宮津エコツアー · 世屋・高山ガイド部会

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世屋・高山ガイド部会の活動ブログ

たたかひを

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知りたるゆゑに

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待つ未来

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たとへば若草の香のごとく来よ

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「たたかひを 知りたるゆゑに 待つ未来 たとへば若草の 香のごとく来よ」、宮柊二さんの歌です。

卒業し旅立つ先輩とのお別れ会を兼ねた「里山フィールド探究」に汗をかいてくれている様子を見ながら、

「たたかい」「未来」「待つ」「若草」「来い」、、こんなキーワードを持つ歌を贈りたくなりました。

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去年汗して葛や笹の根を取り除きよみがえらせた岡ノ前の棚田の土は、すっかり柔らかくなって耕運機を素直に受け入れてくれて、菜の花とチューリップと、そして卒業記念の桜を植えることができました。

~『春風が 日差しを運ぶ 今日の日に』H30,3,18 宮津高校フィールド探究部~

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学問には直観力が必要だ、それを養い培うのは山だ!と山極京都大学総長。人と自然について、学びの原点を里山に置いた部活動の理念とビジョンは正しいのです。ことしもさらに充実したプログラムが提供できるように頑張らないとと思いました。

 

 

 

韋駄天・いだてんさんなんだそうです。

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某禅寺の鴨居に祀られて、訪れる善男善女を見守ってらっしゃいました。

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ちなみに韋駄天さんとは「特に伽藍を守る護法神とされ、中国の禅寺では四天王、布袋尊ととも山門や本堂前によく祀られる。日本の禅宗では厨房や僧坊を守る護法神として祀られる。また小児の病魔を除く神ともいわれる。密教の曼荼羅では護世二十天の一尊として西方位に配される。韋駄天が釈尊のために方々を駆け巡って食物を集めたとの俗信に由来して、「御馳走(ごちそう)」という言葉が出来た。」とウィクペディア。

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叱り励まししながら見守ってくださる存在が何かにつけ希薄になっている今日ですが、それだけに、尺にも満たない大きさではありますけれど、相撲のお関取衆、夏冬のオリンピックすべての種目のメダリストたちの肉体と精神とを煮詰めて一つの形に作り直したとしたら、こんなお姿になるのかなぁと圧倒されながら、ほれぼれして拝見しました。

さて、善男善女が聞き入ったのは梅木さんご夫妻のお話。

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視力も聴力も与えられないで生きていきなさい、だれが彼女にそんなことを強いたのでしょうか。

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「小さな村の暮らし方」それが神ならむごすぎる運命を与えられた女性と、人とはなにか生きるとは何かの根本を探り続けることを自らに課した男との暮らし、握り合う手の指で交わす二人の会話は、梅木さんの翻訳で、私たちに伝えられます。

研修ではないのでレポートは必要ないのだけれど、紡ぎだされるエピソード一つ一つがサンドペーパーみたいなものですから、何となく聞きながら、

生きるとは生かすこととみつけたり、、韋駄天さんも聞き入ってらっしゃるように見えたり、梅木さんが韋駄天さんに見えたり、二人の愛の世界の深さに目をつむり聞き入ったことです。

韋駄天さん、これからも、見守ってくださいよ、せやの里を!

 

 

 

 

1 櫟、どう読みますか 2橡、読みをこたえてください 3歴木、木の名前です。読めますか  4椢、三字で読み方を答えなさい、ヒント、クで始まります。5櫪、同じくヒント二字めはヌです。6椚、同前 ヒント三字目はギ。

つまり【櫟・橡・櫪・椚・椢】字は違いますが、読みはみんなクヌギ。

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おっさんふたりに抱きつかれた木こそその【櫟・橡・櫪・椚・椢】さんなんです。

