宮津エコツアー · 世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会の活動ブログ

場所は世屋街道一人地蔵さんを少し上がった付近、時間は7月27日午後1時過ぎ、大人のクマと遭遇しました。山から道路を横切ろうとしていたところ。時間にして、3秒程度。
しかし、今日はカメラは置いていく、カメラ封印!こんな日に限ってですよ、しようがない、、、、という訳で写真はありません。

ちょっともソットも悔しいので、

6/2、ブナ林観察道のウンチ。

トレッキングの際は、注意するに越したことはありません。

2012/07/27


「大切に思う人たちがいるから戦える、6試合。お互いのために戦おう」。

宮間選手、キャプテンとして仲間たちにかたりかけたといいます。日本選手団の初陣を飾る完勝。さすがー!また惚れ直しちゃうじゃないですか。
「だから、間に合わせるといったじゃないの」と沢選手。

「金」まであと5試合、

日本の里・世屋からナデシコパラボラで大地のパワーを送り続けますよ、男子の分も。

4月28日
引き続き移動性高気圧のもと快晴。

山に眼をやれば、吹く風が緑にぬっているかのような茗荷谷。


冬の名残は谷の残雪にだけ。

葉を落として冬をやり過ごしたブナたち落葉広葉樹も仕事(光合成)開始。

(↑ ブナ ↓ ミズメ)

オニグルミ(雄花)ウリハダカエデ、コナラに花、子宝たくさん授かればいいね。


里も春色。


満開の菜の花に里が抱かれているよう。

やまぶきが咲き始め。

じっくり上世屋仕様の苗作り


水は、ブナの体を巡り、里に湧く。田んぼへ春を届ける小川の音。

おや、変なカタツムリがいるんだね

2012/07/27
「滝の上」で道路を巻き込んでおきた地滑りにたいする復旧工事、

地滑りの先端部の改修、地滑り層の水抜き、地滑り本体の軽量化そうした基本部分の工事の最後に道路の修復これらがこのほど終了、

コーンを使った通せんぼうが外され、一年半ぶりに駒倉方面への通行が可能になりました。


今回の地すべり、典型的な雪解け地すべりです。長い年月の間に、繰り返し繰り返しおきて、今日の多雪地世屋高原に点在する世屋の里の地形を形作りました。今後もおきるかもしれません。つまり、「活」地すべり地。京都府も、教育上、地形研究上注目すべき貴重な地形として、「自然環境目録(地形」に登録しています。通るときには一言ガイドしたいところです。

□分類 組織地形
□細分 地すべり地
□地域 宮津市字上世屋
□京都府カテゴリー 消滅危惧

□選定理由 教育上、地形研究上注目すべき地形。
□概要 丹後半島の世屋高原には、400~600mの高度を示す小起伏面が広がっている。この小起伏面上及びその縁辺部に、急斜面と緩斜面がセットとなった大規模な地すべり地形が多数発達している。この地域では木子泥岩層の分布域に地すべり地形が密集発生する傾向が強い。地すべりの発生には、すべりやすい層理を持つ泥岩の存在、隆起による下刻と深い谷地形の形成に伴う重力的不安定状態とが要因として関与している。このため、移動体は谷の下流方向へすべっているものがほとんどである。地すべり地の移動堆積域は、緩傾斜でかつ湧水に恵まれるため、山間部での集落や水田として利用されていることが多い。

丹後地方では、上世屋や木子・駒倉など多数の高位置集落が地すべり地を利用して立地していたが、豪雪を契機に多くが廃村化してしまった。上世屋周辺では一部で観光開発が進んだために、地すべり地の形態が改変されて、原形を失っているものも見られる。

 

2012/07/26
夏の野山で実を膨らませているもの。

フジ、

うわみぞざくら

オニグルミ。

春五月連休頃に咲いていたもの。付近には折から咲き始めの夏の草花たち。

(↑ クズ ↓ ナツフジ)

「お先に!がんばってね」「あなたたちもね」と声をかけあっているよう。ちなみに、フジは、来年の春、鞘を思いっきりひねってはじきとぼせます。うわみぞざくらは、鳥にたべてもらって広がります、クマも食べるのでしょう。今年は、ミズキが不作のよう。さの分をおぎなうかのようによくなっています。オニぐるみは自力で転がり落ちます。しめったところが好きなので転がるに任せた方がいいのです。実を膨らませているもの、花つけたもの、それぞれに命の旅。

2012/07/26
太平洋高気圧のもと、日差しは強烈。

町の人はぐったり、けれども世屋の棚田の稲は、それをまっています、

分けつした株につける穂にたっぷり栄養を送らなければなりません。

けれども走りっぱなしでは、コンディションを崩します。そこは世屋、夜は高原の涼しい風が疲れをとってくれます。
稲のがんばりをプロのお百姓が、見守って世話を続けます。

世屋の棚田はその繰り返し、世屋の米が美味いわけ。

2012/07/25


ロンドンで戦いにのぞむナデシコジャパンを応援するかのように、世屋ナデシコが里の展望スポット「岡の前」で、可憐に咲き輝いています。

しかし、ときあたかも府道草刈り整備のとき。

ナデシコピンチ!

