宮津エコツアー · 世屋・高山ガイド部会

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ショウジョウバカマ、 ユリ科ショウジョウバカマ属の多年草です。

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この写真、横から。真上からではないのです。蜘蛛のように崖に張り付くというなんともアクロバットな生え方が出来るのです。
ショウジョウバカマとは葉の色が猩々色。立ち上がった花茎を体に見立てて輪生する葉の広がり方を袴にといいます。

さて、え?と思うのが、この葉の寿命!ふつうそれは1年でしょう!と思います、、けれども違います 寿命は3年。生育場所は水が滴る寒冷な場所。冬は凍る、人間ならおよそ避けたいところ。それなのに生育していられる。「可溶性タンパクや配糖体のアントシアンの多量蓄積」という不凍対策を施しているのだそうです。
葉が紅い色をしているのはそのため。また、冷たく寒いところで3年も常緑を保つのも驚異。

さらに、衝撃なのは、ただでは枯れない! 子どもを作っておいて役目を終えること。何をいってるのかわからないでしょうけれど、、、、

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葉の先に注目、赤ちゃん出来ているでしょ、、、!ハトを手先から取り出すマジシャンと喩えたらいいのでしょうか。両腕を伸ばした人の指先に小さな赤ちゃんがおぎゃあと生まれているようなものなのです。こういう繁殖の仕方を栄養繁殖といいいます。

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種子繁殖は、新しいものをうみだし変化に対応できるという点で基本なのですが、限りなく不確実。    そこで、もう一つ、クローンを作っておこう、同一の性質という弱点はありますが、お家大事の恐ろしい執念を感じます(^.^)

春物のならぶ岩滝・コメリの花売り場。

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そこでお会いしたのが、NHK「関西ええとこ」でわら細工の達人として紹介された伊根町菅野の大江さん。

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花を一株買っていかれました、

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ご自分をしょうかいされるとき、まず帝国海軍の生き残り、とおっしゃるのが口癖。1944年(昭和19年) – 10月24日、レイテ島沖で米軍機の集中攻撃を受け、シブヤン海に沈没した戦艦武蔵が発見されたとの報。乗員3,300名のうち約1000名は救助されたものの彼らはそのままフィリピン守備隊に残され、生還者は56名だったということです。戦後70年。生き残り、、、といわれるととき、花を、雪残る伊根から買いに来られた大江さんの胸にはどんな思いが去来しているのでしょう。

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世屋の里に眠るMさんも、1944年(昭和19年)12月8日そのレイテ島での戦いでなくなったということです。

春!やれやれ、、、!

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冬を雪の下で過ごしたネギ。ぺちゃんこになっていますが、また伸び上がって筒を作ります。

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さて、この筒、もともと平たいものが丸くなったネギの葉っぱです、、内側はぬるぬる状態。元々の葉には表と裏があります。ネギの場合、どうまいたかというと、表をうちにしてまいた、だから外に出ているほうが、裏側ということなのだそうです。
ところで、春になったら薬草でガイドを、というお題を頂いています(^.^)山野草での薬草ということではあるんですが、「ネギ」は最強の薬草の一つ。神主さんのこと、ネギさんといいますし、社の手すりの擬宝珠はにはネギの花の形。

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(↑ 籠神社 恵比寿社)

ネギは独特の臭気をもち、邪鬼も寄せつけないという神さまから賜った草なんです。葱坊主、葱帽子がさきで、擬宝珠という用字は当て字という説も有力とのこと。

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(↑ か5日後籠神社 宇治橋)
ネギに限らず、野菜は、山野草の中から選ばれた薬草、厚生労働省が提唱する健康づくりの指標「健康日本21」が、 成人の望ましい野菜摂取量を「1日350g以上」としているのも野菜が「薬草」、そういうわけです。ちなみに350gの野菜、それがどれだけの量かというとたとえば<トマト 中1/2個(プチトマトなら5個)、ほうれん草 約3株、にんじん 中1/2個、キャベツ 大きめの葉1枚、もやし 少量パック(150g)の半分>。
ですが、日本人の野菜摂取量はそこまでいっていない(´・ω・`)ということです、自分的にも反省!もうちょっとたべるとか改善しようと思います(^.^)

写真左端の白ハンティング帽の方は、O菓舗さんじゃないですか(^.^)

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(↑ 京都新聞3/2)
いい記事です。さて「リノベーション」!意味がわからなかったのです、カタカナへの弱さ丸出し、はずかしい(´・ω・`)

お教えを乞いました。
「リノベーションとは、既存の建物に大規模な改修工事を行い、用途や機能を変更して性能を向上させたり価値を高めたりすること。建物の経年にともない、時代に合わなくなった機能や性能を、建て替えずに、時代の変化にあわせて新築時の機能・性能以上に向上させること。」
わかるようでわからない、具体的に例を挙げていただくとありがたい!?
「耐震性や防火安全性確保し、耐久性を向上させる、冷暖房費などのエネルギー節約のため、IT化など変化する建築機能の対応・向上のために行われる。外壁の補修、建具や窓枠の取り換え、間取り変更、給排水設備更新、冷暖房換気設備の更新などをいう」※
なるほどぉ!それはこういうことですか(^.^)

