宮津エコツアー · 世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会の活動ブログ

たずねてもらえませんか!

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ここはどこですかぁ?と。
「海の京都は花の丹後の花美世屋です」。

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さて、京都の観光行政は「海の京都」をすっかり確定させてしまいました、、、、

確かに「京都の海」は魅力的です。

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一方、その内陸部の山や森や里、味があるところなんですし海からわずか10数分のところなんですけれど、どうも魅力の発信がいまいちなのか、交流人口が増えているという実感はありません。

そういう意味では、花は強力なカード。

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澄んだ秋の空をバックに咲く花たちは、「私たちをもっと活用しなさいよ」と言うようです。

 

2017年秋、丹後半島がおもしろい!

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丹後縦貫林道太鼓山線 角突山線 成相線 大内線4線が再びむすばれるから。
丹後の海、若狭湾を美しく見ることのできる半島の山麓を、約50kmに渡って、しかも信号一つも無しで走っている基幹道路丹後縦貫林道。
しかし、通行止め、その期間がけっこう長かったです。拡幅やカーブの切り取り、路肩の補強、舗装のやり直しなどが、林京や観光の新しい状況に対応すべく徹底して取り組まれていたのです。その工事が終了し、豊かな自然と青い空と広い海の景観が楽しめる道路が復活するのがするのが11月なのです。

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さて、丹後半島一周道路頼みだった海の京都を格段にパワーアップさせる丹後縦貫林道の再開通、それを記念してお披露目ウオークが企画されています。11月4日予定、新成相から元成相へ林道成相線を約10kmのコースです。 海の京都展望スカイラインとして丹後の海と里と森をつなぐ林道に、豊かな美しい時間が新たに流れることは私達の願いです。ガイドの会も協力させてもらいます。

紅葉の林道、楽しんで下さい。

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「 ほんまに嘘はいわん だまされたと思って、いっぺん、歩いてみとくれぇなぁ、えぇえ道になっとるでぇ!」

ピーーーーィッ!

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声の主は鹿、四つ股の角をもった黒々してたくましい体の雄です。

翻訳すると

「やあやあ、遠からん者は音にも聞けぇ、近くば寄って目にも見よぉ」

他のオスに勝負を挑み、メスへのアピールです。

「我こそはぁ せやのやまの鹿たろうなりぃー」

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「さを鹿の、朝立つ野辺の、秋萩に、玉と見るまで、置ける白露」と大伴家持さんが感動したのも頷けます。

さて、今の時期、鹿が食べたいのは山の幸、例えばトチ。

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人は食べられるように灰汁抜きしますけれど、四つの胃を持つ鹿はポテトチップスなみにぼりぼり食べるんだそうです。

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里におりたり、林の下草を食べ尽くしてしまうといういわゆる食害の問題が深刻だと憤りをもってかたられています。

畑にはいってくれにゃあええがぁ、、」とため息をつつ鹿の鳴き声を「聞くのが今の里山人の気持ちですけれど、里に下りる背景にはこういう豊かなトチの森が切られてしまったこともあることを思うとなかなか事態は複雑です。

 

 

 

 

 

ステンド、、、あれれれ!

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キリスト教会といえばステンドグラス、ではあっても、、「ステンド・ガラシャ」とはねぇ!!
京都市内の道ばたでみかけました。よほど愛着をお持ちなんですね。
経営者は福知山か宮津出身の方なんでしょうか。

丹後でも、ガラシャさんにご協力をお願いした地域振興の取り組み。

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そのパンフレット。①

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ガイドの会も協力させてもらっています。

細川玉、元明智玉、後の細川ガラシャは、戦国の世が織田信長や豊臣秀吉、徳川家康とともに語り継がれる限り永遠の人です。
本能寺の変を宮津で知らされたその玉さんが、一時身を隠したという味土野の里への往還路は何れであったか、それにほぼ決着を付けてくれたのは、江戸初期1650年ころ作成の丹後古地図でした。年貢街道として日置から世屋、さらに野間、宇川へと続く道が明記してあります。それは、安土桃山時代の官道でもあったはず。玉は、かりそめにも大名家の奥方、威厳をもってその丹後国道を移動をなされたにちがいありません。その年貢街道が、縦貫林道と交差するのが、岳の南側の入山口。いわばそこは「ガラシャ交差点」。

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その交差点を海側に降りると、一本桜。この桜、松尾のお百姓さんが植えられた物。こどもの誕生のさいに健やかな成長を願ってうえたという理由は理由として、海と空の間に咲く孤高の花姿は、評価のいまだ定まらぬ歴史論争の中に咲きつづけるお玉様そのものだとも思えてくるのです。

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単にガラシャスポット巡りではなく、世屋・野間の里山に息づく「戦国」を体感しながらという内容にし上がっていると思います。関心のある方はお問い合わせ下さい。

 

春だけではありません、松尾の桜は!

