宮津エコツアー · 3月 2016

3月 2016

アザミですか?

0873アザミ

ええ薊!
漢字を分解すれば、「草冠+魚+刀」。「魚」の骨のようなトゲトゲと刺す葉を持つ草、実際に、沖縄の八重山諸島では、刺のことを「あざ」と呼んでいるんだそうです。

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さて、このアザミ、昆虫の世界里山の、虫招きの花なんです。

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まとめておいて来てもらおう、、、、写真にも納まっていただこう!

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こういう趣向で「里山共生花園」!

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しかし、元たんぼとはいえ人がつくらなくなって久しい土の中には、縦横にクズの蔓。

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クズはまた、飼い葉カズラといい、里山最重要植物でしたが、これだけの成長再生力があるので牛を飼うことが出来た事を実感します。

しかし、人と自然との共生関係が崩れた結果、そのクズはいま、イノシシのご馳走。これを除いておくことが必要です。
そういうことで、、里山再生はクズの蔓掘りから!ここは学生ボランティアの出番かも。

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いっしょにつくりませんか、「里山共生花園」を!

 

里では早くもタムシバが咲きだしました。杉山は約1週間は遅れると思いますが・・・マルバマンサク、ダンコウバイ、キブシ、ヒュウガミズキなど春の花が咲きだしていました。

 

 

DSCN6998茶屋ガ成るから天の橋立

茶屋ガ成るから天橋立を望む

 

DSCN6986ミツマタ

林道入ってすぐのところでミツマタ(ジンチョウゲ科)たくさん増えています。

 

 

マルバマンサク

マルバマンサク(マンサク科)は茶屋ガ成る過ぎてから・・・

 

 

DSCN7011ヒュウガミズキ

ヒュウガミズキ(マンサク科)

 

DSCN7007ダンコウバイ

 

ダンコウバイ(クスノキ科)

 

DSCN7000オオカメノキ

オオカメノキ(スイカズラ科)蕾が少しずつ開いています。

 

蕾一つ余さずに咲ききっている梅。

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それにしても、たくさん花を付けるものです。
「桃栗三年、柿八年、柚の馬鹿野郎十八年、梅はすいすい十六年」ってんですって。
(へーぇ16年も! そんなにかかってるんですか!)
雪のよう!

069梅

さて、その雪、そうそう、忘れていました、まだ残っているところがあるんです!

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縦貫林道成相線で。

これが融けたらほんとの春。

もう一つ、上世屋には、紅系の梅がありません。世屋一本紅梅!これもいいかも。けれど、見ごろになるのは、16年先ですかぁ(´・ω・`)(^.^)

素敵な色です、

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(↑3/22 白藤屋さん)

来たる春への期待は、まず口からふくらみはじめるのでしょう。

151菜の花
「『春の山』はまだ寒いです、でも菜の花が一生懸命温めておいてくれますので、『桜』もまもなく、今年は一週間も早いそうですよ、『野遊び』にいらしてくださいね。お待ちしています」と世屋のもんがいってたよと、口の中でいっておいてね、と素敵な「まんじゅう」にお願いしました。

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(↑ 3/22)

世屋でも早咲き桜。数輪て゛すが、開花宣言。

コップにも春!

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ファミマのコーヒーコップか゛、黒から桜色に。ちょっとした事だけど季節に合わせた大事な気配りです!

イワシにも春

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ビオラビットの対馬シェフの「まかない料理」。
イワシの命は新鮮さ、早朝の養老漁港の網揚げを待って仕入れてきてくれました。

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日本海のイワシ産卵は3月から。油ののった春イワシは猫の大好物。なので、「ねこもり」と言うのが面白いじゃないですか。
山では、イワシの群れのようにキブシ。

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だから、今獲れる旨いイワシのことを、丹後では、キブシイワシ!

気づかないことがあります!

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「京都舞鶴港」!になったんですね。
これからのキーワードは「東アジア・国際・交流」の三つ。その中では京都は一つ、だから「京都舞鶴港」。

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(↑ 舞鶴多祢寺から、ひきあげさんは゛し、東舞鶴方向)

、、、、なーるほどぉ、そうかぁ!、、、
だったら、オールキョウト、それにあわせなあかんで、「京都宮津、京都与謝野、京都伊根」そして、『京都世屋』  。

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世屋の売りは、棚田、農業文化遺産です、

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けれど、その維持はしているけれど、必死こいている、のではいけません。

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(↑ 龍谷大 丹後研修)

『京都世屋』にはゆとり感のある自然の美しさ、それをいかに描き込めるか、そこに取り組むことが必要なのだと思っています。

ヒュウガミズキ

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実に謎多き花です。
①マンサク科なのにミズキ  ミズキ科でないのにミズキを名のっている。
②京都で見つけられたというのに、日向・ひゅうが◆◆との名前。
③分布が局所的。日本では石川県〜兵庫県の日本海側、高知県、宮崎県、そして台湾。 生育地はやせた蛇紋岩かんらん岩地帯という特徴がある。京都府での分布は大江山や舞鶴の山地などに限られていて、京都府要注目種。
、、、、、、
この花、舞鶴自然文化園の近くでみましたが、し゛つは目的は椿の展示を見ること。

