宮津エコツアー · 世屋・高山ガイド部会

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世屋・高山ガイド部会の活動ブログ

「ため池晩秋」とでも題しますか!

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散るも地獄散らぬも地獄、それぞれのスタイルで冬に向かおうとしている里山の声が聞こえるような農業用溜め池。

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さて、霜月末の日曜日、上世屋では雪囲い。

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今年は多雪の冬らしいで、しっかり囲っておかないと、ということでした。

2016年度の第9回世屋の森・研修教育プログラムができました。

今回は加悦・宝厳寺の小野住職をお招きして、「里山・暮らしの精神世界」のお話です。この他に世屋の里で生まれた歌とハープギター演奏あり。

そして定番の森の再生現地学習も!

どうぞご参加ください。

第9回世屋の森プログラム 里山・暮らしの精神世界

コスモスにヒメアカタテハ。

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蝶は花に寄る、これはほんとです。

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とくに、このヒメアカタテハはそう。アカタテハが獣糞なども吸うけれど、まあそんなことわたしには!というタイプなのだそうです。また、花のない冬、蝶はサナギで冬越すると言うのが一般的な理解です。しかし、アカタテハなどは違うのです、本州ぐらいの冬なら成虫のままで春を迎える根性のあるやつなんです。だから、寒かろうに、という同情は無用。この個体、後翅の斑紋からヒメアカタテハと判断しました。

さて、白木・無文字の看板。人は見向きもしません。

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しかし、言葉があると、その意味を考えようとします。

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人は言葉に寄る、、、
これもほんとです。

どうして?

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ほんとだぁ!

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こんな段でもお年寄りには高い、躓かれたら大事になる  椅子は木だ、堅い冷たい座布団があったらいい 花がない寂しい花は気持ちを和ませるよ

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(上 日置小学校校門前 宮津高校建築科の生徒さんの作品)

一つ一つに、目線が実に低くいのです、一人一人が大事にされる地域!

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黄葉の葉っぱのような足型が優しさってこういうことなんだよと教えてくれました。

観音様になって、石もうれしいでしょうね。

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(上 加悦町 宝厳寺)

未来永劫、見守り続けてくださいよ。

さて、松尾の入り口の石碑は同じ石でも、、、、、。

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戦争が直次郎さんを奪ったこと、未来永劫に伝えてくださいよ。
ところで、喇叭の次の「卒」の意味。①脳卒中 ②卒業式 ③一兵卒 それぞれに使われている「卒」、その意味は当然ながら違います。①は急な にわかな ②は終わる ③は兵士、しかも下級の兵士という意味。ですから、この「ラッパ卒」の「卒」は③に当たります。
階級や身分を表す言葉で、明治維新後、明治新政府によって旧武士階級を旧身分を反映させるために、華族,士族、さらに三つめの身分に分けるさいに卒族という言葉が用いられたと言うことです。

石碑の下に咲く野菊。

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奥さんなんでしょうか、子どもさん、あるいは、、、、。

松尾道を辿るとあずま神社さん。

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ずいぶんと無事を祈られたんじゃなかったですかと訊ねると、豊作はうけあうけれども、兵隊の生き死に、戦争の勝ち負けはうけあえん、せんそうはあかんちゃぁ、社から、そんな声がきこえたようでした。

もみじさいちゅう!

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丹後も今日はモミジ日和でした。

モミジスポットは数々ありまして、どこのもみじがどうだこうだと批評が飛び交います。

まあそれはそれ、わたしの一押しモミジはここ。
1 松尾道モミジ

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2 銚子の滝上モミジ

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3 新成相聖観音モミジ

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そして、せや高原休憩所モミジ

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ここのモミジは成長株、10年後にはブレークしてますよ。

世屋の森の「ムンクの木」

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いつ誰がどんなことを思ってこの「木像」をつくったのでしょうか!
さて、ムンク、叫びは市役所の薄暗い廊下にも。

