宮津エコツアー · 8月 2013

8月 2013

こちら町の灯、日置海岸から。

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こちら漁り火、世屋高原から冠島方向。

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漁り火は、イカ釣り舟の放つ光です。   ちなみに、中型イカ釣り漁船でぶら下がる集魚灯、約40基、その明るさは120kWといいます。 また、集魚灯の光に寄ってくる小魚を捕食しにイカが集まってくる、イカが明かりに寄ってくるのではないのだそうです。

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ちなみに、このイカくん、

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今朝(27日)、宮津漁港にあがったもの。明かりに寄せられた小魚を追って人につかまってしまったでしょうか。

水森かおりが歌います!

♪指をのばせば この手に届く 思いすごしの 夢でした

北のはずれの 岬宿 波の間に間に 哀しく揺れる

あの漁火は 女のため息 恋あかり 、、、♪        「漁火恋歌」 作詞:松井由利夫 作曲:水森英夫

演歌聴きながら、塩焼きでいっぱいやりますか、、、(^.^)

 

世屋の川が結ぶウオーク&イート第4回(8月24日開催)の状況を、京都新聞が取り上げてくださいました。

詳しい様子は、次のブログを見てください。  http://miyazu-et.com/?p=26737

H25.8.25.京都新聞記事

未熟な種は、食べられる、「種がこりこり……香ばしくておいしくて、実より種のほうがおいしい」し栄養は一番ある所とゴーヤジュースにしたのが、平野美由紀さんのMy Favarite Foods

例えば「 ゴーヤとシソのジュース」

●材料(1人分) ゴーヤ 1/4本(70g) 青シソ 2枚 パイナップルジュース 200cc    はちみつ 適宜

●作り方 種ごとのゴーヤとシソをざく切りにして、パイナップルジュースとともにミキサーにかける 氷を入れたグラスに注ぐ。お好みではちみつをプラスして ※ゴーヤを種ごとミキサーにかけて、シークワーサーやレモンなどの酸味と炭酸を加えたゴーヤジュースもけっこうおいしいですよ diet.goo.ne.jp > ダイエット > 連載 ・・・・

※ 蜂蜜は小長谷養蜂の蜂蜜がおすすめ。

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天橋立ワイナリーでお求めいただけます。

さて、完熟したゴーヤの種も美味しい、とまもるさん。

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え!黄色いなまこ?

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中に赤い種、これが美味い。

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つるんとした種の外側はさながら熟し柿の種。

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店には並ばない畑の味。

 

交尾・受精の時は、あの女王バチが猛烈なスピードで飛ぶのだそうです。そして、交尾できるのは、その速度に追いつけるオスのみ。愛情を込めて生きているものを見つめる小長谷さん。

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対馬シェフが、技の粋を尽くして素材の持ち味を引き出してお皿に載せてくださったのは今回も、野菜も肉(猪)も丹後の大地産。

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カボチャ、なすび、アカシソ、ナシウリ(マクワ)などの作者は里の人。

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テルミさんや守さんやかおるさん。

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若い人たちと交流できてよかったと、ミツバチのお話をしていただいた小長谷さんは、御年を聞いて、エー!79才!。

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実直 太っ腹 豪快、こんな風に齢を重ねたい(^.^)

今回、歩いていただいたのは、世屋川の深奥部、世屋観音渓谷と銚子の滝。

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自然の神秘を見て、珍しい話しを聞いて、元気な方にあえて美味しいものをいただいて、、、、

今回も、「エコツーリズム 体が喜ぶ、心が喜ぶことと見つけたり」 。

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次回は9月21日。ウオーク&イートシリーズ5回目完了回の企画は、世屋の大地を器にしよう!(予定)

センニンソウは、名前で二度楽しめます。

始めは花で。 純白の花を衣装に見立てたと今でも思っています、

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次は種で。

風で飛ぶ実に生えた綿毛を仙人のヒゲに見立てたのだそうです、と。

一方、そんな外観とは違い、このセンニンソウ、キンポウゲ科植物でその毒性は要注意。草汁を肌につけると、水膨れが出来ます。ただし、毒と薬は紙一重。その灸のような作用を取り入れた民間療法なども伝わっているとのこと。

ボタンヅルとは同じ仲間で、花序の出方や萼片が花弁になっている所などよく似ています。しかし、センニンソウは少し遅れて開花します。

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また、丸みのある羽状複葉がセンニンソウ、鋸歯のある三出複葉がボタンヅルなどは決定的な違いです。

 

杉山へ向かう途中道端に可愛い花が・・・・

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ツルフジバカマ(マメ科) なかなか見かけない花ですが、山野に生えているという。道路沿いで気をつけてみていると可愛い花が見つかります。

             

          DSCN9986ヤマジノホトトギス

ヤマジノホトトギス(ユリ科) 宮津街道に入ると目立つ花を咲かせてくれます。この花が咲くと秋かなと思います。

 

