宮津エコツアー · 世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会の活動ブログ

梅雨入りを想定して樹幹流とヤマアジサイを謳い文句にした「6/8、ここよみ掲載のブナ林ウオーク。」

オファーをいただいたのは、「 ブナをみたい。大山には何度も登った、信州のブナ林もいった。氷ノ山では道路開設によるブナ林保全問題に関わった。六甲山でトレーニングして岩も登っている、丹後半島にブナがあるとは近年耳にした、ぜひ見てみたい、」とおっしゃっているご婦人お一人。御年72才。しかも、橋立ユースに連泊して参加していただくと言うこと。

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そんな方のオーダーに応えるコースがあるのか、あるとしたらこれしかない、、、、、、、Sさん、頼みがある、内山ブナハウスに車を上げといてもらえんだろうか!、、、、

あとは、世屋の里の持つ魅力を信じて誠意を尽くすしかない!と考えたのがこれ。(^.^)

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籠神社鳥居前(9時30分)→ 下世屋→ 龍渓橋 →世屋姫→ 合力の家前・ノウ田 → 大ブナ→ 駐車場→高山山頂(昼食・休憩)→大ブナ

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→ ブナ林→ 内山ブナ林 → 内山ブナハウス → 天の橋立ユース(3時30分)

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■ サポートしてくれた野山の仲間、今回は次の方たち、グレート感謝(^.^)。

サルナシ

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マタタビ

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モリアオガエル うりのき ヤマボウシ

はくうんぼく(葉を撫でるとビロードのように、それ以上にいい気持ちです!)

ぎんりょうそう

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やまたつなみそう

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あいにくの好天気でしたが、お客さんの感想。

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「 ブナの印象が強烈に残っています。寄り道いっぱいゆったりがよかった。秋にまたきます、友達つれて!」

この「世屋から高山越え、内山へ」コース、いけそうです。

尋ねました。逆だったらどうですか?

明確に答えてくださいました、「断然、世屋から高山越え、内山へです!」と。

 

 

 

アサギマダラが、グランド藤棚下のフジバカマに二頭飛来していました。

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フジバカマは秋の花、当然花はまだです。とまるところは先端の葉の柔らかいところ。

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そこに口吻を差し込んでいるのです、口吻は実際に葉や茎に刺さっているのでしょうか、教えてください。

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さて、アサギマダラとフジバカマ、ネコとマタタビくらいに深い関係を持っています、 野生種の保全を兼ねている水尾の里のフジバカマ畑には、数千頭が飛来しているそうです。そんなにこなくてもいいけれど、何しろ千キロもの移動をする旅するお方、その途中上世屋にも立ち寄ってくれれば楽しいと、昨年植栽しました。フジバカマは地下茎で増えますので一年でけっこう大きな株になります。
さしずめ、「おいでおいでーあさぎまだらー!」という目的で、誘致に成功!というところです(^.^)
、、と喜んでいたらところが、議論はどこでもおこるようです。寄り道してもらう事を目的としてフジバカマを栽培することは是か非かという議論があるとのことです。おびき寄せる、そういう自然とのふれあい方はいかがなものか。自然の渡りのコースをゆがめることにならないか、という視点です。 北上は海岸のスナビキソウの開花前線にあわせています。現在、京丹後市付近にその前線はあるようです。自然に生育していないものを植栽すると、そちらにひきずられてしまう個体が出る、それは確かにそうです。

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戸惑いますね。大根を植えたら、モンシロチョウがあつまるじゃないですか。ネギを植えたらウスバシロチョウがよるじゃないですか。京都のフジバカマ再生運動はどういう意味を持つのですか?

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しかし、安易に自然を混乱させてはいけない、それはそれで拝聴すべき視点の提供だと思いました。

ちなみにこの二頭にはマーキングはありませんでした。

村田元先生がルーペをあてながら、うーん!「花弁と花糸の長さがほぼおなじだなあ、 シロウマアサツキ(白馬浅葱)ユリ科 ネギ属でしょう」 とおっしゃったとか。

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東アジアに多く産するものだと言うことです。

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世屋の里では、「おとぎ」と呼ばれています。

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早春の大切な食べ物です。ハシダテアサリの剥き身と酢味噌和えにした浅葱膾(なます)は絶品。

もう一つの食べ方は、夏前の球根の甘酢漬け。

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皮を剥くとラッキョウのようなので、「別名シベリアラッキョウ」。

何しろ寒冷地対応のアサツキですから、根性が違います、暑くなる時期にはスタミナが必要です(^.^)

多少手間はかかりますけれども。

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第2回ウオーク&イートの、土産(おい)しいものリストに挙げられています。

危ない!

