シリアゲムシがお食事しているのはモリアオガエルの卵塊。
訳あってニシガキ袋の中で産卵してしまったのを水溜の縁においたら、シリアゲムシがやってきたのです。
群がっているように見えますが、お食事しているのはメス、オスはその間に交尾するのです。ちゃっかりしっかりしています。英語名「スコーピオンフライ」
世屋・高山ガイド部会の活動ブログ
ササユリ。6月の野の御姫様。
色目といい香りといい花姿といい心理的に格別な印象を刻むものの一つでしょう。そこで、ササユリチェック
1 ご神花とする神社
大和一宮 大神神社(おおみわじんじゃ)。三輪山を御神体として、大物主神を祀ります。。
ちなみに丹後一宮籠神社のご神花は「藤」…
2 群生を取り戻した観光地
高山市荘川地区はじめ、各地に地域住民の方が保護育成につとめるササユリ園があります。中でも「すごいね!」は、豊橋市伊古部町の「ササユリの里。
そのHPからの引用。
「渥美半島にササユリはたくさんあったそうです。薪を燃料にしなくなり、山の木を切らなくなったためササユリに適した環境が失われ、近年はみられなくなっていました。平成5年の初夏、かってササユリが群生していた伊古部町の太平洋岸の山中で1株のササユリを見つけ、色々調査・研究しそのササユリから種を取って7年、大切に育てた幾つかの球根を海岸近くの山に植え、草刈・消毒などをこまめにこなし平成15年ごろには多くの花の咲く「ささゆりの里」になりました。保存会の活動のおかげで、伊古部町南椎ノ木谷1-1の山にササユリがたくさん咲いています。毎年6月10日前後の土曜日と日曜日にササユリ祭があり, 観賞者にお茶のサービスがあり,夏に咲く草花の苗や鉢植えのささゆりも販売します。」“一株から種を取り栽培をはじめ10年かけた!すごいじゃん!”です。
植物ですから栽培はできます。しかし、コスモスやナデシコのように種を播くと次の年には咲くと言うものではないのです。
3 栽培研究
「秋に実ったササユリの種は翌年の秋に地下で芽を出します。夏の暑さを30日余り、冬の寒さを20日余り体験しないと発芽しません。 オニユリは翌春発芽するのに対し、ササユリは翌々春でないと発芽しないのです。」と「ササユリ研究博物館」さん。小さな種から根をだし芽をだし球根を太らせて初めて花をつけるまで5~8年を要するというのです。

さて、ところで、その「すごいね」への挑戦がじつは丹後でも“あそこ”で始まっているのです、、、こういうあたりが、、、ほんとの【丹後の秘密】なんですね。
6月14日夜に、参加者が自分たちでツアーを企画する「秘密の丹後 ひらけごま」が、天橋立ユースホステルで開催され、早速翌日に「里山」編が上世屋で行われました。
京都新聞記事(平成26年6月16日)を転載させていただきます。

ヨイショヨイショ、、、そうつぶやきながら千代子さんは仕事されていたそうです。芋茎畑に埋もれるほど小柄でなお腰の曲がった老農婦のつぶやきを、「藤織り」を伝わってきた世屋の里の風土に返そうと試みていた井之本さんが聴き止めました。
それが、山里の風土に人生を置いて生きた千代子さんの暮らしを見つめ、活写した写真集のタイトルになりました。撮影シーンにまつわる説明も貴重な現代人へのメッセージ。「合力」と「ヨイショヨイショ」は丹後を読み解く二大キーワードなのかもしれません。

