宮津エコツアー · 世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会の活動ブログ

三重はさかとこの鉄橋横のコブシが満開!

IMG_1688

ともかく白い。

IMG_9266

、、、、違うでしょ(`ヘ´)

何が?

、、、、とぼけてもダメ、これモクレン!

さすがお目が高い、画像をとりちがえたんですよ!

それにしても、わたしは小保方さんに期待したいんですが、誰が二時間半の針のむしろを耐え抜けますか

あの姿こそ「ナデシコジャパン」です!

それはそうと、コブシには花の萼の付け根に葉っぱが付いてるんですよね。

IMG_1909

「まだ昨日を知らざる白さ花辛夷  鎌倉佐弓 」

「昼月のまぎれて高き辛夷かな  山田みづ」え

他の木々の芽吹きに先駆けて咲く花の白さ!

♪白い花が 咲いてた ふるさとの 遠い夢の日 さよならと云ったら 黙ってうつむいてた お下げ髪 悲しかった あの時の あの 白い花だよ♪  京丹後市出身の作曲家田村茂さんの手になる歌の「白い花」の有力モデルの一つでしょう。

IMG_1704

一方でこの花の別名、「田打ちザクラ」。

仕事しごとしごとと、ちゃんちゃんとこなしていかな食べていかれへんで!と野に追い立てる花です。

「塗りたての畦のまばゆし花辛夷  岩井善子」

IMG_1852
それにしても なぜ日本の鉄道のように 時期が決まっていて正確に反応するのか!
そのメカニズムについてそれは、日照時間の変化を測る働きをする色素があるからだとと、はいばらきくお先生( 東京農工大学 農学部教授 森林生態学)はおっしゃいます。「フィトクロ-ム」と名付けられているそうです。
それにしても最近とみにその「フィトクロ-ム」の劣化を感じております。

IMG_1747
世屋の山腹を白く染めるのはタムシバ。薪炭などに切り出したあとの生えています。

※ 俳句はいずれも俳句会 大呂俳句会のサイトより

 

八重紅枝垂れと向こうは桃、

IMG_1283

京丹後市では桃と桜の同時花見<贅沢な組み合わせです。

一方世屋の里では、梅と桜の同時花見、

IMG_1648

これもぜいたくでしょう(^.^)

暖かい日が続いたので実現しました。

学校桜も

IMG_1618

笹葺き桜も

IMG_16141

千代子桜も

IMG_1655

ほぼ満開!

ラッパスイセンたちも満開。

IMG_1264

若いツバメも帰ってきてさっそく巣作りの仕事です。

IMG_1586

運転手さんにびっくりされました

IMG_1361

「このバス、伊根へはいきませんよ、世屋ってところにいくんですよ」

IMG_1371

いいんです、いいんですその世屋へいきたいんです!

IMG_1380
わたし、宮津市えこつーりずむすいしんきょうぎかいせやたかやまがいどぶかいのもんです、こちら橋立ユースのペアレント。世屋の里観光に定時運行が復活した世屋バスが活用できるんじゃないか、とモニターしたいんです、と説明して納得していただきました(^.^)

以下そのモニターのフォトレポート
1 出発 車窓は♪岬巡りのバスは走る,,,の気分

IMG_1383

2 運転手さん そこの信号左に曲がってください(^.^)

IMG_1384

3 まず畑へ向かいます

IMG_1389

4 「かわいと」というんですよ

IMG_1394

5 畑の里は紙漉きの村

IMG_1397

6 下世屋の旧道に入ります

IMG_1407ぬ

IMG_1410

8 うわー絶句

IMG_1408

9 世屋新観音様で下車、ここから下りのウオーク

IMG_1423

10 昔々海の漁師さんが山をみて毎夜毎夜光るものがあると不思議がって、、、と里の由来を語りましょう

IMG_1426

11 天の橋立がどうしてできたかお話ししましょう

IMG_1436

12 おおー 絶景 ここでね股のぞきするんですよ

IMG_1439

13 うわぁ ただ絶句

IMG_1462

14 イチリンソウ

IMG_1487

15 世屋姫さんで拾ってもらいます

IMG_1501

16 帰りも旧道を回るのが嬉しい

IMG_1504

17 裏参道を通って橋立ユースへ

IMG_1505

18 仕上げはつるやさんのソフトクリーム

IMG_1513

【感想や意見】
◇遠足気分で出かけられる
◇自家用車とは違う目線で見られる
◇天の橋立の奥の院が見られるのは贅沢
◇里の生活域を見させてもらうのは事情のわかるガイドが不可欠

