宮津エコツアー · 8月 2013

8月 2013

やぶがらしなんて無粋な名前はやめましょう!

IMG_6487

ルーペで花をご覧になったら、きっと皆さんそうおっしゃると思います(^.^)

「花は葉と対生する散房状の集散花序につき6-8月ごろ徐々に開花する。花は直径約5mmで薄緑色の花弁4枚と雄蕊が4本雌蕊が1本ある。花弁と雄蕊は開花後半日ほどで散ってしまい、白色の雌蕊が中央に立った直径約3mmの橙色の花盤(盤状の花托)が残る。この花盤は蜜が豊富で、蜂や蝶などの昆虫がよく集まる。」

IMG_6482

wikipedia「ヤブガラシ」の通り。

IMG_6515

さらに、若芽は食用になり、また利尿・解毒・鎮痛などに薬効があると言うことですから、ますますそれにふさわしい名前をつけてあげるべきです。まして、貧乏葛なんて、もってのほか。「やぶがらし」を取り上げていらっしゃるblogs.yahoo.co.jp/mydream_7/49771009.html – さんのブログタイトルは – 瞳の一雫 -。これなんかぴったり。!「やぶがらし」以外の地方名をお調べの方おられたら教えてください。

また、学名はCayratia japonica。何でもベトナム語なんだそうです。 「 ”C.geniculata (膝のように折れ曲がった)”という植物を「アンナン(ベトナムの都市?)」で”cay  rat”と呼ぶことから・」www.geocities.jp/akasabinohimajin/…/yabugarasigenesis.html -と。着目したところは、散房状の集散花序の形です。

IMG_6489

ちなみに「やぶがらし」はブドウ科。一本の茎が、三つ又に分かれ2の2の2と枝分かれしていくようす、これはまさにブドウです。

ついでに、実際に食を試みた方の感想。

「味は素直で、ちょっと粘り気があってモロヘイヤのようでもある。生でもここまで食べやすいという点ではどくだみに勝っている。 ただ、後からちょっとだけぴりぴりした刺激がくる。アク抜きをしていないタケノコのようなえぐ味だった。これくらいの刺激なら、料理法でどうにかなりそうだと思った。portal.nifty.com/2011/05/17/a/ 」

おー、秋だ!

IMG_6476

ツユクサは短日植物。観察した日(8/5)の 日の出5.09 日の入り18.56。

6/10には、それぞれ4.42と19.10。ですから、日の出で27分、日の入りで14分、あわせて41分日が短くなっています。彼女も、葉で日照時間の変化を図り、体内時計にあわせて、フロリゲンを生成し開花の準備を始めたのです。    ちなみに、露草、月草、蛍草、藍花同じものです。

月草に 衣は摺らむ 朝露に 濡れての後は 移ろひぬとも  万葉集 作者不詳

人の心のうつろいやすさを月草であらわしました。

ここにも秋の花。

IMG_6508

バタンヅル。オキナグサのような種をつけ、風を利用して広がります。

 

世屋の川が結ぶブナの森の源流・世屋の里エコツアーと河口のオーガニックレストランが、歩と食のコラボ企画!お申し込みはお早く!

世屋高原休憩所の女郎花 二宮金次郎さんの足もとにはナデシコ群生 上世屋・銚子の滝
ガイドの言葉  全長20Kmにも満たない世屋川は、山・里・海を巡る水の旅をブナ林から始め、里の棚田と人の体を巡り、日置で海に注ぎます。この川の源流の「にほんの里100選」に選ばれた世屋の里ガイドウオークと、河口にある丹後産安心素材を生かすオーガニック創作メニューのレストラン「ビオ・ラビット」。この二つのコラボが「体が喜ぶ・心が喜ぶ」をキーワードに実現しました!世屋の里は、山菜・野菜の宝庫、歩いて見てきた素材を料理に取り入れて戴きます(^.^)第4回は、里山はもう秋「ミツバチと里山」と題して世屋の里を味わい、潮風のテラスでオーガニック・ランチを戴きます!
実施日 8月24日(土) 午前9時30分~午後1時
所要時間 約3時間 (ミツバチと里山のお話+世屋の里ウオーク 120分、ミニコースランチ60分)
集合場所 午前9時30分 マリンテラス ビオ・ラビット(宮津市日置海岸 マリントピア5号館1F)集合。乗り合わせて世屋高原休憩所へ移動。
受入人数 定員15名 最少催行5名 小雨催行
参加料金 3,500円 <含む:食事代、ガイド料、景観保全協力費、ミツバチのお話料、傷害保険料>
備考 【コース】ビオ・ラビット~世屋高原休憩所~特別企画「ミツバチと里山」~世屋の里ガイドウオーク(里の植物と暮らし)~オーガニックレストラン「ビオ・ラビット」へ戻り、潮風のテラスで特製・ミニコースランチ
お申込先 3日前までに下記チラシの申し込み先か、宮津市役所産業振興室 宮津市エコツーリズム推進協議会事務局(0772-45-1625)、または世屋・高山ガイド部会(080-2517-6999)までお申し込みください。