けれども、自治会が府の土木事務所に、このナデシコたちはエコツー世屋部会が世話しているのでと連絡をしておいてくださいました。

おかげで、無事。ロンドンで咲け、夢の花!一緒にジャパンナデシコの応援ができます。


府の△コーン看板、このまま立てておいていただければいいんですけどね。「京都府の花」なんですから!


 

ナデシコは、松尾田んぼや畑の成(ナル)たんぼの土手でも咲いています。

広い草原でのびのびと咲くのが似合います。

快晴!四月の移動性高気圧がやってきた。

おーいブナーと呼んだら、峰のブナが一斉に、ここにいるよーと返事をしてくれそうな山の風情。

「今年もがんばりますよ、元気ください」と、Sさん恒例の充電ポーズ。


ヤマナシが満開になった、「代掻きせんなんで」。

水をじっくり吸わせた田んぼに耕耘機を入れる。

苗を植え付けるのは、、土をさらに砕いてとろとろに柔らかくしてやらねばならない。


子供たちがふるさと学習。

おじいちゃんお婆ちゃんたちが暮らしていた村だよ、ただいまあーって歩いてごらん、

こんな田んぼでお米作っていたんだよ、家、おじいちゃんお婆ちゃんたちは生き物と一緒にくらしていたんだよ、

こんなお家で暮らしていたんだよ、

(↑ 話を聞く子供たち、マスクはインフルエンザ流行中のため)


明日は、嵯峨御流の偉い先生がお見えになる講演会。お題は、「万葉の草木がほほえむ里の春を楽しもう」

私らが、えっ、万葉の草木だって?!昔からこうなんだけど。

そうあんたたちは、万葉の草木、千年以上も昔から、人と一緒にくらしてきた大事な草木。

4月26日

山の神様を伴って咲いた桜は水を張った田んぼに舞ってハナイカダ、土の目覚めを促すように。

桜に続いて春の花が咲き始めます。

ヤマナシ

レンギョウにユキヤナギ

そんな花を見ながら着々すすめられる、田植えにむけた段取り。

しっとりとした緊張感が大地に漂います。

そばのコナワのセリ。世屋に人が住み始めたのは800年代とか、1200年前。その頃の歌。
「 あかねさす 昼は田賜(たた)びて ぬばたまの 夜のいとまに 摘める芹 これ 」巻20の4455 葛城王

( 昼間は役所の仕事で大変。それでも何とか暇を見つけてやっと摘んできた芹ですぞ。これは! )

 

 

2012/07/24
「おじゃましてます」と水田の草たち!


(↑ 右からイボナ コナギ イネ)

オモダカ、タウコギ、ノビエ、タマガヤツリ、アゼナ、キカシグサ、コナギ、ホタルイ、すぶた、ミズガヤツリ、ウリカワ、ヒルムシロ、クログワイ、イボクサ、クサネム、ウキクサ、、、、etcこれら、水田に生える草たちです。美しい色のかわいい花をつけます。

けれども、水田のおじゃま草。栄養を横取りされる、水温は上がらない、病気の元になる。収穫量や米の品質に影響します。生やしておいてええことはありません。


(↑ 手前 タウコギ)

世屋のお百姓さんは「蚊やアブみたいなもんですわ、、あっちいっとって、はいらんといていうてわかるもんならええですけどなああ」と、こぼします。強制退場させられんものかとなやみます。

けれども、、化学兵器を使ってまで安易な強硬手段には訴えません。このクサに効くこの薬というのが開発されているそうです。しかし、紙クロマルチで抑制するか使ってもごくわずかかでしのぎます。

(↑ 馬場の田)

「あんたらがおらんようになったらなんかこわいで」。山から湧き出る清浄な一番水がはぐくむ命たちとぎりぎりの共生関係を保ち続けます。
だから、世屋米は安全で美味いのです、

 

(↑ イチョウウキごけ 京都府レッドデータ絶滅危惧種 積雪によって乾燥から守られる冬を越せる所に残っている)環境変化に弱い絶滅危惧種イチョウウキゴケを生育させながら作る、世屋米の値打ちはそこにあります。

 

« Older entries § Newer entries »