橋北路で古代米・赤米が花をつけています。

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橋立ワイナリー付近です。丹後国分寺跡はすぐちかく。

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そのころは、紅紫が秋の実りの色だったのでしょうか。

米粉として菓子やパン、麺に利用されたり、日本酒の原料にもなると言うことです。

日置たんぼでは稲刈り。こちらは、「農林100号・コシヒカリ」。

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丹後路の新米一番かも。

 

世屋側の深奥部の銚子の滝。

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雨知らずの8月でしたが、、、水は落ちています。そんな沢に一枚の秋、イタヤの紅葉。

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明日、ウオーク&イートでは、この付近をウオークする予定、そこでちょっと予習。

(1)ニガキ

苦木  苦木、訓読みでニガキ。苦木、音読みでクボク。ともかく苦い。

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その苦味は健胃剤成分を含み、粉末にしたり煎じたりして利用するそうで、太田胃散にも配合されているとか。 ニガキ科。谷沿いの斜面や崩壊地などの環境を好む木です。

(2)ミヤマハハソ  あるいはミヤマホウソ

ハハソ もホウソもコナラの古語。葉の形がよく似ている。そこでコナラが乾いた尾根筋を好むコナラに対して沢筋や水気のある林縁などに多いので「ミヤマ」をつけた、つまり生育場所で区別したのかもしれません。

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アワブキ科 人から見ればこれといった利用方法のない木。けれど、アワブキ科はスミナガシ、アオバセセリ等の食草。チョウなどからは、なくてはなりません。

(3)しろだも

照葉樹、やや大きめの葉を見ると主脈と左右一対の支脈、「三行脈」。葉をちぎって嗅ぐとるとどことなく芳しい香り、、クスノキ科の特徴です、タブノキ(タモの木)とよく似ていて、葉の裏は白っぽいので、しろだも。花は初冬、種子からは蝋燭の材料になる油がとれます。

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世屋の谷では、タブノキは下世屋まで、上世屋には、世屋姫神社にシロダモの巨木が生育します。ちなみに、タブ、タモは、(独木舟)を意味する朝鮮語方言トンバイがなまったものとの説が有力、籠神社の祖先神も、瓢箪(瓠・ひさご)の船で渡来ということ、実際はトンバイ舟だったのかもしれません。

(4)ハグロソウ

上下にそりくりかえった花弁二枚、これで完全な花です!

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和名は、この独特さに着目するのでなく、葉の色、黒っぽいでしょ!ということです。

しかし、そうですかあ、黒緑ですかねえ、と思います。

キツネノマゴ科ハグロソウ属の多年草。茎は四角形。 山地の湿った林の中に生えます。

さて、、今日から明日にかけて雨マーク。

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銚子の滝、どんな姿を見せてくるでしょうか。

黒坂正文さんが(♪ 小さな花こそ 大切に育てよう小さな花こそ 美しく咲く のだから ああ 僕の育った村は 小さな村だけどツリガネソウが 谷間に咲く 美しい村だった「小さな花の歌」)と歌うツリガネソウはツリガネニンジン(釣鐘人参)のこと。

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キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草。
歌は、  「♪小さな夢こそ 毎日あたためよう 明日は 今日よりは あたたかくなるのだから  ああ 僕の育った村は 何もない村だけど みんな 日焼けした顔で とり入れを待っていたんだ」と続きますが、ツリガネニンジンの花期もとり入れの頃。8-10月です。
葉は茎に輪生します。

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が、その数は3~5枚、鋸歯がある細長いもの、鋸歯のない楕円のものなどがあります。

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別名トトキ。※朝鮮語「山でうまいのはオケラにトトキ、嫁にやるのもおしござる」と歌われて若苗も根茎も可食。

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また、せき止め、たんきり、皮膚のかゆみ等に薬効があると言います。

世屋の川が育む植物たちを、植物学者光田重幸先生と辿ります。

世屋川の河口 上世屋の棚田 世屋川の渓谷
ガイドの言葉  丹後半島高原部から縁辺部を海まで流れ下る約8キロの世屋川は、水の作るさまざまな環境に適応した多くの植物を育みます。そんな植物たちを観察しながら、河口から水源まで、植物学者光田重幸先生と辿ります。
実施日 9月22日(日) 午前9時30分~午後2時30分
所要時間 約5時間 (昼食を含みます。)
集合場所 午前9時30分 マリントピア天橋立5号館前駐車場(宮津市日置海岸 )集合。乗り合わせて観察ポイントへ移動。
受入人数 定員10名 最少催行4名 小雨催行
参加料金 3,500円 <含む:ガイド料、世屋の川弁当1,000円、傷害保険料>
備考 【コース】 河口:日置、渓谷:下世屋、棚田:上世屋、水源:岳山 (ウオーキング)
お申込先 3日前までに下記チラシの申し込み先か、宮津市役所産業振興室 宮津市エコツーリズム推進協議会事務局(0772-45-1625)、または世屋・高山ガイド部会(080-2517-6999)までお申し込みください。

光田先生植物観察会チラシ

■集合場所

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