宮津エコツアー · 世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会の活動ブログ

世屋で句会をしたい、お題は「フキノトウ」。フキノトウがでたら呼んでくれ、と頼まれていたので、案内をしました。

IMG_7128

やっていらっしゃったのは8人、思い思いに見ていただいてひねっていただきました。

さて、フキノトウがでたからといってまだ、冬の中休み、冷えます。席を屋内に移して、いっぱいやりながら、ご披露の会!

IMG_6176

もちろん肴は「フキ味噌」、ちなみにそのレシピ。「フライパンにオリーブオイルを敷き、細かくみじん切りしたふきのとうを入れて中火で2分。味噌とみりん、さらに砂糖を加え味見をし丁度良い味に仕上げる」!

もりあがりましたよ、、そして、そこで発表された句のかずかず。

IMG_7163

1 ここにふきのとう ひらいてゐる
2 ここにふきのとう そこにふきのとう
3 あるけばふきのとう
IMG_7125
4 蕗の薹 二寸の天にたけにけり
5 青き色 地に点じたる蕗の薹
6 蕗の薹 やまみづの湧くほとりかな

IMG_7132

7 大雪を 掘りひろげ獲たり蕗の薹

8 蕗の薹 野川溢れて溺れをり

IMG_7136
9 蕗の薹ひらく息づき見つつをり消のこる雪にほとほと触れて

10  にがにがしいつまで嵐ふきの塔

IMG_7139

お客さんが帰られてから残っていた参加者名簿!
山頭火さん、123 鬼城さん4、虚子さん5、林火さん6、 石鼎さん7 風生さん8 茂吉さん9、宗鑑さん10。

棚状に雪の消え残る上世屋冬景色、、、

IMG_7107

田に落て 田を落ゆくや 秋の水    与謝野蕪村

耕して 天と連なる 千枚田    大下志峰

IMG_7121

京の雪国 世屋の棚田は 紛れなく 千枚あったのだよと融ける雪。   世屋野蕪村

冬、雪解け時にのみあらわれる昭和40年代までの棚田たち。雪の下になって今眠る田はみんな、春になればめざめて働きたいはずなのに、、、

IMG_7100

眠る田もあり 眠り続ける田もあり 雪棚田   世屋野蕪村

、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

「起きぬなら起こしてみようじゃないか!」

IMG_6907

え!!

これは、、、!

IMG_7055

からす君の仕業です(`ヘ´)

IMG_7030

所行の善し悪しは別として、日本のカラスにはハシブトガラスとハシボソガラス。

IMG_7053

夏ミカンを荒らしたこのカラスは額の盛り上がりがなくくちばしも細めですので、どちらかといえば、後者でしょう。
ところで、この二種類、本来はハシブトガラスが森林に、一方人里近くに生息していたのがハシボソガラスと棲み分けしていたのだそうです。食の好みも森にすむハシブトは動物食傾向、里に住んでいたはハシボソ植物食傾向が強いということ。森がなくなってきたので、ハシブトガラスも里へ進出。そのためハシボソガラスは数を減らしているとのこと。
また、カラカラカラカラとなくのでカラスという説が有力ですが、漢字表記では烏と鴉の二つ。
「鳥」の(白)部から線は象形文字・鳥の目。黒くて目があるのか無いのかわからないのでその線が消されたということ。これは笑えます。しかし、鴉はもっと笑えます。カラスは「がアーがぁー」と鳴く鳥である、「ガ」と発音する漢字を当てておこうと言うことで「牙」が当てられた!

IMG_7041
もう一つカラス雑学、鴉をあてるのはハシブトガラスだとか。

夕景の阿蘇海、、、

IMG_6943

(上  府中にしがき裏から 撮影日時 2015/01/25 17:09)

のんびりと泳く゛鴨。

IMG_6945

て゛も、君し゛ゃないんだよなぁ、、、!

♪淡海乃海 夕浪千鳥 汝鳴者 情毛思努尓 古所念♪

ここに千鳥がいれば、,と思ったところ、いるじゃありませんか,足下の浜に!

IMG_6936ふ

さて、この千鳥、イカルチドリ、、、なんでしょう!

