宮津エコツアー · 世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会の活動ブログ

2013/03/30
福井・京都・兵庫にわたる北近畿の旅の情報パンフ、年四回発行。特に2013春号は手に取りめくる人、ほぼみんなが、こんなパンフがほしかったと評価される不思議なパンフ。


どこが魅力かというと、何を見たらいいのか どう行ったらいいか、いつ行ったらいいのか 時間はどれくらいかかるか、何を食べたらいいのか、ほしい情報をコンパクトにまとまっている、とおっしゃいます。


例えば、今回の特集テーマは、「北近畿の一番を探せ!MOSTを探す旅へ!です。そして「日本一、日本初、日本最古、日本最大級等々北近畿にある【一番】を巡る旅」がプランニングしてあるのです。

地元のことでも知らなかったこともある、今度はこのプランで行ってみようと(^.^)

ついでに、世屋の里の里山ガイドウオークも、ポイントを押さえた紹介を掲載されているのも見逃せない!


天の橋立観光協会で分けていただけると思います。

2013/03/30
3/25発行の海星通信N0,53に紹介されているパンフ『たんぼの知恵袋』をいただいてきました。

『たんぼのにぎわいプロジェクト』のまとめです。よくある米作り体験のまとめ、と思ったら間違い。田植えから精米までの八十八の米作りの過程を綴るのは手書きのイラスト。そのため、楽しく全貌がつかめます。全く未経験という若者たちと、地元のお百姓さんの絡みが実に美しい。『こうするんだでえーおじさん』のアドバイスも適切で具体的でやさしい。私でもやれそう、やってみようかしら、子どもにさせてみたいとそそられる内容に仕上がっています。
里山ガイド必携の充実パンフです、公園事務所で分けていただけますが人気沸騰残部僅少(^.^)
ただし、数部分けていただいています。連絡ください。

2013/03/29

ある花の花心のアップ、

(↑ 感謝 kanon1001.web.fc2.com/foto_sinrin/K…/tamusiba.htm -~)

「雌しべ雄しべ花被片などの配列が螺旋状というのが特徴。これは、何でしょうか?」から入りましょう(^.^)

ヒント「この花はこんな実をつけます!袋果を集めた集合果。

花は、こんな花です。


答えは三選択『1 モクレン 2 コブシ 3 タムシバ』

答えは、 3 タムシバ。

しばしばコブシと比較されます。花期の早いのがタムシバ。また、沢筋から山麓、山腹や尾根筋にかけてそれぞれの場所で乾燥度や栄養分などが異なる生育地の環境の中で、山腹や尾根筋に多いのがタムシバ。さらに咲いた花の下に目を向ける、小さな葉っぱが着いていれぱコブシ。なければタムシバ、、、などと。ちなみに、タムシバやコブシとモクレンの花の違いは花びらの枚数。タムシバやコブシは六枚、モクレンは9枚。

世屋高原ではほとんどがタムシバです。しかし、コブシはないかというとあるのです。駒倉分かれの林に、コブシが、それも巨木が一本だけ生育しています。不思議なことです。

北海道や本州北部の日本海側には、コブシより大型で耐寒性が強いキタコブシという変種が生育しているとのことです。樹高も15メートルくらいになるとのこと。ひょっとして(^.^)

Mさん、脚立と先に鎌をくくりつけた物干し竿、もってきてください。

まもなく花咲かせます。調べましょう!

 

 

 

 

 

2013/03/29
世屋の里の入り口、瀬戸川橋石造りアーチ橋の側の、鼻欠け地蔵様。

石仏 誰が持たせし 艸の花    一茶

※  艸 [ソウ/くさかんむり] ①草 ②草木が芽生えるさま

既報。別名 鼻撫で地蔵 美しくなれたいと鼻をなぜて願ったから。もう一つ加えましょう、花をもってお参りし、その花でお鼻を撫でてからお供えすると効果抜群(^.^)

野の仏さんと季節の自然との組み合わせ、これはシャッターチャンスです。一茶さんにとっても、お地蔵様は大切な句材。桜、、ヤマザクラ、、ウメ、雉などとくみあわせてパシャリパシャリ。

石仏 風よけにして 桜哉
山桜 花の主や 石仏
野仏に 線香けぶるや けさの露
野仏の 袖にかくれて きじの鳴
野仏の ぼんのくぼより 梅の花

カメラをもって、世屋の里の、早春賦ウオーク、いらっしゃいませんか。

いまはウメが撮り頃!

 

2013/03/29
日置の里で春の華やいだ雰囲気を演出しているのはシデコブシ。

庭園樹、公園樹として人気の花木です。本来、中部万博会場付近に自生していたのを、コブシを台木にし接木したり、実生で増やされたりしたということです。花弁は細長く開きます。その様子を神事に使う四手に見立てての命名です。

四手というと、「わしもシデじゃ つれになろうというのがおりますね。(^.^)

カバノキ科のイヌシデ、アカシデ、クマシデという方たちがそれ。やっぱり 、尾状花序をしめ縄などに垂らす、白いギザギザ模様の紙(雷形。垂とも書く)に見立てての命名。


そのシデの木が上世屋の開村に関わっていたというので、駒倉分かれに大シデ顕彰碑が建てられています。

2013/03/29

「ミヤマキケマン」といわなければなりません。日当たりの良い山地の崩壊地,谷川の礫地,林の縁などに生育しています。
関東・中部に特に多いということですが、丹後半島の山間部にも生育しています。