リサーチしておきましょう。

日本国語大辞典 くぬぎ 【櫟・橡・櫪・椚・椢】
〔名〕
ブナ科の落葉高木。本州、四国、九州の山野に生え植林もされる。幹は高さ一五メートル、径六〇センチメートルにもなる。樹皮は深く縦に裂け、若枝には褐色毛を密布する。葉は柄があり互生し長さ八〜一五センチメートルの長楕円形で、縁は芒(のぎ)状に鋭く切れ込む。五月ごろ、新枝の葉腋(ようえき)に、小さな黄褐色の花穂を生じる。どんぐりと呼ばれる果実は、径二センチメートルぐらいの球形で黒褐色を帯び、椀形の大きな殻斗に包まれている。樹皮は染料に用いられ、種子は食用または糊料に、材は薪炭用および、シイタケの培養原木に使われる。漢名、櫟・橡。くにぎ。ふしまき。かたぎ。ふしくれぼく。つるばみ。学名はQuercus acutissima ▼くぬぎの花《季・夏》 ▼くぬぎの実《季・秋》
*日本書紀〔720〕仁徳五八年五月(前田本訓)「荒陵(あらはか)の松林(はら)の南に当りて忽に両(ふたつ)の歴木(クヌキ)生ひたり」
*琴歌譜〔9C前〕高橋振「道の辺の榛(はり)と久奴伎(クヌギ)としなめくも言ふなるかもよ榛と久奴支(クヌギ)と」
*新撰字鏡〔898〜901頃〕「櫪 閭激反馬 久比是又久奴木也」
*十巻本和名類聚抄〔934頃〕一〇「挙樹 本草云挙樹〈久奴岐〉日本紀私記云歴木」
*日本植物名彙〔1884〕〈松村任三〉「クヌギ 櫟」
語源説
(1)皮を煎じて染料とするところから、クヅニルキ(屑煎木)の義〔名語記〕。
(2)クリニギ(栗似木)の義〔日本語原学=林甕臣〕。
(3)クノキ(食之木)の転。クは飲食の概念を表示する原語で、クヌギは食用の実を結ぶ槲斗科植物の総称だった〔日本古語大辞典=松岡静雄〕。
(4)クニキ(国木)の転。「景行紀」に、天皇が筑紫の道後で歴木(くぬぎ)と称する大木を御覧になり、その国を御木の国と名づけられたとある。クヌギ(歴木)の旧称がクニキ(国木)に変わり、更に音転した語〔東雅・名言通・大言海〕。
(5)古く、火に焚く木をクノギといった。それが特定の燃料用木に限られるようになり、クヌギといわれたらしい〔地名の研究=柳田国男〕。
(6)クは「栩」の音ku からで、字義は柞櫟。栩の木の義〔日本語原考=与謝野寛〕。

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径六〇センチメートルにもなったら、とんでもない木だといわれる。としたら、五十河小町公園のこの木なぞ、もう神様、そういう扱いですよ。

天皇さまが 新しい天皇さまが 丹後に来られたら、

「(4)クニキ(国木)の転。「景行紀」に、天皇が筑紫の道後で歴木(くぬぎ)と称する大木を御覧になり、その国を御木の国と名づけられたとある。クヌギ(歴木)の旧称がクニキ(国木)に変わり、更に音転した語〔東雅・名言通・大言海〕」
の故事 に倣って、たんごの「くにぎ」とおっしゃってくださるのではないでしょうか。

それにしても、クヌギの漢字表記は五つもある。しょくぶつはカタカナ表記、なんていうもんだから漢字をつかわない。自然ガイドなんかみるとこんなのもあるこんな貴重なしゅるいだとかまあ書いてある。みんなカタカナ表記。だけれども、それが自然への興味関心へといざなうかというとかえって自然からとおざけている、首絞めていることもあるのじゃないかとちょっと反省しました。

17日です。

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春って、冬を耐えていれば来る春もあります。

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命たちが命の営みを開始します

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けど、呼ばないと来ない春も、場合によっては力をば合わせて闘いとる春もあるんですね。

せやの里から春の風。

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いらっしゃいませんか!