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世屋の森と市役所の廊下、それぞれの場所はちがいますが、もともとのムンクは、どんな気持ちで描いたのかその制作にあたってのムンクの事情や過程をチェックしてみました。
、、、、、
以下うぃくぺでぃァ、
幼少期に母親を亡くし思春期に姉の死を迎えるなど病気や死と直面せざるを得なかった1890年代のムンクが、内面の不安をテーマとして制作した作品とされています。
丸く落ちくぼんだ目、開いた口、頬に当てられた手、痩せた体、、、、極度にデフォルメされた独特のタッチで描かれた人物、血のように赤く染まったフィヨルドの夕景と不気味な形、赤い空に対比した暗い背景、遠近法を強調した秀逸な構図の作品であるが、この絵は、ムンクが感じた幻覚に基づいており、ムンクは日記にそのときの体験を次のように記している。
“ 私は2人の友人と歩道を歩いていた。太陽は沈みかけていた。突然、空が血の赤色に変わった。私は立ち止まり、酷い疲れを感じて柵に寄り掛かった。それは炎の舌と血とが青黒いフィヨルドと町並みに被さるようであった。友人は歩き続けたが、私はそこに立ち尽くしたまま不安に震え、戦っていた。そして私は、自然を貫く果てしない叫びを聴いた。 ”
つまり「叫び」はこの絵で描かれている人物が発しているのではなく、「自然を貫く果てしない叫び」に怖れおののいて耳を塞いでいる姿を描いたものである。
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
里山ブナ林は、芸術の面でも「エコミュージアム」です。

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紅や黄色や茶色、それぞれに色づいた晩秋の里山落葉広葉樹林の今年のフィナーレがたのしめますよ。

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そんななかで、そもそもだれが世屋の森の「ムンクの木」をつくったのか、「自然を貫く果てしない叫び」はどこから、誰から発せられたものなのか、温暖化酸性雨まつのざいせいちゅう豪雪、、、、戦争、、人と森が離れていく、、、そんなことに思いを巡らすのも一興じゃないでしょうか。

11月6日、「平成28年度紅葉の内山ブナ林観察会」の観察会のガイドを、菅谷、三宅、安田3人が務めさせてもらいました。

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その目的。
「本市が誇る豊かな自然環境に触れることで、地域の環境価値(環境資源)の再発見をするとともに、地球温暖化対策につながる自然環境の保全意識の醸成、普及および啓発をはかる」。

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(↑ 11/1 下見事前ウオーク)

先日、丁寧な礼状をいただきました。
その文面。
「今回の観察会においては、総勢17名の参加を得て、秋の訪れとともにいままさに色づき始めたブナ林内に生育す動植物の生態等について興味深い説明をいただくなか、予定していた観察会の全日程を無事に終えることができました。

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(↑ 雨粒があたったらほこりのような胞子をふきだすんですよ)

中略 丹後の豊かで貴重な自然環境を身近に感じることのできるこの内山の森を理解し、保全していくことは、丹後に暮らす私たちの責務であると考えます。

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本観察会を通じて、自分たちの身近にはここんなに豊かで貴重な自然環境が存在し、その自然環境から自分たちがこれまでどれたけ多くの恩恵を受けてきたか、そして、その自然環境を次代にしっかりと引き継いでいくことの大切さを再認識していただく機会となったとおもいます。

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(↑ フォークとスプーンの葉っぱ!だんこうばいという木です。)

今後も講師の皆様のお力添えをいただきながら、本事業を継続して参りたいとかんがえております。、、、、」
そして、お客さんのアンケート。
◆年代 小学生1 20~30代2 40~50代2 60~70代6 70以上5
◆感想 たいへんよかった 10 よかった6 ふつう0 よくなかった0
・お話が楽しくてモミジがきれいでよかったです
・丹後の自然を満喫しました。自慢の森です
・ガイドさんの知識がすばらしかったです。等々多少照れるような感想があったということもいただきました。

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「丹後の豊かで貴重な自然環境を身近に感じることのできるこの内山の森を理解し、保全していくことは、丹後に暮らす私たちの責務であると考えます。」というこの某「本市」の行政上の志の高さをたかく評価するとともに、今後も声をかけていただけるようにガイドの会としてもインタープリテーションの研鑽をさらにつんでいきたいとおもいました。

せや姫モミジ!

