宮津エコツアー · 世屋・高山ガイド部会

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世屋・高山ガイド部会の活動ブログ

今年初の強い寒波の日、浮き上がる沓島。

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対馬暖流と冷たい空気とが作り出すいわゆる逃げ水現象です。

この沓島には「大本開祖修行の地」の碑が建てられています。開祖とは出口なお刀自のこと。時は日露戦争のさなかの明治三十八年、日本海海戦の年。11日間、この島に籠もり、水行された、目的は、窮地の日本を救う神がこの島に押し込められている、その神の名は「艮ウシトラの金神コンジン」。沓島は、綾部から見て「丑虎の方角」北東に当たります、この島に封じ込められている金神におでましねがうことということだったと伝えられています。

浮く島!これもかんがえてみれば不思議な現象で、この島には、なにかある!と考えられたのかも知れません。かって、おれは宙にうくことガできるといったかたもいらっしゃいました(´・ω・`)

その修行を終えた2日後に,バルチック艦隊との日本海海戦があり、その結果は周知のこと。その後大本教の持つ立て替えの思想が反体制と時の権力ににらまれ、弾圧を受けます。昭和十年のこと。

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その後日本は、太平洋戦争に、、、、何の変哲もない島ですが、日本の葛藤の歴史の深奥に踏み込む鍵を秘めて浮かんでいます。

冬期湛水水田に映る夕日。

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「田水張り天地一つに融け合える」

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まさにぴったりの明田の夕暮れ!近藤克さんとおっしゃる方の句です。
※現代俳句一覧 Weblio辞書www.weblio.jp >
ただし、「田水張り」、この作業は本来は、春。田植え前の作業です。秋に荒起こしをし水を張って冬を過ごす冬期湛水水田。生き物にも優しい農法の一つとして広がっています。だから「田水張り」は、晩秋の季語にもなっています。。

ちなみに近藤さんの他の俳句。

□厨にて菜の花咲かす男世帶
□枯野には戰の過去が立っている
□死をねがう妻の介護や遠南風
□殺伐のニュース味噌汁の冷すする
※現代俳句人名事典 Weblio辞書www.weblio.jp

黄葉したイチョウの葉を「金色のちひさき鳥のかたち」と見立てたのは与謝野晶子さん。

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大宮南小のイチョウです。
気象台が黄(紅)葉日及び落葉日など生物季節観測の対象としているのが、カエデとイチョウ。

その観測では、「東京のイチョウの黄葉は、年々遅れる傾向にあります。図は東京の黄葉の観測日をグラフにしたものです。傾向として近年は50年前に比べると、およそ半月以上も遅くなっていることが分かります。昔に比べ、朝晩の冷え込みが弱まってきたのが原因のひとつと言えそうです。東京の黄葉の平年日(1981年からの30年の平均)は11月20日と今日です。気象台の方にお話を伺ったところ、色づきは始まっていますが、見ごろにはもう少し時間がかかり、今年も観測は平年よりは遅れそうです。」ということか゛わかるのだと気象予報士の吉田友海さん。※イチョウの黄葉前線、西まで 日本気象協会 tenki.jp/forecaster/diary/t_yoshida

さて、このイチョウの黄葉で丹後のイチョウ黄葉の動きで不思議に感じていることが一つ。桜前線は北上、山でいえば麓から咲きのぼってきますよ、ね。紅葉前線は南下しますね。例年の見頃情報を比較すると、、□日光いろは坂・10月中旬~10月下旬□京都東福寺・11月下旬~12月上旬□鹿児島大隅湖・11月下旬~12月中旬
北から南へ山の高い所から低いところへ、、、動くのだと思っています。ところが、日置や岩滝のイチョウは盛りかピーク過ぎなのに、上世屋のイチョウは黄葉始まる!

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朝晩の冷え込みが黄葉を左右するということなら、今年の上世屋は冷え込みがないということなのでしょうか、、

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、ということは、今年の冬は「少雪暖冬」かもしれません。それにしても、観測とデータの蓄積は、だいじですね。

秋のお花展!