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それにしても、その椿ワールド、量も質も相当なもの。

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総延長1.5kmの遊歩道の両側はツバキ椿またつばき、

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星斑、雲状斑、黄杢斑、白覆輪、紅覆輪、底白、吹きかけ絞り、小絞り、縦絞り、紅絞り、一重猪口咲、一重筒咲、一重抱え咲、八重咲、獅子咲、千重ね咲、蓮華咲などなどその種類1500種。

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世界中の園芸家や日本では将軍家、有力公家、諸侯が庭師を抱えて腕を競わせた結果です。

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その原種の一つ、親指サイズの花でした。

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展示は、4月10日まで。

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お奨めです。

お!

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むむ!!

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こりゃいかなくっちゃ!

⑧

4月29.30日は宮津歴史の館へ。

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「いけばな嵯峨御流 華道橋立司所 創立75周年記念華展」

それにしても、75年ですかぁ、、、、、

戦中戦後、時代も人の心も暗く辛くきびしいなか、華は、どれだけおおきなはげましだったことでしょう。時代と心の灯として点しつづけられてこられたことに敬意をひょうします。

おめでとうございます。

春分と秋分は、太陽が真東から昇り、真西に沈むによって、暑さ寒さも「ひがん」まで。

このひがんは「日願」なんだそうです。

というのは、真東から昇るお日様に、真西に沈むお日様、これは一年に二度しか無い特別な日なのです、そのお日様に願をかけたり、感謝するのは当然のこと。

一方、西方に沈む太陽を礼拝し、遙か彼方の極楽浄土に思いをはせるその彼岸は、後からくっつけた理屈である、、、大変にすっきりしました。
だから、この方は「日願花」

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(↑いかりそう)

この方も「日願花」!

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(↑たんこうばい)

この方も日願花

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(↑きけまん)

この方は、き゛りぎり「日願花」!

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(↑きぶし)

ここのところ各新聞のエコ系統の記事が面白い!
毎日新聞

延年祭

杉本君はいわゆる教え子、か゛んばってるんだぁ、うれしいー!

せや牛もここの神さんにお参りして護っていただいていたのです。

福棒は、コシアブラて゛ないと、というのが、1200年。これもすごいです。ところで、「こしあぶら」の木ってしってる?「たかのつめ」との区別、できます?

京都新聞

l龍谷丹後ぬ

この体験学習の「里山歩き」を担当させていただきました!彼等の受け入れにあたって準備されたこの10メニューは、エコツアーそのもの。

優秀なコーディネータか゛そだってきていること、また移動車の配置も府立ならではのもの、「丹後海と星の見える丘公園」か゛Tango Eco-Future Parkとしての機能を外に向かっても発揮しはじめたのを感じます。

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また、このスタンプラリーの提案、「形にするのはあんたらやで!」

データをしっかり集めること、取捨するのに議論すること、これには相当なエネルギーがいります。この記事をよんで、ほほうと関心を示す人がいるかもしれない。けれど「総論賛成各論日和見」!ポイントの提案や人の紹介、あっしーもしますから、ぜひ、とりくんでもらいたい(^.^)

朝日新聞

矢野さん

里山人という言葉があるなら、矢野さんは、心技体に里山文化と伝承をきざみこんだ里山人中の里山人。

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(↑盆踊り 昭和48年ころ)

皆さんいい仕事をされました。木子最後の中学生、赤松君を担任しました。

矢野さんからあずかった「木子おきなぐさ」、冬越しできたようです。

おなじく朝日新聞

飯尾 ぬ

飯尾さんのこのお酢の材料の米は、上世屋、松尾て゛無農薬て゛つくられています。はじめは地元の農家さんと契約を結んで、でした。その関係をとても大事にされていました。

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(↑ 慰安旅行)

が、農家さんたちの高齢化過疎化でそれが維持出来なくなってからは、自社経営にふみきってらっしゃいます。そのことか゛貴重な里山環境を保全するのにはたしている意味ははかりしれません。そのことか゛評価されて、飯尾醸造さんを中心にしたNPO里山ネットワーク世屋が、平成16年度の「日本の里地里山30−保全活動コンテスト−(環境省・読売新聞)」に入選されています。

最後も 朝日新聞

飯尾 ふ

ほほう、虫の効果「4700億円!」

それにしても「命ひしめく春のありがたさ」 、

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上世屋の里はそれを120%かんじられるところだとあらためておもいます。

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花がさけば虫が飛びます

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いらっしゃいませんか。

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きっと里山美ーナス(「昔のままの日本人」)の笑顔のおすそわけ、もらえますよ。

 

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