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(↑ 里山ふォトギャラリー 「蛙と人と土と水」)

それにしても、空き家が5年で630軒の増、恐怖のハイペースじゃないですか。

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家の中だけ「リノベーション」をやってもそれは「自己満足」と思ってましたが、記事にとりあげられている事例はそこを越えて地域に開くというスタンスをそれぞれが持ってらっしゃること。そこがすてきです。そういうところが繋がっていくと、地域の「リノベーション」へつながって、とうしようかと迷う気持ちの背中を押して、一軒一軒の蘇りに繋がる、そんなことを記者氏はいいたいところなのかもしれせん。

ついでに、お知らせ。

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「世屋昔噺を楽しむ会」会場は、ささやかな「リノベーション」を試みた古民家・里山フォトギャラリー 「蛙と人と土と水」)です、春直前の1日、世屋の里へいらっしゃいませんか。

リノベーションとリフォームの違いtotal.s266.xrea.com/

2月28日(土)に「食と火と」のテーマで親子教室がか委細されました。

会場は、宮津世屋エコツーリズムガイドの会の事務所・兼ギャラリーです。

 

親子で電気・ガスのない生活体験   H27.3.2.付け 毎日新聞

親子で火おこし挑戦

Y子さんのレンコンたんぼ。

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ここにヤマアカガエルの卵塊、3カップル。

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そのうち一つは、昨夜のおひな様、内裏様のもうけた愛の結晶!(おそらく)
雛祭りの夜に表れたおひな様と内裏様のかえるさま、やっぱり行き先はY子さんのレンコンたんぼ、でしたよ。

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ただし、確証はないですよ、あれから追跡して抱接する現場を押さえた訳ではないですから。でも、私はそう思います。

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としたらば、自分がオタマジャクシ時代を過ごした田圃をめざしたということですから、それを可能にしたのはなにか、知りたいじゃないですか(^.^)

桐の種房。種子がこの殻の中に入っています。

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さて、どんなのが?用材とか家紋とか、は話題になりますが、では種がどんなか、これちょっとしたクイズ番組で使えるネタかも。ドングリタイプでもクルミタイプでもなくイタドリやウバユリタイプ。

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殻の中に詰まっているのは翼のついた種。つまり風散布するのですが、驚くべきはその1つ1つの種の小ささ。

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一穂に100万の種がつくという蒲の種と同じくらいなのです。それなのに女の子が生まれたら苗を植え嫁入り家具に使えるぐらいにいきおいよく成長するのですから不思議です。

雨の雛祭りの夜、8時すぎ六地蔵さんふきんに表れたカエル様! こちらは、おひな様、 IMG_2414

すでにお腹はたまごで 膨らんでいます。

内裏様はこちら。

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里と山を行き来する大事な生き物ヤマアカガエル、カエルはオタマジャクシとして過ごした場所を繁殖場所とする、水たまりがあればどこでもいいということではないのです。、、、、つまり生まれた田圃にかえって産卵する習性を持つといいます。この時期にどうして動き出すのかオタマジャクシ時代を過ごした水田はどうしてわかるのか不思議じゃないですか。だから、「カエル」は「帰る」!という説に説得力。

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今夜のカエルたちが「帰る」のは馬場の谷のY子さんのレンコン田圃なのでしょうか。

(↑ 3月2日)

これからこの田圃か゛カエル合戦の場。

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「えーい、おれたちの季節だぜ-」

日置のYさんのお庭で春の花。

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ミツマタはジンチョウゲ科、樹皮はお札の原料。ちょっとミツマタ君にインタビュー!以下そのまとめ。、、、、、、、、、
土壌を選ぶということで産地は高知 岡山 鳥取など。「みつまた皮」といわれるまでにして出荷ということです。みつまた皮というのは、黒皮から白皮(さらし皮)に調製したもの。 刈り取ったみつまたの原木を蒸して皮はぎし乾燥したものを黒皮。黒皮には  表皮、緑皮がついていて、また繊維は泥のようなものを含んでいますので、取り除かなくてはなりません、「剥皮器」という道具を使います。傷のある皮も見つけて切り取ります。さらに、それを水でさらします。これを「浸せき」というそうです。それは「水がきれいということと日当たりのよいこと」という条件が必要ということ。色素など繊維中の不純物を太陽光線と水中酸素が協同して解かし去ってくれるのだそうです。~だから、紙漉き産地が限定されるわけです、ただし、目的用途によって色素がのこっていたほうがいいという場合もあり、それは日に当てないのだそうです。~こうした処理を終えて乾燥させたものが、みつまた皮。、、、、、、、、、

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ゆーあんだーすたんど?

雛の日や のたりのたりの 与謝の海 !世屋野蕪村

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宮津見性寺に三年あまり居られた蕪村さんのお世話したおゆきさんは漁師の娘、在所は対岸府中の里。
「春の海 ひねもすのたりのたりかな」は、このころの句だといいます。
蕪村さんのみた「のたりのたり」はこのアングルだったかも。

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え!

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ふ゛そんさん?

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