宮津エコツアー · 9月 2012

9月 2012

2012/09/04
ボタンヅルに続いて、白いレースのようなセンニンソウが咲き出しました。

(↑ センニンソウ 9/1)

どちらもキンポウゲ科センニンソウ属のつる性の多年草。
双子の姉妹のような植物です。花姿を見ると、あなた、Aちゃん?いえ、E子です!アラーごめんなさい!そういうことがしばしば。ちなみに四枚の花弁のように見えるのは、萼片。そして毒も持ちます。種にはセンニンひげのような毛を持ちます。


(↑ ボタンヅル 8/28)

しかし、一卵性ではないので、つきあってなれると容易に区別はできます。特に葉っぱ。センニンソウは羽状複葉で卵形、ボタンヅルは三出複葉でボタンに似た鋸歯の多い葉。

2012/09/03

ソバの芽が出ました。そして、これも芽を出しました。

ちなみにこの芽、かって、世屋高原の日当たりのよい草地に普通に自生していたものです。しかし、草地の開発、遷移の進行、山草家の採取などによって姿を消し、
現在、
京都府カテゴリー 絶滅寸前種
環境省カテゴリー 絶滅危惧II類(VU)
近畿レッドデータブックカテゴリー 絶滅危惧種A
に指定され櫳に至っている希少種です。
さて、この芽、次の中のどれでしょうか。
(サンショウモ・カワラナデシコ・おきなぐさ・クサレダマ)ちなみに、この種、高原に生き残って、この春開花していた株から採取下、取り蒔きしたものです。

2012/09/03

8月21日に蒔いたソバの9月3日の様子です。芽が畝全体に出そろいました。

ソバは、タデ科の植物です。刺身にのツマにも用いられて、タデ食う虫も好き好きのタデの仲間です。

この幼い茎や葉はサラダの材料などとしても食用になりますよ。
※ ソバ 発芽 28日付けブログ 参照

 

2012/09/03

「近畿地方は、

(↑ 15,20 宮津湾上空)

上空の寒気と湿った空気の影響で雲が広がり、雷を伴って非常に激しい雨が降っている所があります。


(↑16;59 上世屋)

今夜の京都府は、上空の寒気と湿った空気の影響で、大気の非常に不安定な状態が続くため雨が降り、雷を伴って非常に激しく降る所がある見込みです。」

(↑ 17,08)

というのが9/3の京都府の天気概況。
つまり、発達する積乱雲の観察ができるかもしれない典型的な気象条件。


(↑ 17,24 日置)

それにしても今日は出来過ぎでした。

9月3日16時41分宮津地方には大雨洪水警報が発令されていました。

2012/09/03
ああああああー


こんなにぐちゃぐちゃにしちゃってーなにやってんですか、
か、き、し、ぶ!

はーん!

ひょっとしてあんたらの先祖はみんなサワガニ?

ほらこれでもたべとれって猿に青い柿ぶつけられて殺されたカニ、あれサワガニでしょ、あの事件って9月2日じゃなかったっけ今日は沢ガニ記念日!痛みを風化させない、

俺たちのご先祖はこんなにぐちゃぐちゃにつぶされたんだ、

みんなで渋柿をたたきつぶしてワル猿への復讐の刃を研ぐ、、、新聞記者もやってきた、

沢ガニ一族密かに集結、、、、これはニュースだ!
事件はここで起きた、

世屋の里は桂川にかかる丘の前橋の袂の柿の老木。その柿の木、猿の仕業とはいえ、自分のならせた柿が使われた、すまんことをことをしてしもうたと悲しんで、せめてものお詫びに、渋の効能をおしえてくれた、
「つぶして水をはって水は岳のきれいな湧きたての水でないとあかんで、3日ほど寝かして絞った液を一月熟成させなさい、それをもって海の漁師の所へ持って行きなさい。たこうこうてくれるで。」それが世屋の里の柿渋作りのいわれ、いちがぶらり、、、、Mさん、、、、、「かきしぶ」噺にしたらどうですか。