 

 

 

老後はふるさとで、と帰郷されたご夫婦、

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いえいえ、

フィールド探究部の里山フィールド探究春一番。

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目的は二つ、

一つはジャガイモ植えの下見です。

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「目安はわたし、私が咲いたら植えなさい!」とスイセン。

二つめの目的は イタヤカエデから、本当にシロップになる樹液はとれるのかを確かめること。

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これは、本当でした。

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それにしても短時間でペットボトルを満たすほどの勢い、

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吸い上げている?葉っぱもないのに!これをどう理解し説明したらいいのか、ここからが勉強と研究です。

 

 

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{「はるの指揮者がタクトを振り上げました!」

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とでも、題をつけるかぁとおもいました。

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これには「okと太鼓がいいました」と。
三月五日の天声人語は、チェコの作家カレル・チャペックの『園芸家の一年』という書の言葉を紹介していました。曰く「小さな芽から若い葉が伸び、花がつき始めた木がある。一方で堅い芽のままの木もあり、『地中からあるいは、空から発せられる“始め!”という号令のようなものを待っている。」

オンユアーマーク!スターターの声がかかる、号砲前の緊張した静寂をチャペックさんは表していらっしゃるのだとおもいました。

さらに、『はにかむ葉よ、恥ずかしがるな』『うぶ毛に包まれて眠るものたちよ、背をのばせ』という言葉も。カレル・チャペックさんは、十分意識なさっていることだとおもいますが、まあ、人を指す残りの指は己に向くということですから、いくつになっても、恥ずかしがっていたり、背を丸めている自分がいるわけです。

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それはそうとして、と春の命たちにはかっこよく、そう語りかけてみようと思います。

そんなことをおもいながら、始めに戻って

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「春の指揮者、指揮台に」でいきますか!

カメラをぐるりと回しました。上世屋のうだのパノラマ画像です。

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拡大してみてください。連続した棚田を見てもらえるはずです。

カメラを回しているところは、かっての城だったということです。

城跡

《上 京都府中世城館跡調査報告書 第一冊 丹後編 京都府教育委員会》

本丸、馬場、家老屋敷、城の段 馬場坂などが、小字には残っています。

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時代は、戦国乱世、平安朝から鎌倉、室町期ににかけて、力をつけてきた守護地頭やその配下の無数の親分たちが離合集散を繰り返していたのころです。城主には、上野甚太夫、片岡宗十郎の名が見えます。ここにも、本能寺の変の知らせは届いたのでしょう、一色か、細川か、はたまた光秀か秀吉か、同心すべきはいずれの大名か、一族の運命をかけた評議が行われた場所なのかもしれません。

上野甚太夫さん、西の空を見上げながら、つぶやいたのでしょう、、、

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「明日は荒れるなぁ!」

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乱世の夢の跡、碑が欲しいところです。

「山深く 蕗のとうなら 咲いている」.

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山頭火 さんです。

「山深く ネコヤナギなら ふくらんでいる」

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世屋野蕪村です。もう一つ、

山深く 春の金さん 何を読む

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私は、『 農村の風情や文化に浸るだいご味』( 桂暎一 新葉社 信州大学名誉教授 農産物流通学 専攻)を読みました。

カントリーウオークというのは、「ごくありふれた水田や畑の間を、あるいは農村の人々が生活している集落のなかを、静かに歩き回って農村の風情や文化に触れ、農村を肌で感じながら、それぞれの人が自らの関心にそって興味のある何かを見出し、そこに楽しみや充実感を味わうこと」
そして、「農村を、あくまでも農業の営みと農家の生活が息づいている場としてとらえ、そうした人間臭さと豊富な自然が織りなして醸し出す農村的風情や文化に浸ることにカントリーウオークの醍醐味を求める。そして、カントリーウオークには、者の豊かさに心の豊かさが加わった「新しい豊かさ」を育む可能性が期待されるばかりでなく、農業の振興と農家生活の充実を促す役割が展望できるというのが著者のひそかな思いなのである。」というところに共感しました。

