2013/04/18
ツツジ科の中に、釣り鐘状の花をつけるのが、ヨウラクツツジ属。そのなかに、 本州では、石川県以西に生育するとされるものに、「ウスギヨウラク」と言うのがあります。
丹後でも林の縁でみられます。
ウスギは薄着でなく、色の方で、薄黄です。ヨウラクとは、瓔珞。「宝玉をつらねて 仏像の頭・首・胸などを飾るもの」です。
ちなみに木偏が櫻、王偏が「瓔」ということで、ありがたい花です(^.^)、
世屋・高山ガイド部会の活動ブログ
きのう世屋は吹雪でした。花吹雪!
2013年度の 世屋の里の里サクラこれで、終わり。 松尾への道はとたんぼ仕事をしていたら尋ねらレル事がよくあったと世屋の人はおっしゃいます。今年は、鳥の被害がなく花がたくさん付いていました。 また、日置の浪漫亭でも、世屋のサクラをみてきました、と立ち寄るお客さんがあったと奥さん。エコツーリズムが、こういう形ででも、エコツーリズムが地域を「活性化」しているのだったらうれしいですね。
散る花もまた來む春は見もやせむ やがてわかれし人ぞこひしき 菅原孝標女・更級日記
<花はちっても再びやってくる春には見ることもできましょう けれども別れてしまったあの人と再び会うことが出来るのでしょうか。>
ちなみに2013年度のサクラ前線は現在山形から岩手を結ぶあたりまであがっているようです。 しかし、、終わったのは、里ザクラ。続いて盛りを迎えているのはヤマザクラ。
今咲いているのは、吉野のサクラと同じもの。江戸時代初期まで詩歌に歌われているのはすべてこのヤマザクラ。
ヤマザクラには種類も多く、まだまだ楽しむことが出来ますよ。
ついでに、桜の付く食品
・桜湯(さくらゆ)/桜の塩漬け(=桜漬け)を白湯に落としていただくもの
桜味噌/味噌に牛蒡・ハシバミなどを混ぜたもの
では、・桜煮とは、あるものをミソで炊いた者ですが、それは何か(^.^)タコ!なんですって。
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| ガイドの言葉 | ブナが芽吹いて、次々とブナファミリーたちの芽吹きが始まり、山は様々な緑色に変わっていきます。その下では、オオカメノキの白い花が、ヤマボウシの花へバトンタッチ。鮮やかなツツジも見所です。足下にはイワカガミが赤色を誇っています。里山の春・新緑を一緒に楽しみませんか! | |||
|---|---|---|---|---|
| 実施日 | 5月12日(日) 午前10時~午後3時(予定) | |||
| 所要時間 | 約5時間 (山頂で昼食) | |||
| 集合場所 | 午前10時 世屋高原休憩所(宮津市上世屋) | |||
| 受入人数 | 定員10名 最少催行5名 小雨催行 | |||
| 参加料金 | 2,500円 (保険料込み)、昼食が必要・世屋の里弁当を斡旋します(1,000円:申込時に予約) | |||
| 備考 | 【コース】世屋高原休憩所~銚子大滝~丹後縦貫林道駒倉道~高山観察道入口~高山(たかやま:標高702m)昼食~大ブナ(府内随一)までブナ林を楽しむ~元来た道へ <一部急登あり>※コースは、天候により変更することがありますのでご了承ください。 | |||
| お申込先 | 2日前までに下記の申し込みフォームでお申し込みいただくか、宮津市役所産業振興室 宮津市エコツーリズム推進協議会事務局までお申し込みください。 電話0772-45-1625 | |||
■集合場所
2013/04/15
大伴家持さんにかかるとこうなります!
あしひきの八峯(やつを)のつばきつらつらに見とも飽かめや植ゑてける君
(つくづく見ても見飽きることがあるでしょうか、この椿を植えたあなたを。)
こういう人、女性をみるとトロトロになって語りかける人、どこかにいらっとゃいますねえ(^.^)
つばきは花も大きく蜜もたくさんあります。ヒヨドリや目白など鳥たちも吸いに来ます。
人間も吸いましたよ。!
ツバキの語源について ①葉の艶(つや)から、「艶葉木」(つやばき)が転訛して「ツバキ」となった説。 ②葉が厚い事から「厚葉木」(あつばき)が略音化して「ツバキ」となった説。 ③光る葉の木から、「津葉木](つばき)になった説。 ④朝鮮語の「ツンバク(冬柏)」が転訛して「ツバキ」となった説 等。 わたしは、④の説。渡来人とともにやってきた花と考えます。
2013/04/15
カメノ甲羅に似ている 、それでカメの木、
「うーん!」
なにかご不審でも?
「確かに山の水田にもイシガメおりましたよ、でも山でカメの喩えってどうも説得力に欠けるんですよ」
いや、丸さといい、ここがしっぽで、どうみてもカメですよ!
「いえね、尊重はしますけれど、子カメの木ならまあ、でもイシガメってウミガメと違って小さいじゃないですか(^.^)」
・・・・・・・・・・・・ おおかめのきのカメを亀と説明するのがスタンダードのようです。例えば、「和名のオオカメノキは丸い葉が亀の甲羅に似ていることから来たものです。
また、別名のムシカリは、葉がよく虫に食害されるので「虫食われ」と呼ばれていたものが詰まって「虫狩(むしかり)」と呼ばれるようになったものと言われています。」とは東京農工大環境資源共生科学部門 福嶋 司先生。
けれどもわたしは、そういう説明をする人には、こんなふうにいつも抵抗しています!万歩譲ってカメとしても、「オオ」が「大」ならなぜ大なのか説明していただかないと納得出来ません(^.^)
(↑ H12,9.13] 下世屋)
ならどうなんだ、と言うところですが、ガマズミってあるじゃないですか!じつは、その実の色形はおおかめのきとよく似ています。ただ、違うのは大きさ。
左、ガマズミ。 右、オオカメの木
(↑ いずれもネット画像借用)
おおかめのきが大きいのです。
さて、がまずみは、゜「かみつみ」という説があります。疲れたときにこれを囓ると元気が回復する、神様によって授けられた実だ、そこで、「神つ実」。 この説を引き合いに出します、その実より大きいのは、「おおかみつみ」となるはず。それが「おおかめのき」となっていった。つまり、ガマズミとオオカメの木は、どちらもスイカズラ科ガマズミ属。名前においても兄弟じゃないですか。と言うのがわたしの論。
最終的に引き分けに持ち込めればいいと思っています。名前というのは、ポエム。想像の翼を広げて楽しむことが大切なのですから!