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食事にきたヒメヒラタアブ。

待っていたハナグモ。 うまくやれよ!

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里山の毎日の命のドラマです。 どっちにつくわけにもいきません。

坊屋敷跡近くの大ブナの緑の濃くなった梢を見上げると、明るい茶色の粒。

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もう実が膨らんでいました。

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今年の実りはどうなのでしょうか!

また、その近くに生育するシナノキの巨樹は、花の時期を迎えています。

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このシナの蜜は、ハチもチョウも大好きです。

 

「コセンジョ」はヤマツツジのことです。みどりむしさんのもっていらっしゃるのが、昔ながらの花綴り。

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この「コセンジョ」、めっきり少なくなっているとのみどりむしさんの感想。 「コセンジョ」ヤマツツジはもともと渓畔植物、沢の水に洗われる岩場が故郷だといいます。畦や林縁の丹念な草刈りがされているところに進出したのが、ヤマツツジ。里山環境の変化を反映しているのです。

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この「コセンジョ」、の味、空腹を満たすだけだったのかもしれません、もののない時代でした。けれども虫をもてなす蜜は花の中に確実にあったのです、その甘さを子どもの舌は感じたのかもしれません。まさに「土産(おい)しかったのです。

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その味を蘇らせようというのが、6月のウオーク&イートのお題!

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ビオ・ラビットの対馬シェフにはジャム加工を試みてもらっています。

ご希望の方、お分けします(^.^)

一縷の望みを載せた本田のキック、ゴールを割らせたのは、ひょっとして「あなた」?

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ワールドカップ出場を決めたその翌朝、世屋ナデシコが3輪、咲いていました(^.^)

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その本田選手、「日本の一番の強みはチームワーク、今後はいかに自立した選手になって個の力を高められるか」だと。

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(↑ ネット画像)

これを新聞は「選手は自ら考え、トレーニングし、試合でも自分で判断し決断するそして、チームの中でも、意見を主張しながらその向上を目指す。その1つ1つが自立への階段になる」と解説しています。

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「聖人の戒めにかなへり!」(徒然草)といったところでしょうか。

伊根町では、「伊根浦ゆっくり観光の会」を立ち上げられ、【伊根浦暮らしの旅 シリーズ 全5回】を企画されましたので、ご紹介します。

世屋の隣は伊根町です。山・川・海でつながる丹後をイメージして、連携が図れればと思いますので、よろしくお願いします。

伊根浦暮らしの旅 シリーズ 全5回

梅雨は名のみの日差しの暑さ!

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銚子の滝も思案投げ首。

しかし、そこは観音の滝、

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光りが、水の代わりに降り注いでいました。

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谷沿いでは、ミズタビラコ(ムラサキ科きゅうりぐさ属)。淡青い小さな花が満開。

アナグマ。

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今度は、松尾たんぼの畦で出会いました。
大胆というか人との距離が近いというか動きがゆったりというか!
しゃしんとっていいときくと いいよ!、宮津エコツアーのHPのブログに載せていい? どうぞ!、

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警戒心のなさに人間の方が驚く生き物です。

狐にも遭遇しましたが、カメラ!と思ったら姿はありませんでした。

 

ちなみに、前回のアナグマ記事にmidorimushi さんよりいただいたコメント。

①「アナグマは、ネコ目イタチ科、頭胴長は約50cmで、尾は短く約10cm。雌雄同色・オスやや大。体色はくすんだ淡褐色で頭部淡く、眼の周囲から頭頂にかけて黒褐色。ずんぐりした体型で、四肢が短く暗色。耳が丸く小さい。
タヌキは、アナグマより四肢が長く、眼の周囲の黒色部は頭頂に達しないので、区別できます。」

②「ヨーロッパからアジアの温帯域に生息しているが、外来生物ではないようです。
ニホンアナグマの名前があり、地方によってはタヌキと混同されたり、ムジナとも呼ばれているようです。
肉がうまいので「タヌキ汁」とか、集団で土中の穴で生活するので「同じ穴のムジナ」の語源となったようです。 midorimushi 」

 

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