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秋にも咲くのです。

秋桜は青い空白い雲が似合う陽気な花だとといいたかったので、ちょっとエキストラ。

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秋の日差しを受けスイッチをいれた電球のような秋桜たち。

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地域活性化に、各地で活躍する秋桜ですが、北海道遠軽町は別格!

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草取りに「多い日は300人近くが汗を流す」という所などは開いた口がふさがらない!

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住民が主人公のつながりあいの密接な町の日常が想像できます。

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それにしても、10㌶10000000本、というとさすがにたんのすることでしょうね

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その1/100でも目標にして、なんとかがんばってみたいものです。

 

 

岳の麓の松尾田圃の秋

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丹後で一番高いところの田圃で穫れるこの米に新しい看板。

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回れ右、すると!

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このたんぼを巡るのは岳の森に蓄えられたミネラルいっぱいの一番水、

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生活雑排水が入らない、寒暖の差が適度にある、有機栽培、それに加えてこの米たちは、雄大な美しい景観楽しみながらのびのび生育するわけです。

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色も最高の黄金色。たうこぎもみじが、除草剤が使われていないことを雄弁にかたっています。世屋高原ブランド「ゆうすい」、これはもうたべてみるしかない。けれど手にはいるかどうかが問題。尋ねてみましょうか。

さて、一本桜は左端。春はそれでいいのです。が、秋のこの光景、これはこれでいいのですが、なんかものたりない。

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畦に彼岸花が咲いていると季節が強調されて景色も締まっていいがなぁと。

植えていたたけませんか。

 

 

 

 

 

花盛りのソバ!

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このソバ、八月終わりに蒔いてから一ヶ月、
そんなわけで、
「蕎麦はまだ花でもてなす山路かな」と松尾芭蕉、

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収穫まではさらに一ヶ月ちょっと。合わせて二ヶ月半です。

さて、ソバは蕎麦と書くように、古くは「そばむぎ・そば麦」の呼称。また、ブナの実のことをソバグリ、そば栗、といいます。麦と栗を修飾している「そば」という言葉にわけがあります。これはわたしゃあなたの側がいいとは違って三角形に「とがった」様子を表す古語なのです。

そのそばが独立して今に至っているということですので、古語の意味のままなら、とても口に入るものではないといういうことになります!

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小林一茶の「そば所と人はいふ也赤蜻蛉」は文化4年(1807)の秋のこと。

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「人はいう」というところが味噌、ご自身のソバへの思いは別にあるようです。

 

新聞にあった出版広告!

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金さん、風が吹いてきたで、

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!!

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ロケがあるかもしれんで、、、、

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!!!

ところで、次の歌、歌として聞いてみたいのですが、どうしたらいいかご存じの方、お教え下さいませんか。

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※文部省唱歌 二宮金次郎で検索してみたら、歌つきで紹介するユーチューブがありました。聞いてみてください。

ピンクのゲンノショウコ。

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ゲンノショウコの花は、紅か白かどちらかと思ってらっしゃいませんか。

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たしかにそうです。

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「げんのしょうこの花色は、西日本では紅、東日本では白が多い、、、」とおっしゃる方がいらっしゃいます。としたら、紅白種が均等に生育する上世屋は、東西の分布が重なるところなんですね。紅白入り乱れて源平合戦、やっています、そんなところなので、ピンクの花も咲くわけです。

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いま、ゲンノショウコの花盛り、ファンの方いらしたら案内しますよ、ピンクの花種をとっておきましょうか。

銚子の滝の向かって左側の崖、

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粘土や砂岩の地層のために地質は柔らかくて1時間あたり90mmを超えるという雨量にはとても持ちこたえられません。

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ここだけではありません

休憩所の裏の土手も滑り落ちました。

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京都のT君の家の土手もおちました。

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共生花苑の棚田跡も崩れましたが、そこは地下水脈の顔をだすところ、、、、。

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非情なものよのう自然界はとぶつくさいいたくなります。

けれども上世屋にとって地滑りや崖崩れは「あとずさり百姓」ということばがあるほど常の習い、

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ギブアップはせんで、と野に出る男。

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だから、、、

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I LOVE せや、、、、!

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