そういえば、道の脇には、咲いていましたね。

ヤマジノホトトギス。

上世屋は大火記念日、昭和19年二戸のみ残して炎に舐め尽くされた大災害の日。

婦人たちが、消火栓訓練をされていました。

 

「天橋立のキス釣りは有名ですよ」

三田市から来たこの太公望さん。「大体、いつもこのくらいキスはつれますよ」とご機嫌。

「今夜はマゴチの刺身です」と、まだ生きている40cmの釣果を見せてくれた。大きいですね。「いやいや60cm位のものもおりますよ」とどこまでもご機嫌だ。

2012/09/03

最近のブログ、やたらに雲が多いですね!


「・・・・・・・・・・」
砂漠の遊牧民・サイーダおばさん、かく語りき!。
「私は生まれてから一度も退屈なんてしたことないよ。

雲の形は毎日変わるし、砂や草の匂いも季節によって変わる。ラクダが生まれたら、毎日、少しずつ成長する。これからもずっと砂漠で暮らしていく、、、。」(『たくさんのふしぎ 290 砂漠のサイーダさん 常見藤代 』福音館書店)

漂泊の俳人・種田山頭火師 かく詠いき!
「もりもりもりあがる雲へあゆむ」


二人の見たのは、汚れない天然雲なのでしょう。
世屋の里は天空の里、そんな雲のビューポイントなんですよ。

 

2012/09/03
秋の空は、ツユクサ色ね。

そうなんだよ、

秋の空は、ツユクサの花で染めたんだから!

そうなのー!  秋の空は、ツユクサの色で染めたのー!

 

、、、、、よし、決めた! 今度は丹後へいこう、 デートは天空の里!

 

 

2012/09/03
葛の葉、

この穴をあけたのはだれ?

「はーい、ボク!美味しいよ」


カメムシくんか、名前はなんて言うの?
「わかんない」」
笹、(ちまきザサ)

この穴開けたの誰?
あんた?

「私は休んでいるだけ、」
あんたサト(ヤマ?)キマダラヒカゲっていうんなまえだったっけ、
「そうよ」
あなたのこどもじゃない?
「うちの子は、そんな食べ方しませんよ!」
さて、では、何方のおしごとなのか、チョウ屋さんによると、「蛾の仲間(ホソハマキモドキガ科)の幼虫が作った食痕」。つまり、 笹の新梢、葉がまだ何重かに巻いて重なっている部分の葉を食べた痕が、葉の成長とともに広がり、連続した穴になるということ。ミシン目とか、にたとえられます。中には、弾痕などを連想する向きもあります。でも、若い人にミシンとか、機銃掃射とか、わかりますかねえ。

2012/09/03

世屋の里では、毎年、秋を告げてアサガオタワーが堂々と立ち上がります。

花好きの吉岡さんが育てておられるものです。朝顔ですから、見時は、朝、10時までですよ。

さてこのアサガオ、俳句では秋の季語。そういうですから、山上憶良さんが、

「1537: 秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七種の花」と言って

具体的に「1538: 萩の花尾花葛花なでしこの花をみなへしまた藤袴朝顔の花」とあげたので、

秋の七草!と思いきや、その朝顔は、「キキョウ」のこと。ややこしいです。なぜキキョウなのか、というと、この頃、大和の秋の野にアサガオはなかった、というのかその理由。 アサガオは、奈良時代末期に遣唐使が持ち帰ったとされています。山上憶良さんは、660年? ~733年?と推定されていますので、合わないのです。また、その当時、花を愛でるためでなく、種を薬として利用したということです。


ちなみにアサガオの種、下剤、利尿薬としての効能が認められています。が、毒性も強く、素人が使うのは危険と言うことです。

ヒルガオ科。さらにサツマイモ属なので、葉がよく煮ています。花言葉は、「愛情」!そのこころは、「あなたに絡みつく」。

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