コチドリは目の周りが黄色い、シロチドリは首の黒い環が切れているし、ということですから。

IMG_6935

千鳥。鳥は鳥ですが、「千・ち」は、たくさんのという千という数を根拠にするという説とちちちちという鳴き声説とがあります。しかし、ここは「夕波千鳥 汝なが鳴けば」で、鳴き声説でしょう。

木の周りが丸くすり鉢状に融けた穴。

IMG_6996

生きている木fは、樹液の糖度をあけ゛て凍結防止の対策をとっているうえに、黒っぽい樹肌は光りを吸収するので温度はあがります。そうすると木の周りから、雪が丸く融けていくというわけです。雪の森もすこし暖かい日が続くと木と雪の隙間が、大きく広がって、木の根が見えるようになります。ウサギやリスなどの森の生き物の住み処、隠れ家にもなります。こういう状態を「根びらき」と呼んで春への歩みとしています。

IMG_7005

(↑ うさぎの食痕)

さて、家族旅行村→岳山山頂→木子のコースを想定している2月15日スノーシューウオーク。ウオークといえども歩くのは冬の山、安全第一。ですから、大切なことはお客さんのさまざまな体力行動力を想定しその安全を、複数の目でさまざまな条件の時にチェックしてそして、スタッフみんなの共通認識にしておくこと!

IMG_6986

そのためには歩いて歩いて、,,(^.^)

①家族旅行村→岳山山頂 オーケー
②岳山山頂→木子 谷筋の見極めをさらに行う必要あり

IMG_6988
ところで、バック‐カントリーと最近よく言います。これは、back country。意味は「田舎。農村地帯。また、僻地。※」それってなんでもない、世屋の里のことではないですか、と言うことなら、「京のback country 世屋の里」、「宮津・天橋立のバックカントリー」という言い方も間違いではない(^.^)

IMG_6998
さて、「京のback country 世屋の里」の、バックカントリースノーシューウオーク、

このまま、根開きの穴が大きくなってもらう訳にはいきません、カムバック cold wave(^.^)これからのもう一,二度の寒波の訪れに期待します。

消え残った雪が模様をまだらに描く里の夕暮れ!

IMG_6972
◆安達太良は 夜雲被(かづ)きぬ 斑雪村   石田波郷
雪化粧した銀世界とはだらの雪模様との間のいきつもどりつを、京の雪国せやのさとは、幾度くり返すのでしょうか、、、

IMG_6965

そんな春へのもどかしさを表す言葉。美しい日本語の一つです。

◆斑雪照り 山家一戸に 来るはがき      鷲谷七菜子

IMG_6961

◆はだら雪 踏んで病馬に 藁を足す      法師浜桜白

◆千枚田 今日の風舞ふ 斑雪       藤木洋良
blog.livedoor.jp/toyosandes-toyosandes/…/1668095.html

◆ほの白き 夜の斑雪の 上をゆく さびしき音は 疾風か人か.  岡部 桂一郎
maruta.be/waqoo/425

さて、世屋の里、、、、銀世界が美しいのはどこて゛も、けれども「はだら雪」も美しいところはそうはありませんよ(^.^)

IMG_6947

◆斑雪山 半月の黄を 被るなり  大野林火

 

下世屋 山口神社

IMG_6867

そこに掲げられた句板、、、、

IMG_6875

「昭和丁丑正月」 これは、昭和「ひのとうし」と読みます。
さて、丁丑。これは、なにかというと、十干十二支(じっかんじゅうにし)による数字の表し方。

十干とは、甲(こう)、乙(おつ)、丙(へい)、丁(てい)、戊(ぼ)、己(き)、庚(こう)、辛(しん)、壬(じん)、癸(き)。十二支とは、子(ね、し)、丑(うし、ちゅう)、寅(とら、いん)、卯(う、ぼう)、辰(たつ、しん)、巳(み、し)、午(うま、ご)、未(ひつじ、び)、申(さる、しん)、酉(とり、ゆう)、戌(いぬ、じゅつ)、亥(い、がい)。これを組み合わせると、60通り。この組み合わせを一巡するとめでたいというので、還暦の祝いをします。

ちなみに、十干十二支の組み合わせの一番は甲(こう)子(ね、し)。それは大正13年のこと。つまり甲子園球場は大正13年に完成ということです。そして、丁丑 ひのとうしは14 番目。 昭和丁丑は昭和12年ということになります。さらに、今年平成27年は「乙未 きのとひつじ」です。