◇お弁当、里山おにぎり弁当、作ってもらえますよ
◇ガイドも神社前から同乗し「バスガイド」をしましょう
◇10人定員のミニバス。生活バスだからツアーでいっぱいのってしまうと本末転倒になるので最大5人としましょう。最少催行は3人!料金はバス代往復400円。ガイド料一人1000円保険込み 弁当600円 お茶別 そんな見当かしら。
◇天の橋立+ワン、日帰りにも滞在型にもどちらにも新しいオプションが可能になる
京阪神発→午前・橋立観光→自家用車利用のお客さんはユース駐車場可能→午後・世屋「感光」→ワイナリーさんやまいちさん買い物などへ

◇小さいバス、狭い道、一つとして同じでない段々田んぼ、野の花、きれいな水、、、みんな二度と作れない、ここに来ないと見られないそんなものばかり、、そうそうそれが人の命と自然の命とが共振!というエコツアーなんだね

♪光る海と風騒ぐ山が近くにあったとて
足早に通りすぎりゃ壁に飾った絵と同じ
追われる暮らしがいやだといった
君よ 僕らとこの「世屋バス」にのれ
※ 川北亮司さん『この汽車にのれ』より

運転手さんには、たいへん配慮いただきました。ありがとうございます。もう一便、増便できるぐらいにがんばりますから、よろしくお願いします。

※ O様 ざっとこんな感じでしたね

♪氷解け去り葦は角ぐむ。さては時ぞと 思うあやにく
今日もきのうも 雪の空。今日もきのうも 雪の空。

ススキや葦やショウブの顔を出しかけた芽の鋭く尖っているのを「角」にたとえて、「角ぐむ」という動詞が生まれたと言うことです。

さて、それから季節は進みました。世屋の里ザクラは八分咲きでしょうか。

IMG_1623

葦の芽もかなり成長して、現在、靫にさした矢のようになってます。

IMG_1061

地下ではどうつながっているかといいますと、、、、、。

IMG_1063

新しい地下茎はアスパラガスのような美しさでその先端の鋭さといったら、一見の価値のある感動ですよ。

IMG_1369

今度、定期バスに乗って世屋にこられるお客さんにはそれ、お目にかけますよ(^.^)

冬木立のままの林に差し込む4月の陽光にまず反応するのがこのかた、

IMG_1100

オオカメの木。スイカズラ科のガマヅミの親戚です。さて、このガマヅミの語源は、「神つ実」と言うのだそうです。春の林の蘇りのシンボルのようなオオカメの木の花を見るとカマとカメも同じ語源、神だとわたしは、あらためて確信します。

IMG_1132

また、この花は山の里の農作業暦花の一つです。 雪解けとともに花咲くフクジュソウやネコヤナギがヒガンバナ 畝を覆う白い花をタネツケバナ すこし季節が進んで咲きます。畑もたんぼも忙しくなります。この花を「ヨメナカセ」 と呼んだのは、「家族みんないっしょに苦労を分け合うのだけれど特にこの時期は仕事が集中する、よめさんは理解されにくい特有のえらさ辛さもあるからそこをよくみて労らないとあかんで」という自戒の意味があったに違いありません。

IMG_1106

だって、嫁さんにけつまくられでもしたら、たちどころに春の仕事はすすまなくなるわけですから(^.^)

花の都は夜のとばりの下りた堀川通り!

IMG_1254

「世界遺産二条城・夜桜のライトアップ」たまたま、この看板の前で信号が赤。

寄っていくか!

IMG_1253

ので車をUターン。以下、フォトレポート。

IMG_1206

IMG_1211

IMG_1217

IMG_1223

IMG_1230

IMG_1231ぬ

IMG_1239

IMG_1232

IMG_1244

ええもんみせてもろて目の保養させてもらいました。

そして、お土産は!

10

IMG_1251

左寄り、緑の包み、フキノトウの佃煮、、、なんでやねん(^.^)

丹後のみなさん、京都に「京都」があるのをごぞんじですか、、

たんごから二時間!

自動車道延伸効果で近くなりましたよ、、、、、なんだかどこかで聞いたような台詞。

おやおや、「念ずればさん」今日は世屋へおでましですか

IMG_1143

ええ、 新フキ味噌ができたときいたものですから。

IMG_1075

ここのフキは雪の下に長いこと空ネールからなのでしょう、とても土産オイしいのですよ(^.^)

と言うことで、世屋加工グループ「はなうた」さんの2014の新フキ味噌,

IMG_1192

今日から橋立ワイナリーなどへ出荷。頒価350円。

 

 

初めて!

IMG_0879

というかたもあるいはいらっしゃるのではないでしょうか。炭焼き小屋です。炭焼きの煙なのです。つまり今、窯の中で木が燃えているということなのです。

IMG_0873

ここは、世屋高原、広大な落葉広葉樹林が広がる世屋高原!つまり、この林の木々の、エネルギーとしての活用が再び始まったということなのです!

