宮津エコツアー · 世屋・高山ガイド部会

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世屋・高山ガイド部会の活動ブログ

再三呼びかけられる雪への警戒。備えを万全にしたうえでの事なのですが、今だけここだけ、あなただけへの雪国・京都情報、

その見所①雪の丹鉄

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場所 京丹後市大宮町谷内から奥大野の跨線橋 時間 朝7:40~8:30のあいだに上り下り三本
②雪のしんべえ地蔵様

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場所 京丹後市大宮町常吉 平治峠

JA京都発行の「ぱあとなあー」1月号「集落の宝」に『平地地蔵』として取り上げられています。ただし、その記事は、あざとりじぞうとかさんぞくたいさんが建立の趣旨だとの説明していますが、それは違いますよ。

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表向きを繕っているだけで、悪政是正を訴えた丹後文政百姓一揆を背景に作られたお地蔵さんなんです。そのリーダーが、常吉出身のしんべえさん、村人は、「しんべえさんが寒くないように」とずきんとみのを着せ続けてらっしゃるのです。

京に海あり!

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このフレーズ、去年一年、耳にタコができるほどたっぷり。
年明けていまは、京に雪国あり!

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、、、ですよ!
◇大寒波がやってくる◇今期最強、北海道にあるような西日本では余り経験のない寒気が入ってくる、、◇大雪に警戒してください、備えは万全ですかと天気予報。

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やってきてください、大寒波!

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1月30日スノーシューの問い合わせに、これまではとりあえず受付させていただきます!と遠慮気味に返事させていただいておりました。が、これからは「OKです」自信を持って応えられます。

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見合わせておられた方、余裕がありますよ。

ツグミ!

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ツバメが南に去ったあと、北から渡ってくるお客さん。
同じ渡り鳥。なのに、人との関係は大違い。
ツバメを見てよだれを垂らす人間はいないのに、ツグミをみて人はよだれを垂らす。

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年貢を搾り取られた上にやってくる冬は、人間にとっても厳しい。狩猟、それは本能となって子どもの文化としても伝わっていた。
竹の弾力を利用した罠だ。「くーつー」 と呼んでいた、
止め木に触れた瞬間ついばもうと伸ばした首を絞めてしまうという仕掛けだから、いまになって考えて見ると、「くびつり」のことなんだろう。

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仕掛けるのは、雪か野山を覆いそうな前日の夕方だ、餌は南天の赤い実をつかった。空腹と赤の魅力にツグミの警戒心は弱くなる。
捕れたのは食べた。おじいかおばあに渡すと、毛をむしってかまどで焼いてくれた。

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経済も次第によくなり、そうまでして小鳥を食べなくてもよくなったので、その文化もすたれていった。

、、、とまあこんなことです。

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ちなみにツグミの「つ」は鳴き声、「み」は、群れなす鳥、という説に説得力を感じます。

温かくて餌のある日本にやって来たとはいえ、今、大寒!

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(上 NHK1/21)

週末は、強い寒波がやって来られるようです。スノーシュー、なんだかんだと気を揉みましたが、どうやら実施できそうな見込みです。

光りの「ひ」も通さない雪雲の鈍色は、運根鈍運根鈍と呟きながら野球人生を歩んだ丹後人野村監督の心の色かもしれない、ふとおもいました。

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その空の下、

里も

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人も

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食味ランキングスーパー特Aのコシヒカリ棚田たんぼも

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、、、丹後は冬休み、

シャーベット状の水面の紋様

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(1/21森本トンネル)

風が走った?

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カタツムリが這った?

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いえいえ、
この池を縄張りにしているカイツブリのつがいの作ったもの。

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ところでこの水鳥
古名はにほとり、水に入る鳥。漢字も「鳰」。鳰の海という四股名のお相撲さんがいらっしゃいますが、滋賀県のご出身。
それが、カイツブリに置き換わったということ。

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つぶらな、つまりかわいらしい眼をし、足を櫂のように巧みにつかって泳ぐ水鳥uので、カイツブリ。
もっともだという共感を得たのでしょう。

『漢字でおはなし』シリーズ 五,六年生 汐文社 刊

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史実と体験、それを踏まえながら、夢のあるファンタジックなお話にしたててある、それがこのシリーズの特徴なんですが、このシリーズ、お話を楽しみながら、知らず知らずのうちに漢字に親しめる学習の要素も持つという優れものなんです。
書かれたのは丹後の海や川に住む妖怪ガ-タロに取材した『うちゅうでいちばん』(岩崎書店)の児童文学者・川北亮司さん。
さて、このなかの「明日を織る」というお話、これも、イメージが丹後発のお話なんですよ。

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日本人はクズやカラムシや藤などの植物から繊維を取りだして糸にし、織り上げて衣類などにつかっていたのです。