奉納された俳句、、、、、、

朝霧の 昇り初めける 谷間かな
枯れ野道 山の鼻まで 続きけり
音立てて 馬屋騒がし 蚊火の宿
春の雨 片側濡れし 大欅

八百万の神々が宿る自然を謳うこと、それは、神への感謝と賛歌。句会は神聖な儀式でもあったわけです。

IMG_6883

それにしてもピタッと焦点のあった秀句たち。往時の里の文化の豊かさが偲ばれます。

川の水源で白く輝く岳山。

IMG_6812

その尾根をスノーシューウオークで歩きます  ここ数日温暖でした。ずいぶんと水が個体から液体に変化しましたけれど、びくともしないのが山の尾根部。スノーシューウオーク、待っているよというかのようです。

IMG_6816
さて、そのスノーシューウオークを「雪上散歩」といいます。
「戸隠に雪上散歩に行ったときの話しをさせてください。」とエーザイ株式会社PR部荒川啓子さん。
「ツアーでは早春の陽だまりの中で積もった雪の上をガイドさんの説明を聞きながらスノーシューでのんびり歩きました。普段歩けない樹林の中の冷たくもさわやかな空気、日ごろ間近に見えない木々の上部などを間近に見たりとなかなか気持ちのよい散歩になりました。ガイドさんは、この山にいる動物の痕跡(足跡、木々についた熊の爪あと、キツツキのつついた痕など)を見せ、植物や動物について詳しく話をしてくれました。※」
2月15日には、戸隠高原のバックカントリーと同じ世界にご案内出来ますよ。

IMG_6857
「さらに雪上での3時のお茶をサービスするなど心配りも充実で、すばらしい雪の世界に導いてくれました。」

がんばりますよ(^.^)

※薬草に親しむ-熊とクマ笹と水芭蕉 – エーザイ
www.eisai.co.jp/museum/herb/familiar/bear.html

 

タチアオイの花で吸蜜するハナバチ。

IMG_8842

さて、チョウやハチのように花粉を媒介し実を結ぶその役割をする昆虫は、ポリネーターと呼ばれます。

あかつめく゛さて゛蜜を吸うハナバチ。

IMG_9059

「日本では農地の単位が小さく、廻りにはモザイク状に自然の緑も多かったので、少し前までなら、そういう所に自然の様々なポリネーターがいて、私たちが気がつかないうちに、花粉媒介をしてくれていた。」と日本養蜂協会。

ウツボ草の蜜を吸うハナバチ。

IMG_8949

無心に蜜をあつめる一匹一匹か゛ことほどさように大切な存在なのた゛としげしげとながめてしまいます。

けれども、そのポリネーターたちが、「減少の一途」、「益々深刻」と一般社団法人 日本養蜂協は警鐘を鳴らします。ポリネーター利用実態等調査報告書 (平成26年3月)にいわく、「近年、地球規模の問題として、生物多様性の急激な減少への対応が求められているが、花粉媒介を行う訪花昆虫(ポリネーター)も減少の一途をたどっている。昨今では施設栽培のイチゴなどはもちろん、路地栽培の野菜や果樹においても、人工的に管理されたミツバチのようなポリネーターへ依存しなければ立ちゆかない状況が、益々深刻となっている。」と。

訪花昆虫(ポリネーター)と農業の関係、実態、減少の原因をあきらかにして、対策を強くうなか゛しているこの報告書、なかなかのよみものでした。

モンキーアゲハいわく、

IMG_7076

「みんなによんでもらってくれ」と。

 

二時間前からの経過と六時間先までの雨雲の動き予想を見せてくれる日本気象協会 tenki.jp

large[3]

今日は、日本海に湧いた厚い雨雲の大きな塊が丹後半島を西から東へ横切っていく様子を見せてくれました。

IMG_6741

雨脚の実感と色分けで現される雨量とがぴったり。すごいもんです(^.^)

IMG_6729

そういうことで、さしもの太陽もお手上げ!

けれど、雨雲の無数の雨粒にぶつかりながらようやく届けてくれた光りで見る世屋の里の美しさ、

IMG_6742

しびれました、、、おかしいですか!

« Older entries § Newer entries »