日置の矢野さんたちが、農園の一角に昨年来取りかかっておられたものです。食糧とエネルギーの自給という持続可能な循環型の生活スタイルのモデルが姿をみせたことの意味は小さくありません(^.^)。

友人が空き地に二株植えた桃がほどよく成長し、木いっぱいに花をつけているのです。

IMG_0720
それがまた、紅白の対。

IMG_0719

白花にはピンクが混ざっているのです。

この花越しにKTRが走ったらいいとおもいませんか(^.^)

IMG_0804
ええ、念ずればなんちゃらとはこのこと、わしのこと呼んだかと言わんばかりに顔を出してくれたのです。

IMG_0751

丹後の春、沿線に花が咲く頃、鉄道ファンが、撮影スポットに集まります。

IMG_0777

ここも,新たなちょっとええ撮影ポイントになりそうです(^.^)。

桜って名優だと、えらいもんだとつくづく思います。

IMG_0089
主役はもちろんこなせるけれど、それにはこだわらず脇役に徹する、手を抜きません。

IMG_0138

(↑ 二枚 橋立ユース桜)
そうなのに、とうの主役がいなくなってしまったというところがとみに増えています。特に統合の進む学校。 かえって寂しさがつのります。
そんな中で 、ここ、平治峠の新兵衛地蔵公園。

IMG_0605

ここの桜には桜助演俳優賞と言うのがあるならわたしは贈ります。

さて、主役はこの地蔵様。

IMG_0624

『 合掌する姿で、高さ五・三メートル。台座も含めると約七メートルもある。文政五(一八二二)年冬、この地を支配していた宮津藩の重税などの圧政に耐えかねた農民が決起した「文政丹後一揆」が起きた。』
一揆前夜の様子を絵本『新兵衛じぞう』はこうつづります。「この丹後地方は、夏なのに雨ばかり降って、お米がわずかしか採れない年が続いた。それなのに、年貢米の他に、人頭税といって、七歳から七十歳までの人が、お金を納めなければならなくなった。百姓たちは、たべるものもままならず、産まれた赤ん坊もお母さんの乳が出ないのでやせ細るばかりだった。」

IMG_0665

『「義を見てせざるは勇なきなり」と、三万人とも五万人ともいわれる農民たちを率いたとされ首謀者の一人、常吉村出身の吉田新兵衛は、その責めを受けて処刑された。一揆の十一年後、新兵衛らの霊を慰めるために村などから集められた浄財で像は建立されたと伝わる。』と京都新聞ふる里昔語り137話。
その新兵衛さんが辞世の想いを託したのがこの桜の花。
「桜咲く さくらの山の桜花 ちる桜あれば 咲く桜あり」

梨の木舎の羽田さんもこのいきさつに関心をもって、こんなブログをアップされています。
「宮津藩文政百姓一揆」
『ときは江戸末期文政5年(1822)12月13日。歴史に名高い「宮津藩文政百姓一揆」、丹後半島・宮津藩領の120カ村が一揆をおこす。新兵衛じぞうは、その先頭にたち35歳の若さで打ち首になった義民・新兵衛(とそして一緒に強訴した為次郎、元蔵、大工長五郎)を祭っている。
この経緯が絵本になった。お地蔵さんにまつわる真相を解明したのが、安田正明、安田千恵子のもと小学校教師ご夫妻であり、『新兵衛じぞう』と同時刊行の『資料集 平智地蔵の謎』に解明にいたる古文書が掲載されていて、これもまたおもしろい。
新兵衛たちが処刑されたあと、近隣の常林寺と光明寺の和尚さんと村人が久美浜(丹後半島、天領であった)の代官・蓑笠之助に、お地蔵さん建設予定地の天領への変更を願い出ている。新兵衛たちを祭ろうと考えたが、宮津藩領では許可されない。天領にかえてもらおうとおもいたった。蓑笠之助――この名前にもエピソードがあるようだ――は一揆に同情的であったらしい。調査の上で天領への変更を許している。そして設立のための寄進は、近隣の村人や旅人あわせて7万5000人に及んでいる。多くの人の思いと行動が、おおきな地蔵さんをつくらせ、そしておおきなお地蔵さんであったことが村人の蜂起を今に伝えることになった。新兵衛さん、曹洞宗で、石門心学を学んだ35歳の青年は、不条理への抵抗の術を次の世代にどう引き継ぐか、胸に畳ん』だ想いを桜に託し浄土へ旅立ったと。

IMG_0679

先だってフランスのテレビが取材に訪れられたさいそのエピソードにいたく興味を持って取材されたということ。さすがに民権と自由の国フランス(^.^)

IMG_0602

原発、消費税増税、TPP、集団的自衛権、さらに温暖化をはじめ50年で江戸時代に戻るであろうとされる人口問題など新兵衛さんはどう思っていらっしゃるのでしょうか。

« Older entries § Newer entries »