宮津エコツアー · 4月 2015

4月 2015

太鼓三味線笛の音に載せて歌舞伎を演じるのは子どもたち。

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与謝野町後野の春の音と色、三番叟。おひねりもて゛かい米袋!郷土の伝統芸能支えているのは心の風景を受けつぎ伝えようとする心意気。

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無心で一生懸命でけなげな芝居にさとの人はずいぶんと元気をもらったのでしょう、

そんな様子を間近から撮り放題、ふる里カメラマンにこんなに美味しい話はありません。

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また、この見学には、リフレ加悦での昼食バイキングつき。

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種類が多く味付けも柔らかく、スイーツも食べやすい大きさ。そして地元素材を多用そんな健康こだわり食食べ放題、さらにお土産には味に定評の豆っこ米。

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デザインをみいるだけで夢がふくらみます!

こんな企画が出来るのが、チー旅。これからも目が離せませんよ。

白さが美しい「根」。さてこれは?

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セリ。

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だもんですから、セリの別名「シロネ」

では、このモジャモジャ根は?

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アサツキ。

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ここらじでは、「オトギ」、専門家は「シロウマアサツキ」と見立てます。

どちらも野の恵み、美味しく頂きましたよ!

今年も好天で藤祭り、、

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太刀振りの七つ跳びは、祭りの華。

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一跳ひ゛一跳ひ゛を多くの観衆に見守られて振り手も真剣!

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その奉納後に、巡行に出られる神さま。

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付き従う禰宜さんたちご一行。

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そのかぶり物には藤の花。

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咲いていないから「作り花」と言うことなんでしょうけれど、いうてもらったら持っていったのに!さいているんですよ、世屋では。

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世屋の花は何でも花はおそいのに、この「ヤマフジ」は、日本最東端の生育樹たから、この近辺では藤の一番花になるとですよ。

来年からは、献上させていただきましょうか、、お札販売所か観光案内所においてもらえたら世屋の方も喜びますよ。

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一方ノダフジの見ごろは連休あけぐらい。休憩所藤だなの蕾は多いですから、期待できますよ。

里山はすっかり春、

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蛙(あまがえる)も

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蝶(スジグロシロチョウ)も

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いい人と出会って

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蜘蛛も、しこ゛としごと、、、

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自然と人の共生する里は命の季節をむかえています。

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気をつけるがいいよ。

伊根の畏友Kさんから電話。中国人カメラ青年二人、世屋の案内が出来るか!

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「出来んことはない、けれど中国語ははなせん、なんでまた世屋だ」と尋ねると、大丈夫日本語はたんのうだ!なんでも東京に住まいしていて、伊根に撮影旅行で2泊されたのだそうだ。そして東京への帰路、さらに日本らしい原風景のところがあれば立ち寄って撮影したいとおっしゃるのだということ。
Kさんは、私のカメラを「肌身離さない」ところとエコロジーとトコロジーをミックスしたようなガイドを知ったうえで話を振ってきたのだろう、~こういうのを「丹後芋づるネット」というんですよ~伊根を撮る視点は世屋を撮る視点と共通する、なんとなく何をどこを撮りたいかは想像できる、政治上はぎくしゃくするけれども、日中民間国際交流の合力となるなら、させていただきますよ、と返事。
日置のバス停11時36分で待ち受け。

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巡った順に撮影風景をスケッチさせていただきますね。
龍渓→世屋姫棚田→

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松尾一本サクラ→

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ギャラリー休憩→

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世屋の里→

てるみさん!

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合力棚田!

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世屋お観音さん→

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銚子の滝→

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真名井神社→

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天橋立大観望→

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装備はプロ仕様で撮影は行動的で、自然と人とを見るピントが合っていて、そんな様子をみていると案内しているうちに気持ちよくなって国境も年齢も見えなくなるほど楽しかったですよ。

そして、天の橋立駅17時35分発、、、、、。

ウワミゾザクラ、

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ブラシのような花姿から「さくらぁ、うっそー」と言われますが、バラ科サクラ属。

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さて、桜の葉は食べられます。花も。ただし、サラダ感覚や佃煮という食べ方ではなく塩漬け。お茶に入れたり、お餅をくるんだり。ふっとほのかな香り。それはクマリンと言う成分なんだそうです。クマゴンでなくクマリン。このクマリン、他の種類の植物の侵入を撃退したり、自らが風などおれたりしてもその傷口からカビや細菌が侵入しないようにする抗菌性を持っているというからただ者ではありません。桜の葉で、主にオオシマザクラの葉ですが、餅をラッピングする、このアイデアはいつごろのことかわかりませんが、これは鮮度保持のためなのです。

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このウワミゾサクラも樹皮を剥くと強く匂います、これもクマリンの匂いです。アイヌではウワミゾサクラの匂いが病気をもたらす悪霊を撃退する力を持っているとお守りを作ったと言うことですが、おまじないでなく、クマリン効果で実効があったのかも。占いのたきき゛はこの木て゛ないと神さまは正しい示唆をくた゛さらなかったとか。ますます、ウワミゾザクラは霊木です。

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蕾や青い実を山菜として塩漬けにする地方もあるとのこと。このあたりにも豊富に自生する木ですから、そんな部分を活用してもいいかもしれません。それに加えて、葉っぱに含まれる成分にも、強い抗酸化力か゛あると判明、ということです。お茶にして、竹茶とブレンドしてみたらどうでしょう。

※この稿、生原喜久雄先生(東京農工大学 森林生態学 )のシリーズ自然を読む 樹木の個性を知る、生活を知る「ウワミズザクラ」elekitel.jp/elekitel/nature/2010/nt_95_ums.htm を参考にさせていただきました。

うなるヤマナシってご覧になったことありますか?