第4回ウオーク&イート案内ちらし

■集合場所

大きな地図で見る

ばあちゃんの畑にたくさんスイカがなりました。、

IMG_8035

この畑、荒らすな!

IMG_8095

「案山子・かかし」が見張ります。

ところで、「かかし」と「案山子」は本来、別物同士の組み合わせです。

ともかく作物がイノシシ、タヌキ、スズメカラスなどに荒らされるのを守らねばなりません。

一つは、彼らの嫌うにおいを出すものを燃やすこと。電気柵を使うようになるまではそうしていました。これを「かがす」と言いました。これは和語です。漢字を当てると「嗅がす」。髪の毛などを混ぜると効果があったと言います。散髪した髪の毛も捨てずに使った訳です。魚の頭も焼いて畑に立てました。

もう一つの方法は、お祓いです。作物が実る頃になると、悪霊がイノシシ、タヌキ、スズメカラスなどに乗り移って人に害をなすので、田の神、山の神にお願いして退散させてもらおうと里の人たちは考えました。そこて、田の神、山の神を立て、見張ってもらったのです。

IMG_8094

さて、田畑に立つ人のような形にどんな文字を当てるか、日本人は実にぴったりの言葉を中国の文献に見つけました。「案山子」がそれ。「子」は、孟子、孔子のように人のこと。「案山」は山の平らなところ、つまり畑に人の代わりに立つ人。

日本の「かがす」と農業神と中国の「案山子」とは、鳥獣害から作物を守るという共通の行為、ならば合体させようじゃないかと。

IMG_8093

丹後でもあちこちで創作案山子が立ち、楽しませてくれます。

amanohasidateha

天橋立は二度にわたって切断された結果、今日の姿になりました。

P1000184

天橋立を大天橋(北砂洲)と小天橋(南砂州)に分けて呼ぶのには訳があり、南砂州ができた経緯に関係があります。江戸時代後期1800年頃から明治前期1893年頃の約100年間に、1.7kmの砂州が一気に伸びて形成されたのが、南砂州と呼ばれている小天橋であり、当初は北砂洲とつながっていました。

それが1872年(明治5)の豪雨で切断され、現在のブリッジの大天橋部分である水戸ができました。

191

更に、二度目の切断は1914年(大正3)、京都府が航路確保のため南砂州の中央部を切断し、文珠水道(天橋立運河)を整備した結果、小天橋の長さは830mとなりました。

018024

切断した南側を埋め立て、そこを第二小天橋と呼ぶようになりました。下の写真が陸続きの第二小天橋410mです。

016

 

二度目の切断時の小天橋南端かと思われる石積みが、今回の天橋立ガイド部会の定例研修で見つかりました。この石積は現在の小天橋南端から約100m程手前のところにあります。

DSCN5343 小天橋 南端カ

その真偽は、現在京都府丹後土木事務所に申し出て調査中です。  写真は小天橋南端と石積

DSCN5344 同上

マルバハギで吸蜜するヤマトシジミ。

IMG_6502

彼女の食草はカタバミ。

ノギクで吸蜜するのは、ベニシジミ。

IMG_6479

夏型なので、黒褐色部分が太く、黒い斑点も大粒です。スイバ、ギシギシなどのタデ科植物が食草です。

どちらも里でよく見られるのは、食草が日当たりのよい耕作地、人家周辺に生えるものだからです。

そして、これらのシジミチョウは食草との関係以外にもう一つ見所があります。

幼虫時代、ありさんをガードマンとして雇っているのです。報酬は蜜腺から分泌する蜜。

野の生き物がおたがいに持ちつ持たれつの関係を持って生きていること、こういう関係を相利共生と言うのだそうです。

 

傘トマト

雨は降ってないのに?