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花器はそれぞれだけども、ナナカマドの紅葉とツルウメモドキのしなやかな蔓と紅色の実、黄色の大輪のキク花、古い梅の木枝、その他素材は共通。それぞれの花器に思い思いの世界を作り上げていらっしゃいました。

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1つ1つ大きな作品ですので、見応え充分。

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そんな作品がいっぱいに並べられている会場は、さながら秋の山。目のいい保養をさせていただきました(^.^)

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ところで、紅葉は10年に3日おくれてきているのだといいます。30年前より約10日ずれてきていると。原因は地球温暖化(´・ω・`)このままだと、モミジの盛りはクリスマスになるかも、、そんなことをカーラジオがしゃべっていました。

カニ解禁!

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丹後路はいよいよ冬、カニバスで賑わいます。

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(↑ やまいちさん)

一方、柿、今年は生り年!

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(↑ 日置)

この干し柿、今500個、きょねんは800個つくられて今年もそれくらいはと考えておられるのだそうです。ふぁいてぃんぐすぴりっとの旺盛な方です!
さて「カニと柿は食べ合わせ」というのは、誰がどこでいいだしたかわからないけれど、とくに根拠のない冗談と思っていました。かってはトロ箱で売りに来られてましたし、柿もおやつだった時代、なにごともなくすごしてきたものですから(^.^)こんな土産ウマいもののどこが食べ合わせだ、なったらへんなったらへんと!

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けれど、火のない所に煙は立たないとも考え直して調べてみましたところ、食に関する伝承の一つ合食禁(がっしょくきん)というのがある、

中国の宮廷食思想のひとつで、おかした料理人は処刑されることもあったというきひ゛しいもので、カニと柿もニンジンと大根、ウナギと梅干し、などとともにその一例と分析されているサイトを見つけました。

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それによると、、、
「傷みやすいカニと、消化の悪い柿の組み合わせ。蟹も柿も体を冷やすので、一緒に食べると身体を冷やす。冷え性の人は症状が重くなるので、要注意。また両者は、山のものと海のものの組み合わせでもある。昔は両方を一緒に食べようとすると、食材を調達するまでに時間が要して、どちらかが傷んでしまう場合があったため、食中毒の戒め。」

絶対にやってはいけない“危険な食べ合わせ

matome.naver.jp/odai/2134309595476064201

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ははあ!カニも柿も寒くなる時期の物ですから、まあ納得はしました、気をつけるに越したことはないということです、、、

オオサカへいきたいんですって

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残念 わたしは世屋へいきます(^.^)
ひとりはスペイン系アメリカ人、一人は香港人。関西空港からの旅立ちなのでしょうか。
それにしても、籠神社前の様子が国際的になったのを感じます。

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バス停にも新たに「海の京都」路線用のがもう一本。

さて、この事態に世屋の里はどう対応するか、一つは、言葉かも。日本海側を「海の京都」とし、裏日本という暗いイメージを払拭し、海という大きな明るいイメージを掘り起こすことに成功しています。京都府景観資産、日本の里100などに選定され、京都、日本といったハイレベルでグローバルな内容を持ってはいます。天空の里とも名のっています。しかし、グサッと入る言葉ではない、言葉が錆びています。

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「日本の隠れ里・上世屋」「霧に抱かれる京の隠れ里・世屋の里」<<<<<色々考えていかなきゃいけません!当然それにあわせた中身の整備も、,,(^.^)

野山の木々はシンガーソングライター!

柿!

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萩!

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秋をうたう無数の歌い手のなかで、私のごひいきはこの方、

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世屋街道は下世屋を過ぎて、一人地蔵さんと世屋姫さんの間くらいのところ、浅谷から中郡境に向かって空の開いたところでモミジしている風情は、哀愁を帯びたテレサ・テンの歌声のようです(^.^)

ストトン節、昇進、栄転、新築、結婚、出産等々慶事があれば喜びを分かち合って何かにつけて唄われた祝い唄です。

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♪ストトンストトン 上世屋の里に松植えて、一の枝には世屋高原休憩所 二の枝には合力の家 わしもなりたや三の枝 ストトンストトン♪
さて、こちらも、、、ビフォー

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アフター

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さびさびのトタンに看板を貼りつけてもだれもみんぞと大工さんが冷やかすので(^.^)

ついでに、床のつっかいガ外れてかたむいていた部分もジャッキアップ!

