2013/03/08
フクジュソウ 満開!
耳を澄ませば、聞こえる歌!
♪咲いた 咲いた フクジュソウが咲いた
黄色い花には餌が来る
美味しい美味しい餌が来る♪
歌うのは?
カニグモ(左)とハナグモ(右)
しいっきたきた
きたきた 隠れてよ
ハナアブ、ゲット!
土が合うのでしょうか、「フクジュソウ 咲かぬ家なし 野間の里」と言うぐらいの野間のフクジュソウ
「雪が早く解けた、こんな冬ならええがなあ」
今が見時です。
「ゆっくり みていきなれ!」
世屋・高山ガイド部会の活動ブログ
2013/03/05
耳をうたがいました!コカリナの音が、きこえるじゃありませんか ♪どこかで春が生まれてる、、、、、
コカリナは、黒坂正文さんが広めていらっしゃるハンガリーの木製の楽器です。
2010年、25年ぶりに再開した「11回おいで一緒にイン上世屋コンサート」では、黒坂さん、高山の台風倒木のブナ材を笛にして、大地の歌を奏でてくださいました。そのコカリナを里と山に向かって吹いておられたのは、発信力講座に参加いただいたお客さん、「これを上世屋で吹きたかったのだ」と。
発信力講座は、復興ソング「花は咲く」でオープニング(^.^)
さて、 この「情報発信力講座」。
私たちの活動はガイド研修から始まってを四年目を終えようとしています。講師の石崎支局長様にお願いしたことは、「あらたに五年目へ向かおうとするとき、自分たちがしていることはどんな意味があるのか、自らに問うことが大切と思うので、そんな視点でアドバイスやメッセージや情報がいただけないだろうか」ということ。
それを石崎さんは、真正面からうけとめて準備してくださいました。エコツーリズムの現代社会での立ち位置の総合的なとらえ方と追求力咀嚼力など、記者さんのすごさに震えた90分でした。

特に心に残っているのは「地域力とは「住民と企業が互いに知恵と工夫を出し合う」ことという件を追求して、「借り物競走」のイメージを引き出されたエピソード(^.^)。
合力の家を開放し待ち受けてくださった井之本さん、世屋の里定食の準備をしていただいた坂田さん、「借り物競走」に参加してくださっています。
お世話になりました。
また、石崎さんは、大きなまとまりとして情報を提供していくことの大事さを説かれていました。
マキノ町の例、
6町村合同のプラン。
そういう意味では、今回のなにより大きな成果は、現代のエコツーリズムについての様々な情報や提言を、エコツー協議会のガイドの皆さん始め、与謝野町鬼っ子の会、京丹後市鳴き砂文化館、橋立ユース、KKユニバードの大江さん、世屋を応援していただく皆さん、また地域振興室長さんなど、各地から参加していただいた皆さんと、共有できたことだとおもいます。
ありがとうございました。
※ お話の概要については、パワーポイント資料をいただいています。希望の方は連絡ください。
2013/03/02
春一番とともに3月が始まる、記憶にないことです!そんな3月1日の天声人語はいろいろおもしろかったです。
一つ目、「太陽暦の作者は雪国に親切だった」と堀口大学さんがと。はて?とおもったら、2月は寒さの辛い月だけれど、そこは28日、他の月と比べれば短いではないかということです。
二つ目、気象予報士が、北極寒気団の異常変動とメカニズムを説き明かしてくれる今年の東北豪雪、青森酸ヶ湯の積雪、、566cmを「走り高跳びの世界記録はとうに超えて、棒高跳びのそれに迫る」と。ちなみに、38豪雪では丹後半島でも、木子、駒倉地区で5メートル、日ヶ谷の奥の宇川源流の一つ、成谷地区では6メートル、その当時の棒高跳びは金属ポール時代、世界記録4 メートル83、を遙かに超えていたのです。宮津湾も、「氷砂糖を敷き詰めたように白く凍結し」たと言います。
三つ目、「雪深い地方でも、3月の声を聞けば、今日は昨日の冬ならず、の気分になることだろう。幼い春に、老いる冬が少しずつ道をあけていく。」と。
幼い春に、老いる冬が少しずつ道をあけていく。まったく身にしみながら、そのとおりです。(^.^)
「弥生来にけり、如月は、風もろともに、けふ去りぬ」(ダヌンツィオ『燕の歌』上田敏訳)。
2013/03/01
言葉は旅人、川を流れる石のように形も変えます。
(↑ 和田先生撮影 藤織り伝承館 展示)
聞き取りの相手の事象、年齢、性別、職業など不明ですから、批評はできません。それにしても、興味深い物があります。
まず、木子では、「でぼこぼ」といっているのに、読本では「でこぼこ」。
(↑ のうたけ)
「でぼこぼの道」と「でこぼこの道」
出るくぼみと引っ込むくぼみあわせるなら、でぼこぼ!荷車を引いて歩く抵抗感の生々しさが漂うきがします。後者はリズミルですっきりしています。どちら古いかと言えば前者じゃないですか。
二つ目、
木子で、「きやけ」と言っているのに読本では「けやき」。ケヤキは全国的にケヤキだろうと思いきやそうではない!家の大黒柱として特別な木、「おんな」を「なおん」というような「特別語」なのかもしれません。
わたしは、これから「でぼこぼ」「きやけ」とガイドします(^.^)
植物・動物に関しても、統一される以前の言葉が採集されています。
木子言葉 読本語
くさびら きのこ ※
(↑ ナメコ)
じざい どんぐり
すもとりばな すみれ
つんぶり かたつむり
だんがめ かめ
どんぼ とんぼ
また、この花、ゆり、
百合は、「ゆる」と言いました。揺れるはな、と言う意味でしょう。
私たちがどこから来たのかも、土地の言葉はヒントを残してくれています。
蛇を「おおくちなわ」、かたつむりを「つんぶり」など古語が多いのも特徴。スミレをすもうとりばなというのは、花を引っかけ合って勝ち負けを競って遊んだことから。全国各地にあるようで、、出雲では「土手に、えっぱい、すもとりばながさいちょったじ。」とつかうそうです。また、広島県三次市甲奴町では、スミレをすもとりばな、亀を「どんがめ」といったり、その他、もぐらを「うごろ」、ぶゆを「ぶと」、カエルを「ぎゃーる」、イモリを「イモラ」、蛇を「くちなわ」など、それらはこちらと同じです。木子や丹後人のルーツはそちらの方かもしれません。
※ くさびらときのこには区別があるという説もあります。
きのこには、土に生える茸、 松茸、網茸、初茸、ショウロなど菌根菌と 木に生える椎茸、マイタケ、ナメコ、クリタケなど腐朽菌とがあります。前者を「くさびら」後者を木の子と区別したと。同一の物になっているようです。