宮津エコツアー · 10月 2013

10月 2013

光る帯。

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(↑ 世屋高原休憩所 )

かって世屋の女たちもおった帯です。営林署勤めがあるがどうだ、と男たちに、女たちには西陣の帯地織りをやってみんか、上世屋では、その紹介を村ぐるみで受け入れました。
男は山、女は帯、お婆ちゃんは藤、上世屋の人はようはたらきました。
ここで暮らしたい!というおもいと現金収入の道が開けたことが、里の消滅を防ぎました。

まもるさんが土に親しむようになったのは上世屋に来てから。彼が農の師とあおぐのがかずこねえさん。

お師匠さんの畑で大きくなった大根をみながら

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「すごい、雨がおおいときであろうが晴れて干上がるときであろうが、イモでも野菜でもいつも帳尻をあわせて立派なものに仕上げられる!」と感嘆します。

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「話しを聞き、畑をみ、同じようにしているつもりでも出来が違う。大根と話しできるんやろねえ。」と。
同じ道を歩もう、彼の思いの真剣さがいわせることだなあと、わたしは、その話に感動しました。

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畑では、黒光りするナスビ、

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まだたくさんの花をつけていました。

伊勢神宮では、ご神体を20年ごとに新しい社殿に移す式年遷宮の行事「遷御の儀」が、天照大神を祭神とする内宮で2日に行われました。

5日には、元伊勢籠神社の奥宮、真名井神社から約1,500年前(478)、天照大神のお告げによりお移りになった豊受大神をお祀りする外宮でも、遷御の儀が行われます。

丁度この時期を選んで、来られたパワースポットめぐりのお客様44名、ガイド4名でご案内しました。天橋立神社、元伊勢籠神社から真名井神社のコース。

P1020038先ずご神水でお清め

P1020039天照大神や豊受大神をお祀りする磐座(社殿が造られる以前の斎場)には先客団体あり、パワーのありがたさから15分待っても動かれず、やむなく少し離れての参拝

P1020040真名井原前で待つも、先客磐座から依然として動かれず

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藤棚の下の「ふじばかま」。

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ここで、第四回大収穫祭[世屋の恵みと藤の風」が行われます。

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6日、9時半から3時半の間です。

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会場は、ノギク満開の世屋高原休憩所、藤織り伝承交流感周辺。世屋の里の皆さんの農産品、藤織り保存会の皆さんのお菓子、小物などの販売が行われます。石焼きピザの試食も出来るということです。

おもてなしはまず草刈りから。

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エコツー世屋部会も、上世屋自治会とともに開催協力団体に名を連ねさせてもらって、世屋高原休憩所2階展望フロアでの展示で、世屋の里とはなにか、エコツーリズムは何をしてきたかを紹介しています。

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ぜひ訪れてください!

 

 

ツリバナの実が割れました。

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ツリバナは、花も下がり、実も下がり、種も下がる、、、下がることにこだわる変な木です。

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ちなみにツリバナ(ニシキギ科 ニシキギ属)

 

シオデの実がなっています。

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♪十七八ナ 今朝のナ 若草何処で刈ったナ このヒデコナ

何処で刈ったナ 日干ナ 長根のその下でナ このヒデコナ

その下でナ 葛のナ 若萠葉広草ナ このヒデコナ

葉広草ナ 馬にナつければ ゆさゆさとナ このヒデコナ

、、、、、      と秋田県のひでこ節で歌う「ひでこナ」とはシオデのこと、「ひで」のひと「しおで」のしの音はつながっています(^.^)、

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若芽の太くて長い部分は和製アスパラガスとも呼ばれるほど土産い。シオデ採りの歌が、座敷歌になったということです。    これ、さなぼりのころが採り時。来年のウオーク&イートに使わせていただきますよ!

ちなみにこのシオデ、、サルトリイバラ科シオデ属、またはユリ科サルトリイバラ属。

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「なんかうわさしたか」

今年も会えました、「じいそぶ」。

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東アジア一帯の林縁に生育するキキョウ科の蔓性多年草。茎や根を切ると乳液が出るので、中国名は羊乳というそうですが、和名はツルニンジン。

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最も重宝している国は韓国のようです。朝鮮語ではトゥッドゥ。根をキムチや揚げ物、和え物にし若芽も食べる、なによりあの高麗人参の代用にもなるということで代表的な山菜なのだそうです。

ほらほら出てきて夕陽をご覧なさいな、 空が輝いて真っ赤になってますよ、

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はやくはやく出てらっしゃい もう山の端に触れそうですよ、、、、あ、触れた!音、聞こえた!

「夕日のさして山の端いと近うなりたるに、、、」

ふと、人の気配。さらさらと筆を走らす音、、、。

「烏の寝どころへ行くとて三つ四つ二つ三つ など、飛びいそぐさへ あはれなり。まいて雁などつらねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。」

山の向こうに姿を消してからも夕陽は雲を怪しいばかりに染めていきます。

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「 日入り果てて、風の音、虫の音など、はた言ふべきにあらず」

やはり、秋は夕暮れです。(^.^)

杉山で天然杉巨樹のパワーを感じてみませんか。

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概要 上宮津公民館で大学の先生の話を聞き、杉山林道終点より天然杉の巨樹をめぐり、大杉まで歩きます。
実施日 10月19日(土)午前10時~午後4時
所要時間 約6時間程度
集合場所 午前10時集合 上宮津公民館 (当日受付可・小雨決行)
受入人数 最少催行2人
参加料金 500円(傷害保険、パンフレット等)
備考 弁当、水筒、雨具、登山靴、山歩きできる服装
お申込先 宮津市エコツーリズム推進協議会 上宮津・杉山ガイド部会 電話0772-22-4739

 

■集合場所

上宮津公民館 (宮津市小田 231 電話0772-22-2415)

 



「ねえや」は姐や、「使用人」守りをしてくれた雇い人さんのこと、実の姉ではないんですよ、と
www13.big.or.jp/~sparrow/MIDI-kayoyowa-akatonbo.html 「赤とんぼ」諸説紛々さん。
この姐やさん、若くして嫁に求められるぐらい、美し女性だったのでしょう、その女性を異性と感じたうっすらとした恋心、それがこの詞のテーマだといいます。納得です。

ただ、 一番
♪夕焼小焼の、赤とんぼ 負われて見たのは、いつの日か、、、これは「夕焼けの中を飛んでいる赤とんぼ。」とする説明があります、これは納得出来ません。赤とんぼは夕方、夕焼けする時間帯には飛びません。気温が下がるからです。

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不思議だと思っていたら、案の定こんなことが、、、。
この『赤とんぼ』の想は、大正10年ころ。同年に、[赤とんぼ」という詩を雑誌や童謡集に発表していらっしゃるということです。
1回目は、8月。この時の一番は、
<夕焼小焼けの山の空 負われて見たのはまぼろしか>
「赤とんぼ」は、なかったのです。赤とんぼのいないこの初出稿が実際だと思います。ですから、、ねえやの背からみたのは、夕焼け。

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これが四ヶ月後には「山の空」に差し替えられて発表されたのです。、、、。この間、読者や友人の間でも、意見があったのでしょうね、、、ひょっとして作曲者の山田さんが、ろふうさん、♪「夕焼け小焼けの山の空」じゃおもしろくないよ、きれいかもしれんけどあたり前過ぎるよ、ねえやの背中のぬくみに感じるもの、わかるよ、いい詩だ、だからなんとかしてよ、、といったアドバイスもされたかも。

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ともかく、「山の空」が「赤とんぼ」になったことは、運命でしたねえ(^.^)。

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