IMG_8076

里の妖精たちの行列、心の優しく美しい人だけが見ることまできるんですよ(^.^)(^.^

)まさか!傘をかぶっているのはトマト。

IMG_8103

トマトの実に雨が当たると傷がついたり、形がゆがむから、、、ブー(-Φ-)

この傘によって実は水分管理をされているのです。雨が土にしみこむとトマトは水っぽくなってしまうのです。

美味しいトマトをつくるのには雨よけが必要なことを知っておられるから傘をかけておられるのです。

IMG_8081

なのでここまで気を配られるお百姓さんからトマトは分けていただくことをお奨めします。

 

関西テレビ開局55周年記念「Y・O・U やまびこ音楽 同好会(仮題)」(11月下旬放送予定)の宮津市ロケが進んでいます。

IMG_7918

ロケ地になった合力の家にはたくさんの機材が運び込まれ、スタッフ、出演者約30人が連日撮影をつづけていらっしゃいます。

IMG_7925

四日は夜のシーン。現場を照らす明かりが外に、遅くまで漏れていました。

IMG_7990

こんな話です。

・・・・・・

情報解禁です!2013年04月10日  マネージャー本間

お知らせです!!この秋放送予定の関西テレビ開局55周年記念ドラマ『Y・O・U やまびこ音楽同好会』(仮題・放送日未定)で桐谷健太が主演を務めさせていただくことになり、5日舞台となる京都府宮津市でクランクイン致しました!!

このドラマは、元売れないロック歌手が友人に頼まれ、代理教師・今野優作として京都府北部の高校に赴任。そして、このワケあり教師が様々な悩みを抱えた生徒たちと、音楽を通じて次第に心を通わせていく青春ストーリー。  「スニーカーエイジ」という高校・中学軽音楽系クラブコンテストとの出会いをきっかけに、生徒と共にグランプリ大会への出場という目標にむかってがむしゃらに走る熱血教師を演じます。  4月に一部クランクイン 8月正式クランクイン 今秋放送予定(関西ローカル)

どうぞご期待下さい!

・・・・・

http://www.ktv.jp/info/press/130410.html に詳しく紹介されていますのでご覧ください。

「やまびこ」というぐらいですから、世屋の里も大事なロケ地。加えて、里の皆さんもエキストラ出演。

IMG_7537

中でも、TEさんが頼まれたお題は、外の物音にびっくりすること!ただ注文が難しい、並の驚き方ではだめ、側に雷が落ちたほどに驚いてくれ!なんだそうです(^.^)

数々の取材をこなしてきた村いちばんの役者のTEさんでも、OKがでたのは19回撮り直して20回目。さすがにこりごりしたといいながら、楽しそう。

IMG_7994

また、スタジオを出ての撮影には、気がつかない苦労があるようです!夜の撮影では、家の外でスタッフの方が草むらを敲いておられました、マイクがキリギリスやコオロギの虫の鳴くのをひらうので黙らせているのだと!この話し、設定は春なんだそうです。春でも4月下旬なら、カエルが鳴きます!カエルならいいかと思いましたが、しかし聞こえません。カエル、頼む鳴いてくれ、といっても、彼らが鳴くのは繁殖の為。5月6月は寝付けないほど鳴くのが、8月にもなるとピタッとやむのです。

 

11月の放映が楽しみです。

金剛童子山は、白龍の住む女人禁制の修験の山でした。

IMG_7972

今日の大雨は、その白龍様がもたらされたのかも。

IMG_7974

(↑ 京丹後市弥栄町付近)

ガラシャ夫人の隠れられた味土野は、この山向こうの頂きに広がる高原にあります。

 

上世屋で大切に祀られてきた観音様。和火に浮かび上がるそんな観音様に参りませんか!

観音様千日参りのご案内 上世屋観音灯り IMG_6450
ガイドの言葉 区民・檀家・若者総出で上世屋観音堂の参道を整備し、、数百個の和火に浮かび上がる仏師丸橋氏の渾身の「聖観音」様が迎えてくれます。この観音様は、一夜限りの展示です。猛暑の夏の納涼を兼ねて、世屋観音の千日参りにエコツアーガイドがご案内します。(*^_^*)
実施日 8月9日(金) 午後6時~7時30分
所要時間 約90分
集合場所 午後6時 ビオ・ラビット(宮津市日置海岸 マリントピア天橋立5号館)
受入人数 定員8名 最少催行4名 小雨催行
参加料金 1,500円 (献灯料、保険料込み)
備考 【コース】各自分乗して上世屋・観音堂へ参拝します。
お申込先 2日前までに下記の申し込みフォームでお申し込みいただくか、宮津市エコツーリズム推進協議会 世屋・高山ガイド部会(安田)電話080-2517-6999(受信専用) までお申し込みください。

観音様千日参りのご案内

■集合場所

大きな地図で見る

« Older entries § Newer entries »