用にされていたと言うこと。
次回、ウオーク&イートには、使っていただきましょう、縄文食材、現代に蘇る(^.^)
オミナエシは「美しい人」を意味します。
「美人部為」、 「佳人部為」とかいて、万葉集では「おみなえし」と読みました。
「わが郷に 今咲く花の 美人部為(オミナエシ) あかぬ情(こころ)に なお恋けり」 詠み人知らず
※意味、おみなえしが咲いた、あの子もさぞかし美しくなっていることだろうなあ
その後、古今集頃には女郎花と標記するようになったということです。
「女郎花(オミナエシ) 秋の野風に うちなびき 心ひとつを 誰によすらむ」左大臣藤原時平
※ 意味、おみなえしよ あんたの胸には今誰ガすんでいるのかね
松尾芭蕉も詠みました。
・ひよろひよろと なほ露けしや 女郎花、、、、 あくまでも美人路線です。
小林一茶も詠みました、
・よろよろは 我もまけぬぞ 女郎花
一茶さんは、きれい事はいいません(^.^)
黒いアゲハが目につくようになりました。
さて、カラスアゲハとミヤマカラスアゲハとはよく似ています。
ガイドとしては、その違いを見分けて、あれは、□□です、と言いたいじゃないですか(^.^)
愛好家は、後翅の赤斑とか、後翅裏面の白い弓状のラインとかがポイントとか、あるいは「ミヤマカラスアゲハは前翅と後翅に明るいグリーンの帯状の模様があります。」と簡単ゲーにいいなります。
気持ちは、あなたは、ミヤマカラスアゲハ!と言いたいところです。
でも、カラスアゲハにも、この帯状の模様、ハッキリとしたものでなくともあるそうです。と言うことなら、カラスアゲハかも。
松尾さん、判定してください(^.^)
※松尾さんの鑑定
結論 カラスアゲハ! 根拠 個体がきれい。ミヤマカラスの夏型の発生は、7月の初め。その頃に羽化した個体は、今頃は羽の損傷が目立つはず。とのこと。