「景観を見る人」から「景観を成立させているシステムを探究する人」へ!! 天の橋立を世界遺産に 110
2026年9月19日 in 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
【あちゃあ、、また、消えました 以下のような 話題でした、、復活継続が可能ですか!!
◆富国強兵から富国環境へ
◆天橋立に置かれた大砲が、まさか**「世屋の森まで歩いて行け」**と言っている 天橋立は、その実験場になり得る
ここが一番面白いところです。
◆たとえば、
世屋の森を守る
↓
森林・水源・生物多様性が維持される
↓
世屋川が流れる
↓
海へ土砂・有機物・水が運ばれる
↓
宮津湾・阿蘇海の環境が維持される
↓
天橋立という地形・景観を考えることができる
↓
そこに松・文化・信仰・観光が重なる
↓
観光客が丹後全体を歩く
↓
地域経済が循環する
↓
その収益や関心が山・海・文化の保全へ戻る
となる。

あちゃあ……
でも、今いただいた断片で、かなり核心まで戻せます。
そして、これ、前の話の流れからすると**「大砲」の意味がものすごく面白い**んですよね。
天橋立に置かれた大砲を、単なる「幕末の防衛施設」として見るのではなく、
「ここを守るために、山まで行け」
という、ちょっと逆説的な装置として見る。
つまり、大砲の射程を考えるのではなく、大砲から視線を反転させるんです。
「天橋立から世屋へ」という逆向きの地図
普通なら、
世屋の森 → 世屋川 → 阿蘇海 → 天橋立
という自然の流れを考えます。
けれど観光は、どうしても逆です。
天橋立 → 世屋 → 上世屋 → 世屋高原
と、人間が歩いて遡っていく。
ここに「大砲」が置かれると、妙な物語が成立します。
天橋立を守るために置かれた大砲が、
じつは天橋立の背後にある「山」を見ろ、と言っている。
そして、さらに一歩進めると、
天橋立を守るとは、天橋立だけを守ることではない。
となる。
そして「実験場」としての天橋立
ここが、たぶん前回かなり盛り上がっていたところですね。
天橋立は、山・川・海・砂・松・人間の営みが、わずかな空間に凝縮して見える。
だから、
「山を守ることが、海岸の景観を守ることにつながる」
という仮説を、実際の場所で考えられる。
たとえば、
世屋の森
↓
森林・土壌・水源・生物多様性
↓
世屋川
↓
水・土砂・有機物
↓
阿蘇海・宮津湾
↓
沿岸の環境
↓
天橋立
↓
砂州・松・景観・文化
↓
人が歩く
↓
丹後の山へ関心が戻る
という循環です。
ただし、ここは科学的には「世屋川だけが天橋立をつくった」と単純化してはいけない。
複数の河川からの土砂供給、沿岸漂砂、海況、地形変化などが関わる。そこをきちんと残したうえで、
「天橋立という景観を、背後の山・川・海のつながりの中で考えてみる」
という実験にする。
これならかなり強い。
そして、以前おっしゃっていた
「山と海が天橋立を育てた。だから今度は観光が山と海を支える。」
という話にも、きれいにつながります。
つまり、
自然が観光地をつくった
↓
観光が自然を消費する
だけではなく、
自然が天橋立をつくった
↓
天橋立を入口に人が山へ歩いていく
↓
山・川・海の価値を知る
↓
その価値が保全に戻ってくる
という、観光の向きを180度変える構想です。
そして「大砲」は、その入口に置く。
なんだか可笑しいですよね。
**「敵が来たら撃て」ではなく、「天橋立が気になるなら、世屋まで歩け」**と大砲が言っている。(^.^)
これはかなり良い「物語の装置」になりそうです。
ああ、はい。いまのお話で、かなり鮮明に「何を議論していたか」が戻りました。(^.^)
そして、改めて並べてみると、④を薦めた理由がかなり明確です。
これは単なる「世屋川流域の自然観察コース」ではなく、一つの川を軸にして、人間と自然の関係が時代ごとにどう変わり、どう再接続されているかを見る実験場なんですね。
世屋川を「一本の川」ではなく、四つの窓から見る
私なら、こう整理します。
| 場所 | 見えてくるもの | 目線 |