限定印刷です。ガイドの会に10冊融通していただいています。頒価1300円です。
山の里も現代社会に浮かんでいます。哀しいことも少なくないはずなのに、みじんの暗さも感じないのは、自然と共にあるかぎり生きていけるというるスタイルに支えられているからでしょうか。坂野石油においていただいた分を手に取られたお客さん、2冊求めていかれたそうです、、「これみたらなんにもいえんわぁ!」と。
連絡・問い合わせは 080-2517-6999 へ
森本たんぼにコウノトリ三羽。
さて、コウノトリも漢語系の言葉のようです。『日本語源広辞典』ミネルヴァ書房 2010 とか『語源辞典 動物編』東京堂出版 2000 には「鸛は中国語で、「鸛、カン+の+鳥」が語源。ンの表記のないころの日本読みで、コウと読んだ」とあると言うことです。鸛鶴コウヅルとも呼ばれていたといいいます。
コウノトリの舞うことが当たり前の光景だった、そのころは「コウノトリ」でなく「ツル」と呼んでいたとは古老の方のお話。と言うことは、ツルにまつわる地名や物語は見直す必要があるのではないかという問題が生じます。そのことに「コウノトリ物語第4話|コウノトリCSR|JX日鉱日石エネルギー」が触れています。つまり「コウノトリの恩返し」だったのではないかねと。興味深い指摘でした。
山に笹ユリの香り、、
車のライトにぼおっと。私をのせていってくれないかしら、、、ここでおろしてと言われたところは木子峠の蛇橋。彼女の座っていた座席は濡れていた、、、怖い怖い(^.^)
川にはアユの香り、
ちなみに「鮎」と書けば中国ではナマズのこと、アユは「香魚」と表記されているとのこと。。その香り方で河川の水質がわかるんだそうです。アユと言えば水質のいい河川と思いますが、スイカの香りが水質の良い河川、水質が落ちてくるとキュウリの香りにかわるんだそうです。

世屋川河口付近、水は少なくても生育は順調のようです。
さて、日置の川でアユが泳げるのは世屋の山のおかげ。
山の畏友に「貢ぎもの」に持っていったら、ちょうど畑でニンジンの間引きの最中。これ持っていけと。

無農薬・有機、草マルチ栽培ですから香りの高いこと。ニンジンらしいオーガニックなニンジンでした
日置のアユが笹ユリ香る山の畑のニンジンに。人口急減期の里山資本主義のキーワードは「物々交換」だとか。点と点と点を結んで面にすること、エコツーリズムの課題です。
ところで、降海後のアユは、河口から4キロ範囲にとどまっています。鮭のように大回遊はしません。まあたんぼのカエルのようなものです。つまり海の生態系の基本生物。その生き物を大事にしないと豊かな生態系にはなりません。だから、アユの遡上を妨げている堰堤は農業者の問題でもなく、漁業者の問題でもあるわけです、、、宮津は今選挙。原発も,集団的自衛権もマルシェも借金も大事です,加えてこういうところにも目をむけてがんばるという候補者がいらっしゃったら、かげながら応援させてもらいますよ(^.^)。
一面にイチョウウキごけ。
水田雑草です。旺盛な繁殖力は米作りの大敵。けれども、除草剤にはからきしダメ。今では楽園を追われてわずかにひっそり生きる「メダカ」の雑草版iになってしまいました。保全が必要なのです。狭いけれども、地域力再生助成のおかげでここはあんたの世界
それにしても、スイレン鉢、大型のものをあと八コおきたいですね、
そうしたら「藤棚の下を「棚田のビオトープ」に変身させることができるじゃないですか(^.^)悪いですけれど,単なるフジ棚なら保育所の砂場と変わりません。差別化できる可能性は大きいのですから、ここはチャレンジ、しかないでしょ、どなたかお譲り頂ける不要のもの、お持ちの方いらっしゃいませんか。
秘密の丹後4回シリーズ1回目 お題は「里山」。
里山、人と自然との関わりの舞台として丹後の基本です。位置づけはグー!そして、頭出しとして「藤布と再生の経過」の紹介、これもグー。
グーの連続ではあったのですが、中でも、最高と思ったのはこれ!
大槻さんのロールケーキをメーンにして、,,。抹茶とハーブとココアをつかってのディッシュアート。
里山の美は曲線にあり、自然と人間の関係を見れば、妥協折り合い屈服、粘り、不屈、、、の連続。それを「形」にすれば、「曲線」にならざるを得ません。その典型が円、思想として表せば「和・輪・環・和」。里山の形と哲学を一皿に置いたセンスと技量はただものではありません。
、、、、じゃなかったでしょうか、下世屋の新人さん、睡眠時間を削ってまでご参加お疲れ杣でした。
それにしても、 ユースは地域にどんな役割がはたせるか、橋立ユースの積極果敢な試みが際立っています。このあとも楽しみです。
ちなみにこのディッシュアートは、宮津の「もぐもぐ」さんの作。