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ついでに、、、(^.^)

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ガイドの会の事務所をかねるとともに来年3月28日よていの 「世屋の昔話を楽しむ会」の会場になります。

霧が登ってきました、

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しずしずとブナ林へのぼって行かれます。撮影は12時20分ころ。

天空の棚田といった風情をつくり出す霧の山登りはこの時間に意味があります。

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世屋の里は若狭湾から8キロ、標高4~500mに位置する高原の里です。
若狭の海に昇ったお日様はうみも山も照らし温めて下さいますが、海水と陸では温もり方に差があります。温まりやすく冷めやすいのが陸、その逆なのが海水。
その理屈を、こう説明して下さっています。
「海陸風は陸地と海の比熱の差から発生します。海のほうが陸地より比熱が高いため温まりやすく冷めにくいです。 なので日中日射によって海と陸の両者が暖められると陸のほうが相対的に暖かく海のほうが相対的に冷たくなります。陸上の暖かい空気は密度が低く低圧となります。海上はその逆で高圧となり高圧部から低圧部への流れが発生します。」
※山風と海風について、どういうものなのか事例を教えてください。 – Yahoo …
detail.chiebukuro.yahoo.co.jp > … > 気象、天気 –
海風が、標高400mに昇ってくると、気温は2~3度下がりますから、空気の湿度の高い時には結露するというわけです。山登りし天へと向かった海風は、さらに上空で冷やされて、ぐるぅと海へと降りていくということですから、海山里がつながっていることを大気の循環も、教えてくれているということです。

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上世屋の里は、海風の通り道を避けるところにつくられていると言うこともガイドのしどころだと思います。頻繁に霧に包まれるようだったら、湿気て湿気て、、、(^.^)

え?

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すいません!

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この  「伊根湾の舟屋群」と「上世屋」ウォーク の企画は朝日旅行。

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ちなみにつぎのようなコンセプトです。
『「にほんの里100選」に選ばれた「伊根湾の舟屋群」(京都府伊根町)と「上世屋(かみせや)」(京都府宮津市)を訪ね、里の人々の伝統的な暮らしに触れる野外セミナー。海上タクシーから家並みを眺めるほか、舟屋内部も見学。地元案内人と笹(ささ)ぶき屋根集落のフットパス(里道)を歩きます。宿は橋立ベイホテル。日本の宿・茶六別館での昼食も楽しみます。
◇11月4日[火]~5日[水]の1泊2日。添乗員同行。2人1室か男女別相部屋6万7800円(東京駅発着の1人当たり。1人1室利用は2千円高)。北近畿タンゴ鉄道宮津線天橋立駅での現地合流・解散は各2万1千円安。定員24人
◇申し込み・問い合わせは主催の朝日旅行(03・6858・9811)。ホームページは「森林文化協会」「にほんの里100選」で検索を(森林文化協会提携)』という内容です。  ※    お知らせ>京都「伊根湾の舟屋群」と「上世屋」ウォーク – 朝日新聞デジタル www.asahi.com/articles/DA3S11344605.html

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それにしても、財布の紐はゆるくできない今時に、里の人々の伝統的な暮らしに触れる野外セミナーとはいいながら東京から、、とも思いましたが、 京・里山・海・食、、、、海山がつながってそれぞれの里が成り立っていた!それを感じ、未来を想う事ができるという意味では、最高の組み合わせでしたから、籠神社の神様はじめ、丹後の山海の神様も意気にかんじて最高のお天気をもうけて、お待ちしておりました(^.^)、

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フットパス(里道)では、K君が里中と伝承技術と里山広葉樹林の3コースを設定してくれて、ガイドの会は岳山展望台を目指す里山広葉樹林のフッとパスを担当。

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すんだ秋晴れの空、若狭は越前海岸から丹後丹波但馬伯耆の国々を見晴るかすことのできました。

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茶六さんでも秋の里海里山の恵みを準備しておもてなしされたのでしょう!

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