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それらの技術も用具も販路も、あたらしい繊維木綿が普及していくなか、、急速に廃れて姿を消していったわけです。

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(上・下 川北亮司さん撮影)

ところが、その中の一つ、藤の織りもの、一九七〇年代まで、丹後の世屋にはそれを、暮らしの糧としておりつづけるお年寄りたちがいらっしゃったのです。
このお話、そのお年寄りたちと作者との出会いを元に大きく膨らませていただいたお話なんですよ。

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四季のある国で、日本人は自然を恵みに変えて暮らしてきました。冬、雪は深くても、それは、地下に溜まって春からの米作りに大切な水になるのです。

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雪を恨んだりはしませんでした、雪の下、春に望みを託して黙々と糸を績み織り続ける暮らし方、現代人にも重いものを問いかけているようです。
お子様におまごさんに、ご希望の方、本屋さんにお問い合わせください。

「此雪いくばくの力をつひやし、いくばくの銭を費し、終日ほりたる跡その夜大雪降り夜明て見れば元のごとし」。と『北越雪譜』で鈴木さん。

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(↑2016,1/20)

越後塩沢で、越後上布などてびろく大きなお商売をやっていらっしゃたので、雪でも店はあけておかねばならず、雪との戦い、そりゃあそのご苦労は並大抵のことではなかったのでしょう。

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(↑ 2011,1,26)

けれど、地球は水の惑星。

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(↑2011,1,30)
「地球上の水の総量は、およそ14億km3、すなわち約140京トン」。
しかし、そのうち、雨や雪、河川や湖沼などの形で我々の周りにある真水の液体は、約0.014パーセントの量というじゃないですか。水の大半が、塩水で約97.5パーセント、淡水はたった約2.5パーセント。しかも、その大部分は極地の氷や地下水であったりするので、直接には触れることはないのです。
水が貴重品なら雪なんかもう宝物なんです、

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たしかに不便は感じます。けれど、そんなときのおまじない、克雪 利雪 親雪、、、。+楽雪!

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(↑2012/02/12 )
そう思えば、なんともいとおしくなって、家の中に閉じこもってなんかいられなくなってくるのが不思議です。

「水仙のうつむき加減やさしくてふるさとふいに思う1月」(俵万智※)

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さて、克雪、利雪、親雪、、、

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雪国北越旧・中里村(現十日町市)で施行されていた条例の中の文言です。

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( ↑ 『北越雪譜』挿絵 鈴木牧之)
基本理念 – 雪対策は、村と村民が一体となって、克雪、利雪、親雪等の施策を長期的かつ総合的に推進することにより、すべての村民がはつらつとした活力ある村づくりを目指すものとする。(第2条)
いわば、雪を逆手に取った町おこし条例、

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なかなか、いいですよ、克服する 利用する、親しむ、、引っ込んでいちゃあいけない引け目におもっちゃいけない、この名称を「雪国はつらつ条例」と付け、活性化を図った。この積極性が、教科書にも取り上げられるまでに評価された!よかったのはここまで、
ある塾の先生、生徒さんに教えているときに「え!雪国は、つら、い、よ、条例?」

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東京書籍の中学校公民教科書です。

編集者さんよほど「男はつらいよ」のファンだったための単なる誤植なのにね、なんですが、はからずも条例の本質的な意図を突いている『雪国は辛いよ』という間違い、

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なんか、あらためて応援しようよという気持ちになるんですから、語り伝えましょうよ、わすれないで!
※京都新聞1/17 凡語

たんぼに薄氷。

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「零度になったらこおるんだけど、気温もゆっくり下がってくるし、水たまりも底はでこぼこしてて、深い浅いがあるからねえ、早く零度になるのは浅いところ、深いところはそれより遅くなるから、こんな模様ができるんだよ、深さが同じ盥のような水たまりに強い寒気がきて、一気に冷やしたらこんな模様にはならないよ。」

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子どものころは、そんなことを考えることもなく、踏み割っていました。

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その音が今も脳裏に残っています。

この音、次世代につたえられるのでしょうか。

 

今年はダメかもと思っていた氷柱

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エエイ(^.^)

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木子の今朝の気温、氷点下七度、だったと。

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宮津湾に立つ白波が雪の松尾高原から見えるほど。

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寒波の強力さ、事実は事実として受け入れるしかありません。

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そんな中でも、世屋バス。
人が乗る乗らないじゃなくて、走っている、走り続けていることに意味がある!
頭の下がる哲学です。

沓島の浮島現象もマックス。

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雪雲のもとの水蒸気か゛勢いよく立っていることを示しています。

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(1/19 情報ライブみやねや)
今夜は積もりそうです、お気を付けてください。

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