単にキケマンというと  海岸 低地に生えているものをいいます。顕著な違いは、鞘の中の種の並び方。ミヤマキケマンは種子が1列にキケマンは種子が2列に並んでいます。花の後からすぐ種をつけていきますので開いて観察してください(^.^)種には膜状の甘い種枕、エライオソームといいます、があり、アリを使って種を散布します。

ウスバシロチョウの食草として有名ですが、ケシ科植物で、昏睡、心臓麻痺などを引き起こす毒性分があるので、要注意植物。

2013/03/28
これは、ボケからはいりますか。
「ととろすみれ」。根っこをすり鉢で擂れば山芋のようにトトロになって食べられるのでととろすみれ!
それって「とろろ」じゃないですか(^.^)


山地の落葉樹林の湿ったやや日陰、イチリンソウ等とおなじ条件を好むようです。
スミレの仲間の中では、最も早い時期に咲いています。
葉は開ききっていないのに花茎がすっきりと立ちあがっているのが特徴です。そんな雰囲気ですので、「トロロスミレ」はトロロスミレでおいておいて、「トトロスミレ」と新しく呼んであげてもいいように思う花姿です。
サイシンとは、葉の形が、かんあおいのなかまのウスバサイシンの葉とよく似ているから。
分布は北海道西南部と本州の主に日本海側ということですから、これもお客さんによっては「初めて見たわー」となるかも。

2013/03/28

沢のガレ場には、ワサビの群生が見られます、


日本特産で学名も「Wasabia japonica」。 漢名なし、わさびはわさび。
飛鳥時代の木簡に「委佐俾」と書かれているいうことですから、そのおつきあいは、一千三百年以上に及びます。
、、、、
こんな古くからのなが゜ーいおつきあい種です!1時間ぐらいはしゃべらないといけません!

ここから入りますか(^.^)

人がナミダするほどのこのワサビの辛さ、これは虫に対するバリアでもあります。ところがそれを破ってバリバリ食べる蝶の幼虫がいます、

三択て。(1 モンキアゲハチョウ 2 ベニシジミ 3 モンシロチョウ)

ワサビは、アブラナ科である、ヒントです。

それはともかく、このワサビ、植物にしておくのはもったいないほどの知恵者、ということを今年はお話しましょうか。

というのが、このあたり一面ワサビッ原だったと古老が語られることがあります。独占してしまっていた、他の種の生育を許さないということです。そこに知恵があるのです。つまり、植物は、根から栄養分を吸収するときに土壌菌の力を借りているそうなのです。その菌をやっつければその場所一帯を支配出来るというのがワサビの思いつき。周辺の土壌を殺菌し、植物が生えないようにしているが物質をアリルイソチオシアネートというそうですが、それを精製して根から放出するということをやってしまったということなのです。これって、すごくないですか!

ところが、ここから、もう一つドラマがあります。じつはこの「毒」方式、ワサビ自身にとっても危険なことであるのです。自生種は地上部の大きさに比べて、根茎は釣り合わないほど小さいのはそのためです。ワサビの防腐作用、鎮痛作用、芳香作用野ある根っこを大きくすることは人の願うところです、どうしたらいいか、観察し気づいたのでしょうね、流れる水の中で育ったやつの根は相対的に大きいと。そうして発達したのが、畳石栽培法。

殺菌成分が流されて影響を受けずにすむということなのですが、そういう理屈はずうっと後になってからわかったことです。ただし、大きいばかりがいいわけではありません。ワサビの粕漬けなどには、小ぶりの柔らかいもの。この場合は、大量の水がなくても栽培が可能なはたけワサビが用いられています。

Mさん、醤油漬けには自生ワサビで充分なのです。(^.^)

 

 

 

 

 

 

2013/03/28

ほう、イワナシ!。


ツツジ科です。葉っぱの大きさは一人前なのに木部は発達しない不思議な木です。島根県以北の日本海側の山地に生育する日本固有種だそうです。地を這う形を選択したことで、多雪、豪雪地で、林の縁の崖の乾いた日当たりのいい場所に生育地を確保することが出来たわけです。
京阪神や太平洋側からののお客さんにはアピールするかもしれません。

実の熟すのは6月ころ。食べ物の少なかったころには貴重な野の恵みでした。

焼酎漬けにすると絶品ということです。

(↑  NPO越後妻有里山恊働機構さんの写真を拝借)

魅力です!が、量を確保するのはよほど条件のいいところを見つけるか、あっちこっちと歩きまわらないといけないですねえ(^.^)。

2013/03/27
美味しそうなA君。

B君も歯触りがしっかりしていそう!

AくんとB君。まだ芽吹くものの少ないこの時期にこの緑、どちらも目立ちます。

A君にはこんな花が咲くはず。

B君には、、、。

(花 二枚 ネット写真借用)

成長してしまうととまちがいようがないのですが、早春の今は、紛らわしいことこの上ありません。葉脈の色、葉の先の形などを憶えておいて判断、ということになりますく。B君は葉脈が赤くて、葉の先がとがっている、A君は葉の先が丸いなどと。
ちなみにA君はサトイモ科、鳥取、富山、愛知などとともに京都府では、ということになりますが、「絶滅寸前種」。そんな希少種がさりげなく生育している、さすがに世屋の里。

さて、A君、B君とは(^.^)

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