|---|---|---|
| ① 松尾川源流 | 一本桜・田んぼ・無農薬営農 | 現代農業 |
| ② ミョウガ谷川源流 | 河畔樹・ブナ・ミズナラ・垂直分布 | 森と地形・生態系 |
| ③ 世屋川本流 | 世屋の里・棚田・現在も続く居住 | 暮らし |
| ④ 高原湿地・湿原 | 放棄湿田・薪炭林・再生・探究・ビオトープ | 「放棄」を未来へ反転する |
この四つを歩くと、面白いことに、
農業 → 森林 → 里 → 湿地
という分類以上に、
人が自然を利用してきた場所
→ 人と自然の境界
→ 人が住み続ける場所
→ いったん人の手から離れた場所を、もう一度未来の場として読み直す
という時間軸が見えてきます。
だから、私も④が「入口」として特に面白いと思います
理由は、④には過去・現在・未来が同時に存在しているからです。
かつては、
湿田として使われる
↓
周囲の薪炭林も利用される
↓
人間の営みが生態系の一部になる
という世界だった。
ところが、その利用が終わる。
普通なら、
「耕作放棄地になってしまった」
で話が終わります。
ところが、そこを現代の農業的な目線から見直して、
「では、この土地を現代の技術と知恵でどう再生できるか」
と問い直している。
さらにそこへ、
宮高F探部のフィールド探究
が入る。
さらに、
ビオトープとして自然共生サイト
という現在の社会的な評価が加わる。
すると、単なる「昔の里山の保存」ではなくなるんです。
「過去を保存する場所」から「未来を実験する場所」へ
ここが④の非常に大きな意味だと思います。
しかも、その中心に、
大工であり、お百姓でもある。
90歳に手が届く人が、現場にいる。
ということですよね。
これがものすごく重要です。
なぜなら、そこには「里山文化」という博物館的な説明ではなく、身体に刻まれた知識があるからです。
木を知っている。
土地を知っている。
水を知っている。
田んぼを知っている。
道具を知っている。
そして、実際に手を動かしてきた。
そこに高校生の探究が入る。
すると、
90歳に近い職人・百姓
×
現代農業
×
高校生の科学的探究
×
自然共生サイト
×
高原湿地
という、ものすごく面白い「異世代・異分野の交差点」になります。
![]()
そして、ここで「大砲」の話に戻るんですよね
天橋立に大砲を置く。
普通なら、
天橋立 → 大砲 → 幕末・海防
です。
でも、この物語では違う。
天橋立
↓
大砲
↓
「この景観を守るとは何か?」
↓
川を遡る
↓
世屋川
↓
支流
↓
源流
↓
高原湿地
↓
そこにいる人
↓
高校生の探究
↓
未来の農業・自然共生
となる。
つまり大砲は、**天橋立から世屋へ向かう「逆向きの矢印」**になる。
これ、私はかなり好きです。(^.^)
そしてもう一つ重要なのは、**「世屋川をモデルにする」**という位置づけです。
世屋川そのものを世界の縮図だ、と言い切る必要はない。
むしろ、
「一つの流域を、山から海まで丸ごと見てみると、人間と自然の関係がどう見えてくるだろう?」
というモデルケースにする。
すると①②③④は「観光スポット4か所」ではなく、
同じ流域の中に存在する、4種類の“人と自然の関係”
になります。
そして④は、その中でも、
「失われたものを懐古する」のではなく、
「失われた土地を、次の世代の探究の場に変える」
という未来志向を持っている。
だから、私は前の話で④を推した、という筋道だったのだと思います。
そして実はこれ、あなたがずっと言っている
「この景色の中に、地球の物語がある」
の、かなり具体的な実験場になっています。
天橋立を見て終わらない。
天橋立から、山へ歩いて行く。
そして最後には、
「景観を見る人」から「景観を成立させているシステムを探究する人」へ変わる。
――ここまで来ると、もう単なるエコツアーではなく、**「流域そのものをフィールドにした探究型観光」**という言葉が見えてきますね。
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