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宮津随一と折り紙のついた大モミジです

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けれども、、、、。

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くるぅしぃいー!

うめく声がきこえるようになりました。

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それは年ごとに大きくなるようなきがします。

せや姫さまは女神様なので、モミジを植えられた、いわばご神木。

一方、檜は社殿の修理立て替えに必要なので、と植えられたもの。

どちらも大事なのです。檜の方が後で植えられたのだけれども成長のスピードは圧倒的にはやいので、、、、。そういうことは氏子の皆さんが話し合って整備すればいいのですけれど、かたれる氏子さんたちがいない、音頭取りがいらっしゃらなければ話がすすまない。そういう現状です。

この状況をおいておけば、里の名前にもなっているせや姫さまが、数年で檜に埋め殺されてしまうかもしれません。なんとかしなければ、、、、。

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里山景観は人が知恵だし汗をだして維持保全してきたものです。おりから、かまびすしいヒヨドリの群鳴き。それが里山の仲間たちとせやひめもみじをどうやって救うか、その相談をしているように聞こえました。さて、どんな知恵をだしてくれたのでしょうか。

紅葉がすすんでいます。

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寒さのテンポが今年は速い感じがします。
さて、その紅葉の仕組みについて、うぃくぺでぃあは、「葉柄の付け根に離層ができ、葉で作られた糖類やアミノ酸類が葉に蓄積し、その糖から新たな色素が作られる」というのは、誤った俗説であるとして次のようにいっています。
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普段、葉が緑色に見えるのはクロロフィルが含まれるからである。秋になり日照時間が短くなるとクロロフィルが分解される。これは植物学的には葉の老化反応と考えられている 夏の間、葉ではクロロフィルが光を吸収して活発に光合成が行われる。落葉樹の葉では、気象条件が光合成に適さない冬を迎える前に老化反応が起こる。この過程では光合成の装置などが分解されて、葉に蓄えられた栄養が幹へと回収される。翌年の春にこの栄養は再利用される。栄養が十分に回収された葉では、植物ホルモンの1つエチレンの働きによって葉柄の付け根に離層ができ、枝から切り離される。これによって、無駄な水分やエネルギーが冬の間に消費されるのを防ぐことができる。植物の葉は「カロテノイド」色素などを使って光の害から自分自身を守る仕組みを備えているが、葉の老化過程ではカロテノイドを含む様々な分子が分解されるため、この過程を進める間も光による害から葉を守る必要がある。「葉柄の付け根に離層ができ、葉で作られた糖類やアミノ酸類が葉に蓄積し、その糖から新たな色素が作られる」とする俗説は誤りである。
紅葉、黄葉、褐葉の違いは、植物によってそれぞれの色素を作り出す能力の違いと、気温、水湿、紫外線などの自然条件の作用による酵素作用発現の違いが、複雑にからみあって起こる現象とされる。
葉の赤色は色素「アントシアン」に由来する。アントシアンは春から夏にかけての葉には存在せず、老化の過程で新たに作られる。アントシアニンは光の害から植物の体を守る働きを持っているため、老化の過程にある葉でクロロフィルやカロテノイドを分解する際に、葉を守るために働くと考えられている
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わたしも、俗説信者でした。またまた、「あんとしあんというのは秋になってからあたらしくつくられる成分だとききましたけどぉ」としてきされるところでした。

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モミジを見るときの雑学として、お友達お連れさんにかたってあげるといいのではないでしょうか。

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