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上世屋のヤマナシってうなるんですよ、ぶーーーーんって、いやほんとに、、、

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わけないじゃないですか(^.^)ミツバチ、正体は。

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群がるミツバチの立てる羽音なんですけれど、それも野生の日本ミツバチの。受粉が済めば花びらはいりません、

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ヤマナシの唸り、、これも世屋だけ、今だけじゃないですか。見に聞きに上がってらっしゃいませんか。

宵の灯が里に点る頃、西の空に金星。

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明るさは、マイナス4.0等とか。折から月も。21日の月は月齢2.6。天気周りがよくなっています。今夜も月と金星の天体ショー見られますよ。

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棚田の水鏡などはいまだけ、世屋た゛け。天地の天体ショー、町の灯りにじゃまされない世屋高原にあがってらっしゃいませんか。7時20分頃です。

うむ、、、これは、、、

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ガラシャ夫人がたたずんでいる、、、

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手には短冊と筆。書かれた歌を拝見すると、、、、

「散りぬべき時知りてこそ 世の中の花も花なれ人も人なれ」

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さみしさと静かさの綯い混ざったりんとした気品に圧倒される桜です。dtm<

しかも、つよい花です、昨日来の暴風雨に近い穀雨にも花びらい一枚おとしていない。

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さてしおぎり荘入り口、松尾の里入り口に咲くこの桜、家族旅行村のにぎわいにと植栽されたものです。
ではこれは、何桜なのだろうか?
数々の種類は、もとはいくつかの原種の交雑や交配、変成からうまれています。その原種とされるのは、エドヒガン、オオシマザクラ、ヤマザクラ、カンヒザクラ、マメザクラ、チョウジザクラ、オオヤマザクラ、カスミザクラ等なのだそうです。品種選定にあたっては、桜にこだわる方もあって議論があったのでしょう、ソメイヨシノ一色でなく、いろんな桜を楽しんでもらえばいいだろう、、、時期も幅広く咲いていた方がいい、それはともかく、このさくらは雰囲気から、オオシマザクラに近いかなと思いました。
広大な敷地には、その議論の跡をしのばせるようにさまざまな桜が見ごろです。

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そうなれば提案マンの頭がぴこぴこ、、「桜の人気は根強くあります。「一本桜」が呼んでくれた人気を一時期1カ所にとどめずに、さらにこうゆう「旅行村残存木」を再生させられないかと思います。それには、まず名札、そして、名前を味わいの里から京の雅でしったけ!変更したように、例えば世屋高原家族旅行村から、「世屋ガラシャ桜高原」にする!」

この道はガラシャ夫人逃避行の道です。ガラシャ夫人辞世の歌はこのときにすでに胸にしのばせていらっしゃったのではないでしょうか。そういうことで私は勝手て゛すかこのさくら、「世屋ガラシャ桜」と名付けました。

マルバアオダモが林の縁で。

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ええっとー?アオダモ!いえいえ、似た花なんだけどこんなとこにこんな時期にあるはずないし、なんていったっけなぁ、、、と探して出会った【多摩の緑爺の「多摩丘陵の植物と里山の研究室」】のサイトで、これこれ、と確認させてもらいました。

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それにしてもこのサイトは敬服に値しますよ。
なんでも「多摩の緑爺」と言う方は種子植物・鳥類・植物文化・里山文化・里山保全の研究調査などが趣味で、約35年以上にわたって 多摩丘陵地域を探訪されて、掲載植物数約590種。一種ことに■特徴・分布・生育環境■名前の由来 ■文化的背景・利用■食・毒・薬 ■似たの※ママものとの区別・見分け方 の項に分けて説明されている実にわかりやすい。
最近「エコロジスト(生態学者。また、自然環境保護の考えを もち、行動する人。)」と言う言い方に加えて、「トコロジスト(所+ジスト)」という言葉が出回っています。ひとっ所にこだわって歴史文化生物植物暮らしのつながりの実相を深めるこういう方を言うのだといいます。「多摩の緑爺」さんは、そういうトコロジスの草分けなんだろうと思います。

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さて、アオダモの「アオ」は、枝を切って水に浸けておくと水が藍色になるから、そしてその液は強い殺菌性を持つとのこと。生のサバを使って、アオダモ滲出液をかけたものとかけないものに分けて変化を観察する、そうしたら、その殺菌力は確認できるのかも知れません。
また、アオダモのタモはシロダモのタモと同じ。

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