梅雨が明けたと咲く花。
ヤブカンゾウの黄赤色は太陽の色ですね。
ところで世屋の里には「ノカンゾウ」はない、ウソでした(^.^)
畑の里の道端です。
違いは花弁の数だけ、色は同じ、花も酢の物、酢味噌、そのまま天ぷらにしたら、土産(美味)しい、漢方でも、金針菜(きんしんさい)、区別はないようです。
世屋・高山ガイド部会の活動ブログ
森は緑のダム、ブナ林ウオークを組み立てるキーワードは「水」。 だからこういうコースになります。
スタートは下川橋。→宮の前棚田→上世屋のうだ棚田→駒倉峠入山口→シデ・ナツツバキ・ムンクなど夏緑樹変形巨木帯→高山山頂→大ブナ→内山ブナ帯縦・東谷ブナ巨木帯→内山ブナハウス
さて、このコース、「人の暮らしとつながった里山夏緑樹林のすべて、0r山とつながった人の暮らしのすべてをみることが出来ること」それが魅力です。
今回(7/6)のウオークでは、あのシーボルトさんを惹きつけてやまなかったヤマアジサイがぎりぎり待っていてくれました。
“Hydrangea Hortensia Otaksa” というアジサイの学名もシーボルトさんがつけたもの。
そして、最後の Otaksa という名前はシーボルトの愛人だった「お滝さん」のことと言うのは有名な話し。
装飾花の花弁の色・形・枚数に変異がおおい実に楽しい植物です。
両性花が小さく密度も濃いので、多くの花が1匹の訪問で受粉出来るようです。
内山側では装飾花ばかりが手まり状にかたまった個体を観察することが出来ました。
おたきさんって、こんなイメージではなかったでしょうか。
その他の情報
①萼片が落ちて実がつんと立ったヤマボウシ、たくさんついていますので、秋が楽しみです
②ナツツバキの落花がたくさんみられました。
③リョウブが開花寸前でした。
④東谷の巨木ブナの胸高周径、306cmありました。
⑤観察道は世屋側も内山側も丁寧にしっかり広く整備していただいて歩きやすいです(^.^)
次回は8月10日。夏は盛りでも、ブナの幹はひんやりしています。耳を当てれば水を吸い上げる音が聞こえるかも(^.^)
世屋の里は日本の里100、同じ「100」でも、こちらは日本の侵略的外来種ワースト100!
要注意外来生物ということで、どうかお引き取りいただけませんか!という方です。
かっては鉄道花と呼ばれたように文明開化の象徴のようなヒメジョオン!
けれども種子の数 1個体あたり47,000以上、種子の寿命は35年!恐怖の繁殖能力をもって里の景観を変えています。
当たり前と許容してはいけない光景なのです、
蜜源にしているベニシジミたちには悪いですが!
ちなみに、この侵略的外来種ワースト100で世屋の里で深刻なのは、外来種タンポポ種群です。
「日本固有のタンポポ属20種の脅威となっているのはセイヨウタンポポとアカミタンポポが主流で、いずれもヨーロッパ原産の多年生草本。セイヨウタンポポは1904年に流入が確認され、今や日本に自生するタンポポの8割はセイヨウタンポポと固有タンポポの交雑種といわれ、総苞片が反ったものは雑種と判断できる。局地的に分布する固有タンポポの多くが交雑や競合で危機的な状況にある。」とされています。関心を持って対応が必要です。