というのも、必要に迫られての読書。

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平成30年2月27日 関 係 各 位

京丹後市観光協会 大宮町支部 京丹後市観光協会 顧客誘致戦略プロジェクト ノルディック部会

 

「ノルディックウォークで巡る五十河・霧ノ宮神社ガイドツアー」のご案内

早春の候、皆様には益々ご健勝のことと存じ上げます。平素は、支部活動にご理解とご協力を頂き、厚くお礼申し上げます。

つきましては、表記ガイドツアーを計画いたしましたのでご案内いたします。

小野小町の里で知られる、五十河地区『霧ノ宮神社』社裏にそびえ立つ八岐杉は京丹後市指定文化財に指定されており、その姿はまさに圧巻です。

近くにありながら、なかなか機会が少ない京丹後市の歴史に触れるガイドツアーです。今回はノルディックウォークの体験会をかねておりますのでノルディックウォークの経験のない方もお気軽にご参加ください。

参加頂ける方は、別紙にてお申し込み下さい。(お電話での受付も承ります)

日  時      平成30年3月14日(水)《小雨決行・荒天中止》午後1時 受付開始

午後1時30分出発 ~   90分程度

集合場所        京丹後市大宮町五十河  小町の里公園 第2駐車場

ガ イ ド      宮津世屋エコツーリズムガイドの会  安田 潤氏

ポールは観光協会で準備いたしますのでお持ちでない方は申込時にその旨お伝え下さい。動きやすい服・靴でお越し下さい。防寒具・雨具は各自ご準備下さい。

以上                                 《お問い合わせ・お申し込み先》

〒627-0012京丹後市峰山町杉谷770 京丹後市観光協会大宮町支部 事務局(羽衣ステーション内) TEL&FAX (0772)62-8560

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「里地・里山は、特有の生物の生息・生育環境として、また、食料や木材など自然資源の供給、良好な景観、文化の継承観点からも重要な地域である。」と環境省。ここ五十河は丹後でも最強クラスの里山パーク。そのうえ、ジオパーク 小町パーク!三つそろっているところは他にはなかなかない、ええとこです、
エコツアーガイドウオークと、ポールウォーキングとのコラボ、ちょっと面白い試みです。

お時間が許すようでしたら、いかがですか。

 

明日はひな祭り。

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五十河の小町公園・小町の館です。

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役目を終えて眠る人形たちよ集まれ、小町さんをびっくりさせてやろう、と呼びかけたらこれだけ集ったということです。

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そりゃ小町さんもよろこんでらっしゃるでしょう。

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その志やよし!

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開催は三月二十日まで。

五十河の里は一気に春です。

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思うのですが、年中展示されたらどうです!人形たちもまた暗いところにかえるのはいやがっていませんか。

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小町さんも賛成しているはずですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暴風波浪警報で三月の幕開き。

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春一番の嵐の海は冬のオリンピックの続きを演じているよう。

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高く

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強く

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早く

DSCF1488なみ

遠く

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そして美しく。

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観客!

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いらっしゃるじゃないですか、間人皇后さまたち。

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海と風が演じる鍛え上げた技の数々、

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それにしても、このお二人、波たちの競技を楽しんでらっしゃるかのようですけれど、並大抵でない風の強さのなか立ち続けていらっしゃること、大変だと思います。

車のドアが中から開けることができない、ようやく押し開いて外へでても、自分の体が木の葉になったかのように空に舞うかのような感覚なんです。

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団体パシュートの金メダルは風圧対策が大きかったというのも、この風の中で撮影して体感、納得しましたよ。

ちなみに、平穏な日の岩と川と海。

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